深川市議会 平成29年第1回定例会 2017年3月7日
観光振興
2017年3月7日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「観光振興」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松本雅祐
躍動の春です。春は、未来に向かって羽ばたく季節であり、新たな道に挑戦するときでもあります。本日、公立高校の入試の日であります。深川中学校、一已中学校の受験生の皆さんがそれぞれの夢に向かい、大きな一歩を前進させる本日の入試試験、ベストを尽くされることを念願しつつ、通告に従いまして一般質問させていただきます。なお、私の3番目の地域おこし協力隊員への支援について、1番、2番、3番は、先日の近沢議員の答弁で理解しましたので、割愛させていただきますが、4番目に関しては、違う質問でございますので、質問させていただきます。まず、1点目、観光振興についてお伺いします。日本を訪れる外国人観光客数が右肩上がりに伸びております。2016年の訪日客数は、前年度比22%増の推計2,403万9,000人で、初めて年間2,000万人を突破し、過去最高を更新しました。訪日客の増加は、買い物や飲食、宿泊など消費の拡大が期待でき、日本の経済成長の一つの柱になっております。日本に来た外国人観光客は、どの都道府県を訪れたのか、観光庁の2014年の調査では、1位は東京、アニメ文化の発祥の地、秋葉原を含め、日本の首都の観光を楽しむそうです。2位は、これは国によって訪れるまちが分かれております。中国や韓国、フィリピンの人は、にぎやかで食べ物がおいしい大阪を訪問し、アメリカやイギリス、オーストラリアの人は、古い町並みの京都を訪問、雪が珍しいタイや台湾の人は北海道を訪れたそうであります。政府は、外国人観光客を列島全体に分散するため、地方空港の利便性を高める取り組みを進めております。実際、2010年から2014年の間の宿泊先は、6割近くが3大都市、東京、大阪、名古屋に集中しておりましたが、2015年度以降は、3割近くまで減り、地方に宿泊する人が増加しています。北海道の調べでも、2015年度に北海道を訪れた外国人観光客数は208万人と初めて200万人を突破しました。本市は、地方創生加速化交付金を活用し、地域資源、食文化など、大都市とは違った魅力を積極的に発信しております。今後、外国人観光客を呼び込む上で欠かせない旭川空港とのかかわりも重要になり、さらに深川の観光スポットの魅力を高めていくことが求められます。観光スポットの発信についても、深川市単独のアピールも大変重要ですが、これからは近隣地域の持ち味を出し合いながら、協力し合い、発信することも大切であると考えます。私は以前、一般質問の中で、地域活性化に欠かせないのが観光振興であり、そのために民の力を取り入れることが重要であると訴えました。山下市長もそのときの答弁で、民の力の重要性を認識されておりました。地域の活性化も経済成長も、結局は人に依存するしかありません。いろいろな業種、団体、地域など核となる方々が人間力や自分の能力、個性をぶつけ合い、交流、連携する中で、魅力ある知恵やアイデアが出ると思います。お伺いします。1点目、本市の観光振興の具体的な取り組みと事業を進めていく上での課題、そして今後の展望をお聞かせください。また、民の力をどのように活用しているのかもお聞かせください。2点目、観光振興といっても、深川市、空知が北海道のどこに位置するのか知られていないという事実もあります。昨年5月31日に空知振興局と空知管内24市町による「北海道空知地域創生協議会」が設立され、その協議会のロゴマーク、キャッチコピーが決定したと発表がありました。空知をイメージした漢字「お米」「お酒」「石炭」「雲」をモチーフに構成され、キャッチコピーは「そらち・デ・ビュー」だそうです。しかし、このロゴマークやポスターもどこに使われているのかわかりません。私は市内で見かけたことがありません。このロゴマーク等は、どのような経緯でつくられたのか、またどのように活用していくのかお聞かせください。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
観光振興についての2点の質問にお答えいたします。まず、本市の観光振興の取り組みについてということでありますが、今、議員もお話しされましたように、2016年の訪日外国人旅行者数が2,403万9,000人ということになりまして、過去最高を記録し、日本旅行の人気がアジア各国などに広がっている状況が見てとれます。これで2020年に訪日客4,000万人という政府が掲げた目標の達成が視野に入ってきているわけであります。また、道内の観光入り込み客数は、外国人に限りません。国内外の入り込み客ということになりますが、この数も2012年度から4年連続でふえておりまして、2015年度は5,447万人ということで、1997年の統計開始以来、最高を記録しているところであります。このうち外国人観光客は208万人ということになっておりますので、初めて200万人を突破したところであります。また、北海道は、2020年をめどに年間500万人の外国人の来道ということを目標に掲げておりまして、経済波及効果が大きいと言われる観光産業は、北海道にとっても極めて大きな成長分野となっているところであります。そして、このことの影響は、我が北空知地域にも少なからずあらわれておりまして、例えば北竜町のひまわりの里には、中国からの団体観光客などが、そしてまた先日開催しました本市の氷雪まつりにおきましても、インバウンドの観光客と思われる方々が多数来場されておりました。そうしたことを受けまして、平成28年度には、北空知1市4町で国の地方創生加速化交付金と北海道の地域づくり総合交付金を活用して、さまざまな広域観光事業に取り組んでいるところであり、具体的には、まず北海道の地域づくり総合交付金を活用しまして、先日、議員各位にも配付させていただきましたが、「JP01」というなかなかいい雑誌になっておりますフリーマガジンを作成したところであります。これは北空知地域一円のいろいろな情報収集とPRを目的としたものでありますが、2万5,000冊作成しておりますので、道内の道の駅を初め、空港やJRの駅、また道外のどさんこプラザなどにも配布していきたいと考えているところであります。また、このほか、台湾の国際教育旅行連盟という組織、有力な団体、連盟のようでありますが、この連盟の会長さんご一行を招聘しまして、教育旅行モニターツアーというのを実施いたしました。それとともに、国の地方創生加速化交付金を用いた事業の関係では、観光のプロモーション活動として、札幌、東京、大阪、名古屋、そして台湾で、それぞれ開催いたしました観光商談会に参加いたしますとともに、JTB等と連携した台湾、中国、マレーシアの観光関係者を招聘しての北空知観光モニターツアーなども実施しているところであります。さらには、JR深川駅内に、もうご案内だと思いますが、北空知の観光拠点としてのブース、それからWi-Fi設備の整備を行いましたほか、現在進めておりますDVD映像やサイクリングマップ、スマートフォンアプリなどの観光コンテンツ作戦なども、国の交付金を使いまして取り組んでいるところであります。ともあれ、我々の北空知には、まずは豊かな農村景観があり、特に四季折々に風情ある変化を見せる水田は貴重な観光資源になるものと思っておりまして、冬には大地が雪で一面真っ白となる、言わずもがなでありますが、それから春は水の入った田んぼが鏡のように空の色を反映しますし、田植えが終わりました夏にはきれいな緑になり、そして秋には美しい黄金色へ移っていく、まさにすばらしい地域の財産だと言えると思います。また、このほかにも、北空知は花の産地ということで、花や温泉、体験施設、各種イベントなど、北空知地域には数多くの地域資源、観光資源がありますし、また旭川空港にも近いという地理的優位性もありますので、ぜひこうした地域性を生かして、北空知で一日周遊できる観光商品を具体的に、また積極的につくっていく、そしてそれを売り込んでいくことが当面の課題だろうと考えているところであります。なお、こうした広域的な観光事業の推進に当たりましては、既に北空知1市4町と民間団体の代表者で構成します「北空知観光ネットワーク」という組織を立ち上げて、官民一体となって、観光振興の取り組みを進めております。着地型観光の推進では、行政のみならず、関係機関や団体、宿泊施設関係者、商店、飲食店、さらに地域の住民の皆さんなど、多様な関係者が協調して取り進めるということが大変重要になりますので、そういった民間の方々との連携や、それから中心的な役割を担う民間団体であります深川市観光協会の組織強化、さらには人材の育成・発掘といったことにも十分意を用いてまいりたいと考えております。最後に、今後の展望ということでは、観光振興は地道かつ着実に、そして継続したPRといったことが必要だろうと思いますので、今回の各種取り組みでかかわっていただいた方々とのつながりというものをこの先も大切にしながら、広域観光事業の展開を図りまして、近い将来きちんと、いろいろな意味で、経済的な面も含めて、成果があらわれるように努めてまいりたいと考えております。以上が1点目のお答えであります。2点目に、北海道空知地域創生協議会に関してお尋ねがありましたが、我が空知地域は、豊富な地域資源を持っているわけでありますが、議員もおっしゃったとおり知名度ということについては、全国的に見て大変低い実態にあります。このような状況を改善するため、空知総合振興局がイニシアチブを発揮しまして、総合振興局と管内24の全ての市と町が手を組みまして、オール空知で地域創生に取り組むこととして、昨年5月31日に北海道空知地域創生協議会を設立したところであります。ちなみに協議会の年間活動費1,500万円を計上しておりますが、24の市と町がそれぞれ50万円ずつ出し合い、そして振興局が300万円を出す、合わせて1,500万円で年間仕事をやっていくという枠組みになっております。この協議会では、全国的な空知の知名度向上に向けまして、専用のホームページの開設や管内市町を紹介するパンフレットの作成などを行うほかに、道内外で開催される物産展や移住フェア等のイベントに出展するとともに、それらへの参加に際して、空知のイメージを視覚的に、よりわかりやすく伝えるためのツールとして、独自のロゴマークとキャッチフレーズを作成したところであります。これらのPRツールの使用に関しましては、札幌市や首都圏で開催されるイベントなどでの使用ということに主眼が置かれておりまして、空知管内での使用については、管内で開催された、ごく一部の全国規模の大会で使用した経過があるのみで、本市でのイベントにおける活用事例は、まだないものであります。しかしながら、当協議会の取り組み内容などについて、空知地域の住民の皆さん方に認知していただくことは大変重要なこと、必要なことと思われますので、管内での周知ということにつきまして、今後、事務局を務めております空知総合振興局に働きかけをしっかりしてまいりたいと思っております。