深川市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月21日
食品ロス削減の取組
2021年6月21日、深川市議会の一般質問で、田畑陽美議員が「食品ロス削減の取組」について質問し、建設水道部長 小林辰也が答弁しました。
- 質問者
- 田畑陽美 議員
- 答弁者
- 建設水道部長 小林辰也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 田畑陽美
昨年、新型コロナウイルス感染症が日本で確認されてから1年半がたちました。増え続けていた感染者数も徐々に減ってきてはおりますが、重症患者数も多く、大変残念なことに、現在もなお死亡者数がゼロになることはありません。お亡くなりになられた方には、心よりお悔やみ申し上げます。また、罹患された皆様には、一日も早い御快癒をお祈りし、心よりお見舞い申し上げます。昨日、北海道に発令されていた緊急事態宣言が解除され、まん延防止等重点措置に移行、札幌市、石狩地方、小樽市、旭川市は7月11日まで飲食店などの時短営業が継続されます。本市においては、営業時間など通常に戻りますが、変異株の脅威など、今後も予断を許さない状況であることに変わりはありません。市民の皆様におかれましては、長引く行動自粛などで、疲れや不安を覚えられる方も多いと思いますが、新型コロナワクチン接種は本市でも開始されています。予約電話がつながりにくいなどのことはありましたが、順調に進んでいると認識しておりますので、いま一度うつらない、うつさないとの自覚を持ち、協力をお願いいたします。また、医療従事者の皆様をはじめ、各関係者の皆様には、日々の活動に敬意を表し、感謝申し上げます。それでは、通告に従い一般質問に入らせていただきます。1点目、食品ロス削減の取組について。我が国では、本来食べることができるにもかかわらず、捨ててしまわれている食品が平成29年度の国の統計によると、全国で年間612万トン、北海道においても33万トン発生しており、この量は国民1人当たりに換算すると、1年間で48キログラム、1日当たり約132グラム、お茶わん約1杯分の量が廃棄され、大量の食品ロスが発生しています。ACジャパンのテレビCMでは、未来のためにできること(食品ロス)をテーマに、童話おむすびころりんをモチーフに表現された、おむすびころりん、1億個のタイトルで、おじいさんが食べ切れないおむすびを落とし、その後、追いかけるように次から次へとおむすびが転がり、穴の中へ落ちていく映像を、皆さんも一度は目にしているのではないかと思います。その中で、「日本では今日も1人につきおむすび1個以上の食べ物が捨てられています。食品ロスを一人一人が考えよう」というナレーションが流れます。先週の北海道新聞の朝刊にも、1面広告で掲載されていました。この映像の中、おじいさんのもったいないの一言が耳に残り、本当にそのとおりだと思います。しかし、捉え方や受け取り方の違いによっては、食品ロスのことだけではなく、多方面につながり、とても多くのことを考えさせられるものでもありました。食品ロスの削減は、世界で深刻な餓えや栄養不良で苦しむ多くの人々が存在する中で、食料の多くを輸入している我が国として、真摯に取り組むべき課題であるとともに、近年、食品ロスに関する国際的な関心が高まり、平成27年の国連サミットでは、持続可能な開発目標、SDGsを中核とする持続可能な開発のための2030アジェンダが採択され、目標12持続可能な生産消費形態を確保するにおいて、食料廃棄の削減目標が掲げられており、食品ロスの削減は国際的な課題となっています。こうした現状を踏まえ、国では食品ロスの削減の推進に関する法律、食品ロス削減推進法が、まだ食べることのできる食品が廃棄されないようにするための社会的な取組を定義に、令和元年10月1日に施行されています。条文の一部抜粋ですが、国・地方公共団体・事業者の責務、消費者の役割、関係者相互の連携協力といったことなどが定められており、それぞれの立場において、主体的に課題に取り組み、社会全体として対応し、食べ物を無駄にしないという意識の醸成とその定着を図っていくことが重要とされています。また、消費者庁では、今年3月、食品ロスの削減に関する消費者の現状や求められる政策などを把握し、食品ロス削減に向けた施策の検討に資することを目的とした、食品ロスの認知度と取組状況等に関する調査をインターネットで行いました。食品ロス問題を知っているかの問いに関して、ある程度知っているとの回答も含め、年代別で見ると、70歳代以上が93.1%と最も高く、60歳代、50歳代と年齢が下がるとともに、認知度の割合も低くなっていき、30歳代では66.8%になっています。また、知らない、あまり知らないでは、20歳代は最も高く、34.1%となっており、対象である18歳、19歳の10歳代よりも高くなっていました。このほか、知っていると回答した人の中で、食品ロスを減らすための取組を行っていると回答した人は76.6%、令和元年度の調査結果と比較したところ、0.1%の微増でした。この結果を見て、当たり前に知っている、知り得ることだと思っていましたが、改めて住民・消費者への啓発、子供への啓発・教育、飲食店での啓発促進など、まだまだ食品ロス削減に向けての取組が必要だと感じました。本市においては、平成30年度から食品ロス削減の取組を行っており、全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会にも参画しています。これまでもおいしい食べ物を適量で残さず食べ切るといった啓発キャンペーンや、3010運動では、宴会などにおいて、食べ物を無駄にすることのないよう、食事の時間をしっかり取るという取組を行ってきていますが、近年のコロナ禍の影響もあってか、ポスターなどの掲示もあまり見られなくなり、定着に至るまで継続的な啓発活動が必要だと感じています。また、北海道では、事業者の取組を促すとともに、取組内容を幅広く周知することで、道民の意識の向上を図り、もって食品ロス削減に向けた、どさんこ愛食食べきり運動を推進することを目的とした、どさんこ食べきり協力店制度を令和2年2月に施行されており、どさんこ食べきり協力店への登録を推奨しています。本市でも、数店舗登録されており、ばら売り、量り売り、少量パックでの販売や容器の提供など、持ち帰り希望への対応や、ポスターなどの掲示による食品ロス削減の啓発の実施など行っているようです。そこで、2点についてお伺いいたします。1点目、平成30年度から食品ロス削減の取組を行ってきておりますが、事業者への取組の促しや市民への周知・啓発の推進を含め、今後の取組について伺います。2点目、食品ロス削減は、食育の推進やSDGsの目標達成の観点からも重要な課題であることから、北海道でも北海道食品ロス削減推進計画が令和3年3月25日に策定されております。食品ロス削減推進法第13条に、市町村の基本方針を踏まえ、当該市町村の区域内における食品ロスの削減の推進に関する計画を定めるよう努めなければならないとありますが、今後における市の考えについて伺います。
答弁 建設水道部長 小林辰也(建設水道部長は2024年3月まで)
食品ロス削減の取組について、2点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、食品ロスの削減の推進に関する法律は、我が国において、まだ食べることができる食品が生産、製造、販売、消費等の各段階において、日常的に廃棄され、大量の食品ロスが発生していることを踏まえ、国民各層がそれぞれの立場において、主体的にこの課題に取り組み、国民運動として、食品ロスの削減を推進するために、令和元年に施行されたものでございます。そこで、質問の1点目ですが、本市のこれまでの取組状況としましては、イベント開催時のチラシ配布による啓発と、市のホームページや広報への記事掲載のほか、飲食店での会食や宴会時の食べ残しを減らすことを目的とした3010運動の啓発ポスターの掲示を依頼しまして、令和2年2月には深川市環境衛生協会と市との共催で、食品ロスを題材とした市民向けの研修会を開催してきたところでございます。また、令和2年10月の食品ロス削減月間では、市内スーパーなどの指定ごみ袋取扱店を対象に、食品ロス削減月間を啓発するポスター掲示のお願いをするなど、今後もこれらの取組の継続に加え、北海道が進めております、どさんこ愛食食べきり運動など、関係機関の施策と連携を図りながら、取組を推進してまいります。次に、2点目のお答えとなりますが、北海道食品ロス削減推進計画は、国の食品ロス削減基本方針の策定を受け、令和3年度から12年度までの10年間を計画期間とし、消費者や事業者、関係機関など各方面の理解と参加により、食品ロス削減に効果的な施策を持続的に推進するため、施策の推進方向を明示し、取組を進めることを目的に策定されたものでございます。また、この計画は、北海道食の安全・安心基本計画及び北海道食育推進計画における食品ロスの削減に関する個別計画として位置づけられており、主な関連計画として北海道SDGsビジョンなどが挙げられております。質問の食品ロス削減推進法に基づく市の考えですが、地方自治体は、国及び他自治体等との連携を図りつつ、地域特性に応じた施策を策定・実施する責務があり、また市町村は食品ロス削減基本方針及び都道府県食品ロス削減推進計画を踏まえ、食品ロス削減推進計画を定めるよう努めなければならないとありますので、本市としましては、北海道食品ロス削減推進計画の取組を参考にしつつ、深川市第2次環境基本計画や深川市第3次食育推進計画などの関連した計画との整合性を図りながら、他市の取組状況など情報収集に努め、地域特性を生かした食品ロス削減について、有効な施策を検討してまいります。