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深川市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日

市職員の時間外勤務の状況と取り組みについて

2019年12月11日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「市職員の時間外勤務の状況と取り組みについて」質問し、企画総務部長 吉村理明、市立病院事務部長 吉田博昭が答弁しました。

質問者
田中昌幸 議員
答弁者
企画総務部長 吉村理明、市立病院事務部長 吉田博昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 田中昌幸

それでは、4点目の質問をさせていただきます。職員の勤務状況についてであります。政府が進める大改革の大義は、一億総活躍社会の実現とされております。厚生労働省のホームページには、働き方改革の目指すものとして、我が国は少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少、育児や介護との両立など、働き方のニーズの多様化などの状況に直面しています。こうした中、投資やイノベーションによる生産性向上とともに就業機会の拡大や意欲・能力を十分に発揮できる環境をつくることが重要な課題になっています。働き方改革は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人一人がよりよい将来の展望を持てるようにすることを目指しています。働き方改革を通じて、労働生産性と賃金を上げ、生産と消費の双方を支えていくことが重要な課題と言えます。少子化の原因の一つとして、長時間労働と低賃金が挙げられ、この改善なくして、人口減少を回復することはできないと私も考えますが、市役所職員の勤務状況、特に時間外勤務については、市としても労使一体となった取り組みで、時間外勤務総体を減らしていく取り組みを続けてきたことは、これまでの議会議論でも伺っております。しかし、全体が減っていても、職場間での格差、同じ課や係の中でも個々の職員差が出てくることを解決するのはなかなか大変なことと考えます。勤務時間を有効に活用して、業務を行い、勤務終了後にはプライベートでの時間はもちろんのこと、地域貢献や趣味の活動などに有効に生かしていくことが重要で、そのための取り組みは継続して進めていかなければならないと考えます。ここで質問の1点目、市職員の勤務時間の状況について、市立病院以外市の職員の時間外勤務の近年の状況について、全体の推移と職場間、個人間の格差について、特徴的な状況について、あわせて長時間勤務解消に向けた取り組みについてお伺いいたします。2点目は、市立病院病棟勤務看護師の勤務時間についてお伺いいたします。この質問は、ことし3月の第1回定例会でも質問させていただき、病棟看護師の時間外勤務は必ずしも長時間にはなっていないとの答弁をいただいておりますが、いかんせん、日勤者が6時どころか、7時、8時でも帰ることができていない状況が実態としてありまして、それが一過性のものではなく、常態化しているのではないか。このことは、今の市立病院の建てかえ前の市立病院時代からあったもので、新病院により、病棟を再編したことで改善されてきてはいると思いますが、やはり勤務時間が終わってもなかなか帰ることができない状況が続いていると思います。3月の質問のときには、滝川市立病院の病棟看護師が大量退職したことで、病棟閉鎖にまで追い込まれたことが新聞報道もされていたことからお伺いしたものですが、現在、滝川市立病院は急激な収益悪化により、多額の不良債務が発生していると聞いております。この場合も長時間勤務を嫌った看護師の退職が原因と報道されていましたが、深川市としても、このようなことには敏感になることが大事だと考えます。また、この状況を解決するには、看護部の上層部だけで取り組んでも難しいことで、看護部全体での意識改善や意識統一、医局や他の職員との協力体制が必要だと考えます。市立高等看護学院の建てかえが決定しましたが、多額の費用をかけて、看護師を養成し、市立病院に奉職していただいた看護師が数年で病院を離れてしまうことは、病院にとっても、市にとっても、貴重な人材の喪失であり、このことを食いとめる意味でも、特に病棟看護師の勤務時間短縮は待ったなしだと考えます。前回の第1回定例会での質問の繰り返しになりますが、平常勤務をした後、夕刻の家族団らんや友人との時間、地域活動や趣味の時間を過ごせる、あるいは子供を保育園に迎えに行ける、この当たり前と思えることが実際できているのかどうか。友達と夕食や遊びに行く約束もできない、そんな職場では働き続ける意欲が維持できるのでしょうか。さらには、働き続けて、子供を産み育てることができる職場環境を整えることは、重要な少子化対策にもつながります。医療スタッフの確保には、今いるスタッフの皆さんが働き続けたいと思える環境が第一で、さらにその職場で働いてみたいと思ってくれる環境にするために、定時の5時退勤が現実的に無理としても、5時半から6時には当たり前に帰ることができる環境整備が今こそ改めて求められていると考えます。一方、このことを実現するには、多くの課題もあるかもしれませんが、各医療スタッフの全体での十分な協議や相互の協力体制を図るほか、電子カルテや医療システムの改良、医療クラークの活用も検討を始めているようであります。いずれにしても、地方の医療機関での医療スタッフ確保が大変な時代にあって、持続的な医療提供のため、腰を据えた働き方の見直しにより、働きやすい病院職場環境への取り組みについて、ぜひとも看護師を初めとする病院職員の皆さんがいつまでもこの市立病院で働き続けていきたいと思えるような職場づくりにみんなで取り組んでいけるよう、開設者である市長を先頭に働き方改革を進めていただきたいと考えますが、市の考えをお伺いいたします。

答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)

1点目の市職員の時間外勤務の状況と取り組みについてお答え申し上げます。本市職員の時間外勤務命令の取り扱いにつきましては、時間外勤務取扱基準を設けまして、毎週水曜日及び金曜日の定時退庁や週休日の振りかえ及び代休日の指定、業務スケジュール管理や業務分担の適正化など、所属長の責務について、具体的に規定するとともに、職員の健康管理に配慮し、加重労働によるメンタルヘルス不調や健康障がいの発生防止のため、月25時間、年間300時間を超える時間外勤務命令は行わないこととしております。また、特別な事情により、上限時間を超えて命令を行う場合については、所管部長に業務内容を説明し、特認を受けることとしておりまして、安易な命令を行わないよう、取り扱いの徹底を図っているところでございます。そこで、時間外勤務の状況でございますけれども、過去5年間の状況を申し上げますと、本庁舎の職員で選挙及び災害に係る時間外勤務を除く状況でございます。平成26年度は総時間数1万9,242時間、対象者183人、1人当たりの平均は105.1時間、27年度は同じく総時間数2万464時間、対象者177人、平均115.6時間、28年度は総時間数2万179時間、対象者は172人、平均は117.3時間、29年度は総時間数1万9,548時間、対象者168人、平均116.3時間、30年度は総時間数が1万8,666時間、対象者164人、平均113.8時間でございまして、全体的な状況としては、ほぼ横ばいの傾向にある状況でございます。個別の状況に関しましては、数年に一度の計画等の策定時期や突発的な事業等の開催により、一時的に時間外がふえている状況もございますが、年間300時間を超える職員は、平成28年度14人、29年度10人、30年度6人と着実に減少してきているところでございます。今後におきましても、時間外勤務取扱基準の徹底を図りますとともに、職員の健康管理に関しまして十分に意を用いて、時間外勤務の縮減に努めてまいりたいと考えております。

答弁 市立病院事務部長 吉田博昭(市立病院事務部長は2022年3月まで)

質問の2点目、市立病院病棟勤務看護師の勤務時間についてお答え申し上げます。初めに、病棟における看護師の人員配置状況及び時間外勤務を要する要因などについて、その現状を報告させていただきます。当院が有する四つの病棟の運営を維持するためには、総勢で100人程度の看護師の配置が必要として、この間、看護師の確保や適正な人員配置に努めてきたところでございます。この人数は、医療法に基づく人員配置基準である92人、こちらは必要最低限の人数とされるところですが、これを若干上回ってはおりますが、手厚い看護が必要とされる高齢患者が非常に多いという当院の入院患者特性を踏まえると、最低でも100人程度の配置がなければ、病棟運営は厳しいものと判断しているところでございます。しかしながら、本年12月1日現在の配置人数は、年度途中での退職などにより、97人にとどまっており、加えて今年度に入りましては、近年に比較し、1日当たりの入院患者数がこれまでの平均より10人程度上回る状況にあり、特に10月以降、きょう現在に至っては、例年よりも20人ほど多い180人を超える入院患者数を維持する状況にございまして、病棟看護師の業務量や時間外勤務も増加する中、健康面も非常に憂慮しているところでございます。なお、妊産婦にありましても、病棟において勤務いただいているところですが、その状況に応じ、夜間勤務を当然免除する期間もあり、一方では、夜間勤務者を確保するため、日勤者の人数を少なくせざるを得ないといった現状や、出産後の育児のため部分休業を取得し、通常の勤務終了時刻よりも1時間早い時間帯となる午後4時に退勤する看護師も病棟に勤務していますことから、入院患者数が多い場合などは、日勤者の負担が過重となり、その業務が時間外勤務に及ぶといった状況もあるところでございます。このほか、看護技術などの向上や自己研さんを深めるために、勤務時間外においても各種委員会や研修会に参加する機会も多くございますし、また翌日の看護業務を円滑に進めるための事前準備を行う、あるいは他の日勤者が忙しくしているため、早期には帰りづらいといった意識から、病棟に残ってしまうケースも認められるところでございます。このような状況の中、病棟看護師の業務負担軽減、時間外勤務の縮減及び定時退勤に向けた当院の取り組みでありますが、議員ご指摘の日勤者が早く帰ることができない状況が常態化しているのではないかという点につきましては、少なからずこういった状況があるものと認識しております。そうしたことから、病棟においては日勤者の勤務終了時刻1時間前の午後4時ころから、各病棟師長がスタッフ全員より日中の看護業務の進捗状況について聞き取りを行い、必要に応じて時間外勤務を命令するとともに、時間外勤務を要しない日勤者については、片づけや引き継ぎなどが終了した後には、速やかに退勤するよう促しているところであります。なお、新人看護師が担当する日中の看護業務を時間内に終えることができないといった場合には、新人看護師の教育を担当する先輩看護師などが業務を引き受けるなどし、新人看護師をできるだけ定時に退勤させるよう配慮しているところであります。また、時間外勤務の縮減や業務負担軽減を目的として、高等看護学院生を夕刻からの3時間程度、看護補助作業員として雇用し、入院患者の夕食の準備や就寝の準備など、業務上の危険が少ない看護業務を行っていただくなど、病棟看護師の負担軽減に努めているところであります。看護業務の見直しにあっては、各病棟は担当する診療科の特性に応じた看護業務を提供していますので、その特性に合った業務の効率化や簡素化に向け、看護手順の見直しを行ったり、看護師以外でも実施が可能な業務を看護補助者や医療技術員へ業務移譲するする、いわゆる多職種間におけるタスクシフトを行うなど、業務負担の軽減を図る取り組みを行っているところでございます。また、参加は任意ではありますが、月に一度、詰所会議を開催するなどし、看護スタッフから意見や要望を得る機会も設けているところであります。このほか、看護業務の負担軽減に向け、さまざまな取り組みを進め、また検討を重ねているところであります。今後におきましては、議員が質問の中で示されたご提言など重く受けとめ、改めて働き方改革の重要性を認識し、いま一度現状把握に努め、時間外勤務の縮減や業務負担の軽減に向け、看護部のみならず、医師を初めとする診療部、また検査技師、診療放射線技師などの診療技術部など、各部を交えまして、必要な対応策の検討を行うなどし、市立病院に勤務する全ての職員が働きやすい、働きがいのある職場となるよう努めてまいる所存であります。

質問 13番 田中昌幸

1点だけ、最初の質問の中で「市長を先頭に」と申し上げたのです。市長を先頭にということで、ぜひ市長も開設者という部分での思いも、病院全体の中に共有できるような取り組みをするべきだと質問させていただいておりますので、そのことについて改めてお答え願いたいと思います。

答弁 市立病院事務部長 吉田博昭(市立病院事務部長は2022年3月まで)

再質問にお答えいたします。答弁に不足があり、失礼いたしました。病院の状況を看護師、あるいはほかのスタッフの状況なども、市長と十分共有させていただきまして、人員確保などについても相談する中、当病院が働きやすい職場となるよう努めてまいりたいと考えます。

出典:深川市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる