深川市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月4日
市立病院
2014年12月4日、深川市議会の一般質問で、高橋修司議員が「市立病院」について質問し、市立病院事務部長 高田智之が答弁しました。
- 質問者
- 高橋修司 議員
- 答弁者
- 市立病院事務部長 高田智之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 高橋修司
それでは、次の質問に入りたいと思います。次の質問は、空き店舗対策についてですが、諸事情により割愛させていただきます。次の質問は、市立病院についてであります。深川市立病院は、1934年12月に前身となる深川町外8個ヶ村組合病院が前身であり、約80年ほどの歴史があります。北空知地域における保健医療福祉圏の中核病院に位置づけられている北海道災害拠点病院として災害時の救急医療の拠点ともなっている病院であります。通常の医療体制では、被災者に対する適切な医療を確保することが困難な状況になった場合に、北海道知事の要請により、傷病者の受け入れや救護班の派遣などを行う病院でもあります。2005年6月、旧病院隣接地に鉄筋コンクリートの6階建て地下1階の病床数305床の現病院の建物が完成いたしました。2006年4月には、5階東病棟51床を一時閉鎖したことは既に認識しているところであります。自治体病院の経営が悪くなる要因として、高い費用をかけて病院建物を建築すること、また医療を行うことにより入る収入見込みを超えて過大な設計を行うこと、建物や設備機器の企業債元利償還と減価償却が病院経営を圧迫し、余剰資金による医療への再投資の余裕を奪っております。人材が大きな役割を果たす病院においては、病院建築にかけるコストは必要最小限にして、あとは医師や看護師の待遇改善など、職員にお金をかけるべきであります。北海道開発局がまとめた地域の医療過疎化に対応した広域医療サポートに関する基礎調査では、北海道の多くの地域では厳しい経営環境に起因する医療機関の統廃合、専門常勤医の都市部への偏在化の進行などにより、在住市町村内の医療機関での医療ニーズを満たすことができない状態であります。地域の中核都市まで通院を目的とした広域的な移動をせざるを得ない状況が多く見受けられます。広域分散型社会が形成され、都市間の移動距離が長い北海道では、通院に伴う身体的、経済的な負担は大きなものとなっています。通院の足としては、自家用車利用が最も多いが、今後さらなる高齢化の進展により、自家用車の運転が困難な方が増加することが予想されております。自家用車利用の代替手段として、公共交通機関、とりわけ乗り合いバスは、その利用者の減少に伴い、路線の縮小、運行便数の削減などが行われ、利便性の低下が進んでいますとあります。まさしく当市においても同様ではないのかと思います。大きな要因に絶対数の医師不足が挙げられ、そのことによって、整形外科は入院していただくことができず、年齢に関係なく入院が必要なときは、近隣の病院に行くしかないのが今の現状であります。そこで、1つ目の質問は、近年の利用状況についてであります。5年前との比較を含めて、診療科目の中で内科、外科、整形外科、皮膚科などの比較人数もお聞かせいただきたいと思います。また、救急の対応について、本来であれば市立病院へ搬送しなければならない患者様をほかの病院へ搬送した事例などについても、どの程度あるのかもお聞かせいただきたいと思います。2つ目の質問の医師確保の見通しについてでありますが、このことは昨日の松沢議員への市長答弁でおおむね理解いたしましたので、割愛いたします。3つ目は、今後の課題と問題点についてお聞かせいただきたいと思います。
答弁 市立病院事務部長 高田智之(市立病院事務部長は2017年3月まで)
市立病院についてお尋ねいただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、近年の利用状況についてであります。当院への患者動向につきましては、北空知二次医療圏の人口減少等もあり、年々減少の傾向にありまして、入院患者数では、平成21年度が約7万2,000人、25年度は約6万8,000人と、この4年間で約4,000人が減少しております。また、外来患者数については、平成21年度が15万1,000人、25年度は約12万9,000人と約2万2,000人が減少となっています。一方、個別の診療科で申し上げますと、常勤医師が増となった内科では、平成21年度の入院患者2万9,941人が25年度では3万1,559人、1,618人の増、外科に関しましては、21年度1万3,972人が25年度1万6,636人で2,664人の増という状況でございます。また、整形外科におきましては、平成21年度の入院患者5,434人が、翌年度から常勤医師が不在となりましたので、ゼロとなりまして、外来患者につきましては、その時点から週3日、大学医局派遣の出張医対応となりましたこともありまして、21年度が1万7,937人、25年度は1万254人と7,683人の減となっております。また、皮膚科においては、平成24年度から常勤医師が不在となり、整形外科同様の対応となりましたことから、23年度の入院患者が532人おりましたが、これが翌年度からゼロとなり、外来患者につきましては、23年度1万9,425人が25年度では1万2,070人と、これも7,355人の減となっている状況でございます。そのほか、当院は、今ほど申し上げましたように、平成22年度から常勤の整形外科が不在となりましたので、基本的に夜間等の救急対応や入院受け入れができてございません。そうした中、救急現場等に出向きました救急隊員による病状確認において、例えばアキレス腱断裂や骨折など、明らかな整形外科の病状の場合につきましては、直接市内の整形外科医院や滝川市、旭川市などの専門病院等に搬送していただいているところでございます。しかし、病状確認におきまして、整形外科の症状が明らかではなく、疑われるといったような場合につきましては、まず当院の担当医師に電話連絡が入りまして、病状を聞き取る中で、当院での受け入れが可能と医師が判断した場合については、当院へ搬送していただき、また受けられないと判断があった場合につきましては、市外の専門病院等に搬送していただいているところでございます。このような対応のもと、これまで当院で受け入れた整形外科の年間救急搬送患者数は、平成21年度では年間総数の約9割、225人でありましたが、常勤不在となりました以降は大幅に減少いたしまして、25年度は年間総数の約3割、86人となっているところでございます。次に、今後の課題と問題についてということでございます。現在、市立病院は診療17科を標榜しておりまして、日々その円滑な運営を図るため、院長を先頭に病院職員一丸となって取り組んでおるところでございます。そうした中、昨今の絶対的な医師不足への対応策として、多くの非常勤医師を雇用しており、その数は平成21年度で延べ79人でしたが、26年度見込みでは139人というような形になってございまして、これに伴う費用といたしましては、21年度約8,400万円から26年度は約1億6,500万円と倍化の状況でございます。非常勤医師につきましては、勤務が外来診療に限定されますことから、医業収益的には、通常の常勤医師の稼ぎ高には到底及ばず、採算面において大きな問題を抱えるものでございますが、現状の病院機能を維持するためにはいたし方ないという側面がありまして、これらについては今後整理しなければならない課題の一つと捉えているところでございます。これらの解消に当たりましては、やはり基本的には常勤医師の確保が不可欠ということ、また病院経営の面におきましては、今後何らかの措置が必要と考えておりまして、私どもといたしましては引き続きあらゆる場面を通し、いろいろなさまざまな手だて、方策等を検討する中で、改善に向け取り組んでまいりたいと考えているところでございます。