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深川市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月5日

公契約条例

2018年9月5日、深川市議会の一般質問で、楠理智子議員が「公契約条例」について質問し、企画総務部長 吉村理明が答弁しました。

質問者
楠理智子 議員
答弁者
企画総務部長 吉村理明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 15番 楠理智子

台風21号に対しましては、先ほど太田議員、市長からも発言がありましたが、私からも今回犠牲になられました方にお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧を思うところであります。先ほど、深川市の状況につきましては、ソバ、リンゴが被害に遭ったということですが、そのほかの被害はどうなのかということを思いつつ、通告に従い一般質問を行いたいと思います。1点目は、公契約条例についてです。国や地方自治体が業務を遂行するために、民間企業や民間団体との入札等で業者を決定し、契約を結び、工事などを発注していると思います。契約する際には、仕事に従事する労働者が生活できる賃金や労働条件を保障しなければなりません。地方自治体の財政が厳しい効率化を求められている中では、少しでも安い価格の締結をということがあるかもしれませんが、低価格のしわ寄せは労働者にいくことが多いのではないかと思います。低価格の業務委託、工事の発注では、公共サービスの低下を招き、低賃金では仕事に従事する労働者も集まらない状況も出てくるのではないかと思います。賃金や労働条件を保障する公契約条例についても検討すべきと考えますので、お伺いいたします。1点目は、入札等の契約に当たり、賃金や労働条件を考慮することについてです。市が発注する工事などの入札や随意契約などの契約は、予定価格を設定しており、落札に当たっては、入札価格が一番低い業者と契約しているのがほとんどであると思います。入札決定での工事を伴う契約の締結等に当たっては、一定額の賃金が保障されているか、労働条件が確保されているかも考慮すべきであると思います。入札に当たっての予定価格の考え方、落札に当たっての判断についてお伺いいたします。2点目は、契約後、工事期間中における賃金などの労働条件の遵守の点検実施についてです。落札の時点では賃金の支払いなどに問題がなくても、工事を行っていく上で賃金未払いなどがないか、雇用する労働者の賃金が保障されているかなどの点検確認も必要であると思います。どのようにされているかお伺いいたします。3点目は、公契約条例の制定についてです。契約を交わす際には、賃金や労働条件を確保するため、一定のルールを義務づけることは、働く労働者の賃金や労働条件を確保することにつながりますし、地域の労働力確保や活性化につながると思います。そのためにも公契約条例の制定が必要と考えますので、お伺いいたします。

答弁 企画総務部長 吉村理明(企画総務部長は2020年3月まで)

公契約条例について3点の質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、1点目の入札等の契約に当たり、賃金や労働条件を考慮することについての質問について、入札に当たっての工事費用の積算方法、落札の判断についてお答えを申し上げます。工事費用の積算に当たりましては、本市では北海道の積算要領に基づくとともに、最新の積算用の単価を適用することとしているほか、労働技術者の育成・確保には、適正な賃金の支払いが重要でありますことから、賃金につきましても、北海道の最新の業種別労務単価を適用するなどして、適切な単価により工事費用を積算しているところであります。また、入札執行に当たりましては、請負代金の額によっては、工事従事者の賃金に影響を及ぼし、労働条件の悪化や安全対策の不徹底等につながりますことから、随時、国の基準に合わせた深川市低入札価格調査及び最低制限価格制度の事務処理要領を定めて、ダンピング受注の防止に努めており、予定価格の制限の範囲内で、かつ最低制限価格以上の価格の入札、その範囲で最低価格の入札者を落札者としているところであります。次に、2点目の契約後、工事期間中における賃金や労働条件遵守の点検実施についてお答え申し上げます。本市の入札制度では、入札参加者に対し、工事内容の説明資料の中で、下請負を適正化するため、下請選定通知書や下請契約書の写しを提出すること、労働者福祉を推進するため、建設業退職金共済制度を活用すること、労働災害・事故等を防止するため、労働者への保安教育・工事現場内の保安設備の点検に配慮することなどのほか、一般競争入札告示の中で、労働関係法令も含めた関係法令等を遵守することなど、入札参加者は労働条件を守ることが前提であることを了承した上で、入札に参加することとしておりますことから、工事期間中の賃金の支払いや労働条件につきましては、受注者の責務として適切に対応されているものと判断をしておりまして、工事等の施工期間中の点検までは行っていないということでございます。最後に、3点目の公契約条例の制定についてお答え申し上げます。公契約条例の道内自治体の制定状況につきましては、平成24年に北見市が、25年に名寄市が公契約に関する指針を、また29年12月に道内自治体で初めて旭川市が公契約の基本を定める条例というのを制定しております。それぞれの内容は、関係法令の遵守、品質・適正な履行の確保、公平性・公正性及び透明性の向上を図ることなどで、こうしたことで公契約に関する施策を推進することとしているものでありまして、本市におきましては、現行の入札・契約制度を適正に運用し、これまで同様に法令遵守の徹底を図ることで、労働条件が適切に確保されるように取り組むとともに、入札・契約制度については、他市の状況を調査・研究しながら、また必要に応じまして、関係団体等からも意見を伺うなどもして、さらに公平性・透明性・競争性を確保した入札・契約制度となるよう努めてまいる考えであります。

出典:深川市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる