深川市議会 令和元年第2回定例会 2019年7月4日
農業振興計画
2019年7月4日、深川市議会の一般質問で、小田雅一議員が「農業振興計画」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 小田雅一 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 小田雅一
それでは、次の質問に移ります。次に、農業振興計画の策定について伺います。これまでも深川市農業振興計画の策定に当たっては、農業者へのアンケートや農業団体との協議を重ねるなどしながら、5年ごとの計画として、深川市の農業政策が一定程度見えるものとして、策定されてきております。第8次深川市農業振興計画策定に大きな期待をするところであります。さて、市内の農業情勢を見てみますと、農業委員会の農家台帳の中で本年3月31日現在の農家戸数は、法人を含め600戸まで減少してきている状況にあります。戦後生まれの団塊世代の農業者が70歳を迎えようとしており、いずれ離農するとなれば、市内農地を残された農業者で守っていかなければなりません。これらを踏まえると、多くの課題が発生してきており、一つには、農業就農者の確保であります。今、深川未来ファームを立ち上げ、地域を挙げて取り組みがスタートしておりますが、いまだ成果は見えてきておりませんが、大きな期待をするところであります。また、農協の施設整備でありますが、深川マイナリーの整備により、生産されたお米のほとんどが施設へ集荷されるということで、販売メリットも出てきており、全国においても高い評価を得ているところであります。さらには、本年、精米施設が完成し、農業者の所得確保の一助となるところでもあり、ふるさと納税の返礼品に多くの深川米が全国に届けられることを期待しているところであります。また、農業政策においては、半世紀近くにわたって続けてきた米の生産調整、いわゆる減反政策が平成30年に廃止となり、これからは農家がみずからの判断で米の作付を行うこととなったところであり、深川市ときたそらち農協の協議を通して、将来に向けた深川市農業の体制づくりを進めていかなければならないと考えます。一方、世界に目を向けますと、アメリカを除いた11カ国によるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)やEUとのEPA(経済連携協定)が発効され、日本の農業は大きな試練を迎えることになります。これらの状況を踏まえ、計画策定にあっては、農業者アンケートも当然必要と思われますし、きたそらち農協との協議を経て策定が進められると考えます。そこで、第7次農業振興計画に基づいて進められた主な取り組み内容について、そして第8次深川市農業振興計画策定に向けた基本的な考え方と今後の日程について伺います。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
ただいまの農業振興計画についての質問にお答えいたします。初めに、現行の第7次農業振興計画に基づいた主な施策の取り組みの内容についてでございますが、議員も言われましたように現行の第7次農業振興計画につきましては、平成27年度から令和元年度までの5年間の計画として策定されたものでございますが、この計画に基づいた深川市の主な施策としましては、一つには、小麦や大豆の生産性向上、品質向上、そしてまた産地精米の品質評価の向上を目的にJAきたそらちが取り組みました広域小麦・大豆乾燥調製貯蔵施設の整備、そして精米施設の整備に対しまして、関連いたします近隣の3町と連携いたしまして、整備主体であるJAきたそらちに助成をしっかり行いまして、早期の施設整備促進に支援したところでございます。それから、この第7次に限りませんけれども、低コスト生産や作業の効率化を目指した基盤整備事業の実施につきまして、農家負担の軽減対策をこの機会においてもしっかり講じてきたところでございます。そして、農業後継者が新規に就農される場合の大型車両免許、あるいは無人ヘリ免許の取得などに対しまして支援を行うほか、新規就農者の就農促進に向けた資金面での支援にも努めてきたところでございます。また、米などの各種農産物販売促進に対する支援、そして地産地消の取り組みの推進にも力を入れてきております。それから、米に関しまして、海外における市場確保のための必要な調査・研究の実施ということにも取り組んできたところであります。さらに、鳥獣被害の防止対策の取り組みということで、いろいろこれは問題があったわけでございますが、有害鳥獣の処理施設を整備いたしまして、この春から稼働しておりますが、これなどは大変順調にいっていると理解しているところであります。このようにもろもろ施策の展開に努めてきたところでございます。そして、次に第8次、つまりこの次の農業振興計画の基本的な考え方、あるいは今後の作業スケジュール、日程についてのお尋ねでございますが、第8次農業振興計画につきましては、本市が講じます農業・農村の総合的な振興を推進するためのまさに基本的な施策の方向を示すものということで、大変重要なものと認識しております。深川市農業振興条例に基づきまして、令和2年度から令和6年度までの新たな5年間の整備計画として策定しようと考えているものでございまして、この計画の策定に当たりましては、既に昨年11月から農業振興委員会、これは市に設けている委員会でございますが、この農業振興委員会において、既に審議いただいておりまして、ことし3月には農家意向調査も実施いたしたところでございます。ただ、議員もご承知のように、国が定めます食料・農業・農村基本計画は5年ごとの計画ということになっておりまして、現行は国の計画は平成27年3月に改定された計画でございます。この現行の国の計画の見直しがどうやら来年3月をめどに行われる予定になっていること、またJAきたそらちにおきましても、来年度からの5年間の第7次農業振興計画の策定に向けた作業が進められているともお聞きしておりますので、こうした国やJAきたそらちの検討の内容を踏まえながら、市といたしましては、来年5月ごろをめどに第8次、次期の農業振興計画を策定していきたいと考えているところでございます。その第8次の計画の内容につきましては、議員もるる述べられましたが、この5年間で例えば国による米の生産調整が廃止となりましたし、TPP11や日EU等の貿易協定の発効といった国際化の進展といった情勢の変化もございます。また、後継者不足や高齢化に伴う担い手、労働力の一層の不足も目立ってきております。さらにいえば、国内の、深川市の主要農産物でもありますが、主食用のお米の国全体としての需要量の逓減がなかなかとまらないといった傾向など、情勢もそういう意味では大きく変化してきておりますことから、これらの状況も十分踏まえまして、かつまた先ほど申し上げた農業振興委員会での委員の皆様方のご議論、そこで出される意見等も十分にお聞きしながら、さまざま総合的に検討して、きちんと計画をつくり上げてまいりたいと考えております。