深川市議会 平成26年第4回定例会 2014年12月4日
危険ドラッグ
2014年12月4日、深川市議会の一般質問で、高橋修司議員が「危険ドラッグ」について質問し、市民福祉部長 籔友博が答弁しました。
- 質問者
- 高橋修司 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 籔友博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 高橋修司
それでは、本年いよいよ最後の質問に入りたいと思います。最後の質問は、最近よく耳にされる危険ドラッグについてです。脱法ドラッグとは、法律によって一部の薬物が規制されていることから、法律による規制がないであろう代替の薬物をあらわすために用いられている用語であります。2000年半ばまで合法ドラッグとだけ呼ばれましたが、行政側の用語が用意され、脱法ドラッグが2000年半ばから、違法ドラッグが2005年から、危険ドラッグが2014年7月からであります。英語では一般に「リーガル・ハイ」と呼ばれ、合法を意味する言葉であります。専門家の間では、新規向精神薬と呼ばれております。日本ではイタチごっこ、海外ではモグラたたきと称されるように、薬物の規制によって、規制した薬物とは異なるが、類似した構造や作用を持つ新たな薬物が登場することが繰り返されております。流通する新規向精神薬は2013年までに合計して348種類が同定されており、特に2013年には約100種類が増加しております。麻薬に関する単一条約と向精神薬に関する条約によって、現行で規制されている薬物は合計234種類を上回っております。自由主義的な薬物政策を持つ国々以外での脱法ドラッグに対する強い需要は、薬物が厳しく禁止されていることによってもたらされていると考えられています。アメリカには、連邦類似法があるが、類似しているかどうかの議論により、運用は困難に直面しております。また、イギリスでは、共通した構造を持つ物質を包括的に規制することで対処しているが、網羅は不可能で、危険性の堅牢な証拠も欠き、医薬品を例外化する必要が出るなどの弊害も生まれております。日本は、薬物による問題を助長していると指摘されるようなアメリカ型の厳罰主義の薬物政策をとり、脱法ドラッグの規制には、イギリスと似た包括指定を採用しております。日本は、再び乱用しないように回復させる体制がおくれていると思います。日本では、規制によって、また新しく登場する薬物が毒性を増しているとも指摘されております。年間10人以下であった薬物によって死亡した疑いのあるものは、2014年には6月までに20人を超えております。また、イギリスでは、年間20人台であったものが、2012年には2倍以上となっているが、アルコールなど、ほかの薬物とで危険性を増すという指摘や、既に規制された薬物による死亡も数えてしまっているなどと指摘もされております。厚生労働省は、ことし11月26日から、また新しく7物質が指定薬物に指定され、所持、使用、購入、販売、授与などが禁止されましたが、このことによって、今まで店舗で購入していたのが、これからはネットでの購入がふえるのではないかと懸念されているのが現状です。本市においても、今後心配になると思われますので、以下3点についてお聞きしたいと思います。危険ドラッグの認識について、取り締まりは警察ですが、市として危険ドラッグを蔓延させないための取り組みとして、2つ目、意識調査や啓発活動を推進すべきと思いますが、3目の市としての今後の対応についてお伺いいたします。
答弁 市民福祉部長 籔友博(市民福祉部長は2017年3月まで)
危険ドラッグについて3点にわたって質問いただきましたので、順次お答え申し上げます。初めに、危険ドラッグの認識についてでありますが、危険ドラッグは、その名のとおり極めて危険な薬物であるにもかかわらず、安易に使用し、急性中毒や精神異常、重大な交通事故などが全国各地で発生しており大きな社会問題となっております。このため、国を挙げて危険ドラッグの実態把握や取り締まり、指定薬物への指定、住民啓発などの対策に取り組んでいるところでありますが、次代を担う若者たちを初め市民が違法な薬物のために、自分自身やご家族の人生を狂わせるようなことはあってはならないことであり、地域の安全・安心においても大きな課題であると認識しているところでございます。次に、2点目の市民への意識調査についてでありますが、現時点で危険ドラッグについての意識調査を市単独で行う考えは持っておりませんが、今後必要があれば、健康に関する意識調査を行う際に、他の危険薬物とともに検討してまいたいと考えております。次に、3点目の市としての今後の対応についてでありますが、危険ドラッグなどの薬物乱用防止対策につきましては、市防犯協会を初め、民生児童委員連合協議会、深川地区保護司会、薬剤師会、PTA連合会などの関係機関が北海道薬物乱用防止指導員北空知地区協議会に参加し、高校生のボランティアによる街頭キャンペーンの実施や、明るく住みよいまちづくり市民総ぐるみ運動などの地域行事に合わせた啓発資料の配布、市内各施設でのポスター掲示など市民への周知活動を行っております。また、小中学校では、保健体育の授業で薬物についての授業を行うことが学習指導要領の中に位置づけられておりますことから、健康福祉課では、教育委員会、学校と連携し、思春期講座の中で薬物についての健康教育を実施しているところでございます。市としましては、薬物乱用の危険性に関する周知活動が重要であると考えておりますので、各関係所管が北海道薬物乱用防止指導員北空知地区協議会や警察署、保健所、薬剤師会、学校など関係機関と連携を図り、今後とも市民啓発に取り組んでまいりたいと考えております。