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深川市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日

移住定住の推進

2021年6月18日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「移住定住の推進」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 松本雅祐

続きまして、2点目、移住定住の促進についてお伺いします。深川市をはじめ多くの自治体が深刻な人口減少に悩んでおります。北海道は今月、2020年の国勢調査の速報値を基に、昨年10月1日現在の道内の総人口を522万8,885人とし、15年前の前回調査の確定値より約15万人、北海道の人口が減りました。深川市においても、人口が減っていると昨日の市長一般行政報告で説明がありました。北海道で人口が増えている自治体は、札幌市周辺と一部のリゾート地など12市町村で、残りの167市町村の自治体では、人口減少が続いております。そのような中でも、全国の過疎地域の一部の自治体では、積極的な移住促進策が実り、転入者が転出者を上回る転入超過現象が出始めているとの報道もあります。本市も人口減少に負けないまちづくりの一環として、移住定住の事業に積極的に取り組んでおります。本市の魅力は、何といっても、交通のアクセスがよいこと、基幹産業が農業であり、食材の宝庫であること、山や川など自然環境がよい、そして災害が少ないなど、まちとしてのポテンシャルはとても高く、このことがアピールポイントです。近年の住みたい田舎ランキングが行った調査では、深川市は2018年度が北海道総合2位、2019年度が北海道総合3位、そして2020年、2021年は北海道総合2位と4年連続でトップスリーに入っており、この住みたい田舎ランキングでの評価は、移住定住のアピールポイントになっているのではないでしょうか。移住と聞くと、定年移住といった定年を迎えた方のセカンドライフで、田舎に住むというイメージがありますが、今は若者中心に地方移住の希望者が増えているとお聞きしています。内閣府の昨年12月の調査では、首都圏在住の20代の64%が地方移住に関心があると答えており、新型コロナウイルス感染症の影響で、感染リスクを避けるため、働き方やデジタル化など、生活スタイルの変化もあります。そして、首都圏の移住相談では、都会のシングルマザーの協会からは、人間関係に悩み、子供たちを都会ではなく、環境のよいところで育てたい、田舎は物価が安いなど、地方で育児を考えているシングルマザーも多く、移住についての研修会を開催してもらえませんかとの問合せもあるそうで、移住を考えている方の層や幅が広くなっております。本市も移住定住を考えている方へきめ細やかな対応を行うため、相談窓口を一本化し、コンシェルジュがまちの魅力の発信や、仕事や住まいなどの相談に丁寧に乗っておられます。最近の移住者からの問合せの中で、引っ越し費用の支援について聞かれることが多くなったとコンシェルジュの方がおっしゃっておりました。人口が増加する特効薬はありませんが、移住定住の事業では、寄り添う支援など、一つ一つ丁寧に推進していくことが大切であると考えます。そこで、お伺いします。1点目、私は本年、第1回定例会の予算審査特別委員会で、移住定住の実績について質疑し、2010年から2020年で159件、390人が移住し、2020年度は30件、58人が深川市に移住していることが分かりました。また、移住者への取組については、5月29日の日本経済新聞に北海道が紹介された中で、移住者が4倍、サポートがカギと題して、山下市長のインタビュー記事が載っており、本市の移住者への取組が紹介されておりました。移住者が最終的に定住を決める要因は、移住先の地域の魅力として、景観や食事、文化の奥深さなどがありますが、とりわけ重要なのが、そこに住む人との付き合いやネットワークが一番大きいと言われているそうです。本市の移住定住への仕事や住まいのサポート、また移住された方と地域の方との交流はどのように取り組まれているのかお聞かせください。また、これまでの移住定住の実績、道内、道外、年齢、前居住地などについてお聞かせください。2点目、移住定住を考える方にとって、まず住まいの問題があります。家族構成などにより、条件が違ってまいります。先日、市民の方から、深川市の空き家の情報、特に戸建ての情報が少ないことを聞かれました。私もホームページで移住希望者を対象とした空き家紹介を見ましたら、確かに空き家の紹介が少なく、移住定住を希望する方からすると、情報が少ないと感じました。移住希望者を対象とした空き家紹介事業について、現在の状況と実績、課題についてお聞かせください。もし空き家情報が少ないのであれば、地域で空き家を一番掌握されている町内会長のお力をお借りすることもいいのではないでしょうか。市の考えをお聞かせください。3点目、移住定住者への支援策についてであります。本市のホームページで移住定住の支援について検索しましたら、補助事業として、深川ライフ応援奨学金補助事業と、移住の記念に1万5,000円の商品券がプレゼントされる事業が紹介されております。この1万5,000円の商品券の対象者ですが、一つ目が、深川市に移住するために住宅を建設、または購入された方、二つ目に、市外から転入後、2年以内に自らが居住するための住宅を建設、または購入された方となっております。移住しても、この対象者は住宅を建設、または購入された方だけであります。しかし、移住された方の中には、すぐに住宅を購入できず、賃貸で住んでいる方もいるのではないでしょうか。そこで、商品券プレゼント事業はいつどのような趣旨で始まったのかお聞かせください。そして、本市に移住された方に、よく来ていただきましたとの歓迎の気持ちを込めて、対象者の緩和と、商品券の額も1万5,000円から拡充してもいいのではないでしょうか、市の考えをお聞かせください。4点目、以前、私は深川市に家族で移住されたお父さんから、「家族全員で引っ越してきましたが、深川市は引っ越しの支援や子育て世帯への支援はないのですね」と言われたことがありました。最近、各自治体では、移住定住者に対しての支援策が広がっており、例えば中古住宅購入支援として、移住者には20万円の商品券をお渡ししたり、引っ越し費用の支援として、町外から御夫婦で来た場合は8万円、子育て世帯の場合は10万円の商品券をプレゼントするなど、定住促進制度が拡充されております。本市は、移住定住では着実に結果を示されております。その上で、社会情勢の変化や、移住定住を考える年齢層や家族層などが変化しております。今後も多くの方に深川市を移住先に選んでいただけるよう、引っ越し費用の助成や住宅購入支援、また子育て世帯への支援の拡充などを実施してはいかがでしょうか、市の支援策の拡充についての考えをお聞かせください。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

移住定住の推進について4点の質問がございましたので、順次お答えいたします。1点目の移住定住の取組と実績についてであります。本市では、現役世代の移住者の増加を目指しまして、住まいや仕事などの紹介に重点を置いて、移住定住サポートセンターに配置した移住コンシェルジュによるきめ細やかな相談対応、そして情報発信に努めてきております。具体的には、住まいに関する取組としまして、これまで市の空き家・空き地バンクに登録されている賃貸、あるいは売買物件情報などを、サポートセンター窓口や移住相談会を通じて紹介してきておりまして、件数としては、把握しております平成28年度以降、昨年度までに本市に移住されて中古住宅を購入された方は29件となっております。このほかに、もちろん新築の住宅に入られた移住者もおられまして、議員も自ら触れられたと思いますが、30件となっているところであります。また、仕事に関します取組といたしましては、平成29年度から無料の職業紹介事業を導入いたしまして、現在、市内の23社、41件の求人情報をホームページや移住相談会などで紹介しているところでありまして、これまでに14件が就業に結びついているということでございます。さらに、移住者と地域との交流という点につきましては、移住者交流会を年2回開催しておりますほか、昨年には市議会の総務経済常任委員会の委員の皆さんと意見交換会を開催するなどして、移住者の移住後のフォローにも努めているところでございます。こうした取組が功を奏しまして、昨年度はこれまで最多となる移住件数30件、58人の方に深川市へ移住していただいたところでありまして、平成18年度以降の通算実績となりますと、185件、453人となったところであります。これらの方々の移住してこられる前の地域別の状況といたしましては、道外からの移住者が全体の約34%となっており、また年代別では全体の約72%を60歳未満の現役世代が占めており、その中でも30代、40代の移住者が約45%となっているところであります。また、直近3年間の傾向といたしましては、道外からの移住者の割合は42%、年代別では60歳未満が77%で、30歳代、40歳代では53%となっており、道外からの現役世代の移住者が増加している状況にあります。次に、2点目の空き家バンクの実績と課題についてであります。空き家情報につきましては、これまでも本市の建築住宅課が管理しております空き家・空き地バンクで情報を発信してきておりましたが、今年3月からは移住定住サポートセンターのホームページ内に、物件の室内状況等のより詳細な情報を掲載した、空き家紹介というページを新たにつくり、そういう拡充に努めておりまして、現在、賃貸物件、売買物件合わせて32件を紹介いたし、これまでに既に8件の物件が成約に至ってでございます。この空き家紹介は、事業開始からまだ日も浅いことから、新規登録件数をどう増やしていくかが課題となっており、この5月に固定資産税の納税通知書を送付しましたが、送付の際に登録依頼のチラシを同封するなどの対応を取ってきております。先ほど議員から、そういった情報を集めるのに町内会長の協力を得てはという御指摘もございました。確かに有益な方法かと考えますので、具体化に向けて検討してまいりたいと考えております。次に、3点目の移住者への記念品についてであります。この事業につきましては、平成19年度に事業化しておりまして、深川市に住宅を建設するなどして、定住いただいた方に歓迎の意を込めて、当初は深川産のお米1俵を贈呈することにしておりましたが、その後、記念品をお米と商品券の選択制にする変更を経まして、現在は商品券のみを贈っているところでございます。先ほど議員から対象者の緩和でありますとか、商品券の額面を拡充してはとの御提言がありましたが、対象者につきましては、やはり定住促進という観点から、定住の意向が確認できる要件として、住宅の取得を設けているものでございまして、この基準については、原則として堅持、継続してまいりたいと考えております。また、額面につきましては、事業開始から一定年数が経過する中で、過去にも額面の見直しを検討した経過がございますが、その折も歓迎の気持ちを表す事業の方向性を踏襲しまして、1万5,000円の額面も据え置くとした経過がございます。その一方で、住宅助成制度において、具体的な支援の拡充も図っておりますので、そういった経緯に鑑み、当面は現状のとおりの対応で取り進めてまいりたいと考えております。次に、4点目の移住定住者への支援の拡充についてであります。議員から他の自治体の取組の紹介がございましたが、本市でも住宅持家促進制度の拡充を令和2年度に行いまして、その中で中学校修了前のお子さんがおられる子育て世帯や移住世帯に対して、住宅助成制度の中の助成金額を10万円加算することにしておりますほか、これらの世帯が3世代同居の場合には、さらに加算額の上限を100万円と引き上げているところでございます。また、このほか、令和元年度から深川ライフ応援奨学金補助事業やUIJターン新規就業支援事業を開始するなどしておりまして、これら移住促進につながる新しい事業にも積極的に取り組んでいるところでございます。これらの事業の推進に努めまして、一層移住促進を図っていくことが重要と考えているところであります。ただし、今日の社会の状況は大きく変化してきているように思われます。特に現在、コロナ禍という状況を考えますと、多くの人が述べておりますように、地方都市は移住者の増加を図る絶好の機会とも言える。確かにそういう思いもいたしますので、現在取り組んでおります各種事業の検証を行いまして、その効果なども見極めた上で、議員提案の支援策なども含めて、支援拡充の必要性と事業の見直しを検討し、現状の取組にとどまることなく、新しい視点を持って移住定住を取り進めてまいりたいと考えております。

再質問 8番 松本雅祐

再質問させていただきます。山下市長から、今の社会状況は大きく変化していて、絶好の機会とも言えるという答弁でありましたが、まさに今は絶好の機会であると私は思っております。そういう部分で私は2点、山下市長にもう一度お聞きします。まず、深川市に移住された方へ1万5,000円の商品券をプレゼントするというのは、あくまでも定住いただいた方へのプレゼントということですが、住宅を購入される方もいますけれども、先ほど言ったように賃貸で住まわれる方もいます。私はそういう部分では、深川市を選んでいただいた方にということで、対象者を少し緩和してもいいのではないかと思っております。そして、4点目の今が絶好の機会ということで、先ほど山下市長の答弁の中にも、今、深川市に移住されてきている方は道外の方が増えております。そして、コンシェルジュの方も相談の際に、引っ越し費用の助成はありますかと多く聞かれるということでありました。今、年度途中でありますけれども、これからの移住促進を考えたときに、引っ越し費用の助成はぜひ検討していただきたいと思っておりますので、この2点について、もう一度答弁をお願いいたします。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

今の2点の再質問にお答えいたします。最初の移住定住者の定義の部分で、賃貸の住宅に入られた方も、歓迎の意を表すために、記念品の支給対象に加えてはという趣旨だと思います。でも、この点は、先ほど冒頭の中で申し上げましたように、やはり定住する、中長期的に深川のまちに暮らす意思を、しっかり示していただいた方を対象にこの事業は考えてきております。賃貸でも長くきちんと住んでいただけることが分かる何かがあれば、可能性は高まると思いますが、考え方としては、そういうことであり、すぐにどうこうとはならないかもしれませんが、研究はさせてもらいます。それから、もう一つの引っ越し支援の話です。これは確かに私も、ほかのまちの事例をちらほらと聞く機会もありますので、もしかしたら、これはさらに移住者、定住者を呼び込むために重要な鍵になるかもしれないという認識はございます。ですので、まずはそれを取り組んでいる全国の自治体の例などもしっかり調べさせてもらって、本市における移住定住者の拡大推進にきちんと役立つ見通しが得られれば、積極的に取組、大胆に見直しをしていくつもりでありますので、その中の1項目として考えていきたいと思っております。

出典:深川市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる