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深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月6日

公共交通対策

2018年12月6日、深川市議会の一般質問で、楠理智子議員が「公共交通対策」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
楠理智子 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 楠理智子

今、入管難民法改正案が参議院で審議されておりますが、自民党、公明党の与党の強行採決で衆議院を通過し、可決されました。参議院予算委員会でただいま審議中のようですが、この参議院におきましても、与党は強行採決をしようとしているのでないかと思われます。失踪した外国人技能実習生2,870人のうち、法務省は、最低賃金以下だった人は22人、0.8%と公表しておりましたが、野党の分析では1,939人、67.8%であったなどの問題を追及しています。その他、さまざまな問題も報道されています。また、今回の改正案とは少し違うかもしれませんが、道内におきまして入管法違反で中国人11人が逮捕され、ほかにも46人が行方不明とのことです。逮捕された人の証言では、仲介業者にだまされたと言っているそうです。次々と新たな問題が明らかになっているので、参議院では、先ほど申し上げましたように強行採決しようとしています。技能実習生制度の本来のあり方とは大きく異なっているのではないかと思います。日本で技能を身につけ、自国に帰ってその技能を広めてもらうというのが本来ですが、それは表向きで、外国人を安い労働力としか見ていないのではないかと思います。外国人労働者の問題は、深川市においても関係のあることでないかと思いつつ、通告に従い一般質問を行います。1番目は、公共交通対策についてです。公共交通は電車、バスなどがありますが、車社会の転換や人口減少により公共交通を利用する人が減少し、それに伴い、運行する本数、便数がどんどん減ってきており、路線や時間帯によっては1人も乗車していない状況もあります。今までは路線バスが通っていない地区でも車を運転してどこへでも不自由なく行くことができたという現状もあったかと思います。しかし、高齢になることでの運転免許証の返納や核家族で家族に車を運転してくれる人がいないなどのこともあるのではないでしょうか。このような状況の中で、改めて公共交通の必要性、移動手段のあり方の見直しが求められているのではと考えますので、お伺いいたします。1点目は、移動ニーズに対応した市内路線バスの取り組み状況についてです。車社会、人口減少などにより、公共交通を利用している人が減少し、公共交通を利用する人が激減、特にバス運行の本数が減少しバス路線の廃止がされてきましたが、高齢化などで運転免許証の返納などにより、買い物や通院などで公共交通を利用する必要が大きくなっていると思います。深川市においても、深川市地域公共交通網形成計画を策定し、バス路線網の見直し、再編の検討がされ、深川市地域公共交通活性化協議会の開催もされておりますが、移動ニーズに対応した市内バス路線の再編などの協議の検討の進行状況や、既に実施している高齢者バス利用料金の助成事業などの状況についてもお伺いいたします。2点目は、市内循環バス路線の運行状況についてです。深川市内を経由するバスのほとんどは市立病院を発着起点にしており、市役所から生きがい文化センターへ行く場合は市立病院で乗りかえなければなりませんが、循環線に乗車すれば乗りかえなくてもよいという利便性はありますが、利用状況はどうなのか、次年度の運行はどうなっていくのか、お伺いいたします。3点目は、コミュニティバスの運行の検討についてです。11月初めの岐阜県瑞浪市の公共交通について視察をしてきましたが、瑞浪市では、8路線のコミュニティバスを公共交通の空白地帯を補うために運行しており、運行を委託し、バスの一部を貸与しているようでした。小中学校へのスクールバスは運行しておらず、コミュニティバスで対応しておりました。深川市では、メムや一已、納内や多度志などのバスの運行されていないところもあり、買い物や通院で車の運転ができない人の対応も求められていると思います。これらの交通路線網の空白地帯の交通手段の確保のためにコミュニティバスの運行を検討すべきと考えます。また、スクールバスを運行しておりますが、スクールバスをコミュニティバスに充てるなども含めた所管を横断した効果的な運行も検討すべきと考えますので、お伺いいたします。4点目は、デマンド交通の運行についてです。前段で申し上げました瑞浪市ではデマンド交通も運行しており、路線バスやコミュニティバスが運行されていない地区で運行しており、定期運行ではなく、予約制をとっておりました。深川市においても、乗車人数が少ないなどで運行するのは非効率だけれども、必要性のある地区のデマンド交通の実施を検討してはと思いますが、その状況についてお伺いいたします。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

公共交通対策についての4点の質問にお答えいたします。初めに、乗客の移動ニーズに対応した市内路線バスの取り組み状況についてのお尋ねであります。議員も指摘されましたが、本市におきましては、平成28年3月に深川市地域公共交通網形成計画を策定いたしまして、現在、この計画に基づき公共交通の施策を進めておりますが、その中で、これまでに通学の利便性を高めるため、空知中央バスの西北星線の深川西高等学校までの路線延長が実現し、これは現在も継続されておりますほか、ことし3月には市内のバス路線図や時刻表などをわかりやすく取りまとめました深川市内公共交通ガイドを発行したところでございます。また、ことし4月からは、市街地の買い物あるいは通院等の利便性の向上を図るため、関係者の協力により、市内路線バス循環線の試験運行を実施しておりまして、さらに今月は、新たな路線バスの利用者を創出するといった目的を持ちまして、これまでバスの利用経験が少ない方を対象に路線バス体験乗車会の実施を予定するなど、議員質問の移動ニーズに対応した路線バスの取り組みということにしっかり意を用いて取り組んできているところでございます。また、高齢者バス利用料金助成制度の実施状況についてお尋ねがありました。この事業の本年10月末までの高齢者バス利用の登録者数で申し上げますと、この数字が679人でございまして、この数字は年々増加する傾向にあります。ことしだけで89人の新規登録があったところでございます。このように、市民の皆様にも高齢者バス事業が浸透してきておりまして、我々としても今後ともさらに利用者の増加にしっかり努めてまいりたいと考えております。次に、2点目の市内路線バス循環線の運行状況についてお答えいたします。市内路線バス循環線は、ことし4月から試験運行を開始しておりますが、9月までの利用状況につきましては、利用人員が5,184人でございまして、1日当たりにいたしますと、その利用は28人となっておりまして、昨年までやっておりました市内線と比較いたしますと、利用の数は多くはなっておりますものの、大きな増加ということにはなっていない状況にとどまっております。しかしながら、これから積雪期に入りますので、これまで自転車等で移動されていた方のバス利用がふえるといったことも予想されますし、また、先ほど申し上げました路線バス体験乗車会を実施いたしますので、この事業を通じて循環線の利用呼びかけも行ってまいりたいと考えておりますので、今後、これに伴って利用がふえるということもぜひ期待したいと考えているところでございます。なお、路線バス循環線の今後の取り扱いにつきましては、沿線の町内会や、また今回実施いたします体験乗車会の参加者等へのアンケート調査を実施するなどいたしまして、場合によっては、運行コースの見直し等について、今後、検討を行うことといたしております。そういうことで、次年度以降の本格的な運用に向けて精力的に取り組みをしてまいりたいと考えているところでございます。次に、3点目のコミュニティバスと、それから4点目のデマンド交通の運行については内容的に関連がございますので、恐縮でありますが一括してお答えさせていただきたいと思います。コミュニティバスの運行につきましては、新たに事業を開始する際には、当然のことでありますが、新規にバスを複数台購入する必要があるなど、多額の初期投資が必要になるといったことや、また、既にやっておられる他の市町村の事例では、そのバスの利用が伸び悩みまして、コミュニティバスの事業の継続が困難になっているといった状況の話も多くお聞きをするところでございます。このことなどから、本市の現行の地域公共交通網形成計画には、コミュニティバスの運行というのは盛り込んでいないものでございます。また、スクールバスをコミュニティバスに充ててはどうかといった趣旨のご提案がございましたが、スクールバスはバスを利用する児童生徒の入学あるいは卒業に合わせて乗降する停留所の位置を決めておりますために、実際のところ、毎年、運行のコースや時間を見直ししているものでございまして、児童生徒の安全あるいは確実な通学の確保は、優先して運行されているものでございますので、一般市民の利用状況に合わせたスクールバスの運行ということについては、なかなか調整が困難なものと考えているところでございます。このため、今後の本市の公共交通対策といたしましては、地域公共交通網形成計画に既に記載しておりますが、議員が4点目に指摘されたデマンド型乗り合いタクシーの運行について検討してまいりたいと考えているところでございまして、これまでも既に先進市視察などを行い、今後、深川市内にどのような形で利用者のニーズというか需要があるのか、そういった需要分析を進めるなどして検討を重ねてきているという状況でございます。先ほど来申し上げている地域公共交通活性化協議会の2回目の会合を、年度内に開催予定しておりますが、この会合におきましても、今申し上げたデマンド交通についてのご意見、ご議論を賜りたいと考えているところでもございます。そのようなことで検討を重ねてまいりますが、本市に適合したデマンド型の乗り合いタクシーの導入ということには、繰り返しになりますが、地域の需要の分析、地域に合った運行方式といったことの検討などにまだ時間が必要かと思いますけれども、いずれにしても、着実に検討を進めて結論を導いてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月6日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる