洞爺湖町議会 令和6年3月会議 2024年3月5日
公共交通対策について
2024年3月5日、洞爺湖町議会の一般質問で、大久保富士子議員が「公共交通対策について」質問し、企画財政課長 藤岡孝弘、町長 下道英明が答えました。
- 聞いた人
- 大久保富士子 議員
- 答えた人
- 企画財政課長 藤岡孝弘、町長 下道英明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 大久保富士子
8番、大久保富士子でございます。元日、石川県能登地方を震源とする地震により、亡くなられた方のご冥福をお祈りし、被災された方にお見舞いを申し上げます。一刻も早い復旧・復興を願っております。有珠山噴火で被災を受けた一人として、能登半島地震で被災された方々の復興に向け微力ながらもお役に立てればと思っております。このたびの一般質問は、1点目は公共交通対策について、2点目は物価高騰対策について、3点目は能登半島地震の発生、また各地で頻繁に発生している地震で住民が心配されている防災対策についての3点をテーマに、通告に従いまして順次質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。本年元日の夕方、能登半島で最大震度7の大地震が発生し、北陸地方の各県などに被害が広がりました。現在も1万人以上の被災者が避難をしております。2日には、羽田空港の滑走路で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突・炎上して、保安庁職員が死亡するなど、痛ましく信じられない事故が起きました。海上保安庁の飛行機は、能登半島地震の救援物資を届けるための今回の事故でありました。炎上する航空機の姿が国民に与えた不安は極めて大きいと言われております。そして国会では、政治と金の問題で厳しい目が注がれています。ある識者は「政治信条を1も人、2も人、3も人と、金で失墜した政治の信頼を取り戻せるかどうか、それはひとえに人で決まる。政治は奉仕なり」と訴えた。議員がこれまでにも増して住民に尽くし、課題解決に身をささげ、地域に貢献する活動を展開して、信頼回復の先頭に立つことである。本年は、より一層小さな声を聞く力を磨き、小さな声を見逃さない議員活動に努めてまいります。それでは、最初の質問でございます。バス、タクシーといった公共交通やトラック物流業界において、人員不足が叫ばれるようになり、2024年4月から労働時間に関する規制が変更となることにより生じる2024年問題というキーワードがクローズアップされています。この2024年問題は、我々の生活にも大きな影響を及ぼすことが懸念されております。公共交通分野においても、バス事業自体が地域からなくなるという事態も想定しなければならないとも言われております。洞爺湖町においても、長年地域の足で親しまれたタクシー事業所は1月に撤退をして、新しいタクシー事業所が参入するなど、地域公共交通において行政の関わりをなくしては進展しません。より一層の対策が課題であります。そこで、公共交通対策についてお伺いいたします。住民におきまして移動手段であります地域公共交通の状況が変化する中で1月16日、新しいタクシー事業所が営業を開始いたしました。近況の営業状況についてお伺いいたします。町の度重なる交渉により住民の皆様が様々な思いと楽しみと期待をしていました新しいタクシー事業所が1月16日より営業を開始しまして1か月半が過ぎました。配車台数、営業時間、利用状況についてお聞きいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
本年1月16日以降、互信ホールディングス傘下の明星自動車株式会社が札幌交通から洞爺ハイヤーの事業継承を受け、現在洞爺湖町で唯一のタクシー事業所として営業を行っていただいているところでございます。まず、最初の配車台数でございます。登録台数は小型7台、ジャンボタクシー2台を保有しておりまして、このうち小型3台で基本運行をされているということでございます。営業時間につきましては午前7時から午後7時まで、利用状況につきましては、1月16日から2月中旬までは配車が間に合わず、30分から1時間程度待っていただくこともあったそうです。地元の方の利用はほとんどが固定客で、病院や買物に利用されている方が多いとのことでございました。それから、観光客につきましては、洞爺湖温泉から洞爺駅の移動のほか、サイロ展望台、昭和新山までの利用が結構あるとのことでございました。18時以降につきましては、地元の方の利用は極めて少なく、その時間の利用は観光客の方が多いとのことでございました。以上です。
議員の質問 8番 大久保富士子
ありがとうございます。配車が間に合わない状況との答弁でございました。需要があり、ほっとしました。また、18時以降の住民の方の利用は極めて少ないとのことですが、新しいタクシー事業所が参入の折、営業時間の延長に向けて町で交渉を行っていくなどと聞いていましたが、進捗状況についてお聞きいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
洞爺湖町におきましては、夜の営業時間の延長について明星自動車に引き続きお願いをしている状況でございます。明星自動車としては、町民や観光客の足を確保するという強い使命感をもって事業継承されたと社長もおっしゃっております。まずは乗務員が確保できれば、夜の9時まで2時間の延長営業をしたい考えを持っているとのことでございましたけれども、まだ時期についてはっきりお約束はできないとのことでございました。しかし、乗務員3名の新規採用があったそうでございまして、このうち1人については、もう実際乗務に携わっているということでございまして、残りの2名については、今現在研修段階にあるので、こちらの方のめどが立てば交代制のシフトを組んで、まずは2時間までのシフト延長も可能ではないかとのことでございました。以上でございます。
議員の質問 8番 大久保富士子
時間延長の対応を考えているように思える答弁のように感じました。前向きな検討を期待するところでございます。経済団体など飲食事業者からも、タクシーの夜間営業に向け大変期待されています。そして、飲食業のバーとかスナックがかなり厳しい状況にある中、タクシー事業者による夜間営業の対応についてお聞きいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
夜間の営業についてでございます。現在の町内における夜間のタクシーの営業につきましては、壮瞥町のタクシー事業者が、7時から深夜の24時ぐらいまで洞爺湖温泉のバスターミナルに1台常駐して営業を行っております。それから豊浦町のタクシー事業者は、7時半から午後8時45分まで洞爺駅前に3台程度常駐しているとのことでございましたけれども、基本予約制が多いとのことでありまして、予約がなければ利用も可能で、通常20時45分までの営業ですが現在は21時から21時30分ぐらいまでは駅前に常駐しているとのことでございました。明星自動車に関しまして、現状では運転手が足りていない状況とのことでございまして、現在は4名でシフトを組んで運行しているとのことでございましたけれども、4月以降は、先ほど議員も言われたように、いわゆる2024年問題の影響でドライバーの労働時間が見直されることによりまして、営業時間の延長そのものが大変難しくなると。それから運行には運転手のほかに運行管理者も必要なことから、最低でも2名が必要とのことでございました。現在は夜7時までの営業となっておりますけれども、先ほど申しましたように、午後9時まで営業できるようになれば、1次会の行き帰りの足については確保できる状況になるので、まずはそれを目指していきたいとのことでございました。以上でございます。
町の答え 町長 下道英明
大久保議員からありましたように、夜の飲食業、特に飲のほうが大変困っているということもございました。そういった中で、観光業が回復傾向にある中、運転手不足が本当に大変深刻な中で、今回札幌のタクシー事業者が1月16日から事業を継続したところでございます。事業を継続し、また時間延長も、先ほど課長のほうから答弁ありましたように、新しい乗務員採用の条件が整えば前向きに検討していただくと、大変ありがたいお話をいただいているところでございます。また、先般参入したタクシー事業者、行政報告でもご報告をさせていただきましたが、洞爺湖の「洞龍くん」をラッピングして、車両10台を札幌市内で走らせて、社内の端末タブレットで洞爺湖町の宣伝、また子育て支援の施策を紹介していただいております。さらには「洞爺湖町で乗務として働き、子育てしましょう」と呼びかけをしていくと社長のほうからお伝えしていただいております。今後インバウンドが増えると公共交通の利用者もさらに増えてまいります。また、公共交通が逼迫して町民の移動手段にも多大な影響もありますし、夜の飲食業のお客様の足、さらにはご高齢者の夜間緊急利用など、夜間タクシー不足解消に向けて、観光地特区の一つの案としては、例えばライドシェアですとか、そういったところも可能性を検討しながら、関係機関と連携しながら、問題解決に取り組んでまいりたいと思っているところでございます。
議員の質問 8番 大久保富士子
新しく事業されたタクシー業者も前向きな営業をしていくというお話を伺いました。21時まで営業できるよう努力していきたいとのことですが、コロナ前のような夜の町の賑わいをもう一度取り戻せたらいいなということで、洞爺駅に夜間一、二台のタクシーが常駐しているような状況が理想かと思います。そして、飲食業の存続対策に向けても町として対応をお願いするところでございます。