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深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月20日

医療費を抑制することについて

2016年6月20日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「医療費を抑制することについて」質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 松本雅祐

それでは、2点目の質問をさせていただきます。ジェネリック医薬品を使用し、医療費を抑制することについてお伺いします。今後、人口が減少し、高齢化社会になってまいります。年をとり、病院にかかることもふえてまいります。このままでは保険料や税の負担が限りなく上がっていくという危機感があります。厚生労働省によると、日本の医療費の現状は、2012年に35兆1,000億円でした。高齢化が進み、2025年には54兆円になると推計しております。政府は、医療費の抑制の対策の一つとして、ジェネリック医薬品の推進をしております。ジェネリック医薬品、後発医薬品とは、新薬、先発医薬品と同一の有効成分を含み、効き目や安全性が同等なお薬です。厳しい試験に合格し、厚生労働省の承認を受け、国の基準、法に基づいて製造、販売されているお薬であります。研究開発や審査等の各種手続などに係る開発コストを抑えられるため、国が価格を新薬の約2割から7割に設定していて、低価格であります。さらに、製品によっては、服用しやすいように大きさや味、香りなどを改良したものもあります。厚生労働省の調査では、日本のジェネリック医薬品の普及率は年々伸びておりますが、2014年度では52%の普及です。これを80%以上にすることにより、医療費削減額は1兆3,000億円効果が出ると言っております。これを2017年度までに普及率を70%以上に、2018年度から2020年度の間のなるべく早い時期に80%以上にする取り組みを進めると発表しております。ジェネリック医薬品は、世界では一般的なお薬であり、WHO(世界保健機関)も使用推進を提唱しております。アメリカでは92%、イギリスでは73%、ドイツでは83%、フランスでは64%など、医療先進国では普及しております。日本の医療保険には、国民健康保険、協会けんぽ、組合保険、共済組合など、さまざまな保険制度があります。その中で国民健康保険について、深川市の平成27年度の国民健康保険加入者は6,152人で、市民全体の26%に当たります。その加入者の1人当たりの医療費は月3万2,159円であります。全国では1人当たり2万4,452円、全道では月2万7,835円と深川市は全国・全道よりも1人当たりの医療費は高いのであります。昨年の深川市の医療費は約23億1,800円でありました。医療費のうち約22%が薬代であります。ジェネリック医薬品を推進することにより、薬代の負担を減らし、国民健康保険から支払われる費用を減らし、医療費を確実に抑制することができるのです。お伺いします。1点目、国民健康保険に新規に加入される方に、市の窓口で受け付けする際にジェネリック医薬品の推進を進めることも含めて、国民健康保険の保険者として、医療費抑制のためにどのようなことを推進しておりますか。6月11日の北海道新聞に総務省北海道管区行政評価局のジェネリック医薬品の市町村別の使用割合について調査結果が載っておりました。地域によって差があり、砂川市では82%で第1位、最下位は浜頓別町の37.1%でした。北海道平均は63%であると掲載されておりました。本市のジェネリック医薬品の年度別の普及率を教えてください。2点目、ジェネリック医薬品を調剤してもらうには、一つは、医師に相談する、もう一つは、薬局で薬剤師に相談するの二つの方法があります。私も以前経験しましたが、医師が処方した薬に対して、ジェネリック医薬品にしてくださいとお願いすることは大変気を使います。ためらったときもありました。処方した薬にジェネリック医薬品がない場合は選択できませんが、市民の皆さんがジェネリック医薬品を希望しますという意思表示がスムーズかつスマートにできるような仕組みをつくることによって、より一層推進できるのではないでしょうか。深川市は、病院やクリニックなどの医療機関で、また薬局の窓口で、口頭で説明しなくても、ジェネリック医薬品を優先して処方してくれる診療カードに張るシールやカードを発行していますが、その推進の状況についてお聞かせください。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

ジェネリック医薬品を使用して医療費を抑制することに関連して2点質問がありましたが、これも内容に関連がありますので、一括してお答えさせていただきます。最初に、医療費抑制のために本市が推進していることについてまず申し上げますが、本市の国民健康保険事業を健全に運営するためには、歳出の約7割を占める医療費の適正化を進めることによって、歳出の抑制を図るとともに、被保険者、特に年齢の高い層の医療費が高いことから、これらを早い段階から抑えるために健康に対する意識向上と健康維持の増進を図っていくことが重要と考えております。このため本市では、平成25年度から29年度までの5年間を対象としました特定健診・特定保健指導の目標や実施内容などの基本的事項を定めました第2期特定健康診査等実施計画を策定して、疾病の予防と早期発見に努めているところでございます。このほか、さらに高齢者に対するインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチン接種に対する自己負担の一部助成、各種がん検診の無料化を実施しているところでございます。また、医療費と健康に対する認識を深めてもらうために、被保険者に対する医療費通知書の送付を行っておりますが、このほかにジェネリック医薬品について、その利用促進を働きかけることを行って、将来的に医療費を削減しようと努めている最中でございます。そこで、ジェネリック医薬品についてでございますが、ジェネリック医薬品の使用の程度といいましょうか、度合いといったものを示すものとして、数量シェアというものがございますが、数量シェアについて、議員も少し触れられましたけれども、今月11日の北海道新聞の報道によれば、道内の四つの国保組合も含めた全道の国民健康保険における数量シェアの平均は63.9%でありましたが、本市では平成26年度は58.5%、27年度は26年度よりも3.4ポイントふえまして61.9%となっておりますが、まだ全道平均を下回っている状況にございます。そこで、本市ではこれまで国保だよりという広報紙などを発行しておりますが、その中でジェネリック医薬品の利用についての周知に努めてきておりますが、それとともに平成26年度まではジェネリック医薬品に変更することを患者さんが医師、あるいは薬剤師に相談しやすいように、ジェネリック医薬品希望カードを年2回、ジェネリック医薬品利用差額通知書に同封して送ってきておりまして、26年度では延べ1,142人にカードを交付いたしたところでございます。平成27年度からは、希望カードから、お薬手帳や被保険者証に添付することができるジェネリック医薬品希望シールに変更いたしまして、先ほど申し上げた国保だよりと一緒に国保加入の全世帯、約3,700世帯ほどでありますが、そこに送付しております。また、今年度は、希望シールを市民課の窓口にも常備いたしておりますほか、8月の国保被保険者証の更新時に被保険者証に同封して送付する予定にしているところでございます。なお、国は、これまた議員も触れられましたが、ジェネリック医薬品の数量シェアの目標値を平成32年度末までに段階的に80%以上にするといったことに改めて目標を高めたわけでありますので、本市におきましても新たな取り組みが必要と認識いたしておりまして、今後、他の保険から国保へ切りかえられるために窓口にお越しになった皆様方に希望シールを手渡しするなど、とにかくあらゆる機会を通じて丁寧にジェネリック医薬品利用についてPRに努め、その一層の普及を図ってまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月20日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる