深川市議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日
持続可能な開発目標(SDGs)
2019年3月7日、深川市議会の一般質問で、菅原明義議員が「持続可能な開発目標(SDGs)」について質問し、副市長 平山泰樹が答弁しました。
- 質問者
- 菅原明義 議員
- 答弁者
- 副市長 平山泰樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 菅原明義
私ども16人の議員にとりましては6月17日まで議員の任期があるのですけれども、このメンバーで臨む定例会は今回がファイナル議会となります。4年に一度、市民の審判を受けるわけでありますが、私どもにとりましては、今議会は今までに増して感銘深いものがあります。それでは、通告に従い一般質問に移ります。第1点目は、持続可能な開発目標(SDGs)について伺います。2015年9月の国連サミットで、先進国を含む国際社会全体の開発目標としてSDGs(持続可能な開発目標)が採択され、2030年を期限とする包括的な17の詳細な目標が設定されております。これに伴って、具体的な動きが各地で取り組まれております。ことしに入りまして、1月23日に札幌において国連が掲げる世界共通の目標SDGs(持続可能な開発目標)について学ぶフォーラムが開催されております。次いで1月30日には、横浜において地球規模の課題解決に向け、持続可能な開発目標に取り組み、地方創生に弾みをつけるということで全国フォーラム2019が開かれております。北海道を初め、札幌、ニセコ、下川を含む全国93の自治体がこのSDGs日本モデルを宣言しております。さらに2月18日には、札幌で同じく「2030年の世界・日本・北海道・あなた」と題した考えるセミナーが開催されるなど、SDGs(持続可能な開発目標)について、地域での関心が高まっております。さて、SDGsは、17の具体的な努力目標が設定をされているのですけれども、これについては何の拘束力もないとのことですが、各自治体にとって、2030年の我がまち創生、あるべき姿にどのように生かそうとするかは今後の課題であると考えています。このSDGsについて、市の考えを伺います。
答弁 副市長 平山泰樹(副市長は2020年3月まで)
持続可能な開発目標(SDGs)についてお答えいたします。SDGsが掲げられた背景には、少し時代をさかのぼりますけれども、1980年代に市場経済メカニズムに依拠する開発途上国向けの貧困対策が思うように成果を上げることができなかったことがスタートになっております。貧困対策が市場経済中心のものから人間中心の社会開発に主眼が移りまして、世界の絶対的貧困の半減を目指すことが国連の共通の認識になってまいりました。この絶対的貧困というのは、例えば食べ物がない、家がないなど、人間として最低限の生存条件を欠くような貧困のことを意味するわけですけれども、この対策が急務だということになったわけでございます。このために、2000年9月の国連のミレニアムサミットで採択されましたミレニアム開発目標、これはMDGsと言われるものです。この目標では、極度の貧困と飢餓の撲滅など八つの目標が掲げられておりまして、基準年である1990年から目標年次である2015年に至る期間に国際社会において取り組みが開始されたというところでございます。1990年には、開発途上国の半数近くが1日1.25ドル以下で生活していましたけれども、2015年にはその割合は14%まで減少するなど、一定の成果を上げたところでございます。このような多くの成果を残すとともに、男女間の不平等ですとか富裕層と貧困層、そして都市と農村の格差、さらには環境の悪化など、残された課題も少なくないとなっておりました。そこで、議員ご案内の2015年9月に持続可能な開発に関するサミットが開催されまして、持続可能な開発のためのアジェンダ2030が採択されたところであります。総論の部分では、持続可能な開発を経済だけでなくて経済、社会、そして環境という三つの側面からバランスのとれた形で達成することに取り組むとされております。そして、誰1人取り残さないことを目指し、目指すべき世界像として強靱かつ持続可能である世界に向けて、この新アジェンダは不可分とされる17の持続可能な開発目標、169の関連づけられたターゲットが盛り込まれたということについては、議員のおっしゃるとおりでございます。SDGsに対する日本としての受けとめ、そして深川市としての考え方ということでございますけれども、日本においては、2016年5月に内閣総理大臣を本部長とする持続可能な開発目標推進本部が設置されまして、同年12月には、日本としてのビジョンや八つの優先課題を示した持続可能な開発目標実施指針が策定されたほか、北海道においても2018年12月に北海道SDGs推進ビジョンを策定いたしまして、道民、企業、団体、市町村など幅広い参加によって推進するということになっておりまして、こうして国内外において目標達成に向けた気運が高まっているところでございます。本市におきましては、道内で開催されました普及啓発セミナーなどに参加して研究を行っているところでありますけれども、本市の取り組みといたしましては、まずは、このSDGsが国際的な枠組みをそのまま適用するということになりますと、同じような言葉を使うケースは結構あるのですけれども、あたかも、みずからの取り組みと類似するような捉え方をする自治体もありますが、それ以外にも、またSDGsを政策の基本に据えようとする取り組みも他の自治体にはあるように報道されております。中には、フォトコンテストにSDGsフォトコンテストというのもあったように読みましたけれども、自治体においては、その基本理念に賛同することで持続可能なまちづくりを進めようとか、あるいは、これまでの取り組みがSDGsに語られている事柄と同じものであるかのように受けとめる向きもあるようでございます。決して、そうした理念に賛同することを一概に否定するものではありませんけれども、17の目標として掲げられていることは、どれをとっても大変難しいもので、また、自治体、特に小規模な自治体として取り組むには少し大き過ぎるかなというような印象もございます。ただ、地方創生の事業において、その一端を地方自治体として取り組むことに支援策が用意されるなど、本市にとっても有効な施策導入は可能か、これを見きわめる必要があるものと受けとめているところでございます。深川市にとっては、総合計画ですとか総合戦略の実現に向けて有効な支援策や地方創生の取り組みがあれば、今後とも十分検討と研究をしてまいりたいと考えているところであります。