幕別町議会 平成22年第3回定例会 2010年9月10日
「公契約条例」制定等の取り組みについて
2010年9月10日、幕別町議会の一般質問で、中橋友子議員が質問し、町長 岡田和夫が答弁しました。
- 質問者
- 中橋友子 議員
- 答弁者
- 町長 岡田和夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 中橋友子
通告に従いまして、2点の質問を行わせていただきます。始めに、小麦の乾燥施設・土地改良事業等農業予算の確保に向けた取り組みについてであります。世界じゅうから異常気象のニュースが発信され、食料の安定供給が懸念されています。食料の自給率の向上は緊急の課題でありますが、現実には低下している現状があります。北海道の主作物である畑作経営の上でも大変重要な小麦の自給率は現在 14 パーセントでありますが、来年からは主力品種を収量増が2割以上見込める新種に切りかえる計画が持たれています。幕別、札内両農協では、それぞれ増産に伴う施設の増設が計画されておりました。ところが新政権のもとで、補助の対象事業となる「強い農業づくり交付金」の予算が4割以上も削減され、増設のめどが立たない現状に立たされています。既に秋まき小麦の作付時期を迎え、一刻の猶予もできない事態となっています。民主党政権は戸別所得制度に予算をシフトするとしていますが、小麦を自給率向上の戦略作物と位置づけており、予算の削減は方針に逆行するものと考えます。基幹産業である農業の安定経営と自給率の向上のために、次の点を伺います。①小麦の乾燥施設増設のため、今年度補正での予算の確保、来年度予算の計上を国や道に求めていくこと。②土地改良事業が円滑に進むよう、予算の削減の中止を国に求めていくこと。次に、「公契約条例」制定等の取り組みについて伺います。建設工事や特に業務委託などの契約において、過度の競争により低入札価格が増加し、結果として、下請業者や業務に従事する労働者にしわ寄せが行き、労働者の賃金の低下と待遇の後退、公共サービスの品質低下を招く状況となっています。この問題の解決のために、業者に対する労働賃金の適正化等の指導文書の発行や業務委託先の雇用実態調査、また公契約条例の制定などについて求めてまいりました。しかし、企業経営に対する介入となるという見解や、委託業者だけの調査ではなく、全体の労働調査の実施、特に公契約条例については、法律上の問題など先進の事例も含めて検討するとされ、具体的な状況の掌握や実施には至っておりませんでした。時が経過する中で、労働者の雇用実態はさらに深刻になり、雇用保険の未加入や、実質的に賃金が下がるワーキングプアの状況が生まれています。住民の福祉の増進を図ることを目的とする地方公共団体として、できることから手だてをとっていく必要があります。帯広市の指導文書の発行、労働調査、そして公契約条例については、既に実施した先進の事例が生まれています。幕別町でも実施について検討すべきであり、これまでの取り組み、そして見通しについて伺います。一つには、4月に行われている業者に対して労働賃金の適正化等の指導文書の発行について、その内容と経過について伺います。二つ目は、労働実態調査、この結果についても伺います。三点目は、公契約条例の制定について伺います。以上です。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
中橋議員のご質問にお答えいたします。初めに、小麦の乾燥施設と土地改良事業等農業予算の確保に向けた取り組みについてであります。ご質問の1点目、小麦の乾燥施設増設のための予算確保を国や道に求めることについてでありますが、国は平成 22 年度の予算編成に当たって、概算要求の無駄を洗い出すことや予算編成の透明性を確保することを目的に、昨年 11 月に行政刷新会議による事業仕分け作業を実施いたしました。事業仕分けについては、幅広い分野が対象となっておりましたが、ご質問の小麦の乾燥施設整備に係る強い農業づくり交付金もその一つであると認識いたしております。強い農業づくり交付金の事業仕分け結果は、2分の1から3分の1程度の予算要求の縮減となっており、国は事業仕分けは最終結論ではないとしながらも、最終的には事業仕分けなどのとおり3分の1の縮減となったところであります。ご質問の要旨にもありますように、小麦は北海道の主要作物であり、本町の幕別、札内両農協も来年からの「ホクシン」から「きたほなみ」への品種転換に伴い、収量増が見込まれることから、乾燥施設の増設を計画し、本年度強い農業づくり交付金の要望を行ったところであります。しかしながら、先ほど申し上げました予算の縮減や全道の小麦乾燥施設の要望が集中したことなどから、結果的に本町の両農協の要望は採択には至らなかったところでありますが、今後においては、現在のところ両農協とも来年度予算に向けて継続して交付金の要望を上げていくというふうに伺っております。ご質問の2点目、土地改良事業の予算削減の中止を国に求めることについてであります。国は、平成 22 年度農業関係の予算編成において、戸別所得補償制度のモデル対策費に重点配分する一方で、農業農村整備事業費については交付金化の方向を取り入れながらも、国費総額を大幅に削減いたしました。幸いにして本町においては、要望していた面整備に係わる予算はおおむね確保されましたが、このような状況が続けば、地域が切望する農地の整備や農業水利施設などの計画的な更新・整備におくれが生じ、地域の基幹産業である農業の生産性の低下を招き、ひいては北海道農業のみならず、北海道経済・社会に大きな影響を及ぼすことを強く懸念しているところであります。これら農業関係予算が削減される中にあって、十勝レベルにおいては、十勝町村会や議長会、帯広市、帯広市議会、十勝地区農業協同組合長会などで組織する十勝農業農村確立懇話会を設立し、本年3月に農業生産基盤整備の促進を求める要請を北海道や北海道議会に対して行い、さらに本年7月には、十勝圏活性化推進期成会と合同で、農業基盤整備や強い農業づくり交付金などの予算確保を求める要望を、道内選出国会議員や農林水産省に対し行ってきたところであります。また、北海道レベルにおいては、北海道町村会といたまして、北海道や北海道市長会などと連携を図りながら、事業仕分け後の昨年 12 月には「事業仕分け結果に関する緊急アピール」を国に対して発出したところであり、さらに本年5月には「食料供給力の確保に必要な生産基盤整備等の促進に関する提案書」を国に対して提出し、北海道の農業・農村が持続的に成長して、我が国の食料自給率向上に積極的に貢献していくためには、土地改良事業などの基盤整備や小麦の乾燥施設などの施設整備が必要不可欠であることを訴えてきたところであります。国の新年度予算編成に関しましては、概算要求が若干明らかになってきた段階ではありますが、農林水産省の概算要求では、強い農業づくり交付金に加え、新たに設けられる麦、大豆などの戦略作物の生産拡大関連施設に対する整備事業を合わせると 15 億円程度の増額となっていることや、農業農村整備事業が5%の増額となるなど、新たな動きも見えてきております。しかしながら、先ほど申し上げましたように、まだ概算要求の段階であり、今後の国の予算編成に関する動向を注視するとともに、引き続き必要な予算の確保に向けて、農協等関係機関と連携を図りながら、あらゆる機会を通じて国に強く働きかけてまいりたいというふうに考えております。次に、「公契約条例制定等の取り組みについてであります。ご質問の1点目、契約業者への労働賃金適正化等の指導文書の発行についてであります。本町では、昨年に引き続き本年も平成 22 年4月1日付で、町の土木・建築等の格付業者 78 社に対しましては、業務実施上の留意事項に関する文書を発送したところであります。本文書は、業務履行に際しては各種調達で地元業者を活用し、地元資材の優先的使用に努めていただくこと、2省協定単価に基づく労務単価等に留意して適正な賃金を支払うよう配慮すること、地元労働者及び季節労働者を積極的に雇用するよう配慮すること、業務車両を適正に運行管理し、交通事故の防止に努めるとともに、労働者に対する保安教育や現場内の保安設備等の点検等を行い、労働災害の防止に万全を期するよう配慮をすること及び労働者の福祉向上のため、雇用保険、健康保険、厚生年金等へ加入することの5項目の内容についてお願いしているものであります。民間事業者の労働契約に関する事項につきましては、労働関係法令の定めに基づき、労働基準監督署が所管する業務でありますことから、市町村におきましては、従業員の賃金等労働条件に関して強制力を持つ指導はできないものであり、あくまでも配慮をお願いする趣旨の文書ではありますが、地域経済の振興、雇用の確保及び労働条件の適正化につながればとの思いから配付しているところであります。なお、来年2月には、2年ごとの競争入札参加資格審査、いわゆる指名願の一斉更新を実施する予定でありますが、この際、申請のあった施設管理業者を含む全ての業者に対しまして本文書を配布したいと考えているところであります。ご質問の2点目、労働実態調査についてであります。非正規労働者や派遣労働者の増加により、不安定な雇用と低賃金等が社会問題となっていることから、町が発注しております 24 の町有の建物における 37 の管理業務等を受託している業者に対しまして、業務従事者の賃金単価及び勤務時間等に関する勤務状況調査を本年3月に実施したところであります。調査の結果についてでありますが、賃金につきましては、従事者各個人により日額あるいは月額と積算方法が異なっていることや、ボーナスを支給している例などがあるため、単純には比較することができませんが、ボーナスを除外した金額で、1時間当たりの単価を比較いたしますと、最低が 680円、最高が 820 円という実態でありました。また、勤務時間につきましても、職種により差異はありますが、1人当たり1日平均6時間 30 分という実態でありました。今後も、町発注の施設管理等委託業務に関しましては、業務従事者の実態を把握するとともに住民サービスの低下を招く人員配置となっていないかなど、引き続き定期的に調査を実施してまいりたいと考えているところであります。ご質問の3点目、公契約条例の制定についてであります。公契約条例は、過度な受注競争の結果、低入札価格によって業務に従事する労働者や下請業者にしわ寄せがなされ、賃金の低下を招いている実態を防止することを目的としており、千葉県野田市が、昨年9月、全国で初めて、市が発注する工事や業務委託を受注する業者に対して、一定水準以上の賃金支払いの義務づけなどを規定した条例を制定し、本年4月から施行したところであります。町では、昨年より公契約条例に関する調査研究を進めてきたところでありますが、本年2月、町職員2名を野田市へ派遣したところであります。野田市の条例制定の意図は、本来、この問題は、国が法律により統一的に規定することによって解決できるものであり、国に公契約法制定の必要性を認識させるためであり、同条例が労働基準法等労働関係法令に違反するおそれがあるという問題については、現在のところ、法的には明解な結論が出ていないグレーゾーンであり、国への働きかけが最終目的であるため、あえて制定したものであるというようなことをお聞きしたところであります。また、同条例は、工事が予定価格1億円以上、業務委託が予定価格 1,000 万円以上を適用対象としており、対象となる契約は極めて限定的であること、臨時的労働者や請負契約により従事するものには適用されないため、大多数の労働者には条例が適用されないこととなり、実際の賃金の改善には効果が薄いものと考えられるところであります。兵庫県尼崎市においては、議員提案された公契約条例案を法律違反となるおそれがあるため市議会において否決しており、また旭川市においては、違法性の疑いがあるため、公契約条例は制定されなかったというふうにお聞きしているところでもあります。本町においても、法律違反となるおそれがある条例制定につきましては、慎重に対応する必要があるものと認識いたしているところであります。なお、本町では、人件費が大きな割合を占める委託業務に関する入札におきましては、設計上の賃金単価が北海道最低賃金を下回ることのないような最低制限価格を設定して、極端な低価格による入札を防止しているところでありますことから、現在のところ、公契約条例の制定については考えておりませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。以上で、中橋議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 1番 中橋友子
再質問させていただきます。1点目の小麦の乾燥施設の問題であります。お答えにありましたように、本年度の農業予算全体が、事業仕分けということもありましたけれども、全体が削減されている中でありますので、本来であればその全体の農業予算をきちっと確保する運動が基本だというふうには考えております。ただ、今回この問題だけ、特に施設名まで挙げて特定したのは、それだけ今緊迫した状態にあるといいますか、本当に困っている状況がありますので、あえて取り上げました。農業予算全体では 95パーセントということではありましたけれども、この小麦の乾燥施設の予算は 40 パーセントも削減されるということから事が始まったということと認識しています。それで、事業仕分けによって排除されてしまったわけですけれども、しかし、民主党の戦略、自給率向上のための小麦の位置づけでは増産ということになっておりまして、現在、国内生産 88 万トンとお聞きするのですけれども、10 年間の間に 188 万トンまでふやしていくということが、国の考えとしてあるということなのです。これを達成していくために、国の機関ももちろん研究した結果が、このように増産につながる新しい「きたほなみ」というのができたというふうに聞いております。既にもう作付もされて、自分のところで乾燥施設を持たれているところは、ことしは収穫に至ったということなのですけれども、この秋からは北海道全体がこれに切りかえるということ。つまり、国の戦略ですから一部分でやっても自給率は向上しない、全体でやるところに意義がある。当然全体でこういう予算が要求されていくというのは、当たり前のことだったのです。ですから、この今回十勝で上げた6農協のうちの一つしか予算がつかなかった事に対する驚きといいますか、そういうのは関係者にとっては非常に大きいわけですけれども。そこで、町長のお答えでは、その実態を掌握されながら来年度の予算に向けて要望を上げていくということであります。もちろんそこも大事なところですが、今年度の補正で、今9月の議会で間に合うかなと思って私質問通告を出したのですけれども、今の時点の動きが本当に大事だと思うのです。それで、実は8月の末に農業の概算予算があらあら伝えられてきました。その中では、町長のお答えにあったとおりに、この施設に対する強い農業づくりということよりも、また別メニューでということなのですけれども、15 億円ほど増額になりました。だけれども、もともとはその 244 億円という前々年度ですね、そこから比べたら 40 パーセント下がって、その下がったものに対して 15 億円プラスになったというだけですから、本当に焼け石に水程度の予算だと思うのです。ただ、これも概算要求に盛り込まれたということはよかったとは思うのですが、何とか補正で詰めていくことはできないのかと。ここが、関係機関と合わせて行政としても力を発揮するところではないかというふうに思うのです。それで、9月の7日に参議院の農林水産委員会がありまして、そこで農林水産、山田雅彦さんですか、農林水産大臣のお答えの中で、実は今回の緊急対策としての補正予算に考えたのだけれどもできなかったと。それで、10 年度、年度内の補正について頑張っていきたいというような答弁が、紙智子国会議員の答弁の中であったのですけれども、私はやっぱりこういうことを現実のものに実らせていく、今最大の山場に来ているのではないかと思うのですけれども、それらに対する思い、認識などについて、そして今現時点でこの補正に向けてどうするかということについて、町長のお考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
おっしゃられたように、244 億円が 143 億円まで下がったという経緯があります。それだけに、非常に今厳しい査定の中で管内6JA から1JA だけが決まったと。これでことしは終わりだと、また来年だということでは、なかなか農業者の皆さんも納得ができないということがあって、何とかことしの補正を組んでもらえないかと。それらの要望も今までもずっと続けては来ているわけであります。ただ、今お話がありましたように、これからの補正の中で、いわば 7,000 億円だとか 9,000 億円だとか、あるいはもっと5兆円だとか、大きく 11 兆円までやれというふうな政党もいろいろあるようですけれども、恐らく民主党の代表選挙が終わった後に、これらの補正予算が出てくるのだろうと思いますが、今の段階では、正直言って全く見えてはいないわけですけれども、先ほど言いましたように、私どもとしては、あるいは JA もそうですけれども、何とか補正予算の中にこれらが盛り込まれるようにお願いしたいし、また我々もこれからどういうような活動になっていくかわかりませんけれども、当然やるべきことは町村会を通じながらやっていきたいと、そういうふうな思いではおります。
再質問 1番 中橋友子
そうですね。来年になりますと、ことしできなかった5カ所に加えて来年手を挙げていた3カ所ということで、8カ所がまた乾燥増設を希望されるわけです。だから、限られた予算の中で必要とする団体はどんどんふえていく。どんどんというか、そこまでですけれどもね。ですから、そういうことを考えると、ことしの補正でお願いすることが来年の手を挙げているところに、芽室町などがそうなのですけれども、そこにきちっと補償されていく。これはうちの町だけがよければいいということではなくて、先ほど言ったように戦略的な自給率向上の増産政策であり、そして安定的な経営を支える大事なことでありますから、民主党の党首選挙がもう来週終わりますよね。その短期間の間にどのような手を打っていくかということだと思うのです。全く何もないわけではなし、先ほど言ったように9月7日の国会の答弁で、頑張りたいという農水大臣のお話もあるわけですから、そこも踏まえてちょっとアクションを起こしていただきたいと思うのですが、いかがですか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほども申し上げましたけれども、我々市町村にとっても JA にとってもあるいは農業団体、それぞれが大変これに関しては危機感を持っているわけです。何とか今の補正に向けて予算をつけていただくように、もちろん農協とも相談をしなくてはなりませんし、先ほど言いましたように十勝圏の活性化推進期成会あるいは農業農村確立懇話会、そういった団体もできているわけですので、十分それらと調整しながら対応していきたいというふうに思います。
再質問 1番 中橋友子
次に、土地改良事業のほうですが、これも概算要求の中では増額されました、18パーセントとなっています。でも、これも大幅にカットされた中での多尐の増額ということでありますから、本当にこの点では、もっともっと小麦の増産施設を大きい目で見たときに、もっともっと影響のある内容ではないかと思うのです。それで、やっぱり何というのですが、農地は農業者個人のものというよりは、やっぱりこれをここで食料を生産するわけですから、やっぱり国の戦略として、そして北海道の方向として、そこを改良していくことが国民の食料を守っていくというので、本当に壮大な事業だと思うのです。こんなところが手をつけられるということ自体が本当に耳を疑ってしまうのですけれども、事業仕分けの観点はどこにあるのかと本当に耳を疑うのですが、現実にはやられてしまって、農業予算、先ほど 95 パーセント、ですから5パーセント程度カットされたと言いましたけれども、公共事業ではもう 33 パーセント以上カットされたのです。その中にこの基盤整備事業が入っているわけです。ですから、町長はこれまでも関係機関と頑張ってこられて、さらに踏み込んでいくということでありますが、来年度からの、今の時点では幕別町はその予算がきちっと確保されているのだということでありますが、次年度等予定されていることを考えれば、この状況は放っておけないと思うのです。そういった状況背景と取り組みをもう一度伺います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
基盤整備については、我々も何回、何十回となくいろんな場で繰り返しお願いをしています。特にこの基盤整備は、本州方面では余り影響がない。ほとんどがやっぱり北海道に集中してこれをカットされていると。おっしゃられるように、どこにその意図があってこういうようなカットがされるのかということが、自給率を上げる、さらに農業をもっと活性化する。そのための大事な基盤整備の予算を削ったのでは、まさに矛盾でないかということを、農業者の皆さんも、また我々も一緒になって言っているわけでありますけれども、なかなか現実的には理解されない部分もあるのかと。先ほどもお話ありましたように、何せ戸別所得補償をまず前面に出してきて、そこへ農業予算を集中しているというようなこともあるのかもしれませんけれども、我々からすると、それとまた基盤整備はまた別のものだということで、何回も要請活動をしているわけであります。北海道土地改良事業団体連合会、土地連なんかは、本当にもう存続自体がどうかというところでありまして、ことしも5月には我々も含めた全道の決起大会あるいは先般の7月の東京要請活動、それぞれがもう一生懸命やっているわけですけれども、なかなか我々の意向が、要望が現実になってきていないのも事実だろうというふうに思うのですけれども、これらについても、おっしゃられたとおり引き続き要請活動を進めて、何とか基盤整備事業を確保していきたい。それと、ことしは幕別町もそれは影響なかったかもしれませんけれども、まだ次にやりたい、やろうという計画も現実にはあるわけですから、それらにも今のままいくと当然影響してくるわけですので、そういったことを含めながら、さらなる強力な要請活動に意を用いてまいりたいというふうに思っております。
再質問 1番 中橋友子
今の方向で頑張っていただきたいと思います。戸別所得補償制度にシフトする、その戸別所得補償を生かしていくためにも基盤整備というのは必要なのです。ですから、土台があって、そして上に積み上がっていくということでありますから、その土台を崩すようなやり方に対する現地としての声を本当に大きくしていっていただきたいと思います。次に、公契約条例のほうに入らせていただきます。私この問題を一般質問の中で取り上げさせていただくのは3度目なのですけれども、その背景には、劣悪な労働条件のもとでますます貧困と格差が広がっているという問題があります。昨年の決算委員会のときに、幕別町の給与収入の階層について示していただきました。給与収入では、ゼロから 100万円の方が 28.3 パーセント、100 万円から 200 万円が実に 20.1 パーセントということで、約半数が200 万円以下の給与だという資料をいただきました。こういう状況がさまざまなひずみを生んで、やっぱりきのうもいろんな低所得者対策についての質問もあったのですけれども、いろんな角度からこれを打開していくことが大事だと思うのです。そのためには、その大もととなる企業そのもの、ここで結局町民の皆さんの中に働いて得られる収入が尐しでもふえていくことが大事だと思うのです。ただ、この自由経済の中で、行政がそういったことにどこまでかかわることができるのかというと、非常に限られています。ほとんど経済の反映ですとかそういう動向が大きいわけですから。ただ、唯一ここは手がけられるかなと思うところが、町が直接発注している工事にかかわる人たちの労賃のあり方、あるいは請負業者にかかわる労賃のあり方、こういったところでは、何らかの手だてをとっていくことによって、向上させることができるのではないかという位置づけから、たびたびお尋ねをしてきたところなのです。それで、1点目の、まず労働者への適正賃金の指導文書について。これは帯広が 10 年ぐらい、5年前からですか始めておりまして、その効果についてずっとお話しして求めてきたところですが、うちの町も2年目に入りました。これは非常に大事なことだというふうに思って、一歩踏み込まれたことを評価させていただきたいと思います。同時に、この文書が本当の意味で効果を発揮していく方法、ここはやはり意識の改革ということになっていくのでしょうけれども、それはもちろん行政側もありますけれども、事業者に対してどう意識を変えていただいて、そして保障していくのかということになろうかと思います。その辺の方策などを考えておられたら、伺いたいのですけれども。帯広の事例でたびたび申しわけないのですが、業者等のお話し合い、懇談であるとかホームページに載せるとか、それから適正指導の文書を配布する事業を拡大していくとか、いろんなことを取り組まれているようですが、その効果を発揮するための取り組みについてはどのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
いつもお話しをいただいて私も答弁させていただいているのですけれども、町が発注した工事あるいは町が発注した委託業務、それが現実にどう事業が展開され、どういう成果を上げているか、これは間違いなく町として発注した以上は責任がありますから、発注したものが発注したとおりでき上がる、あるいは完成する、そういったことのチェックはもちろん必要なのですけれども、問題は今おっしゃられるように、中身として町が積算したものと現実にそこで働く人、あるいは工事の場合ですと資材がどう使われているかも、いろんなことがあるのだろうというふうに思いますけれども、これをなかなか一つ一つチェックしていくことは非常に難しい問題があるのだろうと。それは、先ほど来お願いというような文書しか今の段階ではできないのだということを申し上げたわけですけれども、これは、我々もそういったことで、事業主といいますか、受託した業者の皆さんが、そういう町の意向を酌み取っていただいて、誠意を持ってやっていただくということしかないのだろうと思いますけれども、なかなか例えば業者を集めて町長と建設部長と会って懇談をする場なんか設けると、また逆に癒着ではないかと怒られそうですし、いろんな意味でやはり町の意向を理解していただくための手法ということが、具体的にはどういったことがあるのかということになると、なかなかまた難しいのかというふうに思いますけれども。建設業協会みたく協会となってきますと、協会の方と我々との話をするような場も持つこともあるのかもしれませんけれども。ただ、我々ができることは、尐しでもこの働く人たちを、雇用の場といいますか、多くしていくための仕事を確保するというようなことも、もちろん町としての役割なのだろうというふうに思っていますけれども、今、具体的に今働いている人たちの待遇改善あるいは労働条件の向上、そのために町がやっていくこと、やらなければならないこと、そういったことについては、まだまだ十分ではないのかもしれませんけれども、どういうことがあるのかについては検討させていきたいというふうに思います。
再質問 1番 中橋友子
ぜひ検討を求めていきたいと思います。実態、ここまで繰り返し取り上げていく中の実態で、実は公共工事労務単価というのが、ここの指導文書の中の2点目に、二省協定のそれを守るようにということで文書を出されておりますね。二省単価に基づく労務単価等に留意して適正な賃金を支払うよう配慮する。これはことし帯広で実は調査した資料をいただいたのですけれども、ここの2点目の実態調査のところにもちょっとかかわってきますが、労賃自体がやっぱり非常にがくんと下がっているのです。ことし平成 22 年度、10 年前、平成 11 年度は、例えば普通作業員だとかとび職とか運転手とかいっぱい分かれていますよね。一番下がっているというふうに思ったのは、とび職などは 10 年前は単価1万9,300 円であったものが、今は1万 3,500 円ということで 69 パーセント。もっとひどいのが、型枠工は2万 1,500 円であったものが1万 3,100 円、60 パーセントになってしまっているのです。だから、ここでやっぱりいろんな税金やなんか上がっている中で頑張らなくてはならない。もっとびっくりしたのは、実はそれはあくまでも支払賃金単価。これで適切にやっていただきたいという目安であって、実際に払われるのはどうかというのは、これは当時、企業組合などで講習をやっていたところの実態のアンケート調査ですので、最近の数字ではないのですが、平成 14 年に帯広で調査されたのです。そうすると、当時の単価に対して現実に支払われている金額というのは 67 パーセントだったわけです。だから、例えば型枠工が2万 1,500 円であったのだけれども、あるのだけれども、実際に払われたのは1万 5,000 円程度。それが、今は 22 年度で1万 3,100 円になっているわけですから、ここでも7割程度というふうになると、本当に低い金額で実際には労働しなければならないというデータがあるのです。こういうふうに見ますと、それでもこういう単価が示されるので、ここからいろいろなるべく企業もそれなりの経営の中で努力はされているとは思うのですけれども、現実に労働者に支払われているというのは、本来から言ったらもう7割に下がっている。10 年前から見たら5割以下になっている。もっとひどいのが男の人と女の人の差なのです。型枠では女の人はいないのかもしれませんけれども、これこの間、地元紙に載りました賃金の差なのですけれども、男性平均 24 万円に対して女性は17 万円。これは正職というところが多いのですけれども、7割なのです。だから女性の賃金というふうになると、現場で働いている女の人たくさんいらっしゃるけど、これの7割引きのさらに7割と。7掛けのさらに7掛けということなのです。だからやっぱりこういう実態になってしまうのです。これは町で調べていただいた労働者の賃金状況、100 万円以下が 30 パーセントだというのは、背景がこういうのがあって、もちろんそうではない正職員で保険関係が一番お給料が高いというのがありますので、そういうところも押しなべて入れてならしたものがこの金額ですので、やっぱり今町民の暮らしがどれだけひどいかということを、こういう数字の中でも浮き上がってくるのだと思うのです。だから、やっぱり可能な限りの手だてはとっていただきたいというふうに思います。もう一つ、今、実態調査された中で、町の平均賃金、平均ではなくて高くて時給 820 円、低くて 680円でしたという、その2番目の質問に対するお答えがあったのですけれども、これでざっと計算してみましたら、一番高くて 820 円で、びっちり8時間働くことができて 20 日間働いたとしても1カ月13 万円。それから、年間にすると、ボーナスは除外していますということなので断定はできませんけれども、200 万円はおろか 150 万円ちょっとなのですね。最低の人に至っては 680 円、平均時間 6.8時間ということでありますが、これで見ても 100 万円ちょっと。今、4月のときに指摘しましたけれども半日交代、4時間持ち込まれています。その4時間の人で計算すると年間 66 万円にしかならないという。これで実際生活されている方が、60 代そこそこでいらっしゃるのですよ。本当に生保基準以下です。ここをやっぱり問題、意識改革というのはそこなのですけれども、こういうところに問題を持っていただいて、そして可能な指導をしていくということが大事だと思います。2年続けて実態調査をやっていただいて、実態調査はことしの3月ですね、実施されていますが、これは定期的にというふうにお答えいただいていますけれども、やっぱり毎年やって系統的なデータをとっていくということが非常に大事だと思いますので、その辺の考えについても伺います。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
調査については、さきに答弁申し上げましたように、定期的に調査を実施して、それらの記録といいますか、トータルを、これからの、今後の発注業務の中で参考にしていくということになると思います。
再質問 1番 中橋友子
次に、公契約条例であります。いろいろ研究されて、結果としては現時点では制定しないという考えでいるというお答えでありました。その1番の理由になっているのが、法律との関係でなかなかグレーゾーンという表現をされていましたけれども、そういうところがあり、尼崎だとか旭川の事例を出されて、そういうことがあるのでちょっと現時点では考えないのだということであります。それで、私は野田市に行かれて、グレーゾーンということの判断といいますか、聞いてきたということでありますので、現実にうちの町として、その問題となる法律の条文等について、いろいろ照らして研究ということはされたのでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
具体的に条文を照らして、どこが問題だというところまでは詰めていませんけれども、例えば北海道最低賃金法がある。それで賃金が定められる。それがあるのに、なおかつ条例でそれを上回らなければならないというような賃金を条例で設けること自体が、これ法的には問題があるのではないかというような事例を現実に今聞かされてきたし、先ほど言いましたように、その辺がグレーゾーンではないかというようなことで、そういったいろいろな課題があり問題があるような状況の中では、今すぐというわけにはいかないので、もう尐しやっぱり状況を見てからということで、今のところは考えていないというような答弁とさせていただいたわけであります。
再質問 1番 中橋友子
そういう中で、私も実際にスタートしたのは野田市しかありませんでしたので、そこのいろいろな文書ですとか、市長さんの講演だとか、ホームページを通してとかいろんな形で見て、それでなぜ野田市が踏み込んだかという中には、前段お答えにあったように、本来は国が定めるべきだと。だけれども、なかなかいっていないと。そうですよね。この公契約条例というのは、もう国際機関 ILO で、もう 1940 年代にたしか出ていたことですから、もう本当に 60 年もたっていることなのですけれども、なかなか国の差があったり、日本が批准しないとかいろんなことがあってここまで来ているわけですよね。だから、市としてアクションを起こして後押ししていくのだという、私はこれはこれですばらしいことだというふうに思うのです。だから、うちの町もぜひそういう立場になっていただきたいということで、法律の条項の、自分なりに、そしてその野田市のいろんな担当の方の発言なども読みながら整理してみたのですけれども、問題は、問題となるところは四つ法律がありました。一つは憲法上、それから地方自治法上、それから労働基準法上、それから私的独占の禁止、いわゆる独禁法上、この四つの法律に照らして、この条例が果たして違法なのかというようなことも十分検討して、市は踏み込むわけですから、違法だったら踏み込めませんよね。でも実際に踏み込んだわけですから、そこの見解で一つ一つ納得するものが自分にはあったのです。それでちょっと紹介したいのですけれども、まず憲法の規定では、27 条の2項に「賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。」となっている。法律で定めたものを例えば条例が定めたらどうなるのか。今、町長おっしゃられるところ、まさにそうなのですけれども、これも国でもいろんな国会議員の方たちもやりとりがありまして、そこで、実は平成 21 年の2月、ここで国会の主意書に対する答弁というのがあったのですけれども。当時、麻生首相なのですけれども、こういう答弁なのです。条例において、地方公共団体の契約の相手方なる企業の使用者は、最低賃金法第9条第1項に規定する地方別最低賃金において定められる賃金金額を上回る賃金を労働者に支払わなくてはならないこととすることは、同法上問題となるものではないということなのです。結局問題ではないですよということが、いろんな経過を踏まえてこういうのが出されたわけです。だから、これをもってしてすべてと私は思いません。でも、こういうことがあるということは研究に値するのではないでしょうか。それからもう一つ、地方自治法上の問題では、時間の関係で全部一遍に言ってしまいますけれども、うちの町はうちの住民に責任を負うということで地方自治法に定められていますよね。第1条の2の1項から、まず住民の福祉の増進ということから始まって、2条の2項だとか 14 条の1項とか、ずっとそういう規定があるのですけれども、こういう規定がありながらも、新しく条例をつくって、そして賃金額などを、その対象の業務に従事する労働者の賃金なんかを確保するために決めてしまったらどうなのだということなのですけれども、これはあくまでも公契約の質の確保と社会的価値の向上を目的とするということでありますから、だから、例えばそういうふうにうちの町が相手の業者と決めた、あるいはそこの決めて働いている人は、町民ではない帯広の人もいたというようないろんな条件があっても、競争原理の中で、自由競争の中で契約を交わすということは、相手がこの賃金でやってくださいという、その契約条件の中の内容を認めて契約を交わすわけですから、それはやっぱり問題ではないという見解です。それから、労基法上も同じような見解です。さらに独禁法についても、この独禁法などでは、やはりそういうふうに定めることが不当な利益につながるというようなことなのですけれども、それは、利益というのは幕別町にとって不利益をこうむるかどうかということでありますから、それはないというような論点を尐し整理してみたのです。だから、町長、現時点で考えないと言われましたけれども、私はやっぱりこういう先ほど言ったような、賃金の7掛けのさらに7掛けのような状況の町民がいっぱいいる中で、うちの町が何ができるかと考えたときには、やっぱり研究していく、条文の1個1個を研究されていないということでありましたけれども、こういうこともやっぱり研究をして積み上げる必要があるのではないでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
法律といわゆる条例とのことなのですけれども、よく言うのは、条例より上の法にあるものについては、これは条例で定めることは本来のものではないと。これは原則としてあるわけですけれども、ただ、今、中橋議員が言われるようないろんな疑問点、あるいは先ほど言ったようなグレーゾーンだという点、これは最終的にいきますと、もう裁判しかないのだろうと。その中でどういう判断が下され、それを受けて我々が今後どうしていくかと。もちろん私は裁判をやれということではありませんけれども、今の段階では、まだまだ十分そういったことで、他町村の事例もそうですけれども、多くはそうしたことがない。ですから、今の段階では考えていないということは申し上げたのですけれども、もちろんほかの動きも注視していかなければなりませんし、私どもも機会があれば、そういったことも当然研究していくことは必要であろうというふうには思っております。
再質問 1番 中橋友子
それで、実際は違反してやってしまうと、裁判になるというのはそうだと思うのですよね。では、その野田市も、もちろんそういうことを想定しながら条例に踏み込んだと思うのです。昨年の9月に制定されて、私はことしの2月から施行というふうに聞いたのですけれども、4月とお答えにありましたけれども。それで、やっぱり全国から問い合わせが物すごいのだそうです。だけれども、実際に業者からだとか労働者からだとかというのは全くないというのです。つまりそれを認めて契約するわけですから、つまり訴訟というふうになると、相手方の企業が訴訟を起こすわけですよね、契約の相手方が。それで、最終的には町長が言われるような裁判ということですけれども、これをやって、まだ期間が短いですから、すべてとは言えませんけれども、そういったことに関して労働者から訴訟はもとより問い合わせもない。そして契約も進むということでありますから、やっぱり現実を踏まえながら、だれにとって利益があるのかということを押さえて、そして研究もし、実際に実を結ぶということが大事だと思うのです。文献がありまして、ちょっとわずかな期間ですけれども、去年の9月につくって、そして可決されて決まってから、ことしの3月までの問い合わせの状況も資料であってちょっと見てみたのですけれども、まず国からの問い合わせというのがあるのです。そのほかに都道府県からは 46 件あったというのです。だから、ほとんどですよね。そして市町村から、ここにはうちの町も入るのでしょうか、94件。そして、合わせて 150 件。また別には議会からも直接ありまして、合計して 230 件。半年の間にそれだけ問い合わせがあったということもあります。もちろん直接の視察というのも 116 件ですから、この6カ月の間に、すごい中身ですよね。それだけやっぱり注目もされていますし、今の国民の状況から言って求められる中身だというふうに、私はこういう数字を見て思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
おっしゃられるとおり、働く人にとってそれはもう当然有利な条例ですから、そのことに反対することはもちろんないのだろうと思うのですけれども、私どもが心配するのは、今言うように他の法律がある中で、それを越えて新たな条例をつくることは、本当に今の法治国家の中でいいのかどうか。あるいはそれは住民のためになるのだからいいのではないかという押さえでいくと、そういうこと、今おっしゃるようなことの考え方にも立つのでしょうけれども。全体的なことを考えると、いろんな法律があって、そしてその下に条例をつくるときに、そういったことの無視とは言いませんけれども、最低制限価格があったり最低賃金があったりする中に、それを超える賃金を条例でうたうということ自体がいろいろ問題がある。国が問い合わせたというのもなかなかユニークだというふうに思いますけれども、そういったことはお互い研究しながら、これから進んでいくのだろうというふうには思っております。
再質問 1番 中橋友子
私も条例の制定の仕方というのは、町長がおっしゃるように法治国家ですから、それはもうどんなことでもそうですけれども、法律があってそれを遵守する中で、さまざまな取り組みがされるということは十分押さえた上で、可能なところをいわばグレーゾーンということでしたけれども、そこをこじあけてここまで到達しているという重みの大きさを、やっぱり受けとめて、一歩でも二歩でもうちの町が踏み出すと。ですから、尐なくてもこの法律的な研究などはやっていただきたいと思うのですけれども、いかがですか。
答弁 町長 岡田和夫(町長は2015年3月まで)
先ほども申し上げましたように、今時点で条例制定ということではないのですけれども、当然のことながら今後もそういった先ほどの問い合わせ件数、あるいはいろんなところが研究も進めてくるのだろうと思いますし、うちの町でもやれることはやって、いろんなところの動きも十分注視しながら、これからも対応をしていきたいというふうには思います。
再質問 1番 中橋友子
わかりました。ぜひ、なかなかどこも俎上に乗りながら実っていないというのは、そういう悩みや困難があって、旭川のように最初から出さないで下げちゃったとか、いろいろ検討されている、なかなかうまくというか簡単にできる仕事というふうには私も思ってはおりません。ですけれども、現実にそうやって野田市1件ではありますが、スタートしたところがあるということは非常に大きいと思うのです。ここの成果も含めて見きわめていただきながら、町の研究もどんどん重ねていただいて、労働者の皆さんの利益を守るということに力を入れていただくことを求めて、終わらせていただきます。