深川市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月7日
地域おこし協力隊員
2018年9月7日、深川市議会の一般質問で、菅原明義議員が「地域おこし協力隊員」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 菅原明義 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 菅原明義
次に3点目、地域おこし協力隊について、2点伺いたいと思います。これまでも地域おこし協力隊については何度か取り上げていただきましたが、この制度は、総務省が平成21年度より、地域力の創造や地方の再生へ向けた取り組みの一つとして、都市地域から過疎地域等への条件不利地域に住民票を異動し、生活の拠点を移した人を地方自治体が地域おこし協力隊員として委嘱し、隊員の役割として、地域ブランドや地場産品の開発、販売、PR等の地域おこしの支援や農林水産業への従事、住民の生活支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住・定着を図る取り組みとして定着してきております。深川市においても、平成25年より地域外から人材を受け入れ、地域活動を担ってもらうとともに、定住を提案する制度として定着してきたと思いますが、本市における協力隊員の本年度の任用及び活動状況と協力隊員に対する市民の関心度向上に向けた支援体制について伺います。2点目は、昨年9月20日に総務省地域力創造グループ地域自立応援課で平成29年3月31日までに任期を終了した地域おこし協力隊員の定住状況について調査を実施した結果によりますと、546自治体で任期を終えた隊員の累計は2,230人と報告があります。活動地と同一市町村の定住では1,075人、また活動地の近隣市町村への定住は321人でした。これらの状況から、同じ地域での定住が合計で1,396人、全体の63%の隊員が定住しておられます。また、企業に関しては、同一市町村に定住した隊員1,075人の中で314人、約29%が起業されておりました。定住や起業に向けて、それぞれの自治体がどのような支援体制をとられているのか、実態の掌握はできませんでしたが、深川市においては任期を終える隊員に対しての定住・起業に向けての支援体制はどのように取り組まれているのか、お伺いいたします。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
地域おこし協力隊員についてお答え申し上げます。初めに、協力隊員のことしの任用及び活動状況についてということでありますが、議員も言われましたように、本市では平成25年度から地域おこし協力隊員制度を活用しまして、29年度までの5年間で10人の隊員を受け入れてきたところでありまして、今年度につきましては、前年度に引き続き活動を希望する隊員3人を任用いたしております。この3人のほかに、新たに3人の隊員の確保ということにも取り組んでおりまして、ことし1月に東京で開催されました移住相談会におきまして、東京在住の女性から北海道での就農について相談を受けたことをきっかけに、継続的にこの方のフォローを続けましたところ、ことしの5月になりまして、1人の隊員の任用が実現できたところであります。残り2人についても、現在、引き続き募集を行っているところでございます。今年度の継続隊員3人、そして今申し上げた新規任用1人の4人の隊員の活動状況としましては、有害鳥獣対策を推進する隊員ということで、アライグマやエゾシカの捕獲・調査を初め、狩猟者をふやす取り組み、あるいは環境教育などの講演活動を、まず1人の方が行っております。それからまた、都市と農村の交流支援に当たっている隊員につきましては、アグリ工房まあぶにおきまして、インバウンドを含めた利用者の増加に向けた情報発信や、また農家民泊推進のためのプログラムの作成、それから関連イベントの開催といったことに取り組んでもらっております。さらに、新しく任用することとなりました新隊員については、深川未来ファームを活動拠点としまして、農産物の栽培技術の研究や小学生などの農業体験受け入れのサポートに当たってもらっているところであります。ただ、もう一人、3年ほど前から林業振興をテーマに、地域材を用いた木工品の開発や、また木育活動に取り組んでもらっておりました隊員につきましては、年度当初は当然おられたのでありますが、ことし8月末に任期が切れるということになり、任期切れにより、残念ながら、この方は市外に転出されております。そして次に、協力隊員に対する市民の関心度向上に向けた支援体制についてでありますが、隊員の多くは、もう既に町内会や農業者あるいは事業者などの皆さんから活動物資の調達を初め、活動機会の提供、そして人的ネットワークの構築など、さまざまな面で支援を受けておられまして、したがいまして、隊員の活動をより円滑に進めていくためにも、こうした市民の皆さんの理解と協力がより一層重要になってきているところであります。このようなことから、本市では、協力隊員の新しい人の紹介ということはもとより、各隊員の日常の活動の様子などを随時市の広報紙やホームページなどで紹介しておりますほか、町内会等の各種団体から、例えば、協力隊員との交流を図りたいなどの依頼がありました場合には、それに最大限お応えするように隊員との調整なども努めているところでありまして、今後もこうした取り組みの充実を図りながら、隊員の活動の様子をより広く市民の皆様に伝えてまいりたいと考えております。また、本市の協力隊員については、近年、新たな隊員をしっかり確保するにはどうしたらいいのかが課題となっておりますので、今後、協力隊員の募集要件における隊員の待遇などについて、この際、他の自治体の状況を調査するなどして、必要な対応を検討したいと思っておりますし、また国においても、全国的に隊員が集まりづらい状況を受けまして、今後の方針として、協力隊員として活動する前に、一定の期間、この地域協力活動を体験し、受け入れ地域とのマッチングなどに努力する、いわゆるお試し地域おこし協力隊制度の創設を掲げているといったことから、こうした新たな制度に係る取り組みも視野に入れながら、地域活性化の原動力となり得る協力隊員の確保に、引き続き取り組んでまいりたいと思っております。2点目に、3年間の任期を終える隊員に対する定住・起業に向けた支援体制の取り組みといったことについてお尋ねがありましたが、本市において、これまで任期満了まで活動された隊員は4人おられました。この4人のうち2人が市内での就業を選択されて定住に至っておりまして、当然、それについては、市が働き先の確保などについて支援を行ってきたところであります。また、これまでの隊員の中には起業を目指していた方もいたことから、その意向を聞きながら、今年度、新たに深川市として、地域おこし協力隊起業支援補助制度というものを創設いたしました。これは隊員の任期満了の日から起算して前後1年以内に市内で起業される場合に、一定の要件のもと、起業に必要と認められます経費の全額について、100万円を上限に市が助成するという制度でありますが、そういった制度もつくったところでございます。現時点では、今申し上げた補助制度の利用実績はございませんが、起業を目指す隊員にとって、やはり、資金確保というのは大きなハードルでもありますので、今後、隊員から起業に向けた相談があった場合には、本補助制度の活用を図るとともに、起業以外の自立の手法として、市内事業者からの事業承継といったことについての話も視野に、そういうことがあればという意味ですけれども、そういった話も視野に入れた支援を検討するなどしまして、隊員の多様なニーズに即した本市における定住の促進ということに努めてまいりたいと考えております。