深川市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日
地域防災会議の女性委員の選出など
2021年3月9日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「地域防災会議の女性委員の選出など」について質問し、企画総務部長 三浦浩二が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 三浦浩二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 松本雅祐
それでは、次の質問に移らせていただきます。4番目、地域防災会議の女性委員の選出と女性の視点を取り入れた避難所運営マニュアルの策定についてお伺いします。各自治体が地域防災計画策定のために設置する地域防災会議、国が2020年までに目標として掲げていた女性委員の比率30%を達成したのが全国で2%にとどまることが、本年2月の共同通信のアンケートで分かりました。防災会議のメンバーは、警察幹部など男性中心のポストから委員を選ぶ条例となっており、それが壁となっているということであります。今月で発生10年目を迎える東日本大震災では、その当時、避難所での着替えや授乳の場所がないなど、女性への配慮に欠けた避難所もあったそうであります。ですから、災害対策に女性の視点を反映させることが求められているのです。地域防災会議の女性委員の比率が高い自治体ほど、トイレ、アレルギー対応食、哺乳瓶、おむつなど、乳幼児や高齢者、女性のニーズに合った物資を備蓄し、女性の視点で大きく改善していることが分かりました。共同通信のアンケートは、昨年10月から12月にかけて行われ、1,516自治体のうち、防災会議を開催している1,487自治体を集計しました。達成したのは、27の県市町村で全体の2%、北海道はゼロであります。2割近い292市町村では、女性委員が1人もいないとの報告もありました。目標を達成できなかった自治体の8割以上が、委員を出してもらっている公共機関に女性が少ないと回答があり、また女性委員がいる会議では、地域枠を設け、障がい者福祉団体など、女性が多い組織を加えたと工夫を凝らしている自治体もあります。そこで、お伺いします。1点目、本市も防災会議条例を制定しておりますが、地域防災会議委員の選出について、条例ではどのように定められているのか、その上で現在の女性委員の人数についてお聞かせください。2点目、委員の選考に当たっては、役職等にこだわらず、防災対応能力を備えた実務者を委員に選任することや、条例を改正して委員の定員を増やすなど、体制づくりが重要だと私は考えます。東日本大震災のとき、備えていたことしか役に立たなかったという声もあり、その教訓などを生かし、防災対策には女性の視点を生かすことにより、子供や高齢者、障がい者の方など、災害弱者に優しい対応ができると思います。国は、女性委員を増やすため、2012年に災害対策基本法を改正し、2020年12月に閣議決定し、策定した第5次計画では、男女共同参画の視点からも、女性委員の目標達成期限を2025年までに延長するとしました。本市も女性の視点を生かした防災対策の体制を構築してはいかがでしょうか、市の考えをお聞かせください。3点目、私は昨年の第2回定例会で、避難所の運営について一般質問し、昨年5月に改正された北海道版避難所マニュアルの避難所運営を受け、本市も避難所運営のマニュアルを更新するとの答弁がありました。私は、その際に、女性や子育ての家庭に配慮した避難所運営が必要であり、女性や子育て世代の声を聞き、策定するよう提案させていただきました。本市の更新された避難所運営マニュアルに女性の視点や声を取り入れたのか、お聞かせください。
答弁 企画総務部長 三浦浩二(企画総務部長は2022年3月まで)
地域防災会議の女性委員の選出などについての質問にお答えいたします。1点目の防災会議の女性委員の人数でございます。本市では、災害対策基本法に基づきまして、昭和38年に深川市防災会議条例を制定いたしまして、防災会議の所掌事務や組織を定めておりますが、委員につきましては、自衛隊、警察、消防などの行政機関の代表者のほか、自主防災組織や町内会の代表など、合計25人で委員を構成しているものであります。このうちお尋ねの女性委員の人数は1人でございまして、全委員に占める女性の割合は4%となっているところであります。次に、2点目の女性の視点や声を生かした災害対策の体制づくりについてであります。議員も触れられておりますが、国の第5次男女共同参画基本計画によりますと、全国の市町村防災会議委員に占める女性の割合は、2020年の現状値では8.8%、それを2025年には30%を目標にするとされております。そういったことや、女性の視点からの災害対応が行われることは、防災・減災、災害に強い社会の実現に大変重要なことと本市としても考えておりますので、議員の御提言を参考に、他の自治体の動向もお聞きしながら、体制の見直しについて、調査・研究を行ってまいりたいと考えております。3点目の女性の視点を取り入れた避難所マニュアルの策定についてであります。本市の避難所運営マニュアルは平成29年に策定しておりますけれども、令和2年に入り、新型コロナウイルス感染症が世界規模で拡大し、避難所においてもその対策が求められたことから、感染症対策をいち早く取り入れた北海道版避難所マニュアルの情報を追加する形で、本市の避難所運営マニュアル令和2年7月暫定版といった冊子を作成して、市内の自主防災組織や町内会に配付したところであります。平成29年に策定したマニュアルにおきましても、避難所の環境整備として、男女別の空間を確保し、プライバシーに配慮するとか、授乳室は居住空間から離れた場所を活用するなどを記載しておりました。暫定版を作成するに当たって、新型コロナウイルス感染症対策を早急に町内会等へ周知する必要がありましたため、女性の意見を十分にお聞きするところまでには至りませんでしたけれども、北海道のマニュアルなどを参考に、離乳食や介護食の準備とか、子供を遊ばせる育児室の確保といった内容も追記したところでございます。この避難所運営マニュアルは、現在は暫定版としておりまして、自主防災組織や町内会からの御意見をいただきながら、改めて発行することを予定しておりますので、その際には女性の意見も十分に反映したマニュアルとして作成するよう努めてまいりたいと考えております。