深川市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月4日
市民が訪れやすい庁舎
2024年9月4日、深川市議会の一般質問で、大前昭代議員が「市民が訪れやすい庁舎」について質問し、企画総務部長 佐藤秀樹が答弁しました。
- 質問者
- 大前昭代 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 佐藤秀樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 大前昭代
最後の質問に移ります。市民が訪れやすい庁舎について伺います。昨年10月10日に新しい庁舎で業務を開始してから間もなく1年になろうとしています。そして、まだ工事中だった正面玄関前の駐車場及びひさしの工事も先月終了し、新庁舎として完全な姿を市民の皆さんに見ていただき、利用していただけることとなりました。やはり新しい庁舎は広く、空調設備もあり、窓口も分かりやすくなり、快適に職員の方は業務に邁進していただき、市民の皆様にとっても訪れやすい庁舎になったと思っておりました。しかしながら、庁舎が新しくなりしばらくすると、市民の方から、なかなか窓口に出てきてくれない、新しくきれいだけど入りにくい雰囲気、静か過ぎて職員に声かけしにくいなどの声をいただくようになりました。声をいただいたのは、大勢の方ではありませんが、私も手続や交付申請などで窓口を訪れた際に、市民の方々からいただいた声も分かるような気がいたしました。先ほども話したとおり、きれいで広くて一見快適なのですが、庁舎内はしんとしていて靴音が響くなどの雰囲気の中、じっと下を向いて仕事をしていると思われる職員に対して声をかけるなどは、やはり居心地が悪い、入りづらい雰囲気と捉えられてしまうのかもと感じました。市役所と同じように、必要に迫られて行くほかの場所はどうだろうかと考えてみました。例えば病院ですと、大きな病院は患者さんが大勢いるのでがやがやしています。クリニックや歯科医院では、患者さんも多いですが大抵BGMが流れています。病院などは、待ち時間の間の緊張を少しでもほぐすといった狙いもあるのかもしれませんが、市役所の窓口においても、病院ほどの待ち時間はないにしろ、少しの待ち時間でも静かな中で一人にされるのは苦痛なのかもしれません。若い方たちなら、こんなときすぐにスマートフォンを取り出し情報収集やLINE、ゲームなど上手に時間を潰すこともできると思いますが、なかなかそうもならない方たちにとっての静かさは、気持ち的につらいものがあるのかもしれないと思いました。そこで、他の自治体を少し調べてみましたところ、大阪府泉大津市で令和3年12月にBGMの導入による実証実験を実施、結果を公表しており、ユニバーサルミュージック合同会社の協力の下、市の施設にてBGM利用に関する市民、職員への効果実証実験を行った結果、市役所市民課への来庁者に対しては、BGM導入前後で比較調査を実施したところ、BGMがあることで話し声が気にならないが7%、居心地がよいが8%、待ち時間を長いと感じないが14%、それぞれ増加しており、BGMによって居心地のよさが向上して待機時間にストレスを感じにくくなったことが考えられるとありました。また、気分が和らいだが33%、雰囲気がよかったが25%、周りの話し声や雑音が気にならなくなったが19%と回答する割合が多く、BGMがあることで来庁者の印象がよくなるという結果が出ていました。市役所の職員向けの調査では、気持ちが和らいだ、雰囲気がよくなった、気分が切り替えられたと気持ちの面でプラスに感じた人が71%、周りの話し声や雑音が気にならなくなった、作業に集中できたと業務効率に効果を感じる回答が49%ありました。また、今後のBGM導入に対しても83%の継続意向があり、市民が訪れやすい環境づくりや働き方改革が求められる中、この取組が環境づくりの一端を担うと思われるとも書かれていました。ここで、質問の1点目です。紹介した泉大津市の場合、単にBGMを流すのではなく、施設ごとの目的に合わせてBGMを選曲、専用のプレイリストを作成し施設内でBGMを利用した結果でしたが、BGMを利用するだけでこんなに効果があるとされているのなら、本庁舎内においても導入してはいかがと考えます。BGMにこだわらずとも1階のデジタルサイネージの映像に音声をつけるなど、市民が訪れやすい環境づくりが必要ではないかと思いますが、市の考えを伺います。質問の2点目、窓口に訪れる市民の方に、書面記入など忙しい方以外で、待ち時間を要する手続などの場合、その待ち時間を利用して庁舎利用に関するアンケート調査を行うなどの取組をしてみてはいかがでしょうか。新庁舎で業務を開始して約1年、利用している中でよかったこと、気になるところ、改善してほしいところなどを、開放感ある新庁舎になったのですから、市民の方にも心を開いていただき、より利用しやすい市役所を目指してアンケート調査を実施するなど、市民の声を聞く取組について考えを伺います。
答弁 企画総務部長 佐藤秀樹
市民が訪れやすい庁舎についてお答えいたします。1点目の、BGMによる市民が訪れやすい環境づくりについてでありますが、庁舎にBGMを流すことについては、来庁される皆様にとって快適な環境を提供するための一つの手段として研究されており、公共施設等で働く職員も含め音楽が持つリラックス効果やストレス軽減効果などによる業務効率向上も期待されております。本市の新庁舎に整備いたしました放送設備においても、BGM等を流す機能を備えてはおりますが、窓口における会話が聞き取りづらくなる可能性があることや、様々な来庁者がいらっしゃる中で、全ての方々に好まれる音楽を選ぶことは難しい面もございますし、音量や曲調によっては逆に不快感を与えるおそれがあること、また、著作権等の課題もあることなどから、現在実施はしていないところであります。一方で、この施策はBGM導入による効果だけではなく、市政情報やイベント告知などを音声で流すことで、市民への情報提供手段としても活用できるものと考えております。市では現在、1階市民生活課窓口前で手続をお待ちの方のためにテレビ放送を放映しているほか、ロビー正面のモニターでは地域のイベント情報やPR動画を流すデジタルサイネージとして情報提供を行っているところであります。新庁舎の正面玄関が、今週から御利用いただけるようになりましたので、まずは開放後の人の流れを見ながら、現在利用しているテレビやデジタルサイネージの音源等の調整によりまして、待合環境の向上を図るとともに、他市の取組について情報収集を行い、来庁者の皆様が心地よく訪れやすい庁舎環境について研究してまいりたいと考えているところでございます。2点目の、庁舎利用に関するアンケート調査についてでありますが、庁舎を利用される皆様からの御意見は、行政サービスの改善や新たな施策の立案について欠かせない要素でありまして、重要な取組と認識しております。これまで庁舎利用に内容を絞ったアンケート調査については実施しておりませんが、待ち時間を利用し、来庁された皆様から気軽に御意見をいただけるよう、1階ロビー西側の待合スペースにみんなの声ポストを設置しております。こちらは、庁舎の利用に限らず広く御意見を投書いただくものでありまして、中には新庁舎についての御意見もいただいており、いただいたご意見を踏まえまして改善に努めているところでもあります。今後におきましても、庁舎利用に関する御意見も含め、来庁される皆様から様々な観点での御意見をいただけるよう、みんなの声ポストの設置場所ですとか周知について工夫してまいる考えであります。