深川市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日
障がい者雇用の促進
2019年12月10日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「障がい者雇用の促進」について質問し、経済・地域振興部長 伊藤久人、企画総務部長 吉村理明が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 伊藤久人、企画総務部長 吉村理明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 松本雅祐
4点目、障がい者雇用の促進についてお伺いします。障がいの有無にかかわらず、就労を希望する人が、誰でも自身の能力を職場で発揮できる社会を築くことは重要であります。昨年4月、障がい者の法定雇用率が民間企業で2.0%から2.2%に引き上げられました。また、雇用義務の対象も従来の身体・知的障がい者に精神障がい者の方も加わりました。厚生労働省の昨年6月1日の調査では、民間企業に雇用されている障がい者の方の人数は53万5,000人と、15年連続で過去最高を更新しております。実雇用率は2.05%で、障がい者雇用率の達成企業率は45.9%であります。障がい者雇用は着実に進展しておりますが、今ほど言いましたけれども、雇用率は2.2%を下回っておりました。また、北海道では、新規求人者数も求職件数もそれぞれ伸びており、障がい者の活躍の場が広がっております。一方、岩見沢・夕張・滝川・砂川・深川の空知管内で見ますと、新規求職者数は465人と前年度より12人減少しております。また、就職件数も245人と、前年度より26人減っております。しかしながら、障がい者の雇用状況は、50人以上の企業のうち、法定雇用率を達成した企業は、北海道が48%に対して、空知では59.6%と高く、実雇用率も北海道は2.2%でありましたが、空知は2.57%とこれも高く、空知地域は障がい者の方にとって働きやすい環境が整っているとも考えられます。障がい者の方の雇用には、さまざまなことが期待されております。まず、障がい者雇用を進めていく根底には、共生社会の実現という理念があり、障がいに関係なく、希望や能力に応じて、誰もが職業を通じて社会参加のできる共生社会の環境を築くことができるのです。次に、障がい者雇用は、企業にとってもいい効果をもたらすという点であります。例えば障がい者の方のできないことではなく、できることに目を向けて活躍の場を提供する。企業にとっても貴重な労働力の確保につながります。ほかにも、障がい者がその能力を発揮できるように職場環境を改善することで、ほかの従業員にとっても安全で働きやすい職場環境が整えられます。これは企業の生産性向上に結びつく効果もあります。実際に障がい者の方を雇用している結婚指輪の製造・販売を手がける会社の社長は、カタログのこん包や発送を障がい者作業所に依頼したところ、丁寧で迅速な仕事ぶりを見て、我が社でも障がいのある方を雇おうと、今では正社員として9人雇っているそうであります。話は変わりますが、私は先月18日、雨竜高等養護学校に行く機会がありました。この学校には市内の生徒さんも在籍しております。ことし初めて、障がい者雇用をご検討の企業の皆様へということで、企業向けの見学会が行われました。この見学会には、雨竜町役場、雨竜郵便局、雨竜町商工会、そして深川市からも1社参加されておりました。高等養護学校では、身体、精神、発達、知的などの障がいを持つ生徒さんが学んでおり、この生徒さんは、毎年、入学時には、皆さん卒業したときには一般の会社に就職したいという希望を持って、3年間、ものづくりの技術の習得や、おおよその普通生活ができるよう、日々学ばれております。当日は、実際にものづくりの現場を見学させていただきました。企業説明会の中で、進路担当の先生から、「知的障がいを持つ生徒さんは、仕事作業を覚えるのには時間はかかりますが、覚えると真面目に作業に取り組むことができ、即戦力として働けます。」と、障がいについての特徴などが説明され、一人でも多くの生徒が民間企業で働けるよう、参加された団体の方々に呼びかけておりました。しかしながら、なかなか民間企業への就職は難しく、卒業後は、就労継続支援事業所や、砂川市にある北海道障害者職業能力開発機構へ進まれるそうであります。障がいのある方が、福祉的就労だけではなく、もっと民間企業に一般就労できる環境づくりを構築していくことは大切であると考えます。そこでお伺いします。1点目、障がい者雇用の鍵を握るのは民間企業で、民間企業の理解や協力があれば推進できると考えます。理由は、顔が見える関係が築け、組織決定の早さ、また地域密着であります。ただ、会社によっては、障がい者雇用の制度や障がい者雇用をどのように進めればよいのか、また、雇い入れや継続雇用に当たって、どのような支援策があるのかなどの情報が不足しております。市内の民間企業等に障がい者雇用についての情報をどのように周知しているのか、お聞かせください。2点目、障害者雇用促進法では、事業主に対して雇用率を義務化し、2.2%に引き上げられました。市内の民間企業の障がい者の方の雇用の実態についてお聞かせください。3点目、同じように、地方公共団体にも雇用率が2.3%から2.5%に引き上げられました。本市の障がい者の方の雇用の状況についてお聞かせください。また、雇用に当たっての本市の考え方と、どのように障がい者の方の雇用の推進をされているのか、お聞かせください。
答弁 経済・地域振興部長 伊藤久人(経済・地域振興部長は2020年3月まで)
障がい者雇用の促進について、私からは1点目と2点目についてお答えさせていただきます。1点目に、障がい者雇用制度など、事業者に対して障がい者雇用の推進をどのように周知しているのかという質問がありましたが、障がい者雇用制度にかかわるものとしては、本市では若年者等雇用拡大奨励事業を実施しておりまして、当該事業においては、障がい者の方の、ここでは身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者の方々の雇用も程度の区分はありますけれども、そういった方々の雇用も助成の対象としているところでございます。また、議員からは、障がい者の雇い入れや継続雇用にかかわる支援策について触れられておりましたが、国では障がい者を雇い入れる際の疑問や困りごとに対応する制度としまして、例えばハローワークでは、障がい者の雇い入れ支援メニューを整える中で、求人から採用までのサポートを行うとともに、常用雇用への不安を払拭するための障害者トライアル雇用助成金などの支援を行っているところでございます。これらの支援メニューについては、市のホームページへの掲載や、深川市労働基本調査の結果を送付する際に紹介チラシを同封しているほか、事業主の方に直接届くよう、深川商工会議所とも連携し、会議所の会報配付時にも紹介チラシを折り込むなど、助成制度の周知を行っているところでありまして、今後につきましても、ハローワーク等の関係機関・団体とも連携をとりながら、障がい者雇用の推進に取り組んでまいりたいと考えております。次に、2点目の本市の民間企業の雇用状況についてでありますが、議員の質問にも触れられておりましたとおり、2018年4月1日から障がい者の法定雇用率は、民間企業が2.0%から2.2%へ、地方公共団体等は2.3%から2.5%へと引き上げになっております。質問の本市の民間企業の雇用状況につきましては、厚生労働省において毎年6月1日時点における障がい者の雇用状況を集計しておりますが、ここでは深川市のみの集計はございませんので、ハローワーク滝川管内の集計となりますが、この2018年の集計結果によりますと、対象となる従業員数45.5人以上の企業89企業中、法定雇用率を達成している企業は48企業、達成割合は53.9%となっているところでございます。この達成率は、国の45.9%、北海道の48.3%と比べると高い数値になっているところではありますが、今後さらに法定雇用率を達成される企業がふえますよう、引き続き制度の周知に努めてまいりたいと考えております。
答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)
私からは、3点目の市役所での障がい者雇用の取り組み状況等についてお答え申し上げます。本年6月1日現在の市立病院を含みます深川市役所における障がい者の雇用状況でございますが、聴覚または平衡機能障がいの方が1人、肢体不自由者が2人、内部障がい者が5人、それから知的障がい者が1人となっております。合計9人の障がい者の方を雇用しておりますが、このうち3人の方が重度障がい者でございまして、重度障がいの場合は2人でカウントされますので、法律上の雇用人数は12人となりまして、雇用率は2.77%でございます。法定雇用率2.5%はクリアしているという状況にございます。次に、本市の取り組みについてでございますけれども、正職員に関しましては特別な枠を設けているわけではございませんが、これまでも一般の採用区分の中で、障がいの有無を区別することなく受験をしていただけるよう対応してございますし、中には実際に障がいを持った方が受験されて、採用に至ったケースもございます。また、非常勤職員については、障がいの種類を問わずに常に募集を行っておりまして、障がいの内容や程度、これまでの経験等を面接で確認いたしまして、業務内容や環境面などの配慮を行いながら、障がい者雇用に取り組んできているところでございます。今後におきましても、ハローワークや障がい者支援施設等と連携を持ちながら、障がい者雇用に十分に意を用いてまいりたいと考えております。