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深川市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月11日

胃がんリスクの軽減

2014年9月11日、深川市議会の一般質問で、北畑透議員が「胃がんリスクの軽減」について質問し、市民福祉部長 籔友博が答弁しました。

質問者
北畑透 議員
答弁者
市民福祉部長 籔友博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 北畑透

次に、胃がんのリスク軽減について伺います。毎年およそ11万人が胃がんを発症し、約5万人の方が亡くなっております。胃がんによる死亡者数はこの40年間横ばいで、国の胃がん対策は必ずしも功を奏していると言えない状況でもあります。21年前の1993年に国際がん研究機関は、胃がんの原因の一つがピロリ菌だと結論を出し、医学界の国際的な常識となっていましたが、日本では平成23年2月、国がようやく胃がんとピロリ菌の関係を認め、12月の参議院厚生労働委員会において、ピロリ菌の除菌により胃がんを予防できるとし、今後検査、除菌方法を検討するという内容の答弁が出されております。国のがん検診の指針は、がん死亡率が低下することが実証されている対策型検診として、対策型、早期発見、早期治療ということでありますが、市町村ががん検診事業を実施する際の根拠ともなっております。対策型の検診から、胃がん検診などにピロリ菌検査、尿素、吸気試験法や抗体特定法などの血液検査等を追加し、検査費用やピロリ菌除菌等に補助を行い、胃がん予防を促進すべきではないかと思います。したがって、胃がん防止のため、ピロリ菌検査費用、保険が適用されていない方に対してもこの補助を行い、検診受診率を高め、胃がんを予防、防止すべきではないかと思いますが、所見を伺います。

答弁 市民福祉部長 籔友博(市民福祉部長は2017年3月まで)

胃がんリスクの軽減についてお答え申し上げます。ピロリ菌検診費用の補助と検診受診率の向上についてでありますが、がん検診は健康保険法第19条の2に基づく健康増進事業として市町村が実施しており、胃がん検診は厚生労働省が示している胃がん検診ガイドラインに基づき、本市ではバリウムを用いたエックス線検査を行っているところでございます。昨年7月に出されました厚生労働省の胃がん検診ガイドラインによりますと、血液検査でピロリ菌の有無を確認するペプシノゲン検査やヘリコバクター・ピロリ抗体検査については、死亡率減少効果の有無を判断する証拠が不十分であるため、集団を対象とした対策型検診として実施することは勧められないとされておりまして、さらに個人を対象とした任意型健診、人間ドックなどでございますが、任意型健診として実施する場合には、効果は不明であることについて説明する必要があるというふうになっておりまして、その後、国からは新たな情報は出されていない状況にございます。また、国のがん対策推進基本法では、科学的根拠に基づくがん検診を実施することとされておりますので、がん検診事業に責任のある市としましては、議員の質問の中にありましたが、今後の国の調査研究、検討などにより、胃がんリスク検査の胃がん検診における有効性などが国から示された場合には検討してまいりたいと考えているところでございまして、それまでは現行の方法により受診率の向上に努めてまいりたいと考えているところでございます。

再質問 14番 北畑透

再質問させていただきます。今から3年前の平成23年11月に前北大大学病院の院長である浅香正博特任教授が「胃がん撲滅計画」、国から胃がんを撲滅するための具体的な戦略を提唱し、そのことが日本医師会医学賞を受賞され、ピロリ菌を除菌することにより胃がんを撲滅できることに対して大変大きな反響がありました。講演を私、何回か聞いております。今言われたように、胃がん検診というのはバリウム検査、それからエックス線検査というのがございます。私も約20年間会社勤めをしまして、その間、毎年のように胃のバリウム検査、エックス線検査というのを受けてまいりました。しかし、残念ながらピロリ菌発見には至らないわけで、現在の検査の状況というのは対策型の検診ですから、病気になってから精密検査を受けましょうということになります。精密検査を受けた医師から、あなたは実は胃潰瘍ですよ、十二指腸潰瘍ですよ、そういった病気が告げられ、発見がされるわけです。ですから、結果として医師の指示に従ってピロリ菌の検査、除菌がそうした病気の治療に伴って現在行われていて、そしてそれが保険の適用になっております。先ほどの浅香先生は、その撲滅計画の中で、胃がんの大半がピロリ菌による感染症であって、そのメカニズムは、長年のピロリ菌感染による胃の粘膜の萎縮が胃がん発症率を上げており、ピロリ菌に感染しない人の胃がんの発症はほとんどないというふうに言われておりました。ですから、ピロリ菌の検査や除菌の治療による胃がんの予防が大変有効であり、ピロリ菌の除菌による胃がんの予防効果は、胃の粘膜の収縮がまだ起こっていない若い世代には大きくその結果が出、男女ともに30代までにピロリ菌の除菌を行いますと、男女ともに100%、胃がんにはならなくて済むというふうに言われておりました。また、40代で男性の93%、女性の98%は除菌すると胃がんにならない。そして50代では男性の76%、女性の92%、60代では男性の50%、女性の84%が胃がん予防できるというふうに講演の中でおっしゃっておりました。ですから、一概に言いますと、年をとりますと男性よりも女性のほうが大丈夫だというふうな結論になるのかなというふうに思います。そして、この胃がん撲滅計画で、胃がんの死亡率が高くなる50代以上を対象としましてピロリ菌の検査、胃の萎縮検査を義務づけており、両方の検査で問題がなかった人は今後検査は不要であり、ピロリ菌に感染していて胃の粘膜の萎縮が進んでいない人は除菌の治療を行い、ピロリ菌に感染して既に胃の萎縮が進んでいる人に対しては、定期的な内視鏡検査を実施して常に経過を見て、早期胃がんの発見、予防などに努めたほうがいいというふうに言われておりました。そこで、本市のがん検診、そして特定健診、胃がん検診などに率先してこのピロリ菌検査を追加して、検査の費用やピロリ菌除菌費用に対しての補助を行って、市民のがん予防に対して大いにそれを進めるべきではないかと思いますが、再度所見を伺います。

答弁 市民福祉部長 籔友博(市民福祉部長は2017年3月まで)

再質問にお答えいたします。胃がん検診は、国の胃がん検診ガイドラインに沿って実施するというのが基本でございます。がん検診事業は市の責任で行っておりますので、やはり慎重に判断する必要があると考えております。そこで、現在国の検討会や関係学会、研究者が有効性等について研究、検討を行っているということでございますので、今後その知見が国において集約され、遠からず新たな考え方が示されるのではないかと思いますので、その際には、本市としても実施について検討してまいりたいと考えております。やはり健康にかかわる、医療にかかわることについては、私ども知見がございませんので、専門的な国の検討会の検討結果、そういったものに基づいて進めてまいりたいと考えております。

再質問 14番 北畑透

最後に、市のオープンデータについて伺いたいと思います。昨今、オープンデータ、これは広く開かれた利用が許可されているデータのことを指していいます。

出典:深川市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる