深川市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月19日
デマンド交通
2013年6月19日、深川市議会の一般質問で、高橋修司議員が「デマンド交通」について質問し、企画総務部長 坂本光央が答弁しました。
- 質問者
- 高橋修司 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 坂本光央
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 高橋修司
それでは、最後の質問に入りたいと思います。午前中の鶴岡議員の質問と若干重複するところもあると思いますが、お許しいただきたいと思います。最後の質問は、デマンド交通についてであります。デマンド交通システムは、地域のタクシー会社や自治体のワゴン車などを乗り合いで利用し、予約・配車・運行を一元化に管理することによって、低コスト・低料金を実現する新交通システムです。既に全国で導入実績があります。デマンド交通システムは、固定ルートを走る路線バスやコミュニティバスとは異なり、自宅などのあらかじめ登録していただいた地点から目的地までをタクシー感覚で利用することが可能な新たな公共交通サービスです。買い物代行や荷物宅配などの多目的サービスの実現、デマンド交通システムは、ドア・ツー・ドアサービスが基本ですので、買い物代行や荷物宅配などの多目的サービスへの展開が可能になり、高齢者の生きがい創出や商店街の活性化などの効果も期待ができます。今後の住みやすいまちづくりに必要だと思われます。また、デマンド交通を導入する背景に、路線バスの収支バランスにおける悪循環が深刻化し、赤字補填でも経営が成り立たず、バス業者が撤退する地域が多くあります。このような交通不便地域には、10数年前からコミュニティバスという形で対処しているところが数多くありますが、コミュニティバスの一般的な特徴として、路線バスよりもバス停が細かく設置されているという点が挙げられます。地方自治体が主体となって行う過程で、地域住民の声をよく聞く必要があるために、必然的にこうなります。つまり、どうしてA地区にはバスがとまって、私たちの地区にはとまらないの、私の家の近くにもバス停をつくってほしい、こういう不満を反映した結果です。その結果、コミュニティバスは、利用者にとって少し不便な乗り物になります。なぜならば、バス停の数がふえればふえるほど、1周回るのにかかる時間が長くなるからです。さらに、自治体の担当者の方が大変苦労なさってコースを選定したにもかかわらず、「私の家にもバス停を」といった細やかな不公平感は消えないという課題も残ります。コミュニティバスによって路線バスの悪循環が解消されている地域は、めったに類を見ず、全国の99.9%のコミュニティバスが赤字運行となっているのも、これまた現状でございます。このような背景のもと、利用者の利便性を高めると同時に、運行にかかるコストを低くすることのできるオンデマンド交通が現在注目されています。デマンド交通の運行方式も年々進化しており、この深川で十分運行可能だと私は思います。私が最近直面する場面が、こんな場面があります。それはまだまだそんなに古くない住宅にもかかわらず、解体して、更地にしてしまうということです。そのときに必ず私はお聞きするのですが、「まだもったいないではないですか」とお聞きすると、「そんな不便なところに住んでいないで、私たちのところにおいでよ」と身内の方、娘さん、息子さんが言うそうです。「私も、本当は交通の便がよければ、ここで骨を埋めたいのですけどね」と必ず口をそろえて言います。深川を皆さん好きなのです。だけども、不便なまち深川はやっぱり交通の便が悪いということで危惧されております。これは将来の深川を考えるのに避けられないことではないかと私は思います。このままでは、さらなる人口減に歯どめがかからないことになるのではないかと思います。住民が減って、建物がなくなれば、税収も減るのです。永遠に悪循環が続いていくのではないでしょうか。自分が車の免許もなく、当然車もないとしたら、どうでしょう。1日に何便も走らないバスに、バス停で待って乗りますでしょうか。私は乗らないと思います、自分自身は。便利のいいまちというのは、全国にいっぱいあるのです。そこに打ち勝つためには、足の確保というのは非常に大事なことと思います。利用する側に立った上での交通網の整備、住みやすい環境づくりということから、今、すぐそこに必要な時期が来ると思われますので、質問したいと思います。一つ目の質問は、昨年から実施している実証実験についてお伺いします。どのような成果があったのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。利用者からの声は届いていますか、今後続けてほしいという声はあるのでしょうか。二つ目の質問は、交通の不便な地域の交通手段の確保について伺います。現在、路線バスの路線から外れている地域の交通手段の確保について、どのように考えていられるのかお聞かせいただきたいと思います。三つ目の質問は、デマンド交通の可能性について伺います。当市において今後のことをどのように考え、導入に向けて前向きに進められるのか、導入に向けての可能性についてお聞かせいただきたいと思います。最後、四つ目の質問は、導入に向けての検討委員会の設置について伺います。早い時期、今のうちから検討委員会を立ち上げ、利用していただく市民の方のホットな声を取り入れ、最大限にその声を生かしながら計画することも必要だと思いますので、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 企画総務部長 坂本光央(企画総務部長は2014年3月まで)
デマンド交通について順次お答えいたします。まず、1点目の実証事業の結果ということでございます。高齢者バス利用助成実証事業につきましては、昨年6月から遠隔地にお住まいの方の利便性の確保やバス路線の確保を図るため、市内にお住まいの70歳以上の方を対象に取り組んできておりまして、昨年度中には135人の方から利用登録いただきまして、路線バスの利用促進を図ってきているところでございます。午前中の鶴岡議員の質問にもお答えさせていただいておりますけれども、バス事業における具体的な数字の効果というのは、それぞれ助成事業の期間とずれがございますので、現時点では把握できておりませんけれども、利用者のアンケートなどでは、4割の方が助成制度によりましてバスの利用回数がふえたということだとか、バス事業者の意見交換においても、一定の効果があったということで評価いただいていることでございます。助成制度を拡充いたしました本年4月以降におきまして、新たに126人の方々に利用登録いただいたということでございますので、新たな対象の方々のバスの利用の促進に効果があるものと期待しておりますし、当然この場合にバス券の購入をいただくということで来庁されるということでございます。その際には、この制度は非常にありがたいという声を多くいただいているということもご紹介させていただきたいと思います。次に、2点目の交通の不便な地域の交通手段の確保から4点目の検討委員会の設置まで関連がございますので、一括してお答えさせていただきたいと思っております。市全体として今後どのような生活交通確保対策が必要なのか、これを考える第一歩として、今現在、高齢者バス利用助成事業の取り組みを進めているところでございまして、そういった中で、この事業を通しまして、幅広く市全体の状況だとか、市民ニーズなどの把握に努めまして、既存のバス路線を確保する取り組みを基本にして、深川市に合った生活交通の確保策を検討してまいりたいと考えているところでございます。交通不便地域の交通手段確保策につきましても、将来に向けた市全体の生活交通を考える課題の一つであると考えておりますので、市全体の状況だとか、ニーズの把握に努める、各地域の実態やニーズに合ったサービスをどのように考えるか、サービスの公平性や既存のサービスの継続性をいかに保つか、財源をいかに確保するかなど、さまざまな課題について、ご提言いただきました検討委員会の設置につきましても十分に検討してまいりたいと考えているところでございます。