安平町議会 令和6年第9回定例会 2024年12月18日
新しい健康あびらの食育計画の実行状況について
2024年12月18日、安平町議会の一般質問で、内藤圭子議員が「新しい健康あびらの食育計画の実行状況について」質問し、健康福祉課参事 小板橋憲仁、教育次長 永桶憲義が答弁しました。
- 質問者
- 内藤圭子 議員
- 答弁者
- 健康福祉課参事 小板橋憲仁、教育次長 永桶憲義
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 内藤圭子
9番内藤です、よろしくお願いします。私は1番食育計画と学校給食についてまず伺いたいと思います。令和6年に採択された健康あびら 21 で食育について安平町の農産物や学校での取り組みなど紹介されています。一般に食育と言えば健康になる食べ方と捉えがちですが、安平町のような農村の食育と言えばもっと広い視点で見ることができると私は考えています。農水省では食育は生きる上での基本で知育・徳育・体育の基礎となるものと説明しています。厚労省では様々な経験を通じて食に関する知識と食を選択する知識を身につけ健全な食生活を実践できる力を育むことと書いていました。安平町の食育は地場産農産物を知ることで地域の農業を知ることができます。食べ方を知ることで地元ではどのように食べられてきたかという文化を知ることができます。また、町民の皆さんが積極的に地元の農産物や加工品を食べることでお金が地元に落ちます。また、農産物やその加工品を遠くに運ぶ必要がないので二酸化炭素 CO2の発生が抑えられエコにもなります。まずこれを踏まえて1番の質問です。新しい健康あびらの食育計画の実行状況について伺います。
答弁 健康福祉課参事 小板橋憲仁
はじめに食育計画について経過含めご説明します。令和5年6月定例議会の一般質問の中で内藤議員より食育計画の作成についてご質問をいただき、その際の答弁の中で単独での計画作成ではなく健康あびら 21 の中で網羅しながら作成していきますとお答えをさせていただいており現在に至っています。ご質問の新しい食育計画の実行状況についてですが、栄養状態を適正に保つために日常的な食生活を通じて食育の意義や必要性などを理解し、家庭を中心に行政やこども園、学校、地域などで食育に関する理解を深めることが重要であると考えています。妊産婦、乳幼児、学童生徒、成人期、高齢者といったライフステージごとの項目だての中でパパママ教室、乳幼児健診、家庭訪問、健康相談、健診結果報告会及び講話などで塩分摂取量の減少化や野菜果物の摂取量の増加に対する栄養指導を行っています。更に新しい取り組みとして学童生徒、成人期向けとしては管理栄養士による総務課情報グループとの連携であびらチャンネルでの地元の食材を活用したレシピの紹介、教育委員会社会教育グループとの連携で追分高校生のフードデザイン科目で道の駅で販売するためのロールケーキ作成の監修を行っています。また、小中学生を対象とした子どもチャレンジ塾で野菜を使った副菜の提供及び野菜の栄養価に関する講話を行っています。高齢者に対する取り組みとしては、各地域の老人クラブの会合でフレイルについての講話や調理の提供を行っています。こういったあらゆる年齢層に対し生活習慣病予防と重症化予防に対する取り組みとともに食の安全安心への環境意識と健康志向も高まりつつあることから関係課と連携しながら努力してまいりたいと考えています。
質問 9番 内藤圭子
今も地場農産物の紹介ということで、あびらチャンネルでレシピの紹介をされているということが紹介されたのですが、他にもし地産地消を進める取り組みがあるようでしたら教えてください。
答弁 健康福祉課参事 小板橋憲仁
今現在、特にこれといったものは持ち合わせていませんが、あびらチャンネルの方でコーナーとして設けさせていただいていまして、年に数回ほど新しいレシピということで地元の野菜を使ったものを紹介させていただいていますので、まずはこの辺をしっかりと町民の皆さんにも見ていただきながら地元の野菜についてご理解を深めていただきたいと考えています。
質問 9番 内藤圭子
あびらチャンネルは見られる人と見られない人がいるのでそういうところで目に触れる機会が限られてしまうかなと今聞いて思いました。他に健康福祉課だと食の指導とかする機会もあると思いますので、そういうところでもぜひ地場産でこういう農産物があってという紹介があったらいいなと思いました。2番なのですが、健康あびらの作成過程について伺いたいと思います。
答弁 健康福祉課参事 小板橋憲仁
健康あびら 21 についてお答えします。安平町健康増進計画いわゆる健康あびら 21 ですが現在は第3次計画となっており、令和6年4月から令和 18 年3月までの 12 年間の計画です。ご質問の作成過程についてですが、国の計画、北海道の計画をもとに町民がいつまでも住み慣れた地域で心身ともに健康で暮らせる健康寿命をできる限り延ばすことを主として安平町の現状と課題を把握し、目標値設定を行いながら健康増進、食育推進、歯科保健、自殺対策を柱に掲げ策定したものとなります。この策定にあたり庁舎内関係部署との連携として教育委員会事務局、産業振興課との調整の他、保健福祉関係者や学識経験者による安平町地域福祉総合検討推進委員会を令和6年2月 14 日に開催し本計画に対するご意見を反映させていただいています。その他、安平町町民参画推進条例に基づくパブリックコメント募集を令和6年2月2日から 22 日まで行っていますが、パブリックコメントによるご意見等はございませんでした。これらを踏まえ安平町議会全員協議会を令和6年2月 26 日に開催させていただきまして本計画に対するご説明をさせていただき、議員皆様方からご意見をいただきながら第3次健康あびら 21 の策定に至っています。この健康あびら 21 の計画により安平町の各種計画と整合性を図り、子どもから高齢者までの各年齢層における生活習慣病の発症予防と重症化予防の他、生活習慣の改善を目指してまいりたいと考えています。
質問 9番 内藤圭子
健康あびらという名前なので健康に基づいた計画がされるということがよくわかったのですが、ここの中で私がいつも言っている食育というところがここに閉じ込められているのはあまりにも勿体ないというか、そういうことをいつも言っているのですが、このように今回計画するにあたって振興課とか教育委員会も関わりながらこの計画を作ったということになっているのですが、進捗状況の確認だとか計画を見返した時にそういうところにその計画に一緒に参加した方々がまた参加してそういう振り返りがなされているかどうかを確認したいと思います。
答弁 健康福祉課参事 小板橋憲仁
本計画については先ほども申し上げましたが、12 年間の長期計画となっています。健康あびら 21 にも記載をされていますが、6年後の令和 11 年度を目途に中間評価を行うこととなっています。必要に応じて見直しを行うということになっています。目標に対する毎年の数値を把握しつつ国の計画とか北海道の計画といった整合性を図り、また、関係部署との連携を図りながら見直しの有無についても評価・検証を行った上で進めてまいりたいと考えており、今後においても目標達成に向けて努力してまいりたいと考えています。
質問 9番 内藤圭子
令和 11 年に見直すと、中間の見直しとおっしゃったのですが、健康あびらは今までも発効されていて、今回の策定の前にまたそういう見直しをしたという段階があると思うのですけど、そこはいかがだったのでしょうか。
答弁 健康福祉課参事 小板橋憲仁
安平町の町民の方の死亡要因と言いますか原因が何かというところ、どういった病気で亡なくなっているかということも把握しつつ、あと健康診断、受診率の向上とかの見直しと言いますか向上する必要があるということも計画の中に盛り込ませていただいています。そして先ほどから議員が言われています食育の部分についても、これまでそんなにボリューム的にはなかったかと思うのですが、この第3次計画の中には食育の部分についても今までの計画よりも少しボリュームも含めて課題として挙げているようなことを盛り込みながら関係機関と協力してやっていきたいという内容を見直しさせていただいた計画となっています。
質問 9番 内藤圭子
私もそれは思いました。安平町はオーガニックビレッジ宣言をしています。そのことは今回健康あびらにも書かれていたのですが、このことは残念ながら町民にはあまり浸透していないように私は今感じています。先日行われたオーガニックフォーラムには町内外から 400 名も参加者がいたそうで、私も参加していたのですがオーガニックというキーワードがこんなにも人を呼ぶことができるということに驚きを持って実感をしました。若い人が小さな子どもを連れて大勢集まってきたことに本当に驚いたのですが、でも顔ぶれを見たときに町民は少なかったなというのが実感として感じました。担当が産業振興課だと思いますが、健康あびらでもオーガニックビレッジ宣言ということが扱われているのですが、オーガニックという視点でこんなにも人を呼ぶことができるというのは、もしかしたら移住政策とか本当に町のPRに使えることなのではないかとその人の動きを見て思いました。道内で唯一このオーガニックビレッジ宣言をしているとすごく目立つのですよね。そのことはもっとこの町の宣伝なり安平町ということに使ってもいいのではないかな。つまりこの食育というキーワードを健康福祉課に、それもこの健康あびらの中に留めておくのは勿体ないなと思って今後の取り組みに期待して次の3番の学校給食の質問に移ります。給食での地場産の利用率について伺います。
答弁 教育次長 永桶憲義
令和4年6月の一般質問でもお答えしましたが、はじめに地場産としての考える範囲が都道府県単位の算出となっていますのでその数値としてお伝えします。令和5年度数値ですが道内産は 52.5%、うち安平町産が 14.1%となっており、北海道が調査目安としている概ね 50%を超えた結果にはなっています。前回お話した数値よりポイントは上がっています。それと先ほどの地産地消の周知の部分なのですが、給食の献立でも特に地場産を使ったようなものがあった場合はそういった表記もしていますし、学校によっては例えばアサヒメロンが出るとか、内藤さんのところのお肉が出るといった特徴的な時にはお子さんたちのお昼の放送などでご紹介をしながらそういった活動をされているという内容は学校で行っています。
質問 9番 内藤圭子
利用が少し上がったということで理解します。健康あびらにも地場産の利用を増やしますと書いていましたが、これのために何か取り組みは実施していますか。
答弁 教育次長 永桶憲義
基本的には地場産を多く使いたい考え方はありますが、前回の質問の時にもお話したように、北海道はどうしても季節が偏った作物が供給されるという特殊な地域ですから、どうしても冬場は備蓄されたようなものに限られるといった面でこれ以上の比率がなかなか上がらないのが現状としてあります。有機の使用に関してもそういったことが学校給食の献立の時に調達できるロットがきちんと賄えるかというバランスのところで、なかなかこの比率がこれ以上は上げられないところがありますが、給食センターとしては一生懸命、少しでも多く活用できるようにという取り組みは行っています。
質問 9番 内藤圭子
北海道なので季節的な利用量が変わるというのはしょうがないと思うのですが、これはセンター長さんとの話で加工品を作る努力をされていることがわかりました。加工品作ることで年間通じて使えるということで本当に努力されているのだなと思います。こういうことも宣伝があまり上手ではないなと思ったりして、こうやって地場産を一生懸命使おうとしていることが町民の皆さんや父兄の方たちにもっと伝わるといいなと感じます。次の質問で、学校給食での有機農産物の利用について伺いますというところはいかがでしょう。
答弁 教育次長 永桶憲義
こちらも昨年度実績ですが、利用率が重量分で 10%程度の利用という形になっています。
質問 9番 内藤圭子
利用が増えない理由はどのようなことというので、さっき季節的なところとおっしゃったのですが。それ以外、何か考えられますか。
答弁 教育次長 永桶憲義
献立の中身において、どうしても地場の有機農産物を使うということでして、量の関係が一番の問題となっています。有機だけを使うということで、例えば他の地域から輸送して仕入れることをしてしまえば内藤さんが先ほどお話したような物流によっての CO2増加といった物理的な問題と価格的な問題が障害となって、実際には地元産の有機物を主体的に使う流れが今の状況であるのかなと思っています。
質問 9番 内藤圭子
有機の量的な問題ということが今おっしゃられたのですが、私が見ていて思うのは給食センターと農家の話す場所があるといいなと思ったのですよね。農家はこれならできるということを提案して、センターはこれだったら受けられるという、そういうざっくばらんに話す場があることでもっと利用が進むのではないかなというのはこうやって給食に長年携わってきて感じていますけど、そういう考えはいかがでしょうか。
答弁 教育次長 永桶憲義
現実的にそういう対応がどこまでできるかは私の口からは今直ぐできないですけれども、今までは有機の会長さんである方とセンター長がロットの絡みとか比較的協議をしながら進めています。それが他の生産者とも交えてというところまでいくと今内藤さんがお話されたようにもう少し融通の利く部分も出るのかもしれないですけど、逆にそういう会合を持つこと自体が給食センターと献立を作る時との日程とうまくやれるかというのはわからないものですから、この提案も一応センター長の方には伝えさせていただければと思っています。
質問 9番 内藤圭子
ぜひ、そういう場があることで利用する農産物が増えるのではないかなと私は思っています。次ですが、現在安平町の給食は値上げをしないで不足分は町が約 500 万円を補填して運営しています。年間今年度で食材費 4700 万と言われている給食ですが、この秋からの米の大幅値上げが食材費にもろに影響してくると思います。そこで5番目の質問です。来年度の給食費はどのようにお考えですか。
答弁 教育次長 永桶憲義
来年度の学校給食用米の価格や、うどんなどの原料となる小麦だけでも大幅な価格上昇が現在示されています。来年度値上げを予定していますが、その値上げ幅の決定には至っていません。来年度予算までに給食費の確定は行いますが、上昇部分は町が負担を考えていますので保護者等への負担増加はさせない対応を行う予定です。
質問 9番 内藤圭子
本当に給食は子どもたちの栄養はもとより大事な学習の教材でもあります。豊かな農産物が生産される安平町で少しでも地場産農産物の利用が増えて地元に根差した給食になるように、また、地域の人が地場産農産物を手に取る機会が増えるように切に願ってこの給食の質問を終わります。