深川市議会 平成27年第2回定例会 2015年7月7日
第七次深川市高齢者福祉計画及び第六次深川市介護保険事業計画
2015年7月7日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「第七次深川市高齢者福祉計画及び第六次深川市介護保険事業計画」について質問し、市民福祉部長 籔友博が答弁しました。
- 質問者
- 辻本智 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 籔友博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 11番 辻本智
次に移ります。市の高齢者福祉計画及び介護保険事業計画についてお伺いいたします。今回、広報ふかがわ6月号に、これらの計画概要が掲載されております。その記事のリード部分には、今回の計画策定の趣旨、目的が端的に記述されておりますが、具体的には「高齢者が住みなれた地域で自分らしく安心して住み続けられるよう計画を策定しました」となっております。このような視点は極めて大切である、私もそのように考えております。そこで、1点目、本市における高齢者の現状を人口や世帯の動態としてどのような特徴、あるいは動向が見られるのかお示しください。あわせまして、今回、日常生活圏域別の特徴も示されておりますので、それぞれの地域別に特徴的な傾向があるのであれば、簡単で結構ですのでお示しください。2点目、今ほど述べました日常生活圏域という概念に関連してでありますが、確認の意味も含めてお聞きいたしますが、本計画は先ほど紹介させていただきましたように「住みなれた地域で自分らしく安心して」というのが計画立案の目的と明記されております。ここでいう「住みなれた地域」という概念は「日常生活圏域」と同義語であると理解してよろしいのでしょうか。あるいは、医療と介護との連携といった組み立てを伴う地域包括ケアシステムでの「地域」とはどのように関連していくのでしょうか。これら相互の関連と区別を明確にしておくことは、今後の地域づくり、深川のまちづくりとも密接にかかわっていくと考えております。本計画の位置づけは、第五次深川市総合計画を上位計画と明記されておりますし、「市が策定する他の計画とも連携や調整を図る」、このように明記されておりますことから、いわゆる深川市として、まちづくりの基本的な視点であると考えます。以上のような受けとめから、本計画における「地域」の捉え方について説明を求めます。3点目ですが、本計画を作成する過程の中で、たしか昨年の夏以降だったかと思いますが、市内の各地区で意見交換会が開催されております。当時、老人クラブ等の関連する団体の皆さんが参加されて意見を述べられております。同時に市のホームページでも閲覧できましたので、市内それぞれの地区で当日参加された市民の皆さんが出された意見を私も興味深く拝見いたしました。これらの内容は、要約という形ですけれども、本計画にも記載されており、おおむね7項目に住民要望あるいは生活上の不安がまとめられております。その上に立って、次のページ、それら要望を課題の整理ということで整理された段階に移りますと、住民要望が今度は5点に整理され、文章も極めて簡潔な形で記述されているように見受けられます。一つ実例を挙げますと、先ほどの質問でも触れさせていただきました交通・買い物といった不安はどの地区でも多く出され、ボリュームとしても多分かなりの部分を占めていたと私も記憶しておりますが、課題の整理では、最後の5番目にたった3行で「生活環境の整理とし、検討することが必要です」と記載されているわけであります。今回の高齢者福祉計画あるいは介護保険事業計画は、もともと医療と介護を守備範囲とする福祉部門の高齢者支援課担当でありますから、そのための懇談会であります。当然でき上がった計画については、守備範囲は当然ながら関係すると思いますから、課題の整理は、そういった視点で整理されることは仕方のない面もあると理解できますが、一方の住民の側からすると、住みなれた地域で安心して暮らすために今何が心配ですかと市役所が開催し、住民の皆さんに問いかけているわけですから、所管がどこであるかではなく、自分たちの心配事の優先順位の中から意見が出されるわけであります。ですから、今回作成された計画は、そこに参加された市民の皆さんも当然ながら我が事のように関心を持ってごらんになるわけであります。私の心配・不安はこのような形で行政に受けとめてもらっているといった満足感といいますか、安心が感じられるような丁寧な、ある種配慮のある記述にする必要があるのではないかと思います。そのことが、今後市民の皆さんとつくる地域づくりの次のステップにつながるエネルギーであると考えますので、このことに関する見解もあわせてお聞かせください。
答弁 市民福祉部長 籔友博(市民福祉部長は2017年3月まで)
第七次深川市高齢者福祉計画及び第六次深川市介護保険事業計画について3点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、1点目の市内高齢者人口及び世帯数の推移と圏域別人口動態についてでありますが、本計画では高齢者の人口動向として平成21年から26年までの6年間の世代別人口と世帯数の推移を掲載してございます。平成21年の総人口は2万4,112人で、うち65歳以上の高齢者人口は8,027人、高齢化率33.3%であったものが、26年には総人口2万2,364人、65歳以上の高齢者人口は8,363人、高齢化率は37.4%となり、総人口は毎年減少する一方、高齢化率は毎年上昇を続けており、ここ数年は毎年1ポイントずつ上がっている状況でございます。なお、直近の本年7月1日現在、総人口2万2,063人に対し、高齢者人口は8,406人、高齢化率は38.1%と年々人口の高齢化が進んできております。また、世帯数の推移につきましては、総世帯数は1万1,000戸台でほぼ横ばいの状況でありましたが、高齢者のいる世帯は増加する一方、高齢者の単身世帯については平成25年度からは減少に転じております。このため、全世帯のほぼ半数が高齢者のいる世帯となっているところでございます。さらに、今後の将来推計においては、総人口の減少傾向に対し、高齢者人口は微増傾向であることから、一層高齢化率が上昇し、平成37年には43%に達するものと推計しているところでございます。一方、圏域別人口動態としましては、市内5地区における高齢化率の推移は、全地区とも一定の上昇率で高齢化が進んでおりますが、特に多度志地区、納内地区、音江地区では40%を超える高い割合となっており、世帯の状況においても、高齢者のいる世帯、夫婦ともに高齢者の世帯、高齢者単身の世帯、これらどの区分においても、深川地区、一已地区に比べて高齢者がいる世帯の割合が高い状況となっており、今後においてもこの傾向は一層強まるものと予想しているところでございます。次に、2点目の地域包括ケアシステムにおける地域の捉え方についてでございますが、第六次介護保険事業計画におきましては、高齢者が介護や支援が必要な状態になっても、住みなれた地域で尊厳を保ちながら安心して暮らし続けることができる地域包括ケアシステムを構築することとしてございます。また、本計画では、介護サービスを提供していくためのさまざまな施策を取り進める日常生活圏域として、旧町村区域である5地区を設定しております。質問の地域包括ケアシステムにおける地域につきましては、本市の医療、介護の資源の状況や域内の人口規模、さらには深川市地域包括支援センターが本市全域をエリアとし、どの地域においても等しく地域包括ケアに関するサービスが受けられるよう、さまざまな施策を展開していくこととしておりますことなどから、市内全域を地域包括ケアシステムにおける地域として考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、3点目の地区別意見交換会での意見集約と課題の整理についてでありますが、本計画の策定に当たりましては、市民へのアンケート調査やニーズ調査を行うとともに、市内5地区におきましても意見交換会を行い、地域の実情や課題の把握に努めたところでございます。この意見交換会では健康教室や介護予防事業の実施や在宅医療の取り組み、あるいは認知症に関して若い世代を含めた地域ぐるみでの取り組みの必要性など、本計画に直接関係するご意見のほか、買い物や移動交通、除雪などの日常生活上の課題につきましても、さまざまご意見、ご要望をいただいたところであり、ご意見等につきましては、高齢者を取り巻く課題として整理し、施策の中に反映させてございます。また、他の分野に属する内容につきましても、本計画の八つの基本目標の中の生活環境の整備の項目の中で検討を加え、その対応等を計画に盛り込んだところでございますが、議員ご指摘の計画書のつくり・記述に関しましては、今後、次期計画において配慮あるつくりとなるよう意を用いてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。