深川市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月7日
子ども医療費助成制度の拡充
2023年12月7日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「子ども医療費助成制度の拡充」について質問し、市長 田中昌幸が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 市長 田中昌幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 松本雅祐
今、長く苦しいコロナ禍を乗り越え、本格的な経済再生に向けた歩みを始めようとしていますが、長期に及ぶ物価高騰は、家計や事業活動に深刻な負担を与えております。私たち令和公明クラブは、12月5日、田中市長へ物価高騰対策と経済再生に向けた要望書を提出させていただきました。11月29日、内閣府より物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の交付が決まり、低所得者世帯支援枠として、住民税非課税世帯へ7万円の給付について、年内に確実に届くよう給付の手続を迅速に進めることを求め、また物価高騰に苦しむ市民の皆様への生活防衛策は喫緊の課題であり、その対策として、生活者支援、事業者支援を迅速に講じることを要望いたしました。田中市長からも、低所得者世帯への1世帯7万円の給付事業については、少しでも早く給付できるよう進めると言われ、物価高騰支援についても協議の上、市民生活の下支えができる施策を実施できるよう取り組むと言われました。どうか迅速に支援策が図られるよう念願いたします。そして、12月3日から9日までが障害者週間となっております。全ての人が、障がいのある方とない方がお互いに尊重し合い、支え合う共生社会の実現を目指していかなくてはいけません。私も、障がいのある方の困り事や悩み事に寄り添いながら、誰一人取り残さない共生社会の構築に向け取り組んでいく決意でございます。それでは、通告に従い一般質問を行います。1点目、子ども医療費助成制度の拡充についてお伺いします。全ての子供の権利を保障するこども基本法が令和4年6月に成立し、本年4月には子供政策の司令塔となるこども家庭庁が発足しました。現在、少子化が加速している中で、子供政策を政治のど真ん中に据えた社会の実現が求められており、子育て支援に重点を置かなくてはなりません。子ども医療費助成制度は、子供の医療費負担を軽くするため、子育て世帯には大変有効な制度であり、私は一貫して、子ども医療費助成制度の対象を中学校3年生から高校3年生まで引き上げるよう提言させていただいております。少子化は、我が国が直面する最大の危機でもあります。2020年に生まれた子供の数は77万747人となり、統計を開始した1899年以来、最低の数字となりました。また、2022年の合計特殊出生率は1.26と過去最低となっています。しかも、最近、少子化のスピードが加速し、出生数が初めて100万人を割り込んだのは2016年でしたが、2019年には90万人、2022年には80万人を割り込んでおり、このまま進むと、2060年には50万人まで割り込むと予想されております。こうした状況を改善するために、重点的に2030年までがラストチャンスと言われており、国においても様々な施策を講じております。本市においても、生まれてくる子供の数は、10年前は120人でしたが、昨年は68人と半分近くに減少しており、1人の女性が産む子供の数の指標を示す合計特殊出生率は、全国が1.26、北海道が1.12、本市においては1.1と低くなっており、ですから子供施策を政治のど真ん中に据えなければなりません。私は、本年第1回定例会で田中市政のビジョンについてお尋ねし、田中市長は、子ども医療費助成制度の対象者の拡充は、子育て支援に大変有効であると認識されておりました。国は、自治体が独自に行う子ども医療費助成制度により受診者が増え、医療費の増大を招くとして、市区町村が運営する国民健康保険の国庫負担金を減額調整するペナルティーを科していましたが、2018年に一部廃止しました。また、本年4月5日、厚生労働省は子ども医療費を自治体が独自に無償化している場合、国が国庫負担金を減額する仕組みについて、高校生までの部分を廃止する方針を明らかにし、ペナルティーを科さないことで、子ども医療費助成制度を後押ししました。現在、子ども医療費助成制度を実施している自治体は、今年4月の時点で全市区町村の9割超が中学生、高校生まで通院費を助成しております。高校3年生まで援助を行う市区町村数は、通院で1,202、全体の69%で、入院費は1,266、全体の73%の自治体と広がっており、こうした動きは、ここ空知管内でも広がりを見せております。また、別の角度から言いますと、子育て環境の充実で移住・定住やUターン者の増加にもつながる事例があるそうであります。子ども医療費助成制度の拡充を図る支援は、何より安心して子供を産み、育てられる子育て世帯への大きな支援につながります。そこで、お伺いします。1点目、子育て世帯への経済的負担軽減にも大きく寄与する子ども医療費助成制度は、多くの自治体で有効性を認めております。本市も子ども医療費助成制度についての有効性をどのように考えておられるのか、お聞かせください。2点目、本市は出産から子育てと、子育て支援には力を入れております。しかしながら、高校生をお持ちの世帯への支援策があまりにも少なく、子育て支援策が充実しているとは言えないと私は考えます。児童手当や保育サービスなど子供関連に支出する家族関係社会支出について、本市の高校生を対象とした事業内容について、また高校生への支援策はどれぐらいの金額ベースでどれぐらいの率なのかについてお聞かせください。3点目、安心して子育てできる環境づくりに行政が支援することが今求められております。家庭の経済状況により、医療が受けられない高校生がいることは決してよい環境にあるとは言えません。医療費を気にせずに病院にかかれることは、大きな安心感にもつながります。子供たちが公平に健やかに成長できる仕組みとして、子ども医療費助成制度の対象を中学校3年生から高校3年生まで拡充してはいかがでしょうか。この事業は、多くの高校生の保護者をはじめ、小中学生の保護者からもぜひ実現してほしいとの多くの声をいただいております。市の考えをお聞かせください。
答弁 市長 田中昌幸
子ども医療費助成制度の拡充について、順次お答えいたします。初めに、1点目の子育て世帯への子ども医療費助成の有効性についてであります。本市は、人口減少社会にあっても、若い世代の就労・結婚・子育ての希望をかなえる環境を整えるとともに、子供から高齢者まで誰もが将来にわたって安心して住み続けられるまちづくりに向けた取組を推進しており、子育て支援といたしまして、安心して子供を産み育てることのできる環境づくりを強化しているところであります。子ども医療費の助成は、子供の健やかな成長を支えるとともに、子育て世帯の経済的な負担軽減を図り、子育てしやすい環境づくりの一助となると認識しているところであります。次に、2点目の高校生がいる世帯への支援策についてです。昨年の第4回定例会において、松本議員から子ども医療費助成制度の対象を高校3年生まで拡充することについて一般質問され、お答えしたときから変わらず、公立高等学校の魅力ある学校づくり事業と、高校生を含めた23歳未満の方を対象とした若年者等人材力向上環境整備事業の2事業のみ実施しているところであります。また、本市の子育てや教育に関する公的支出額に対しての高校生を対象とした公的支出額や割合についてでありますが、令和5年度の当初予算額で申し上げますと、児童福祉費は約9億5,000万円、教育費は約5億5,000万円で、合わせて約15億円となっており、高校生を対象とした公的支出につきましては、公立高等学校の魅力ある学校づくり事業として約767万円、若年者等人材力向上環境整備事業が320万円で、合わせて1,087万円となっております。割合といたしましては、子育て等に関する公的支出の全体予算に対して0.7%となっております。次に、3点目の子ども医療費助成制度の対象者を高校3年生まで拡充することについてであります。実施に向けた制度改正や市民周知の時期などについて議論を進め、令和6年度中の実現に向けて検討してまいりたいと考えておりまして、子育て世代への支援をはじめとする人にやさしいまちづくりの実現に向けて、取り組んでまいる考えであります。