深川市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月9日
ジェンダー平等の取組
2020年12月9日、深川市議会の一般質問で、田畑陽美議員が「ジェンダー平等の取組」について質問し、副市長 早川雅典が答弁しました。
- 質問者
- 田畑陽美 議員
- 答弁者
- 副市長 早川雅典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 田畑陽美
最後の質問に入らせていただきます。ジェンダー平等の取組についてお伺いいたします。近年、テレビや雑誌などで見かけることが多くなったSDGs、持続可能な開発目標ですが、2015年9月の国連サミットで採択され、2016年から2030年までの15年間で世界が達成すべきゴールを表わしたもので、17の目標と169のターゲットで構成されています。地球上の誰一人として取り残さないことを目指し、発展途上国のみならず、先進国自身が取り組む普遍的なものになっています。本市でも3月に策定された第2期深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略において、SDGsの理念と合致する各種施策の推進を図ることにより、SDGsの目標達成に資するものと考え、政策との関係性を分かりやすく示しています。SDGsという言葉が少しずつ着実に広まっていることを実感しています。2020年6月30日に公開されたSDGsの達成状況において、166か国中、日本は全体目標に対して17位で、上位ではありますが、目標別に見ると、五つの目標を達成するためには主要な課題が残っているそうです。その中の一つとして、「ジェンダー平等を実現しよう」があり、このジェンダー目標は、世界的にも大きく取り上げられています。ジェンダーとは、日本語で社会的性別と訳されます。例えば男の子は青、女の子はピンクとか、お父さんは会社で働いて、お母さんは家で家事をするというように、男女の違いによって、周りの人が無意識に抱くイメージや役割分担がありますが、このように身体的な性別に対して、社会の中で男性らしいとか、女性らしいとされている役割や行動、考え方や見た目などがあることを社会的性別、ジェンダーといいます。近年、ジェンダーという言葉が広まり、男だから、女だからと決めつけることで、男女の間に偏見や差別、不平等が生まれていると広く知られるようになったようです。ジェンダーという見方が出てきたことで、性別に関する考え方も深まり、ジェンダーフリー、ジェンダーレス、LGBTなど、様々な考え方や意味がありますが、偏見や差別することなく、平等に考えていく社会の仕組みづくりが必要になってきています。また、世界経済フォーラムが毎年発表する男女格差をはかる、ジェンダー・ギャップ指数2020が昨年12月に発表されました。日本は153か国中121位、前回は149か国中110位でしたので、過去最低の結果となり、主要7か国でも最下位の結果です。ジェンダー・ギャップ指数を分野別で見ると、日本は経済分野が115位、教育分野91位、保健分野40位、政治分野144位となっており、政治・経済分野で後れを取っているのがよく分かります。経済分野の小項目の評価では、管理職ポジションに就いている男女の人数の差が131位、政治分野では国会議員の男女比135位、女性官僚の比率139位といずれの項目においても世界平均を下回っています。その結果を表わしているような記事が先月末の新聞に掲載されていました。「増えぬ女性議員」と題して、政治分野における男女共同参画推進法の改正を求める声の記事が載っております。また、記事の中には、道内市町村で女性ゼロ議会が3割もあると記載されておりました。また、別の日の記事ではありますが、市議会による市民との意見交換会では、市民から「女性議員が1人もいないのはおかしい」との質問が出ていたそうです。そこで、3点についてお伺いいたします。1点目、第2期深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、SDGsの17の目標に照らし、取組の方向性を示しています。その目標の一つでもあります「ジェンダー平等を実現しよう」において、ジェンダーの問題が大きく取り上げられていますが、本市でも男女共同参画計画を策定し、男女共同参画社会の実現を目指す中、ジェンダー平等についての市の考えを伺います。2点目、新型コロナウイルス感染症の影響で、外出自粛や休業などにより在宅時間が増えています。それに伴い、生活不安やストレスからDVや児童虐待などの家庭内暴力が増加し、相談件数が増えていると聞きます。もちろん理由はそれだけではないと思いますが、この時期の本市での相談状況について伺います。3点目、ジェンダー・ギャップ指数では、経済・政治分野での格差が大きくありましたが、本市においても現在、議会の答弁者の中に女性がおりません。もちろん女性がその場にいればよいという問題でないことは十分に承知しておりますが、答弁者側に女性がいないことに関しての考えを伺います。
答弁 副市長 早川雅典(副市長は2023年3月まで)
ジェンダー平等の取組について、3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げたいと存じます。まず、1点目のジェンダー平等についての市の考えについてでございます。本市におきましては、本年3月に策定いたしました第2期深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略においても、持続可能なまちづくり、人口減少に負けない活力あるまちづくりを取組の基本方向としておりまして、SDGsの理念と合致する各種施策を推進することによりまして、SDGsの目標達成に資するものと考えているところでございます。ジェンダー平等につきましては、SDGsの17の目標の一つとして、「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」と掲げられており、本市の総合戦略におきましては、子育て支援の充実ですとか、仕事と子育てを両立できる環境づくりなどの主要施策がこの理念と合致するものと考えております。そこで、ジェンダー平等についてでございますが、議員も質問の中で触れられておりましたけれども、社会的性別として訳されておりますジェンダーでありますが、例えば男性だからとか、女性だからといった先入観などによる性差をなくそうというのが、ジェンダー平等の取組になるものと考えているところでございます。本市では、男女共同参画計画を策定し、性別にかかわらず、誰もが個人として人権が尊重され、仕事、家庭、地域において責任を分かち合い、それぞれの個性と能力を発揮することのできる男女共同参画社会の実現を目指して、様々な施策を推進しているところでございます。この計画の基本理念の一つに「社会における制度または慣行についての配慮」を掲げており「性別による固定的な役割分担意識にとらわれず、すべての人が様々な活動ができるよう社会の制度や慣行の在り方を考えます。」としておりまして、この基本理念を掲げる男女共同参画計画や総合戦略を推進し、そしてまた周知・啓発を図ることによりまして、ジェンダー平等の実現に向け、取り進めてまいりたいと考えているところでございます。次に、2点目のDVや児童虐待などの家庭内暴力に対する相談についてでございます。家庭内における暴力行為には、配偶者間で起きるDVをはじめ、家族間での虐待、児童虐待等があり、それら虐待については、身体的虐待や性的虐待、さらには心理的虐待やネグレクトなどに分類されるところでございます。本市におけるこれらDVや児童虐待などを担当しております子育て支援推進室、高齢者支援課及び健康福祉課など、関係課における本年4月から現在までの相談件数につきましては、DVが7件、うち高齢者に関わるものが3件ございます。家族間の虐待は6件、うち高齢者に関わるものが5件ございます。児童虐待が5件という状況になっておりまして、昨年同期と比較いたしますと若干増えている状況となっております。これらDVや虐待に至る状況となった要因につきましては、家庭内の生活環境ですとか、経済状況など、様々なものが影響しているところでございますが、今般の新型コロナウイルス感染症による影響については不明な状況と考えてございます。いずれにいたしましても、今後とも相談体制の充実等、関係機関等との連携を密接に図りまして、適切な対応に努めてまいりたいと考えております。次に、3点目の議会の答弁者側に女性がいないことについての考えでございます。議員御指摘のとおり、市議会での答弁者側については、残念ではございますけれども、現在女性はいません。ただ、人事につきましては、適材適所ということでございます。市役所における女性の活躍推進に係る取組につきましては、平成28年3月に深川市特定事業主行動計画を策定いたしまして、様々な取組を推進しているところでございます。この計画の中におきまして、女性職員の活躍推進に向けた数値目標がございまして、課長職以上の女性管理職の割合を、今年度までに20%以上にするという目標がございます。計画を策定したときの平成27年度は14.5%でございました。現在、令和2年度においては25%となっておりまして、計画の目標数値については達成している状況になっております。今後ともこのような状況がより促進されるような対応を進めてまいりたいと考えております。