みんなの議会

深川市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月7日

重い通学かばんの取組

2022年12月7日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「重い通学かばんの取組」について質問し、教育長 吉村理明が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
教育長 吉村理明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 松本雅祐

通告に従い一般質問を行います。最初に、1番目、重い通学かばん解消の取組についてお伺いします。今でも小学生のランドセルが重いとの話をお聞きします。ランドセル自体は大型化や技術改良等により軽量化が進んでおりますので、問題はその中身であります。一般社団法人教科書協会によりますと、各社平均のページ数は、2005年度が4,857ページだったのに対し、2020年は8,520ページと15年で1.7倍になり、全ての教科書でページ数が増加しており、2020年からは新学習指導要領に基づき、英語が必修化、また道徳が教科化されました。また、コロナ禍の影響で水筒の持参を求める学校もあり、さらにGIGAスクール構想によるタブレット端末導入も要因となっており、想像以上に子供たちへの影響は深刻になっているのではないでしょうか。学校用の水泳用具メーカー、フットマークが昨年実施した小学1年生から3年生までの1,200人を対象としたアンケート結果では、約9割の子供がランドセルが重いと感じていると回答し、ランドセルの平均の重さが4.28キログラムで、昨年よりも増加しているそうであります。また、3.5人に1人が通学時に肩や腰、背中など体の痛みを訴え、2.7人に1人の子供がランドセルを背負うことがおっくうで、登校を嫌がった経験があると回答しております。子供の動作の分析が専門の北海道教育大学岩見沢校の小林准教授は、重いランドセルにより、前かがみで不自然な歩き方になり、腰や肩を痛めるおそれがあると言われ、目線が下向きになることで、危険物に気づくのが遅れるリスクもあるとも言われておりました。私も実際、登下校中の小学生に出会う機会がありますが、低学年の小学生が前かがみで歩いている姿を見かけております。こうしたかばんの重さを解消する対策として、置き勉が議論され、2018年9月、文部科学省は各地の教育委員会などに、児童生徒の携行品に係る配慮についてという事務連絡を出しました。いわゆる置き勉を認める画期的なもので、家庭学習で使用する予定のない教材等については、児童生徒の机の中に置いて帰ることが認められると明記されておりますが、冒頭の調査でも46%の小学生が、学校では置き勉が禁止されているとの回答もありました。デジタル化が進み、本来かばんの中身は軽くなると思いますが、置き勉が進まないうちにコロナ禍でタブレットや水筒など、ランドセルの中身が増えていると思います。そこで、お伺いします。1点目、子供の健やかな成長に影響を与える重い通学かばんについて、本市の考えをお聞かせください。2点目、ICTを活用した授業が行われ、学ぶ環境が以前と変化しています。通学かばんが重いことで、子供たちの体に与える負担のみならず、心理的な負担を訴える子供もいるのではないかと考えます。置き勉という改革を推進するには、当事者である子供たちの声をしっかり聞くことが大切であると思います。本市は、子供たちの声を聞いているのか、取組についてお聞かせください。3点目、通学かばんの重さを解消するには、置き勉が効果的であると考えております。本市の置き勉の取組と実際に通学かばんが軽くなっているのかについてもお聞かせください。

答弁 教育長 吉村理明(教育長は2024年3月まで)

重い通学かばんの取組について質問いただきましたので、お答え申し上げたいと思います。初めに、1点目、児童生徒の体への影響でございます。御承知のとおり児童生徒の体は発達段階の大事な時期でございますことから、通学時に教科書や教材などが過重になり、体に負担がかかるということは、議員もおっしゃられていたとおり、健やかな体の発達に対して影響を与える場合もあるものと私どもも考えているところでございます。次に、2点目と3点目につきましては、関連いたしますので、一括してお答えさせていただきたいと存じます。かばんを軽くするための本市の取組でございますが、議員の質問の中にもございましたとおり、平成30年6月の文部科学省からの事務連絡、児童生徒の携行品に係る配慮についてに基づきまして、31年1月の校長会で深川市の対応をまとめておりまして、その後、市内全校において、教科書や教材をロッカーに保管したり、また中学校では基本的には全教科の置き勉を可能とさせていただいておりまして、家庭学習等で必要な教科書等を自己判断で持ち帰るようにするなどの具体的な置き勉の取組を実施しているところでございます。この取組以降、実際のかばんの重さは計測しておりませんけれども、学校に置いて帰る対象の教科書や教材が拡大し、通学かばんは一定程度軽くなっているのではないかと考えているところでございます。ただ、近年は、これも議員から御指摘がございましたが、タブレット端末の活用を始めたことによりまして、小学校4校では毎週末に自宅に持ち帰っていることがありますし、その他の学校でも必要に応じて随時持ち帰りを行っているところでございます。また、コロナ対策として、水筒も持ち運びしておりますけれども、状況によりましては、置き勉の取組前よりも必ずしも軽い日ばかりではないという認識も持っているところでございます。置き勉を行うに当たりましては、家庭学習に必要な教科書や教材を持ち帰らないことから、家庭学習への影響や学力低下といったことも懸念されておりますし、小学校の低学年では、学校で使用する教科の準備を家庭で行う習慣を身につけるといったことも考慮して進めなければならないと考えているところでございます。このことから、置き勉につきましては、重さだけに焦点を当てた検討だけではなく、学習習慣や家庭学習への影響を考慮しつつ、児童生徒への体にかかる負担軽減に関してどのような取組を進められるのか、検討していく必要があると考えております。その検討をする中で、実際の子供たちの意見をどのように吸い上げていくのがよいのか、それらの方法等について検討してまいりたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる