みんなの議会

深川市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日

運転免許自主返納

2021年12月8日、深川市議会の一般質問で、小田雅一議員が「運転免許自主返納」について質問し、企画総務部長 三浦浩二が答弁しました。

質問者
小田雅一 議員
答弁者
企画総務部長 三浦浩二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 小田雅一

次に、運転免許自主返納についてであります。我が国では、急速に高齢化が進み、平成28年10月1日現在、65歳以上の人口は3,459万人となり、総人口に占める割合、高齢化率は27.3%と4人に1人となっております。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、今後高齢化率は、総人口が減少する中で、高齢者人口が増加することにより、引き続き上昇し、20年後には33.3%と3人に1人となると推計されております。また、高齢者の運転免許保有者を見てみますと、内閣府がまとめた令和2年度交通安全白書によると、70歳以上の運転免許保有者は、元年では1,195万人、運転免許保有者全体の14.5%を占めるまでになりました。35年前の昭和61年の80万人と比べましても、約15倍にまで増加しており、ドライバーの高齢化が加速していることが分かります。近年、高齢者による重大事故がニュースで多く報じられております。決して高齢者だけが交通事故を起こしているわけではありませんが、暴走や逆走、ブレーキとアクセルの踏み間違いなど、高齢者の運転能力の低下が要因と考えられる交通事故が目立っており、本人やその家族が自主返納を決めるケースが多くなってきているのではないでしょうか。ここで3点について伺います。1点目、平成30年から令和2年までの運転免許の返納者の状況について伺います。2点目、警察庁は令和2年6月10日に道路交通法の一部を改正する法律を公布しました。この改正法律によって、高齢ドライバーへの対策の充実と強化が図られ、高齢ドライバーの運転基準が厳格化されます。令和3年11月現在では、運転免許更新時に75歳以上となる高齢ドライバーに対し、更新手続には高齢者講習の受講や認知機能検査の受検が必須となっていますが、改正後はこの免許更新時の必要プロセスが変更になるとしています。そこで、高齢者の運転免許更新時における講習等の改正点について伺います。3点目、高齢者の運転免許自主返納に対する支援についてであります。現在、運転免許を自主返納された方に対し、北海道では高齢運転者による交通事故が増加傾向にあることから、運転に不安を感じる高齢者が運転免許証を自主的に返納しやすい環境づくりを行うため、北海道高齢者運転免許自主返納サポート制度を開始しました。北海道在住の65歳以上の方で、運転免許証を自主返納し、運転経歴証明書の交付を受けた方が、協賛店において運転経歴証明書を提示することで、様々なサービスを受けられる制度であります。しかし、市内で利用できるのは生協のコープさっぽろだけであります。深川市の高齢者の交通確保対策として、デマンド交通納内経由菊丘線の実証実験を開始しておりますし、市内循環線の運行、高齢者バス利用料金助成制度に取り組まれていますが、まだまだ交通空白地域にお住まいの高齢者もいるのが現状であります。高齢により運転免許を返納された方に対し、一時金として何らかの支援はできないでしょうか。車から自転車へ移行する方もいると思います。道内自治体の状況を見てみますと、商品券での補助や運転経歴証明書交付手数料に対しての助成をしている自治体もあります。深川市としての考えを伺いたいと思います。

答弁 企画総務部長 三浦浩二(企画総務部長は2022年3月まで)

運転免許自主返納についての質問にお答えいたします。1点目の平成30年から令和2年までの返納者の状況についてでございます。自動車運転免許証の自主返納制度につきましては、平成10年に導入されておりまして、令和元年における返納件数は、全国では60万件を超える数で過去最多を更新しており、近年増加傾向が続いている状況でございます。そして、過去3年間の状況について、深川警察署に確認しましたところ、深川警察署管内の1市5町における自動車運転免許証の返納者数で申し上げますと、平成30年は143人、令和元年は92人、2年は150人となっておりまして、過去3年では平均して年間約130人と伺っているところでございます。次に、2点目の高齢者における更新時講習の改正点でございます。議員の質問のとおり、令和2年6月10日に道路交通法が改正されまして、高齢者の部分は4年5月13日から内容が変更になる予定でございます。高齢者に関する主な改正内容といたしましては、現在は70歳から74歳の方は高齢者講習の受講により免許の更新が行われており、75歳以上の方は認知機能検査後に高齢者講習を受講し、免許の更新が行われているところですが、法律施行後は、75歳以上の方で過去3年間に信号無視や速度超過などの一定の違反歴がある人には、運転技能検査が追加されることになりました。このほか、安全運転サポート車限定免許の発行が開始となります。もう少し具体的に申し上げますと、検査の追加のほうですが、75歳以上の方については、通常は認知機能検査、そして受検後に高齢者講習を受講して、運転免許証が更新となりますけれども、75歳以上の方で過去3年間に違反歴がある方については、運転技能検査を先に受検し、この検査に合格後、先ほど申し上げました認知機能検査や高齢者講習を受けることになるようでございます。なお、運転技能検査は、更新期間満了日の6か月前から受検することができますけれども、この検査に合格しない場合には、運転免許証が更新されないことになっているようでございます。もう一つ、安全運転サポート車限定免許についてでございますが、通称サポカー限定免許と言っているようで、サポカーとは、自動ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置等の先進安全機能を備えた自動車のことでありまして、運転に不安を抱える方に対して、この限定免許は日々の生活を支える新たな選択肢になり得るものと見込まれております。最後に、3点目の高齢者の運転免許証の自主返納に対する深川市の考えでございます。本市は区域が広いこともあり、自動車が移動手段として大きな役割を担っておりますことから、運転免許証の返納は日常生活に大きな影響があるものと認識しているところでございます。現在、北海道では高齢者への運転免許自主返納支援といたしまして、65歳以上を対象とした高齢者運転免許自主返納サポート制度を実施しておりますが、議員の御指摘のとおり、深川市内で利用できるのは1店舗のみですので、今後、市内の協賛店が増えるよう、その制度の周知に努めてまいりたいと考えております。また、本市では、高齢者の移動支援を目的に、70歳以上の方を対象とした高齢者バス利用料金助成制度や、デマンド交通納内経由菊丘線の実証実験を実施しているところでありまして、こうした施策によって、自動車運転免許証を返納しても支障なく移動できる環境づくりに現在努めているところでありますけれども、他自治体の状況なども調査しつつ、高齢者の運転免許証自主返納に対する支援について、さらに研究してまいりたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる