深川市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月4日
移住・定住
2018年9月4日、深川市議会の一般質問で、鶴岡恵司議員が「移住・定住」について質問し、経済・地域振興部長 伊藤久人が答弁しました。
- 質問者
- 鶴岡恵司 議員
- 答弁者
- 経済・地域振興部長 伊藤久人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 鶴岡恵司
それでは次に、3番目の移住定住についてであります。昨年10月の公政クラブの行政視察で、三重県志摩市において、IJU、移住、一般的にはUIJというふうに聞いていますけれども、志摩市ではIJUという事業名でありますのでこう呼ばせていただき、IJU、移住ターン促進のための奨学金返済補助事業について調査させていただきました。この事業は、大学等への進学のために奨学金を借り、現在、返済中の方を対象に返済額の一部を補助するもので、対象となる奨学金は日本学生支援機構第1種、第2種奨学金と地方公共団体が運営する奨学金で、補助対象者は、申請年度において30歳以下、奨学金を遅滞なく返済している、前年の4月1日以前から住民登録があり、現に居住している、市内で就労している、市税を滞納していない方ですが、地方公務員や国家公務員は対象外です。補助金の額は、前年度中に返済した奨学金の2分の1、ただし上限は20万円。また、繰上償還分は対象外とのことでありました。若年者の移住・定住に向けた対策であります。私も幾度か若年者の移住・定住について一般質問で触れています。深川市としても多様な対策を講じて、徐々にその効果もあらわれてきていると感じていますが、まだまだ十分とは言えない状況だと考えます。今年の第2回定例会で楠議員が奨学金について質問され、答弁で、新規と継続の貸し付け人数は減少しているが、84人の方に対し貸し付け中または償還中との答弁がありました。当然市の扱い以外の奨学金を利用している方がおられるわけであります。深川市としても取り組み、若年者の移住・定住の一助とすべきと考えます。志摩市では、IJUと表記していますが、一般的に使われているのがUIJとのことでありますので、UIJターン促進のための補助について、深川市の考え方を伺います。
答弁 経済・地域振興部長 伊藤久人(経済・地域振興部長は2020年3月まで)
移住・定住について、UIJターン促進のための奨学資金返済補助についてお答えいたします。大学生等の奨学金の利用につきましては、日本学生支援機構の資料によりますと、平成28年度は学生の2.7人に1人が奨学金を利用しておりまして、これは10年前と比較し約1.4倍となるものでありますが、昨今においては、高等教育を受けるための経済的負担や返済に苦慮する若者の増加が課題となっているところであります。こうした中、国は、平成27年度に奨学金を活用した大学生等の地方定着促進策を打ち出しており、その内容としましては、地方公共団体が中心となり基金を設置し、地元産業界で必要となり得る学生を日本学生支援機構が用意する無利子奨学金の地方創生枠へ推薦するとともに、地元事業所等に就業した方の奨学金返済の一部または全額を基金から拠出して支援した場合に、係る費用の一部が特別交付税で措置されるものでございます。現在、32府県と六つの市町村がこのメニューを活用しておりますが、基金の設置に当たっては地元事業者等の拠出も必要となり、また、対象要件においては、地域の実態に即した特定分野の学位等の取得に限定することや、地方経済の牽引役となる産業を絞り込んで、その振興に資する事業所を就職先とすること。さらには、地方公共団体の地方創生総合戦略に掲げた事業であることなど、高いハードルが課せられていることもあり、北海道を初め道内の市町村での活用事例は、今のところない状況となっております。一方、市町村独自による取り組みとしましては、本市では、市立病院において医学生や高等看護学院生を対象とした奨学資金制度を設け、卒業後に市立病院に就職するなどの一定要件を満たす場合、返済を免除するなどの支援を行っておりますが、近年、奨学資金返済補助制度を導入している市町村におきましては、業種などを限定せずに地元に就業された方の奨学金返済の一部または全額を複数年にわたって支援している状況もございます。こうした取り組みは、現在、本市が推進している現役世代を対象とした移住・定住の促進と、労働力不足にある市内事業所の雇用環境の改善に一定の効果があるものと受けとめますが、日本学生支援機構による4年制私立大学生向けの無利子奨学金を例にすると、在学中の貸付限度額は300万円を超え、これが有利子奨学金になるとさらに貸付額が増加する制度となっており、こうした経費を対象とした支援策を想定した場合には、長期間にわたりある程度の規模の予算を確保する必要がありますが、今のところ、その財源となり得るメニューが見当たらない状況にあります。そのようなことから、まずは先行して取り組んでいる市町村の情報を収集・研究させていただくとともに、国や北海道の動きなども注視する中で、ご提案のありました奨学資金返済補助制度を含め、大学生等の地元定着に資する取り組みを検討してまいりたいと思っております。