深川市議会 平成27年第1回定例会 2015年3月10日
市立病院の経営
2015年3月10日、深川市議会の一般質問で、菅原明義議員が「市立病院の経営」について質問し、市立病院事務部長 高田智之が答弁しました。
- 質問者
- 菅原明義 議員
- 答弁者
- 市立病院事務部長 高田智之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 菅原明義
3番目は市立病院の経営についてであります。深川市立病院を含め、自治体病院は現在897あると言われています。2006年には973自治体病院があったのですが、2007年12月24日に総務省が公立病院改革ガイドラインを作成し、このガイドラインには地域において真に必要な公立病院の持続可能な経営を目指し、経営の効率化を図ることを目的に、1つ目に経営の効率化、2つ目に再編・ネットワーク化、3つ目に経営形態見直しで、地方公共団体に対し平成20年度内に公立病院改革プランを策定することを求めておりました。それは当該病院の果たすべき役割及び一般会計負担の考え方を明記し、経営指標に係る数値目標の設定で経営黒字を達成すること。経営形態の見直しの選択肢として、地方公営企業法全部適用、地方独立行政法人化、指定管理者制度、民間譲渡を提示するものでした。診療所化や老健施設、高齢者住宅事業等への転換などを求め、幅広い見直しを求めたその結果、自治体病院の統廃合と診療所化などの縮小再編により、さきに述べましたが、2006年に全国で973あった自治体病院が現在は897まで減少してきているのです。公設民営、指定管理者制度、地方独立行政法人等により、地域医療の崩壊と叫ばれる事態が広がっているのが現状です。経営の改善のためとして、病院職員に対しては賃金の改悪や新たな成果主義の導入の提案がされるなどの状況が全国的に進行していると言われています。深川市立病院の中島病院長は、広報ほほえみ1月新年号のご挨拶で次のようにコメントされています。「医療に関していえば、極力入院治療を制限し、在宅医療を充実させようと厚生労働省は考えて各自治体に指令を出しているとのことです。なぜかというと、建前は地域住民のニーズに合わせた医療と介護を提供すると言っていますが、医療費の抑制以外何物でもありません。こんなことで本当に日本の福祉、医療、介護はよくなるのか、とても信じられません。しかし、日本の中央官庁の考えであり、逆らえないと思います。当院に関しては、昨年同様、医師・看護師不足も全く改善されていません。本年も当院の固定医師不在の診療科で大変ご迷惑を地域住民にかけていることを、紙面をかりておわび申し上げます」。以上のコメントからわかるように、大変ご苦労され、涙ぐましい努力をされておられる状況が十分理解できるわけでありますが、このことの現状に鑑み、1点目は、経営健全化計画は平成25年度の決算をもって完了しましたが、今後の経営改善の取り組みについて伺います。2点目の今後における地域住民の連携につきましては、昨日の松沢議員への回答で理解いたしましたので、割愛いたします。
答弁 市立病院事務部長 高田智之(市立病院事務部長は2017年3月まで)
市立病院の経営についてお答え申し上げます。経営改善の取り組みについてでありますが、深川市立病院は、平成20年度決算において15億円を超える累積不良債務が発生し、地方公共団体の財政の健全化に関する法律、いわゆる財政健全化法による資金不足比率が経営健全化基準の20%を上回る41.1%となりましたことから、法に基づく経営健全化計画の策定が義務づけられ、21年度から27年度までの7カ年を期間とする計画を策定し、目標達成に向け取り組んでまいりました。その後、ご承知のとおり平成25年度決算において、目標を2年前倒しという形で、基準値である20%をクリアしたところでございます。しかし、平成27年度以降につきましては、経営健全化計画における特別なプログラムである一般会計からの特別な財政支援は基本的に終了いたしますし、また26年度の診療報酬改定を受け、7対1から10対1への看護体制の変更による収益の減収など、病院経営において極めて厳しい状況が想定されるところでございますが、基本的には自主・自立を前提とした病院運営に当たらなければならないものと考えてございます。したがいまして、今後におきましても、経営健全化計画の精神を受け継ぎ、医業収入の確保、徹底した経費の削減、そして一般会計からの適切な財政支援等を仰ぐ中で健全経営の確保に努めてまいりたいと考えております。基本的には経常収支を極力収支均衡させること、そのためには病院の本業であります医業収支比率を引き上げることが必要と考えております。そのため新たな診療報酬加算の取得や検査の充実などにより、入院及び外来の診療収入の増を図ることなどを基本に、あらゆる面から医業収益が増となる取り組みを行ってまいりたいと考えております。また、医業費用の削減のため、10対1看護体制の厳格化による職員配置の見直しや薬品購入において後発医薬品への置きかえ、業務委託の見直しなどを基本に、改めて各種経費について費用対効果の検証・見直しを行い、経費節減に取り組んでいきたいと考えております。