深川市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月17日
防犯カメラの設置
2014年6月17日、深川市議会の一般質問で、宮澤孝司議員が「防犯カメラの設置」について質問し、企画総務部長 早川雅典が答弁しました。
- 質問者
- 宮澤孝司 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 早川雅典
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 宮澤孝司
4月16日、韓国南部、珍島沖海上で大型客船「セウォル号」の転覆・沈没事故が起こりました。乗員・乗客476人の中、生存者172人、死者292人、現在も捜索中でありますが、行方不明12人であります。乗客には、修学旅行中の高校2年生325人と引率教員14人が含まれており、韓国全土が深い悲しみに包まれました。私も親善交流の目的で事故の3日前に、事故現場から200キロ離れた韓国南海岸沿いの町を訪れ、地元の方々の盛大な歓迎を受け、帰国した矢先の事故であり、事故現場のニュースを見るたび、訪れた南部の海岸線を思い出し、船からの脱出も許されないまま荒れた海に沈んでいった多くの犠牲者に対し改めて冥福をお祈りいたします。事故原因は、過積載とバラスト水の操作にあったと考えられており、海難事故とはいえ、人災であるとのことから、関係者の多くが逮捕され、船長を含む4人が殺人罪で起訴されております。また、国の事故対策へも多くの国民から批判が相次いでおり、政府の組織改革にまで及んでおります。一部報道では、日本の海上保安庁の緊急出動の用意があったにもかかわらず、要請がなかったとのこと。日本の通称「海猿」が救助に向かえば、もう少し多くの方が救助されていたと思うのは私だけでしょうか。ここにも長い歴史の溝が埋まらないまま、今日の日韓関係の根の深さが感じられます。最近は、韓流ドラマやKポップブームにより、韓国への日本人旅行客がふえ、また日本語を学ぶ韓国の若者が日本へ留学するケースも多くなっております。先日、皇室のご婚約が発表され、高円宮典子様と島根県出雲大社の千家国麿さんがご婚約され、皇室のご結婚は9年ぶりとなり、大変おめでたいことであり、年の差15歳はうらやましくもあります。戦前、日本と韓国の国にも皇室のご結婚が国策として組まれ、元皇族、梨本宮方子様と旧大韓帝国皇太子とのご結婚は、日韓併合後の歴史に大きな影響を及ぼしております。お二人は、結婚後、日本で暮らし、終戦後はすぐには韓国への帰国は認められず、1963年、現在の朴大統領の父親の政権時代に帰国が認められましたが、韓国ではとても貧しい生活を強いられたと聞いております。方子様は、その後、在韓日本人の助けもあり、当時の韓国ではまだ進んでいなかった障がい児教育に取り組まれ、後に名誉を回復し、亡くなられてから韓国国民勲章を授与されております。以前、韓国の40代の女性に伺ったところ、方子様は現在韓国では大変尊敬されている方とお聞きしました。日韓の溝を埋めるには、今までの歴史について再検証するとともに、民間交流で友好を深め、両国間のつながりを大切にしていくことであると考えます。話は変わりますが、出版業界では、多くの作品がデジタル化され、本の売り上げが落ち込む中、文学賞の一つ、本屋大賞での受賞作品が注目されております。この賞は、書店の店員の投票により決まる賞であり、我々には非常に身近であり、興味ある作品が取り上げられ、映画化もされております。今年度は「村上海賊の娘」が大賞を受賞し、昨年の出光興産創業者、出光佐三をモデルにした「海賊とよばれた男」に続き、海賊つながりとなり、話題となりました。このような出版業界で北海道の地域に触れ、地方議会で取り上げられた作品があります。月刊誌「文藝春秋」が昨年12月に掲載した作家村上春樹氏の短編小説の記述で、宗谷管内中頓別町に関した部分であり、中頓別町議有志が文藝春秋に対し質問状を送っております。私もその後、単行本「女のいない男たち」を手にとり、掲載された作品「ドライブ・マイ・カー」を読みました。単行本自体は、題名のような女のいない男たちにまつわる短編集であり、私も非常に敏感になるフレーズでありますが、問題の部分は文中でその町出身の女性がたばこをポイ捨てしたくだりで、「みんなが普通にやっていることだろう」と記述しております。既に地名は「中頓別町」から「上十二滝町」と変更してあり、前書きにも変更について書かれてありました。また、私が以前愛読しておりました週刊「ビッグコミックスピリッツ」掲載の「美味しんぼ」で東京電力福島第一原発の事故をめぐり、主人公が鼻血を出す描写があったことについてであります。小説や漫画で地域の話題を取り上げることは、その地域の活性化につながることも大きいですが、作家の意図が地域の方々に与える影響もまた大であり、配慮を怠ってはならないと改めて考えるところであります。私も自分の発言が及ぼす影響の重さを肝に銘じ、通告に従い一般質問に入ります。防犯カメラの設置についてです。最近は、多くの事件で防犯カメラの解析映像が重要な手がかりとなっております。行方不明者の捜査では、不明者の行動範囲から足取りを知る手がかりとなり、殺人事件等では目撃情報から分析した犯人の服装や所持品をもとに、防犯カメラの映像から犯人を捜し出し、逮捕につながることもあります。深川市は大きな犯罪はほとんどありませんが、最近は大都市以外での予想もできない犯罪が起きており、防犯カメラによる抑止力も重要な犯罪防止になると考えます。また、防犯カメラ設置と設置後のメンテナンスには、多くの費用がかかり、設置が進まない現状もあります。また、プライバシー保護の観点から、地域住民の理解も必要であり、設置には警察署と十分な協議のもと、取り進めることが大事であります。深川市内では、犯罪と呼ばれる事件は余りありませんが、中心街の商店街ではプランターの花を荒らすなどのいたずら程度のことは頻繁にあります。いつどこで犯罪が起こるか予想できないのが現代の日本社会であり、犯罪のない深川市に防犯カメラの設置の必要がないとはならないと思います。ここで2点についてお聞きします。初めに、現在、市内の公共的な場所での防犯カメラの設置状況を伺います。2点目は、今後の設置に対する考え方についてです。児童生徒の通学路の安全確保や高齢者の見守りなどの観点から、安心・安全なまちづくりのため、人通りの多い中心商店街や学校、公共施設など市民が多く利用する場所での設置の必要性が求められると思いますが、設置についての考え方をお聞きします。
答弁 企画総務部長 早川雅典(企画総務部長は2017年3月まで)
防犯カメラの設置につきまして2点質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、1点目の市内の公共的な場所での防犯カメラの設置状況についてでございますが、深川警察署に事務局を置いております深川地区防犯協会連合会が市道12号線アンダーパス及び駅前駐輪場に防犯カメラを設置されておりますし、市におきましても自由通路のふ・ルート、あるいは道の駅に現在防犯カメラを設置している状況となっております。また、犯罪防止等を図るため、コンビニエンスストアなどの店舗、あるいは病院などに設置されているものを加えますと、市内では約70カ所に防犯カメラが設置されている状況と伺っているところでございます。2点目の今後の設置に対する考え方についてでございますが、議員も質問の中で触れられていましたように、防犯カメラは犯罪行為の抑止力になるとともに、例えば高齢者の見守りなどにもその活用が期待できるなど、安心・安全なまちづくりに効果的なものであると考えられますので、市におきましても現在建設中の例えば地域資源活用施設ですとか、北空知圏学校給食センターにおきましても設置を進めているところでございます。本市といたしましては、「深川市犯罪のない安全で安心なまちづくり条例」に基づきまして、安全で安心なまちづくりを総合的かつ円滑に推進するために、深川警察署、市防犯協会、町内会連合会など関係いたします21団体による連絡会議を設置しておりまして、毎年、安全対策の検討ですとか、さまざまな情報の交換などを行っております。この連絡会議におきまして、防犯カメラに関する情報交換などを行ってまいりたいと考えておりますし、自治体が町内会や商店街などが防犯カメラを設置する場合に補助金などを交付している事例もあるようでございますので、これらの情報もあわせて収集し、今後、先ほど申し上げました連絡会議などにおいても十分研究を進めてまいりたいと考えております。