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深川市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月18日

学校教育

2013年6月18日、深川市議会の一般質問で、東出治通議員が「学校教育」について質問し、教育部長 平山泰樹、教育委員会委員長 上垣由紀子が答弁しました。

質問者
東出治通 議員
答弁者
教育部長 平山泰樹、教育委員会委員長 上垣由紀子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 東出治通

学校教育についてであります。学校の適正配置計画に基づいて、音江、納内、多度志の3中学校の年度末での閉校、そして来春から深川中学校、一已中学校に統合されるわけですけれども、現在、統合に向けてスピード感を持って、かつ慎重な形の取り進めが行われていると受けとめさせていただいております。今回の統合によって、生徒、保護者の負担が増すことなく、言われてきたように、よりよい教育環境となることを切に希望するものでありますし、学校がなくなる3地区に対しても、地域のダメージが少しでも軽減されるよう十分な対策がとられることを心から念願しながら質問に入らせていただきます。さて、今、市内の農家に連日のように関西圏から修学旅行の子供たちが農業体験に訪れております。私のところにも、今月、既に5校、きょうも大阪の青凌高校の生徒が農業体験のために滞在しております。生徒たちとのやりとりの中で実感すること、自分たちの住んでいるまちのことを知らない。「人口、どれぐらいいるの」「5万人ぐらいかな」、調べてみると十何万人いた、そんなことが茶飯事でございます。あるいは「誰か有名な人の出身地じゃないの、まちで誇れる人とかいないの」「さぁ」「名物は何」、本当に即答で答えが返ってくる機会のほうが非常に少ない。そうして来られる子供たちの姿を見ていると、果たしてそれでは深川の子供たちが地方に出向いたときにどうなのだろうか、そんなふうに少し気になりますし、不安になったりもいたします。そこで、質問の1点目ですけれども、市内小中学校における郷土理解のための教育活動について、どのような教育活動が行われているかお伺いしておきたいと思います。かつて、もう10年以上前でございますけれども、音江中学校でスキー授業を1年間やめた時期がございました。そのときの理由ですけれども、保護者から経済負担が大き過ぎる、そんな理由でございましたけれども、逆にわずか1年でスキー学習が復活した。経済負担が大きいと言って取りやめにしておいて、せっかく用意した道具を使わないで、1年間休ませておいて、また次の年に復活したというような経過があったりもいたしました。現在、市内の5中学校の中で、一已中学校はスキー授業を見合わせている。これも何年か経過しているのでしょうけれども、この場で質疑もさせていただいたことがございますけれども、取りやめになった当時の理由ですけれども、指導者の確保が非常に難しい、教員の負担が大きい、そんなような理由であったと記憶いたしております。市内にスキー場はなくなりましたけれども、深川市のような雪国にあって、学校として、生徒の将来の経験値、雪国で育った経験値という意味で、私は大変大切な教育活動であると認識いたしております。今申し上げましたけれども、2点目の質問、市内小中学校でのスキー授業の実施の状況、取り組みされていない学校の状況、さらには取り組みをしていない学校では、雪国としての代替する、スキー授業にかわる授業をどのような形で行っているか、そのことについてお伺いしたいと思います。3点目の質問でございます。午前中の議案審議の中、議案第51号教育委員会委員の任命についての提案がございました。このことにより、上垣委員長さんには8月9日の任期満了をもって退任されるというお話を伺いました。平成11年7月から14年間余にわたって、さらには平成20年8月からは教育委員長として、非常に長い期間、本市の教育行政に多大なご貢献をいただいたことに、この議場におられる全ての皆様や市民の皆様とともに心からなる敬意と感謝を申し上げたいと思います。さきの質問で男女共同参画について触れましたけれども、現在、後任人事は未定となっておりますから、どなたが現在の委員長さんのお席に座られるかわかりませんけれども、議会の答弁者席から、また女性が1人もいなくなられるということで非常に残念な思いでございますし、そのことについて申し上げておきたいと思います。それでは、名指しではございますけれども、退任を前にされた上垣委員長さんに質問させていただきたいと思います。市内小中学校の適正配置に一定のめどをつけられて、退任されることになりました。中学校5校が2校に統合され、平成26年度来春から新たな中学校教育が展開されることになります。教育委員会委員長として、最後に今後の学校教育に望むべき姿をお伺いして、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)

学校教育についてお答え申し上げます。私からは1点目と2点目についてお答え申し上げます。初めに、市内小中学校における郷土理解のための教育活動の現状についてであります。児童生徒が郷土の自然や人、社会、文化、産業などを学習することで、ふるさとのよさを発見あるいは再確認し、ふるさとを思う心を育てることは大変意義深く大切なことであります。現在、市内の小中学校における取り組みにつきましては、小学校では、社会科副読本を活用して、深川市の歴史や産業、主な施設などについて学習しているほか、総合的な学習の時間などにおいて、自分たちの住んでいる地域を調べたり、遠足や施設見学などを通じて、本市のさまざまな面を学んでいるところでございます。また、全ての小学校において、田植えや稲刈りなどの体験を授業に取り入れ、基幹産業の農業についても学んでいるとともに、学校給食においては、食育の一環として可能な限り深川産の農産物を使った給食の提供に努めているところでもあります。また、中学校においては、総合的な学習の授業において、市内の歴史や産業などの調べ物学習のほか、キャリア教育として市内の事業所などで体験学習に取り組んでいる学校もあり、さらに学校支援本部事業の取り組みにより、地域ボランティアの協力をいただき、桜の種植え、卒業記念の植樹、イルムケップスカイライン登山、高齢者の方と昔の遊びや餅つきでの交流など、郷土に関する学習としてさまざまな取り組みが行われているところであります。次に、スキー授業などの各学校での実践状況についてでありますが、平成24年度の実績について申し上げたいと思います。小学校では、全ての学校がスキー授業を実施しており、一已小学校の1年生がシーズン中1日の実施、多度志小学校が全学年とも3日間で実施しており、そのほかの学校と学年につきましては、それぞれ2日間の実施となっているところであります。また、授業で利用しているスキー場につきましては、多度志小学校が3日間のうち2日が沼田町の高穂スキー場で、多度志小学校の残りの1日とほかの小学校5校については、全て旭川市のカムイスキーリンクスを利用しております。中学校におきましては、一已中学校を除く4校で実施しており、深川中学校と納内中学校では1・2年生が2日間の日程で、音江中学校は1・2年生が2日間、3年生が1日間の日程で、多度志中学校は1年生から3年生まで全ての学年で2日間の日程で、スキー場は全てカムイスキーリンクスで実施しているところであります。なお、スキー授業を実施していない一已中学校におきましては、雪国特有の授業について、議員おっしゃられた代替する授業については特に実施していない状況になっていると伺っております。教育委員会といたしましては、地域の自然とかかわり合いの深いスキー授業を実施している学校に対しては、借り上げバスを運行して、遺漏のない対応をしているところであります。スキー授業を実施するかどうかということにつきましては、学校の教育課程の編成に当たるわけですけれども、学校側の判断や考え方もありますことから、学校の決定を尊重する中で、スキー学習の振興に向けて、今後においても意見交換に努めてまいりたいと考えているところであります。

答弁 教育委員会委員長 上垣由紀子(教育委員会委員長は2013年6月まで)

私からは学校教育についての3点目について答弁いたします。平成21年、学校配置の見直しを始めてから足かけ4年余り、保護者や地域の皆さんと協議を重ね、教育委員会として慎重に協議し、昨年11月に学校配置基本方針を定めるに至りました。ことしに入って3月の第1回市議会定例会において、学校設置条例の一部改正案の議決をいただき、市内の中学校を平成26年4月から深川中学校と一已中学校の2校とすることにしました。現在は、その準備作業を統合委員会等で行っており、来年4月からの実施に向け準備を進めているところです。この中学校の統合は、市内の児童生徒が減少する中で、健全な人間形成に欠くことのできない集団生活の体験や適度な切磋琢磨などが必要なことと考え、地域の意見に耳を傾けながら決定したものであります。また、目を広く教育界全体に転じますと、子供たちをめぐっては、学力や体力、いじめや体罰、不登校などを初め、防災や防犯、交通安全などの安全・安心にかかわる諸問題、そして高まる教育改革の声のもと、教育委員会のあり方そのものについての議論がなされております。これからの教育の方向において、その基本となるのは、常に子供たちに寄り添い、子供の生きる力を育むための努力を続けることが何より大切なことであると思います。これからもそれを見失うことなく、本市の中学校での教育活動に取り組むことが大切であると思っております。せっかくの機会ですので、この場をおかりして、引き続き発言させていただきたいと思います。私の教育委員としての任期が本年8月9日をもって満了いたします。平成11年7月8日に教育委員を拝命し、初めて本市の教育行政に携わることになり、以来14年余り、その間、平成20年8月11日からは、図らずも教育委員長を務めさせていただきました。微力ながらも、教育委員として職務を全うできたことは、市長を初め市職員の方々、市議会議員の皆様、さらには関係機関の皆様のご指導・ご協力のたまものと深く改めて感謝するものであります。退任するに当たり、改めて義務教育の持つ重い意味をかみしめております。それは将来を担う子供たちをよりよい環境の中で育み、生きる力を携えた一人の人間として社会に送り出していく基礎となる大切な時期だからです。私は、これまで幾度となく市内の小中学校を訪れ、子供たちと一緒に時には給食を食べ、話しながら、出会った子供たちの笑顔、またその頑張る姿を見てまいりました。深川をふるさととして、子供たちが生き生きと育っているまちは、大人にとっても、あすへの希望に満ちたまちとなります。それは子供たちが私たちの希望そのものであり、教育とは、その希望をつなぐ大切な道しるべとなるものだと思うからです。最後になりましたが、議員各位にこれまでの恩顧に深く感謝申し上げるとともに、また深川市がこれからも将来にわたりますます住みよいまちとなっていくことを祈念申し上げまして、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)

出典:深川市議会 平成25年第2回定例会 2013年6月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる