みんなの議会

深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月10日

ふるさと納税

2020年12月10日、深川市議会の一般質問で、宮澤孝司議員が「ふるさと納税」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
宮澤孝司 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 宮澤孝司

最後の質問に入ります。ふるさと納税について伺います。コロナ禍の中、ふるさと納税の利用者数が伸びていると聞いております。巣籠もり需要があることを考えても、著しい伸びであるそうです。背景には、コロナ禍による特殊な環境で、ふるさと納税を行うメリットが高まっているそうであります。メリットは3点あるとのことで、1点目は、平時であれば扱いがなかったはずの返礼品が登場していること。外出自粛などを受けて、販売量が減少したことをきっかけに、行き場を失った商品をふるさと納税の返礼品として新たに登録している自治体もあるとのこと。2点目は、返礼品の内容はそのまま、寄附額が引き下げられるなどの工夫をする自治体が4月下旬頃から増え始めた。商品の在庫過多や流通価格の下落を受けてのことだそうです。3点目は、自宅にいながら、コロナ禍で苦境に立たされた事業者を支援できること。寄附者が返礼品を受け取れば、提供した事業者に商品相当の金額が支払われる。ふるさと納税を利用することは、各地域の事業者の売上げ増につながることだそうです。このようなメリットから、寄附先の自治体を選べば、コロナの影響で売上げを大きく減らしている事業者支援をすることも可能。返礼品が不要なら、クラウドファンディング型のふるさと納税で支援することもできる。家で過ごす時間が長く確保されているため、例年よりも返礼品をじっくり選ぶことができるのもポイントだそうです。また、注意しなければならないのは、実質負担2,000円でできるふるさと納税の寄附の上限は、給与収入や家族構成などに応じて決まるもので、コロナ禍による事業悪化で残業代やボーナスがカットされて給与収入が減少すると、その上限額が少なくなる可能性があるということです。コロナ禍の影響を受けている業種は幅広く、昨年と同水準の給与収入を見込んで、ふるさと納税している人でも、収入減のリスクが高まった場合は、特に注意が必要だそうです。そこで、1点目、今年度の寄附状況とコロナ禍の影響について伺います。2点目は、企業版ふるさと納税についてであります。自治体のために何かしたい企業と、資金調達を受けた自治体とが連携して、事業に取り組むもので、様々なケースがあります。企業版ふるさと納税の正式名称は、地方創生応援税制であります。2016年度に内閣府主導により制定された地方創生施策、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中に位置づけられており、志ある企業が地方を応援するためのきっかけづくりとされております。企業としては、法人税等に対する特例的な減税措置を行うことにより、企業が地方の自治体を支援するためのインセンティブをつけることを制度の中心に据えております。具体的には、寄附を行うと、通常の損金算入による軽減効果約3割に加え、企業版ふるさと納税の特例措置として、税額控除を最大3割受けることができ、合計で最大約6割の減額となることから、寄附の実質の自己負担は4割となります。また、2020年4月の改正により、税額控除部分が最大3割から最大6割に引き上げられたため、企業の実質負担が1割になるケースが出てくるということです。改正後には、例えば100万円の寄附を行った場合には、決算時において、税金が最大90%分減額されるため、1事業年度で考えた際、実質のキャッシュアウト、資金の持ち出しは10万円となる計算になります。決算期直前に行えば、原資10万円で100万円や、原資100万円で1,000万円の寄附が行える可能性があるということであります。自治体としては、事業への資金調達はもちろん、企業版ふるさと納税の人材派遣型では、専門的知識やノウハウを持つ人材の確保、人件費の負担なしで人材派遣を受けることも可能であり、関係人口の創出・拡大も期待できるところであります。自治体が企業版ふるさと納税を活用する条件としては、まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定、それを基に地域再生計画を作成し、内閣府から認定を受けることにより、その事業に対して企業からの支援を得られるものであります。このようなことから、本市も前向きに取り組むべきと思いますので、企業版ふるさと納税への取組について伺います。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

ふるさと納税についての質問にお答えいたします。初めに、今年度の寄附状況とコロナ禍の影響についてであります。今年度のふるさと納税の寄附状況については、先ほども田中議員にお答え申しており重なりますが、改めて申し上げますと、11月末時点での状況といたしまして、寄附金額は2億5,494万円でございます。これを前年の同時期と比較いたしますと、約5,400万円、率にして21.2%の増となっております。また、寄附件数でありますが、これは8,699件でございまして、前年と比べますと1,147件、率にして13.2%の増加となっているところでございます。このように、これまでのところ寄附金額、件数ともに昨年を上回る状況となっておりますが、その増加の要因としては、昨年前半は二つの寄附サイトでふるさと納税を受け付けておりましたが、今年度は年度当初から三つの寄附サイト、ふるさとチョイス、楽天、さとふるでありますが、この3サイトでふるさと納税を受け付けておりまして、受付チャンネルを増加させたことが大きな要因の一つではないかと考えているところであります。このほか、今年度においては、コロナ禍による外出自粛等で、販売に大きな影響が懸念されたサクランボを、本市の場合、新たに返礼品に加えましたところ、当初見込みを超える寄附の申込みがあったところでございます。これは、他の返礼品にも多かれ少なかれ見られる傾向と思いますが、コロナ禍における支援拡大という思いの影響があったのではないかと推測いたしているところであります。このため、こうした傾向も踏まえまして、1年のうちで最も寄附の申込みが集中いたします12月には、本市の返礼品の中でも一番取扱い件数の多いお米につきまして、農業者支援と銘打った限定の返礼品を用意するなどしまして、コロナ禍の影響を受けている農業者への支援の意味も込めて、1件でも多くの寄附が得られますように、引き続きしっかり取り組んでまいりたいと考えているところでございます。次に、2点目の企業版ふるさと納税についての取組であります。初めに、この制度の概要でございますが、議員も触れられておりましたけれども、地方創生の充実・強化と地方への資金の流れを飛躍的に高める観点から、自治体が実施いたします地方創生事業に対して、民間資金を活用することにより、地方創生の取組を加速化させる目的で、平成28年度に創設された制度であります。具体的には国が認定した各自治体の地方創生プロジェクトに対して、企業が寄附を行うことになりますが、その際の企業側のメリットとしては、税額控除6割、そして損金算入による税軽減効果3割ということで、最大寄附額の約9割の税軽減がされる税制優遇があるほか、企業にゆかりのある自治体を応援することができ、社会貢献に積極的な会社として、イメージアップを図ることにつながる期待もあるわけでございます。一方で、地方自治体のメリットとしましては、対象事業の財源確保ができるといったことだけでなく、企業からの人材の提供など、関係人口の増加といったことも期待できるとされております。そこで、現在の本市の企業版ふるさと納税についての取組という点でありますが、令和2年3月31日付で本市の総合戦略をベースといたしました地域再生計画について、既に内閣府から認定を受けている状況でございまして、今年度においては、寄附を受ける事業の具体的な選定、そして企業へのPR方法の検討など、庁内における体制整備を主に進めているところでございます。今後、関係所管が一層連携を密にいたしまして、令和3年度から寄附の募集が具体的に開始できますように、引き続き入念に検討を進めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる