深川市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月14日
農業事故対策
2021年9月14日、深川市議会の一般質問で、北名照美議員が「農業事故対策」について質問し、経済・地域振興部長 宮森栄治が答弁しました。
- 質問者
- 北名照美 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 宮森栄治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 北名照美
2番目の農業事故対策についてお尋ねします。市内の農業従事者の死亡を含む重大な事故が、ここ数年、何件も発生しています。また、隣の秩父別町では、4日前、トラクター事故で80歳の男性が死亡するという事故が起きました。市内だけに限ったことではなくて、全国全道あるいは周辺町でも起きているということです。この状況をどうしても変えていく必要がある、その思いを誰もが共有していると思います。事故の状況及び取組について、当然のことながら、関係諸機関・組織を挙げての取組が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 経済・地域振興部長 宮森栄治(経済・地域振興部長は2023年3月まで)
農業事故対策についてお答えいたします。初めに、事故の実態について申し上げますけれども、市内で発生した過去3年間の農作業事故の状況を、死亡、入院、通院の区分ごとに把握している件数で申し上げますと、平成30年度は死亡が1件、入院が2件、通院が33件の合計36件です。令和元年度は、死亡はございません。入院が3件、通院が29件の合計32件です。そして、令和2年度は、死亡が1件、入院が2件、通院が20件の合計23件となっております。次に、農作業事故防止の取組につきましては、国や北海道の段階においても積極的に推進しておりまして、その中でも北海道や関係機関・団体、農機具メーカー等で構成されます北海道農作業安全運動推進本部におきましては、農作業事故防止に関する啓発、普及活動の一環といたしまして、農作業事故の多発する農繁期に農作業安全運動強調月間を設定いたしまして、事故防止のチラシやポスター配布による呼びかけをはじめ、ラジオ放送、新聞、各種農業雑誌、市町村やJAきたそらちの広報紙、各種メディアを活用した啓発活動を展開しているところでございます。加えまして、本市におきましても、毎年、春と秋の2回、市と深川警察署、JAきたそらちの連名で啓発チラシを作成し、JAきたそらちを通じて農業者の皆様へ配布しているほか、市内関係団体へ年1回、秋の農作業安全ポスターの掲示を依頼いたしまして、農作業事故の注意喚起に努めているところでございます。本市といたしましては、これらの取組を毎年毎年続けていくことが何よりも重要と考えておりますので、今後とも国、北海道、JAきたそらち等関係機関・団体としっかりと連携し、農作業事故防止に努めてまいりたいと思っております。
再質問 14番 北名照美
再質問します。農業に精通している友人と話し合ったときに、GAPが有効だという話を聞きました。少しその中身を聞いて、私は目からうろこが落ちるような感じがしました。これに対する見解についてお尋ねします。
答弁 経済・地域振興部長 宮森栄治(経済・地域振興部長は2023年3月まで)
GAPということで再質問いただきましたのでお答えしたいと思いますけれども、前段、少しGAPの内容に触れさせていただきたいと思います。一言で申し上げますと、農業生産工程管理と呼ばれておりまして、農産物生産におきまして気をつけなければならないこと、いわゆるリスクを整理して農場の作業ルールを定め、そのとおりにできたかどうかを農業者自身でチェックする取組でございまして、できなかった場合には、その原因をよく分析して次の栽培に生かします。これを繰り返すことによりまして、理想の農場像に向かって農場の改善を図るという内容になっているそうでございます。そのGAPの種類は一つではございませんで、認証のない簡易なもののほか、認証機関の認証が必要なJGAPですとかグローバルGAPといった高度なものまで様々な種類がございます。GAPの取組項目は、食品の安全性の向上ですとか環境の保全、あとは労働安全の確保など幾つかございますが、その中の労働安全の確保が、議員がおっしゃいます農業事故のリスク回避に関係する項目ということになってございますので、GAPイコール農業事故防止全てではなくて、GAPはもっと広い概念ということになります。本市としての考えになりますけれども、GAPの取組は、環境と調和した農業を推進する上でも重要と捉えまして、農業振興計画の中でも位置づけて進めてきております。今後も、JAきたそらち等関係機関・団体と連携いたしまして、GAPの実践や高度化を推進し、その中で、農業者の労働安全のほか、農産物の安全性の確保や品質の向上、環境保全等に資するよう努めてまいりたいと思っております。