みんなの議会

深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月7日

外国語教育を通しての魅力ある教育環境づくり

2018年12月7日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「外国語教育を通しての魅力ある教育環境づくり」について質問し、教育長 早川雅典が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
教育長 早川雅典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 松本雅祐

それでは、4点目、外国語教育を通しての魅力ある教育環境づくりについてお伺いします。日本では、外国語教育の改革が進められております。理由は、グローバル化が急速に進展する中で、現在、学校で学ぶ児童生徒が卒業後に社会で活躍するであろう2050年ごろには、子供たちの将来の職業的、また社会的な環境が大きく変わり、国際的な環境の中にあることが予測されるからであります。特に英語によるコミュニケーション能力は極めて重要であり、これまでのように一部の業種や職種だけではなく、さまざまな場面で必要とされることが想定され、今まで以上に英語力の重要性はますます高まります。文部科学省は、平成20年度の学習指導要領では、平成23年度から小学校5・6年生に外国語活動を年間35時数、週1回相当を必修化としました。外国語活動とは、英語に親しみ、コミュニケーション力の素地を養うため、週1回の授業で簡単な会話や歌、ゲームを通して、英語に触れることであり、正式な教科ではないので、テストや成績評価はありません。そして、2020年度からの新学習指導要領では、これまで小学校5・6年生が英語になれ親しむために行ってきた外国語活動を3・4年生で行い、年間35時数が充てられることになり、また5・6年生は英語が正式な教科の外国語科となり、年間70時数が充てられます。新学習指導要領へ移行するための期間である平成30年、31年において円滑に移行できるよう、現行の学習指導要領の内容を一部加えて指導することとされており、この移行期間中に基本的な考え方として、各学年ともに少なくとも年間15時数以上を現行の時数に加えることとしております。本市では、市内小学校の校長会議や担当の先生などが協議を行い、新学習指導要領への移行期間ではありますが、本年度より小学校3・4年生は新規で35時数を、5・6年生には35時数をふやし、従来からの35時数と合わせて70時数の外国語教育を実施しております。本年10月30日、私は総務文教常任委員会で小学校の外国語教育について深川小学校を訪れ、実際に小学校5年生の外国語科の授業を参観してまいりました。英語担任の先生やALTの先生の本場の英語の発音の後に続いて、子供たちが英語の発音を行い、また児童同士で英語の会話に挑戦するなど、とても活発に英語教育が行われていることを実感しました。終了後、大野校長先生と意見交換させていただき、最後はお昼の給食を5年生の皆さんと一緒に食べてまいりました。今回5年生の外国語授業を参観して、子供たちが自由に英語で語り合い、コミュニケーションをとりながら楽しそうに授業を受けている姿に、とても先進的で実践的な授業内容だと思いました。そこで、お伺いします。1点目、本市の小学校では、英語教育に対して時数を確保し、先進的な取り組みを行っておりますが、中学校との接続は大丈夫なのか、また中学校と高等学校の連携はどのようになっているのかお聞かせください。2点目、私は、市内の六つの小学校、二つの中学校、二つの公立高校がそれぞれ英語教育で連携を図りながら、小中高の英語教育の充実強化を進めてはどうかと考えます。市が英語教育に対して独自の教育目標を掲げることにより、小中高の児童生徒たちは、深川市は英語を勉強することに対して応援してくれている、エールを送ってくれていると感じることによって、子供たちの学ぶ意欲や自尊心感情、向学心が育まれると思います。こうした英語教育を小中高を通して学び、言語や文化に対する理解を深め、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養うことは、今後世界で活躍する人材を育てることができると思います。教育目標を掲げることは大変重要なことであり、大切な教育方針にもなると思います。本市として、小中高を通して英語教育に対しての教育目標の設定を行ってはいかがでしょうか、市の考えをお聞かせください。3点目、市内の公立高校の魅力づくりとして、英語教育に新たな支援をしてはいかがでしょうか。現在、大学入学の共通テストでは、記述式問題の導入と、読む・聞く・書く・話すという英語の4技能を図るため、民間試験の成績を活用することになりました。今でも各種の模擬試験などの受験料の支援は行っておりますが、さらに市内の公立高校に進学したら、英語力をつけるための英語の模試などの受験料は負担がないというぐらいの助成の拡充を行って、市内公立高校の魅力づくりを行ってはいかがでしょうか、市の考えをお聞かせください。

答弁 教育長 早川雅典(教育長は2020年3月まで)

外国語教育を通しての魅力ある教育環境づくりについて3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げたいと存じます。初めに、1点目の小中高等学校の連携についてでございます。外国語教育につきましては、新学習指導要領が平成32年度の小学校での全面実施に始まり、その後、1年ごとに中学校、高等学校での実施となっていくわけでございます。小学校3年生・4年生への外国語活動の導入と、5・6年生では教科化されることに加えまして、小中高一貫した学びを重視し、外国語能力の向上を図るため、中学校においても実際のコミュニケーションにおいて必要な語彙を中心に指導する語彙数を充実していくこととなりますし、高等学校におきましても、外国語を通じて情報や考え方などを的確に理解したり、適切に伝えたりすることができるコミュニケーション力を高めていくこととされているところでございまして、外国語教育の充実が図られていくこととなるものでございます。特に小学校と中学校、また中学校と高等学校の学校段階間の接続につきましては、それぞれの段階での学習成果が円滑に接続され、各教育段階の終わりまでに育成することを目指す資質能力を生徒が確実に身につけることができるよう配慮しながら、教育課程が編成されていくものでございます。次に、2点目の小中高の連携を通した英語教育目標の設定についてお答え申し上げます。本市におきましては、8月から英語指導助手を1人増員いたしまして、現在3人体制としており、このことに伴い、深川市英語指導助手運営委員会において、市内六つの小学校と二つの中学校の教務担当教諭、外国語専科教諭及び中学校の外国語担当教諭らによる、英語指導助手の活用方法等を含めた英語教育の充実に向けての協議を行ってきているところでございます。11月30日には、深川小学校を会場といたしまして、深川小学校と音江小学校、納内小学校の5年生の一部と3校の6年生が、空知管内では初めてとなります英語だけを使いまして、道案内をしたり、会話を交わしたりする小学校英語力支援事業「英語でトライ」を開催いたしました。この事業には、中学校の外国語の担当教諭も参加いたしまして、一緒に体験するなど、今後とも小学校と中学校とが連携した事業を継続、拡大していくことで、小学校と中学校との相互協力ですとか、情報共有による連携が深まるよう取り組んでいく考えでございます。また、高等学校との連携といたしましては、外国語教育に特化したものではございませんけれども、小学校の長期休業期間中の学習サポート事業でございます「チャレンジ深川」に深川西高校の生徒がボランティアとして参加いただいております。深川東高校においてもさまざまな取り組み、交流を進めていただいておりますし、また今年度は深川西高校において、深川小学校の児童を対象にいたしました「エンジョイ学習教室」を新たに開催していただいておりまして、これについては今後もさらに広げていきたいと深川西高校のほうでも言っていただいております。このように市内小中学校と公立高校との交流促進にも努めているところでございます。小中学校と高等学校との英語教育での連携を図りながら、英語教育の充実・強化をとのご提言をいただいたところでございます。今後、新学習指導要領が全面実施されてまいりますと、小中高の各校種段階とも外国語教育の改善・充実を進めていくこととなりますので、その過程で外国語教育に関連した連携の広がりも期待されるところであります。私どもは、今年度から新たに市内八つの小学校、中学校と道立の2高等学校の校長先生などに参加いただいて設立いたしました「市内公立高校と小中学校との連絡会議」というものを新たにスタートさせておりまして、議員からのご提言がありました英語教育における教育目標の設定につきましても、こういった会議の場などを通じて、将来的な可能性、あるいは連携のあり方などにつきましても論議を深めてまいりたいと考えているところでございます。3点目の市内公立高校の魅力づくりの支援として、特色ある外国語教育を取り入れてはどうかについてでございますが、市内公立高校への支援につきましては、両高校や市内小中学校の関係者などによります「深川西高校・深川東高校の魅力づくりに向けた検討会」の議論を踏まえまして、両高校から要望をお聞きする中で、具体的な支援内容などを定めているところでございます。深川西高校からの要請に基づき、議員もおっしゃっておりましたけれども、英語検定の受検料の一部助成についても行っているところでございますが、これらの拡充などについても、今後さらに両高校のお考えなどを聞きながら協議してまいりたいと考えております。市内道立高校2校の存続を図るという深川市と深川市教育委員会といたしましては、「深川西高校・深川東高校の魅力づくりに向けた検討会」での議論、あるいは両高等学校の希望などについて、十分意見を伺った上で、今後とも両校の支援に一層努めてまいりたいと考えているところでございます。

出典:深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる