深川市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月20日
っきりと聞こえる軟骨伝導イヤホンの導入について
2024年6月20日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「っきりと聞こえる軟骨伝導イヤホンの導入について」質問し、副市長 宮森栄治が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 副市長 宮森栄治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 松本雅祐
続きまして、3点目、はっきりと聞こえる軟骨伝導イヤホンの導入についてお伺いします。日本では約1,430万人の難聴者がおり、一方で、補聴器の利用者は約200万人と世界の主要国の中でも低い水準にあります。75歳以上の2人に1人が難聴を抱えており、自覚のある難聴者は全年齢で約1,390万人、割合にしますと10.9%に上ります。さらに、自覚のない人を含めると、65歳以上の2人に1人は難聴の可能性があると言われ、難聴者は今後高齢化に伴いさらに増えると見込まれており、情報のバリアフリー化を推進し、情報が個人差なく伝わるよう環境を整える観点が重要であると考えます。人が声を聞く経路は、空気を通じて聞こえる気導と、骨を振動させて聞く骨伝導がこれまで知られておりましたが、2004年度に第三の聴覚経路として、軟骨を振動させて音を伝える経路、軟骨伝導が世界で初めて発見されました。発見したのは、聴覚医学が専門である奈良県立医科大学の細井裕司教授であり、教授は、難聴は認知症になる最も大きなファクター、要因、原因であり、難聴で困らない環境を整備することで、認知症の予防につながると発表しております。耳が聞こえにくい高齢者や難聴者と円滑にコミュニケーションを取れるようにするため、今、警察や金融機関の窓口で軟骨伝導イヤホンの導入が広がりを見せております。警察では高齢者の免許証の返納申請の際や、金融機関では個人情報等の漏れを防ぐために導入されているそうであります。軟骨伝導イヤホンは、耳の周囲にある軟骨を振動させて伝えるため、通常のイヤホンのように耳の中に直接挿入しないため、耳穴を塞がないで済む上、左右のイヤホンの音量を個別に調整できるようになっております。また、片耳だけでも使用でき、集音器とセットになっているので、雑音を取り除く機能もついており、小さな声でもはっきり聞こえると言われております。私も、実際に軟骨伝導イヤホンを耳に当てて聞きましたけれども、本当に小さな声でも鮮明に聞こえる特徴があると実感させていただきました。大声で話すことで、個人情報を周囲に聞かれるリスクを減らすことができ、高齢者や難聴者のプライバシーの保護にもつながります。また、イヤホン部分には、穴や凹凸がないため、消毒しやすく、不特定多数の人が利用することがあっても、清潔に使え、使い勝手がいいとも言われております。この軟骨伝導イヤホンを導入している自治体では、高齢者らとの対応が多いとされる市民課や高齢者担当課でスムーズに会話ができ、利用者からも好評で、職員が大きな声で話す必要がなく、個人情報を周囲に聞かれずに済むなど、職員側の障がいのある方に対する合理的配慮にもなると言われております。聞こえを改善し、会話の弾む環境を整えることは、認知症の予防にもつながり、高齢化に伴って今後増えていく難聴者の福祉にも寄与するものであります。そこで、お伺いします。1点目、庁舎窓口業務で難聴者や耳の聞こえづらい方との意思の疎通を図ることは困難な場合もあるかと思います。本市は、そうした市民の方とのコミュニケーション、やり取りはどのように対応されているのかお聞かせください。これは市立病院も含めてお聞かせください。2点目、本市も高齢化が進み、難聴者の方や耳の聞こえづらい方が窓口で相談や申請の際、軟骨に軽く当てるだけで職員の声がはっきりと聞こえ、マスクの装着時やアクリル板越しでも大きい声で話す必要もなく、来庁された方のプライバシー保護や合理的配慮の観点、また清潔で、音声明瞭、音漏れなしの軟骨伝導イヤホンの窓口での導入を提案しますが、市の考えをお聞かせください。
答弁 副市長 宮森栄治
はっきりと聞こえる軟骨伝導イヤホンの窓口での導入についてお答えいたします。1点目の耳の聞こえづらい方などへの対応についてです。本市では、窓口に来られる方の状況に応じ、聞き取りやすいよう、ゆっくりとはっきりとした口調で会話をしたり、筆談などにより、聞き間違いのないよう配慮しているほか、個人情報などが含まれる相談があった場合には、必要に応じ、相談室などの個室に御案内し応じているところです。また、市民対応の多い1階窓口や市立病院の外来などにおいては、耳に軽く当てるだけで聞きやすくなるハンディータイプの助聴器を配置しておりまして、これらの対応を通じ、市民の皆さんが安心して相談などに来ていただける環境づくりに努めているところです。次に、2点目の軟骨伝導イヤホンの導入についてです。当該イヤホンにつきましては、従来の骨を振動させて聞く骨伝導のものに比べ、中低音域の音が聞こえやすい、イヤホン部分に音を出す穴がなく、耳の中に入れる必要もないため汚れにくいといった特性、特徴を有していると言われておりますけれども、その一方で、加齢性難聴の方は十分に効果を感じられない場合があるなど、期待する効果が得られないとの声も一部にあるようです。こうした特性を踏まえ、住民対応の窓口に軟骨伝導イヤホンを導入されている自治体の例も仄聞しておりますけれども、本市におきましては、1点目でお答えしました窓口対応で現状特段の支障が生じていないこと、また一部の窓口に設置しております助聴器の利用がほとんどないこと、そして来庁者の皆さんから現状の対応以上の御要望などを伺っていないこともありますので、当面は現状の運用を続けてまいりたいと思っており、今後状況の変化などがあった場合には、その都度対応を考えさせていただきたいと存じます。
再質問 13番 松本雅祐
再質問させていただきます。今、副市長から、深川市の対応としては、ゆっくり、はっきりと話し、また個人情報が含まれる場合には相談室を使ってやり取りしているという話もあり、特段支障が生じていないと言われましたけれども、これが本当に正しいのか私は疑問に思います。誰とは言いませんけれども、実際に職員の方とお話ししたときに、やはり大声で話さなくてはいけないときがあり、その際、伝えなくてはいけないという職員の方の熱意もあって、ついつい声が大きくなってしまうと言っていました。その中には個人情報もあって、それが個室ではなく窓口業務でされているので、そういう懸念もあると聞きました。また、助聴器を用意していて、それを使いたいという市民の方の要望もないので、軟骨伝導イヤホンは導入しなくてもよいと考えていると今ほど言われましたけれども、助聴器がどこに設置されていて、どのように市民の方に御案内しているのか、市民の方がそれをきちんと認識しているのか。冒頭でも言いましたが、これだけ難聴者が増えているのは深川市も同様だと思います。深川市がそのようなサービスをきちんと提供して、その上で使われていないというのなら私も分かります。ただ、その辺が明確でないので、高齢者の方、耳の聞こえづらい方の選択肢として、軽く耳に当てるだけで本当に聞こえるので、伝導イヤホンを導入することを提案しますが、その辺をもう一度お聞かせください。
答弁 副市長 宮森栄治
再質問にお答えさせていただきます。最初に、本当に支障がないのかといったお尋ねでございますけれども、今回の議員の質問の趣旨にも関わってくると思うのですが、耳の聞こえづらい方が市役所の窓口に来た際に、私どもが一番配慮しなければならないことは何かと考えたとき、議員も触れておられましたプライバシーの保護であったり、個人情報の保護ということだと思います。そのためには、新庁舎には相談室等、個室もたくさん用意しているので、やはりそこに御案内するのが一つ有効であろうと思いますし、またそうでない場合においては、筆談といったことがいいのでないかと私どもは思っております。そうした考えの下で現状動いてございますので、当面はそういった形で運用させていただきたいと思っています。議員からは、一部そうではないような現状とありましたけれども、私どもの考えとしては、やはり個室に御案内するなり、筆談するなどし、なるべくほかの人から遮断して、プライバシーを保護することが望ましいのではないかと今のところは考えているものでございます。それと、助聴器の件も質問がございましたけれども、現在、市役所で申し上げますと、1階窓口の社会福祉課に2台、高齢者支援課に1台の合計3台を設置しているところでございますが、その運用については、実際に窓口の職員がお客様と接する中で、これでは話がつながらないと感じたときに助聴器を御案内しており、どこかに市役所には助聴器がありますといったところまでの御案内はしていない状況にあります。いずれにいたしましても、今日は現状でのお答えをさせていただいていますが、先ほど議員からも、これから耳の聞こえづらい方が増えていくのではないかといった状況の変化ですとか、先ほど申し上げました、市で用意しております助聴器も徐々に古くなってくれば更新しなければならないこともございますので、そういった状況の変化に応じて、議員から今回提案がありました内容を参考にさせていただきながら、その都度考えさせていただきたいと考えているところでございます。
再々質問 13番 松本雅祐
再々質問させていただきます。新庁舎として個室を使って、プライバシーの確保も含めて進めていくということは理解させていただきました。その中で助聴器の件ですが、1階に3台です。先ほど言うのを忘れたのですが、庁舎2階には市営住宅の申請にいろいろな方が来ます。耳の聞こえづらい方への対応として、助聴器がありますという周知をしっかりすべきだと私は思います。それを2階にも設置するかどうか今後検討していただきたいのです。副市長も導入を検討していただけるというのであれば、軟骨伝導イヤホンは2階にもあったほうがいいと私は思うので、その辺を含めてもう一度答弁お願いします。
答弁 副市長 宮森栄治
再々質問にお答えさせていただきます。現在、助聴器を設置させていただいており、先ほども申し上げましたが、市民向けに御案内という形にはまだ至っておりません。実はこのことについて、1階の所管の担当職員とも少し相談した経過があって、何か表示があったほうがいいかもしれないという話をしていますので、少し時間をかけて検討させていただきたいと思っています。それと、2階もしくは3階にも当然市民の方がお見えになりますので、そこに何らかの対応が必要かどうかについても併せて検討させていただきたいと思っています。