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深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月17日

食育の取り組みについて

2016年6月17日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「食育の取り組みについて」質問し、市長 山下貴史、教育部長 大西徳治が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
市長 山下貴史、教育部長 大西徳治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 辻本智

次に移ります。食育の取り組みについてお聞きいたします。ことしの3月、国は2016年度からの第3次食育推進基本計画を決定しております。そこでは食文化の継承を重点とし、食生活の課題が多い若者への働きかけを強めることが新たに打ち出されております。同じく先月に農林水産省は、平成27年版食育白書を公表しております。この中でも若い世代の食生活の乱れが指摘されており、同じ農林水産省の食生活実態調査では、20代男性の約2割が月に一度も米を食べていないといった結果も一部で報道されたりもしております。本市にあっては、現在、第2次深川市食育推進計画が進行中であります。そこで、お聞きいたします。1点目、この間の食育推進計画庁内実践委員会の開催状況と第2次計画が5年のうちちょうど本年が折り返し地点であることからも、経年的な進捗状況についての評価をどのように捉えているのかお示しください。2点目、学校給食での地場産農産物の活用状況についてお聞きいたします。本市の食育推進計画は、その文章のかなりの部分を、深川市は食材の宝庫であること、生産される農産物の種類と出荷量、あるいは食の安全に関する取り組みの紹介に注いでおります。その上で地場産農産物の活用を主な取り組みにも位置づけ、具体的な指標も明記されております。先ほど挙げました国の第3次食育推進基本計画にあっては、全国的に見て、学校給食での地場産農産物の利用が目標の30%に達成できていないということを言っております。その点、本市の学校給食における実情は、それらとの比較でもかなり進んだ取り組みがされていると認識しております。本市の学校給食における地場産農産物の活用状況と、あわせまして国の第3次食育推進基本計画の中では、国産使用の割合の目標を80%と置いているようでありますので、本市の学校給食における食材の国産使用の割合についても、もしお持ちであればお答え願いたいと思います。3点目、乳幼児期における食育の役割についてお聞きいたします。先日、この春まで道内の小学校で校長先生をしておられた方に話を伺う機会がありました。その方のお話では、小学校に入学してきた児童の保護者の方とまず力を割いて懇談するのは、子供たちの食べるという活動について、具体的にはコンビニの味つけではない家庭の料理を提供する大切さについて、かなりのエネルギーを注がなくてはならないという現状についてお話しされました。また、市内にある保育園、幼稚園で現場の先生方や保育士の方のお話を聞かせていただく機会もありました。それぞれに現場で心配されているのが、朝食のあり方に直結する就寝時間に見られる子供の生活サイクルの変化であり、市内の保育園が独自で取り組まれたアンケート等で大変驚くような実態も見せていただきました。味覚の発達は、新生児から3歳までの中で大きく左右されるという話も耳にいたします。こうした視点から、乳幼児期における食育の役割について改めてお聞きいたします。4点目、市内保育所と幼稚園における給食提供状況と地元食材の活用についてお伺いいたします。現在、市内にある保育所、あるいは幼稚園等の入所・入園状況は、山下市長が進めておられる少子化対策の手厚い支援等が効果を上げられ、多くの子供たちが家庭以外の場所で一日を過ごしていると認識しております。それら保育園、幼稚園での給食提供の状況についてお答えください。また、それら給食における地元食材の活用の推進についてもお伺いしますが、現在市内にある市立保育所と法人運営の保育所、それと私立幼稚園において、深川市食育推進計画の周知と計画に沿った取り組み、あるいは情報共有はどのようになされているのかお答えください。また、その際、地元食材の活用に関する深川市としての指針等があればお示しください。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

食育について4点質問がありましたが、1点目、3点目及び4点目の市内保育所については私から順次お答え申し上げ、残りは教育委員会からお答えいたします。まず、1点目、第2次深川市食育推進計画の取り組み状況についてでありますが、議員も言われましたように、食の重要性に関するさまざまな社会情勢を背景に、国や北海道では以前より、食育を総合的に推進しているところでありまして、その中で我が深川市におきましても、平成20年3月に5年間を計画期間とする深川市食育推進計画を策定いたしまして、5年後の平成25年3月には、より効果的な取り組みを進めるため、第2次の計画を策定いたしております。この計画では、市民が生涯にわたり健康で豊かな生活を実現できるよう、食育を市民運動として総合的、計画的に推進することとして、その着実な推進を図るため、庁内の関係課長などで構成いたします深川市食育推進計画庁内実践委員会を設置いたしております。この庁内実践委員会につきましては、これまでのところ、まだ残念ながら開催の実績はありませんが、毎年、北海道が実施する道内の食育推進の取り組みに関する事例調査について、我が市では農政課が中心となりまして、本市の関係所管の取り組み状況について取りまとめを行っておりまして、その取りまとめられた結果を先ほど申し上げた庁内実践委員会の各構成員に交付いたしまして、それらの情報の共有を図ってきているところであります。また、今年度は本食育推進計画の中間年でありますので、ことしこそは庁内実践委員会を開催いたしまして、各取り組みについて、経年的な進捗状況を確認しながら、その成果等について評価を行い、必要に応じ深川市農業振興委員会の意見も伺いながら、今後における、より効果的な計画推進が実行できるように努力してまいりたいと考えております。それから、3点目の乳幼児期における食育の役割の重要性についてのお尋ねでありますが、第2次深川市食育推進計画では、食育の推進方法として、乳幼児から高齢期までといった成長段階期ごとの生活ステージに即した方法で食育を推進することとしており、特に子供の世代、家庭の場における食育が最も基本となるものでありまして、乳幼児期は食の基礎をつくる時期であると考え、その役割の重要性を強調しているところであります。また、計画では、乳幼児期における取り組みとして、「味覚形成期として、多種多様な食品を食す機会を確保し、偏食を予防すること」「朝食の大切さを理解し、家庭でバランスのよい食事をとること」「早寝早起き・遊び・排せつなどの生活リズムを確立すること」など、11の実践項目を挙げまして、市民運動として推進していくこととしているところであります。市では、計画に基づき、具体的には、妊婦の方にはマタニティサロンでの健康教育や調理実習を通じた知識の普及を行い、乳幼児とその保護者には乳幼児健診相談事業の機会や離乳食教室、母子保健教室などで食事やおやつなどの栄養に関する相談や講話を行うことにより、保護者に対する知識の普及を図っているところであります。また、深川市の健康づくり計画であります第二次健康ふかがわ21におきましても、栄養、食生活につきましては、ライフステージに応じた食育を推進することとして、乳幼児とその保護者に対し「離乳食からバランスのよい食事になれる」「3食を規則的に食べる」「野菜に親しみ、食べる種類をふやす」などの取り組みを設定しており、今後においても引き続き乳幼児期の食育の推進に努めてまいりたいと考えているところであります。4点目の市内保育所での地元食材の活用などについてのお尋ねであります。市内保育所について申し上げます。市内の認可保育所におきましては、北海道児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を定める条例というものによりまして、給食は自園での調理が定められております。また、市内各保育所の給食につましては、厚生労働省発出の保育所における食事の提供ガイドラインや北海道社会福祉施設給食管理運営指針などに基づきまして、適切に提供していただいているところであります。そこで、質問の給食の提供状況についてでありますが、市立及び法人立保育所ともに月曜日から土曜日までの開園日全てにおいて給食を提供しており、そこではゼロ歳児には離乳食を開始したときから、1歳児から5歳児までは、全幼児に対して給食を提供しております。また、市内市立保育所におきましては、管理栄養士が毎月の献立を作成し、各園長や調理員と給食会議を開催して、献立を決定しております。また、各市立保育所では、調理員が献立に応じて、食材を発注いたしております。提供する食材のうち、米、卵、みそについては、納入業者に地元食材の納品を依頼し、その他の食材についても、なるべく地元産を利用するよう意を用いているところであります。一方、法人立の保育所におきましては、それぞれの運営方針に従い、給食を実施しており、献立や食材の選定については、各保育所が個々に行っている状況でありますので、実際のところ保育所によっては、地元産にこだわっているところもありますし、特に産地を特定した発注はしていないところなど、それぞれの状況に応じて対応されていると伺っております。次に、地元食材の活用に関する指針といったものがあるのかというお尋ねでありますが、先ほども申し上げました保育所における食事の提供ガイドラインや北海道社会福祉施設給食管理運営指針におきましても、地元食材の活用ということについての規定は特段設けられておりませんし、また本市においても特段の指針は設けていない現状でございます。しかしながら、食育全体については、厚生労働省が定めている保育所保育指針の中で「健康な生活の基本としての食を営む力の育成に向け、その基礎を培うことを目標として実施する」と定められており、各市内保育所ともに通常保育の中で食育に取り組んでおられまして、いろいろな行事の際の行事食の提供、畑づくりや収穫祭の実施、栄養のことでありますが、食材の持つ力を教える取り組みなどが行われているところであります。最後になりますが、食育推進計画の周知と情報共有は、市内保育所へは先ほど申し上げた食育推進計画の計画書の配付を行っておりまして、その周知を図ってきております。当然のこと、今後におきましても情報提供や情報共有に、より一層努めてまいりたいと考えております。

答弁 教育部長 大西徳治(教育部長は2017年3月まで)

私からは食育についての2点目、学校給食での地場産農産物の活用状況についてと4点目、市内保育所と幼稚園での地元食材の活用についての教育委員会が所管する部分について答弁申し上げます。初めに、2点目の質問の学校給食における地場産農産物の利用状況と食材の国産使用の割合についてであります。北空知圏学校給食センターより提供を受けました平成27年度米、野菜の産地別実態調査の結果に基づきましてお答え申し上げたいと思います。初めに、米につきましては、年間の使用量が2万8,950キログラムで、地元産が100%となってございます。次に、野菜につきましては、10種類の購入実態が示されておりまして、初めに購入数量と北空知管内の地元産の購入割合について、地元産の購入割合の高いものから順に申し上げますと、ゴボウが購入量658キログラムで地元産割合が73.3%、ジャガイモが2,358キログラムで割合が57.2%、キュウリが1,698キログラムで割合が43.3%、タマネギが5,029キログラムで割合が41.6%、長ネギが2,072キログラムで割合が28.3%、ニンジンが2,814キログラムで割合が14.9%、大根が594キログラムで割合が8.1%となっております。また、地元産の購入実績のないものにつきましては、道内産の購入割合で申し上げますと、キャベツは購入量が3,219キログラムで道内産の割合が24.1%、白菜は1,568キログラムで割合が36.4%、キノコ類は694キログラムで割合が33.7%でありまして、この調査によりますと、米はもちろん、10種類の野菜についても全て国内産のものを使用しておりまして、10種類以外の野菜以外の食材についても、調味料などごく一部を除き、ほとんどの食材が国内産を利用していると伺っております。次に、4点目の質問の幼稚園での給食提供の状況について二つの私立幼稚園からお聞きしました状況についてお答えいたします。幼稚園での給食は、入園者、満3歳から5歳でありますが、全員を対象に週2回から3回を旭川市の業者に委託して提供を受けているということでございまして、そのほかには、一つの幼稚園では、水曜日をパン食として、飲み物や副食も含めて、市内の業者から配達いただいており、もう一つの幼稚園では、月に1回のパン給食と月に二、三回はカレーやスパゲッティなどのお皿によそう形式の給食があるとのことで、さらにアレルギーへの対応として、除去食、それから代替食の対応もしているとのことでございます。次に、私立幼稚園において、深川市食育推進計画の周知と計画に沿った取り組みと情報共有はどのようになされているかとの質問についてでありますが、本計画書を各園に配付して以来、周知その他の取り組みや情報共有は行えていないところであり、また幼稚園への給食提供の際の地元食材の活用に関する深川市の指針等の定めはないものと認識してございます。

出典:深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月17日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる