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深川市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月5日

公共交通

2024年12月5日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「公共交通」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。

質問者
大前昭代 議員
答弁者
市長 田中昌幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 大前昭代

次の質問に移ります。公共交通について伺います。民間バス路線の廃止や縮小で自宅近くにバス停がない、いわゆるバス停圏外の人が北海道内で増えているといいます。高齢化社会の中においては、身近な公共交通の必要性は高まる一方でしょうし、公共交通の長期的な需要減はある程度予想されていたものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、一気に10年以上時間が進んだとの見方もあるほど深刻な状況であると言われています。道内では、人口減少の加速で民間では採算が取れない地域が広がる中、道内各自治体はそれぞれの事情を踏まえた新しい公共交通機関の姿を模索している現状にあります。本年第1回市議会定例会で市長が令和6年度市政の基本方針の中で、公共交通について、「地域の過疎化に伴う利用者数の減少や乗務員不足の現状などを踏まえながら、路線バスの維持確保に努めるほか、これまで実証実験としていたデマンド交通を4月から本格運行に移行します。JR留萌本線問題については、JR留萌本線沿線自治体会議などにおいて、地域にとって必要な代替交通などの検討を進めます」と述べられていました。深川市にとって市内路線バス循環線のほかに、ここで示されていた事前の予約に応じ自宅から乗降指定場所までの間を運行するデマンド交通は、現在納内経由菊丘線として、タクシー車両を用いて、他の利用者との乗り合いを基本に運行しています。乗り合いを基本としているので、運賃は一般的なタクシー利用料金よりも安価に設定されていました。デマンド交通は、自宅から乗車できる利点があり、乗降指定場所までの移動に利用でき、完全予約制なので、バス停や時刻表が定められた路線バスのような定時性はない半面、乗客なしの時間帯にバスを走らせることがなくなるという利点もあるでしょう。このように自治体として、独自の状況に合わせた公共交通を模索している中で、国土交通省は、地域公共交通は地域の社会経済活動に不可欠な基盤であるが、人口減少や少子化、マイカー利用の普及やライフスタイルの変化などによる需要減により、多くの事業者が厳しい状況下にあり、交通事業者の経営努力のみでは避けられないものであるため、自動運転やMaaS、このMaaSというのは、モビリティー・アズ・ア・サービスの略で、サービスとしての移動という意味になりますが、これらのようなデジタル技術を実装する交通DX、車両電動化や再生可能エネルギーの地産地消などの交通GX、地域の関係者の連携と協働を通じて、利便性、持続可能性、生産性を高め、地域公共交通のリ・デザイン、再構築を進めるとしていました。本市も今後、より一層環境問題に配慮しながら、特に高齢者の積極的な社会参加を促進するためにも、市民の交通手段の確保をしっかりと考えながら、最善策を模索していく必要があると感じました。ここで質問の1点目です。多様な関係者との連携、協働で地域公共交通の利便性、生産性、持続性を高めていく必要があると考える中、本来の理想と言える、誰もが行きたいときに行きたいところへ行ける社会を実現するための公共交通という課題に対し、本市が現時点で目標としている公共交通の形と今後の展望について伺います。質問の2点目、滋賀県甲賀市では、社会見学や校外学習などに電車やバスを使った場合、運賃を補助する取組を始めるという新聞記事を見ました。マイカー利用の普及やライフスタイルの変化により、公共交通を利用する機会が少ないと思われる小学生を対象に、電車やバスの乗り方、マナーについて詳しく教える授業を行うことで、子供のうちに親しみを持って公共交通を利用するといった体験が結果的に将来の公共交通維持存続につながる取組になるのではないかと思います。公共交通の維持存続に関して、子供たちに理解を深めてもらう取組などを含め、今後の対策についての考えを伺います。

答弁 市長 田中昌幸

公共交通について、2点の質問をいただきましたので、お答えいたします。地域の交通を取り巻く状況は、自家用車の普及やコロナ禍の人々の行動変容に伴う利用者の減少に加え、運転手や整備士の不足などにより、減便や廃線を強いられるなどしており、公共交通そのものが大きく疲弊している状況にあります。これらの状況を受け、国では、公共交通は交通事業者のみならず、地域の関係者が協力して支えていく重要性を掲げ、その具体例として、官民共創、交通事業者間共創、他分野共創の三つの共創と交通DX、交通GXを柱として、誰もが行きたいときに行きたいところへ行ける社会の実現を目指すものとしているところであります。本市においても、国の掲げる施策を踏まえた深川市地域公共交通計画を令和6年3月に策定し、地域の暮らしをみんなで支える、持続可能な公共交通サービスの確保・維持を基本方針とし、公共交通の維持確保に努めているところであります。そこで、1点目の質問の本市が現時点で目標としている公共交通の形と今後の展望についてであります。大前議員も質問で触れられておりますとおり、本市の公共交通につきましては、地域の事情を踏まえた公共交通の将来的な姿を模索していくことが大切であると捉えておりまして、現在ある市内循環バスやタクシー、スクールバスだけではなく、新たなデマンド交通などの様々な手法についても、将来を見据え検討を進める必要があると認識しているところであります。そのため、本市における未来に向けた公共交通体制の構築につきましては、地元交通事業者などの地域資源を生かしながら、国が実施している地域活性化起業人制度をはじめとする外部人材の活用を視野に入れるほか、本市の人口規模や地域事情に見合った体系を検討し、基本方針で掲げる持続可能な公共交通サービスの確保維持に努めてまいりたいと考えております。次に、2点目の公共交通の維持存続に向けた対策についてであります。本市では、公共交通を乗り支えていただくため、市の広報や啓発チラシにおいて、循環線バス等の宣伝をするとともに、市内循環線無料DAYを実施するなどしております。また、議員からは子供たちに理解を深めてもらう取組についても触れられておりましたが、家族連れが多く訪れるスプリングフェスタにおいて、バスの乗り方教室を実施し、子供や高齢者の方にバスの乗車を体験していただいているほか、バス運転手の制服を着て運転席で写真撮影を可能とする特設ブースを設置するなど、バスに親しみを持っていただくための取組を実施してきているところでありまして、参加者からは好評を得ているところであります。本市が現在直面している公共交通に対する課題に対しましては、日常から公共交通に触れていただくことが大変重要であると考えておりますので、今後におきましても、市内イベントに合わせて循環線無料DAYを実施し、多くの方にバスに乗車していただくほか、新たな取組についても検討し、公共交通の利用を促すなど、維持確保に努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる