深川市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月4日
女性の活躍推進について
2015年12月4日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「女性の活躍推進について」質問し、企画総務部次長 小杉邦久が答弁しました。
- 質問者
- 辻本智 議員
- 答弁者
- 企画総務部次長 小杉邦久
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 辻本智
それでは、次に移ります。女性の活躍推進についてお聞きいたします。この点に関しましては、昨日、水上議員が質問されておりましたが、その中で男性の側の意識改革が大切であるとの指摘もありましたので、その男性の立場から女性の活躍を質問させていただきます。さて、深川市にあっては、男女共同参画社会の実現に向けて、そのための計画を策定し、取り組みを進めているところと認識しております。そして、さまざまな場面においていろいろな団体、多くの市民の皆さんが必要な活動をされていることに改めて敬意を表したいと思います。そうしたことを踏まえて質問させていただきますが、先月11月3日に深川市功労者表彰が行われ、11人の方が表彰を受けられました。当議会においても長野議長を初め太田議員、故東出前議員と北畑前議員、そして松田選挙管理委員会委員長が自治功労の栄を受けられたわけであります。私も当日、表彰された皆さんに心からのお祝いの拍手をさせていただきました。その一方で、どなたかのご祝辞でも触れられていましたが、今回は皆さん男性ばかりで女性の受賞者が見られなかったのは残念であるとあり、私もそう感じた一人であります。そこで、1点目、市の功労者表彰において、これまでの受賞人数は男女別にどのような現状にあるのでしょうか、また団体での受賞があれば、その数もあわせてお示しいただきたいと思います。次に、2点目ですが、現在、人口で見ると半数以上が当然ながら女性であります。男性も女性もその性差に関係なく、社会活動の大切な役割を果たしていることは論をまたないところであります。しかし、そのことの評価、社会的な認知度という視点で見てみますと、これはあくまで個人的な受けとめとなりますが、まだまだ女性に多くの荷物を預け過ぎていると感じる場面があちこちに見られるわけであります。先日の新聞報道によりますと、世界経済フォーラムが毎年発表している男女平等世界ランキングで、今回日本は前年度から順位を三つ上げたようですが、それでも145カ国中101位であります。そこで、本市においてはどうであるのか大変気になるところであります。そうした点に立ちましてお聞きしたいと思いますが、これまでも予算審議等でも扱われていることでありますが、各種の審議会・委員会での女性の委嘱数とそれら委員会に出られている方々の在職年数についてお示しいただきたいと思います。また、共同参画目標数値もあろうかと思いますので、その比較も確認の意味からお示しください。3点目、市の功労者表彰条例の検証についてであります。条例第2条第2項にあっては、公益功労者の選考基準として、公的団体及び各種団体の在職期間がおおむね20年以上の者で、おおむね60歳以上、このような基準がございます。また、選考に当たっては、団体からの推薦が基本とお聞きしております。また、自治功労にも同様の在職年数、年齢等の基準があると理解しております。また、特例として、善行卓絶、あるいは功労顕著な実績を認めるという規定もございますが、あくまで特例としての事項でございます。これらの選考基準が果たして現状に照らして検討の余地はないのかという点でございます。仮に各種団体の在職年数が20年以上とすると、皆さん40歳代、あるいは早い方であると30歳代後半ぐらいから公的な団体の役員を、それも60歳代後半まで続けられるということになります。これまで受賞された方は当然そうしたご苦労、ご家族も含めての支えがあってのことだと思いますし、そのことの価値は何事にもかえがたく、当然ながら受賞に値していると思いますけれども、それと同様の数値的な基準を女性に当てはめることが、女性の受賞者数を限定している要因となっていると考えております。もちろんそうした中にあっても、家族や地域の理解の中で活躍されている方はふえてきていると思います。しかしながら、全体としてはまだまだ少数ではないかと思います。今、国は女性の活躍を打ち出しております。そのことの経済的、政治的な動機には議論もありますが、やはり男女共同参画社会の一日も早い実現は、社会的な要請であると考えます。そのためには、さまざまな分野での総合的な取り組みが必要であり、その結果において、男女共同参画社会の実現が一歩一歩前進していくものと捉えておりますけれども、11月3日の文化の日に行われている深川市功労者表彰式が、深川市が行う権威ある顕彰であることを考えますと、その場において多くの女性の方が表彰されることの影響力は大きいものがあると考えます。そうした視点に立って、受賞者における男女の比率を深川市の人口比率に近づける運用上の工夫が、行政の側に求められていると考えております。以上の点から、市の功労者表彰条例について、基準が果たして妥当なものであるのかどうか、また運用上において工夫すべき点の洗い出し、あるいは仮にですけれども、女性の輝きということを基準にした表彰規定の創設なども考えられるかと思います。多くの市民の皆さん等の声なども参考にしながら、表彰条例の検証作業にぜひとも取り組むべきではないかと提案申し上げたいと思います。繰り返しとなりますが、現実問題として、女性を取り巻く現実の環境というのが家庭の中の日常、子育てや親の介護といったライフサイクルの中にあって、社会的に求められている役職を持ち、外に出続けることの困難性を取り除くためにこそ、行政の役割があると思います。この点をいま一度確認したいと思いますので、見解をお伺いいたします。
答弁 企画総務部次長 小杉邦久(企画総務部次長は2016年12月まで)
女性の活躍推進について3点の質問をいただきました。順次お答え申し上げます。初めに、市政功労者表彰の現状についてでございます。功労者表彰は、市勢の発展、振興及び市民生活の向上に特に功労のあった方々を表彰するもので、社会福祉の向上や教育文化の振興、産業経済の隆盛など、功績のあった方々や私財を寄附された方などを公益功労者として表彰いたします。また、市議会議員や行政委員会委員などを自治功労者として、その在職年数や年齢など一定の基準を設けまして、それぞれ表彰しているものでございます。お尋ねのこれまでの男女別の受賞者数につきましては、昭和44年の制度制定以来、本年度までに男女合わせて個人が628人、団体等の受賞は23団体で、合計いたしますと651個人・団体が受賞しております。なお、団体につきましては全て法人でございまして、私財の寄附をいただいたということで受賞しているものでございます。このうち個人の男女別で申し上げますと、男性が579人、女性が49人、女性の受賞は個人全体の7.8%という現状になっております。次に、2点目の質問の各種委員会・審議会での女性登用数と在職年数についてでございますが、市では現在50の委員会・審議会におきまして、総数835人の市民の皆さんを委員として委嘱し、市政へのご協力をいただいております。このうち女性は262人、全体の31.4%となっておりまして、男女共同参画計画に掲げております女性登用の目標40%には残念ながら届いていない現状となっております。また、女性委員の在職年数でございますが、長期在職の状況で申し上げますが、10年以上在職されている方が36人、このうち20年以上在職されている方が4人となっております。次に、最後3点目の功労者表彰条例の検証についてでございます。功労者表彰の条例につきましては、昭和44年の制度制定以来、社会情勢の変化にあわせまして、幾度かの見直しを行ってまいりましたが、その際にも市議会を初めといたしまして、関係団体との協議を重ねる中で慎重な判断を行ってきたものでございます。直近では平成21年度の内規の改正におきまして、長寿社会に鑑みて、年齢要件を引き上げるとともに、在職年数と年齢の要件のみならず、団体内での役職や功績などを総合的に判断するなどの規定を加えまして、これまでよりも、より厳しい要件で選考する方向としてきたところでございます。したがいまして、功労者表彰条例の基準や運用を見直す旨の提言につきましては、こうしたこれまでの見直しの経緯、また過去の受賞者のご功績とのバランスなどを考慮いたしますと、相当に困難であろうと考えているところでございますが、議員の提言も踏まえまして、今後、男女共同参画市民推進委員会などのご意見も伺いながら、社会で活躍する女性にスポットが当たるような方策として、どのような取り組みが可能か研究させていただきたいと存じております。最後に、女性を取り巻く社会環境における行政の役割についての見解をとのお尋ねでございました。議員も質問で触れられておりますが、男女共同参画社会の実現のため、行政は共同参画の意識づくりや男女がともに働きやすい環境づくり、そして誰もが安心して暮らせる環境の整備を市民と協働して行うことが行政の役割と認識しております。今後、そうした基本的な考え方に立ち、男女共同参画社会の実現に向けて努めてまいりたいと存じます。