深川市議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日
上水道の老朽化対策
2016年9月13日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「上水道の老朽化対策」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 松本雅祐 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 松本雅祐
では、次の質問に移らせていただきます。4番目、上水道の老朽化対策についてお伺いします。蛇口をひねると安全でおいしい水がいつでも飲める、これは日本の上水道が世界に誇れる水道事業であります。世界を見渡せば、蛇口をひねって、そのまま水が飲める国は11カ国とも言われ、そう多くありません。来日した外国人も「おいしい」「濁りがなく、きれい」と評判もいいそうであります。私たちの日々の生活で当たり前のように利用している水道水ですが、今後、急速に水道管や施設の老朽化の波が押し寄せてまいります。特に心配なのは、水道管の老朽化です。水道管の多くは、高度経済成長期の1970年代に急速に整備が進みました。ですから、法定耐用年数40年を過ぎた老朽管がふえているのです。上水道事業を所管する厚生労働省によると、水道管の経年劣化、老朽化率は12.1%で、年々上昇しております。それに対して、更新率は年々低下し、1%にも満たないのが実情であります。このままのペースだと、単純計算で全てを更新するには約130年かかる見通しです。本市の水道は、昔水質に恵まれ、旧NTT深川営業所のところには酒の醸造の蔵があったそうです。しかし、現在の1条あたりには、たまり水があり、水質が悪く、衛生上の立場から上水道の開設が強く望まれ、昭和31年11月から水源用井戸の試掘工事に着手し、32年10月に深川町上水道通水式が行われました。現在は安全でおいしい水を9,573戸、2万612人に供給し、市民全体の95.7%に当たります。市内を走る水道管の総延長は約363キロメートルに及んでおります。お伺いします。1点目、本市の水道管も老朽化が進み、法定耐用年数を過ぎているものもあると思います。本市の老朽化率、耐用年数を超えた老朽管の割合と更新率はどのようになっているかお伺いします。また、今後の更新計画もお聞かせください。2点目、老朽化の影響で管が破裂したり、道路の陥没や断水被害の発生はあるのでしょうか、お聞かせください。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
ただいまの上水道の老朽化対策についてお答え申し上げます。初めに、深川市の水道事業についてでありますが、本市の水道事業は、昭和28年の旧納内村簡易水道事業に始まっておりまして、その歴史は古く、議員の質問でも触れられておりましたが、昭和30年代の初めに深川市街地域を給水地域とする上水道事業を開始し、以降、更進、多度志、音江、稲田地区において順次簡易水道事業を行ってきておりました。そして、昭和53年には北空知1市4町で構成する北空知広域水道企業団の設立により、安定した水道水の供給確保とともに、給水区域を拡大しつつ、順次既存の簡易水道事業を事業統合して、現在に至っているところであります。そこで、1点目の市内の法定耐用年数を過ぎた水道管の状況と更新計画についてでありますが、議員も指摘されたように、地方公営企業法施行規則で定められております水道管の耐用年数は40年ということになっておりまして、本市の平成27年度末における40年の耐用年数を経過している水道管の延長は約47キロメートルでございまして、水道管の総延長は約363キロメートルでありますので、これに対する老朽化率というべきものは約13%になっているところであります。ただ、水道管の耐用年数というものは一つの更新の目安でありまして、言わずもがなだと思いますが、40年を経過したからといって、直ちに使用できなくなるといったものではございませんし、本市は従来から漏水調査の結果や水道管埋設場所の状態等をよく踏まえまして、順次必要に応じて布設がえを実施してきているところでございます。また、水道管の更新率についてもお尋ねがありまして、更新率については、公益社団法人日本水道協会の水道統計では、各年度の水道管の総延長に対する当該年度に行った更新延長の割合が更新率とされておりまして、全国集計におきます更新率は、平成26年度で0.76%となっております。これに対しまして、本市の更新率は平成26年度が0.35%、そして27年度が0.39%でありますので、全国の数字に比べるとかなり低くなっている現状でございます。今後の更新計画といたしましては、平成28年度から、つまり今年度から32年度までを期間といたします水道施設整備更新計画を定めておりまして、この中では老朽管の布設がえについて、施工延長2.5キロメートル、事業費で約5,000万円を計上しているところでありますが、布設がえの際には、できるだけ道路工事等と同時に行うなど、公費の縮減、それから効率的な更新事業の推進ということに努めてまいりたいと考えているところでございます。それから、2点目に水道管の老朽化による被害の状況についてお尋ねがありました。本市では、ここ数年は水道管の老朽化が原因となった大きな破裂事故、破断事故はなく、またこれらによる道路等の陥没、あるいはそれに伴う人的被害や大規模な断水被害といったものは発生しておりませんが、このことは毎年着実に実施しております漏水調査による漏水箇所等の早期発見と修繕の実施や、また水道管の計画的な更新を行ってきたことの成果であると受けとめているところでございます。いずれにいたしましても、水道事業は市民生活にとりまして極めて重要なライフラインでございまして、したがいましてその機能をしっかり維持確保していくことは極めて重要不可欠な仕事でありますので、今後におきましても引き続き安全で安心な水道水を安定的に供給できますように事業の推進に鋭意努めてまいりたいと考えております。