みんなの議会

深川市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月6日

子育て3法の具体化

2013年3月6日、深川市議会の一般質問で、北畑透議員が「子育て3法の具体化」について質問し、市民福祉部長 瀬川慎が答弁しました。

質問者
北畑透 議員
答弁者
市民福祉部長 瀬川慎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 北畑透

2番目に、子育て3法の具体化について5点伺います。昨年の通常国会では、社会保障と税の一体改革の一環として、子育て環境の充実を図る子ども・子育て関連の3法、認定こども園法の一部改正法及び子ども・子育て支援法及び関係整備法が成立しました。この改正では、発足して8年が経過した認定こども園を単一の施設として扱い、認可・指導監督を内閣府に一本化するとともに、財政支援を強化し、幼稚園と保育所が連携し一体的な運営を行う幼保連携型の認定こども園を拡充していくことになりました。また、全国で2万人を超すと言われる待機児童の解消へ向け、国の認可基準に満たず、これまで十分な公的支援を得られなかった利用定員6人以上19人以下の小規模保育や、保育ママなどによる利用定員5人以下の家庭的保育、事業所内保育など、多様な保育を推進することとなりました。さらに、今まで基準に適合しながら自治体が財政難を理由に認可しない事例があることから、保育所の認可は基準を満たせば原則として認可するように改められました。あわせて、保育の担い手である保育士などの待遇改善や復職支援による人材確保なども盛り込まれています。これらの施策を実現するため、子育て予算が1兆円以上増額されます。例えば、この予算を活用して新たな財政支援制度が創設されるとなっています。具体的には、認定こども園・幼稚園・保育所は施設型給付、小規模保育や保育ママなどは地域型保育給付の対象となります。このほか、地域子ども・子育て支援事業として、市町村が地域の実情に応じて実施する病児・病後児保育や放課後児童クラブなど、総合的な子育て支援を進めていくことにもなりました。ここで大事なことは、子育て分野に1兆円以上の予算が増額されますが、この財源を活用して地域で子育て支援策を実施するのは自治体であります。このため、自治体には以前にも増して主体性が求められることになります。自治体は今後、新たな支援策を実施するに当たり、地域の子供や子育てに関する要望・ニーズなどを把握し、子ども・子育て支援事業計画をつくる必要があります。道も独自に計画を立て、実施主体である市を後押しするとされています。教育・保育施設の認可のほかに、保育士の人材確保など、市だけでは対応が難しい事業にも取り組みます。こうした計画立案には、認定こども園や幼稚園、保育所の事業者、利用者など現場の声を反映させる必要が大いにあると思います。時代の変化に伴い、子育て支援に関するニーズも大きく変化しています。そのための仕組みとして、自治体に対して、地方版子ども・子育て会議の設置が努力義務として定められてもおります。今後、本格実施に向けて、この会議による早期の議論が必要と考えます。各種支援策の本格実施は、消費税が10%に引き上げられる2015年と想定をされています。それまでに自治体が準備すべきことは大いにあると考えます。また、計画策定に向けた調査や子育て会議の設置を来年度から実施するとなると、取り組み体制とか準備、予算などが必要となります。この子育て3法の具体化に向け、どのように取り組んで子供・子育ての施策を充実していくのか、以下5点にわたり伺います。1点目、子育て支援に関するニーズを把握し、子ども・子育て支援事業計画の作成への取り組みについてですが、まずどのようなスケジュール感を持って計画作成に取り組まれていくのか。2点目、努力義務として設置が定められている地方版子ども・子育て会議について、どのような認識と対応をされていくのか。3番目に、幼保連携型の認定こども園の認識と対応について。4点目に、小規模保育、保育ママなど地域型保育給付への取り組みについて。5点目、病児・病後児保育や放課後児童クラブ、乳児家庭全戸訪問などは、本市においては既に取り組んでいますが、地域ニーズに即した支援事業のあり方についても伺います。

答弁 市民福祉部長 瀬川慎(市民福祉部長は2013年3月まで)

子育て3法の具体化について、5点の質問をいただきましたのでお答えします。質問の1点目、子育て支援に関するニーズ把握と子ども・子育て支援事業計画作成への取り組みについてですが、子ども・子育て支援法では、法で規定する給付や事業の提供体制の確保等を行うために、各市町村において子ども・子育て支援事業計画を策定することが義務づけられています。この計画の策定においては、その前提としてニーズ調査の実施が必要となります。今後、国においては、新年度に入って、その計画策定に関する基本指針、あるいはニーズ調査の案を示すとしておりますので、私どもにおきましても、この国が示す基本指針、あるいはニーズに基づき、おくれることなく、関係する各課と連携を図って着手したいと考えています。それから、次の2点目でありますが、地方版子ども・子育て会議についてです。この会議は、非常に重要な役割を担っていると認識しており、教育・保育施設等の利用定員を定める際、あるいは市町村事業計画の策定、変更の際には、この会議の意見を聞くこととなっています。また、地域における総合的な子育て支援施策の計画や推進に関しても、この会議で調査、審議することになっています。非常に重要な会議と位置づけされています。一方、法においては、これは必ず置くものではない、つまり必置ではないことから、私どもとしては条例に置かれている既存の審議会等を活用することも選択肢の一つとしながらも、なお幅広く、この法の趣旨に照らし、どのような組織によることがよいのか、今後、十分に検討したいと考えています。次に、3点目、幼保連携型認定こども園の認識と対応についてです。現行の幼保連携型認定こども園は、単に幼稚園と保育所を組み合わせた施設であるために、認可手続だとか、財政措置などが、それぞれの法律によって取り扱うとなっています。しかし、一方で、新たに制度化されたこの幼保連携型認定こども園というのは、学校としての保育園、それから児童福祉施設としての保育所の二つの性質をあわせ持っているということで、学校教育法とは別に、認定こども園法を根拠とする単一の施設と位置づけられており、認可や指導監督、また財政措置等が一本化されることになってきます。したがいまして、新たな幼保連携型認定こども園に対する認識についてですけれども、この類型を希望する施設にとっては、これまでのような二重行政が解消され、現行に比べて移行しやすい条件が整えられたのではないかと考えており、あわせて待機児童を抱える自治体においては、増大する保育ニーズに応える施設として期待されるものと認識しています。そして、幼保連携型認定こども園に対する本市の対応としては、現在のところ、既存の保育所・幼稚園から新たな幼保連携型認定こども園に移行するといった意向はまだ伺っていませんけれども、今後、国が示す本施設に対する財政措置などの情報を関係する機関等に提供するとともに、幼稚園・保育所、あるいは保護者など関係する方々と、本市における就学前の子供たちが過ごす場のあり方について十分、研究・検討したいと考えています。次に、4点目の小規模保育、保育ママなど地域型保育給付への取り組みについてです。法で新たに設けられた地域型保育給付については、利用定員が6人から19人以下とする小規模保育、それから利用定員が5人以下の家庭的保育など、多様な施設や事業を選択する仕組みとなっています。現時点では、この給付体系における利用者負担や事業の詳細が示されていませんので、今後、国の情報を注視しつつ、身近な地域における多様な保育ニーズに対応可能な仕組みとして、どのような地域型保育給付を組み込むことができるのか、あるいはよいのか、検討したいと考えています。次に、5点目の地域の子供や子育てを支援する事業についてですが、現在、国が例示している事業のうち、議員が質問の中で取り上げられました三つの事業を含めて、そのほとんどの事業が、本市において実施済みではありますけれども、今後、国では対象事業の範囲を定める予定でもありますので、本市としては、冒頭申し上げた子育て支援事業に関する地域ニーズを見きわめながら、実施する事業の種別などの検討を進めたいと考えています。それから、質問の最後のほうに、今後のスケジュールと予算についてもあったと思います。今後のスケジュールについて若干申し上げますと、国は新制度の本格施行までの作業スケジュールについてモデルを示しながら、消費税10%引き上げ時期を踏まえ、平成27年度をめどに本格施行の予定としています。このことから、平成27年度に本格施行とした場合の今後の大まかなスケジュールについて、担当としては、25年度の早い時期に子ども・子育て会議の設置に係る検討を行い、あわせて現行の次世代育成支援対策推進法に基づく地域行動計画の検証と評価を行う。そして、市民の子育て状況や教育・保育、及び子育て支援等のニーズ把握の調査、そして市町村行動計画策定の準備に着手しながら、平成26年度末までには当事業計画の策定を完了するよう進めたいと考えています。なお、これら事業を実施するための予算についてでありますが、必要とする内容を見きわめ、早期に措置が必要なものについては平成25年度補正予算として議会に提案することを考えています。いずれにしても、いろいろと把握してきていますけれども、質問の3法にかかわる国からの情報がまだ十分ではないために、しっかりと今後も国からの情報を収集して、その内容をきちんと読み取り、関係機関、庁内における関係機関との組織化に向けていろいろな協議を進め、しっかりと作業を進めたいと考えています。

質問 14番 北畑透

1点、確認したいのですが、市内には、幼稚園が2園、それから公立の保育園が3園、そして私立が6園と、おおむね定員も充足されていると聞いています。そこで、市として今ほどありましたように認定こども園のような体制に持っていくのか、それとも現状のままの体制を維持していくのか、その辺を確認したいと思います。

答弁 市民福祉部長 瀬川慎(市民福祉部長は2013年3月まで)

新たに幼保連携型認定こども園ができまして、今までと違った形で子供たちに対する健やかな成長を促すような中身になってきます。しかし、現時点においては、既存の保育所、それから幼稚園から、こうしたいという要望は伺っていませんけれども、これからいろいろな地方版の子供支援に係る会議などを設置して、その中でいろいろな意見が出されてくるだろうし、その前に庁内の関係機関の中で、どういう方向で進むのか意見もいただきながら、どういう方向にするかはこれからしっかりと考えていこうと思っていますので、いずれにしても、こういうすばらしい3法ができましたので、これに基づいてしっかりと作業を進めていき、深川市の子供の健やかな成長にかかわっていきたいと考えています。

答弁 市民福祉部長 瀬川慎(市民福祉部長は2013年3月まで)

先ほど、3点目の幼保連携型認定こども園の認識と対応についてお答えしましたが、その中で、新たな制度による幼保連携型認定こども園は、の次のフレーズですが、「学校である幼稚園」と答えるところを、「学校としての保育園」と答えてしまいました。訂正し、改めて「学校である幼稚園」と訂正させていただきたいと思います。

出典:深川市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月6日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる