みんなの議会

ニセコ町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月14日

地域交通の充実に向けた取組の具体化について

2023年6月14日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が「地域交通の充実に向けた取組の具体化について」質問し、町長 片山健也、企画環境課長 黒瀧敏雄、商工観光課長 阿部信幸、教育長 片岡辰三、学校教育課長 淵野伸隆が答弁しました。

質問者
高木直良 議員
答弁者
町長 片山健也、企画環境課長 黒瀧敏雄、商工観光課長 阿部信幸、教育長 片岡辰三、学校教育課長 淵野伸隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 高木直良

通告に従いまして、全部で 3 本ですが質問させていただきます。最初の質問に入ります。地域交通の充実に向けた取組の具体化について。5 月に宿泊税の具体案が事業者説明会で示されました。その説明会資料において、税の使途の方針案が示され、その全体の 45%、約 1.1 億円を地域内交通の充実に充てること、事業内容としては循環バスの運行の増便・増系統と・夏期運行等と示されており、空港連絡バス、デマンドバス強化、DX化が表記されております。口頭ではありますけども、説明会においてはタクシー対策問題についても示されました。一方、昨年 3 月、北海道新幹線並行在来線対策協議会、第 13 回後志ブロック会議において、並行在来線の長万部・小樽間はバス方式という方向性が確認され、バス路線や運行ダイヤの検討を行う状況になっております。以下の課題について所見を伺います。⑴宿泊税使途の地域内交通の充実の具体化に際しては、並行在来線バス方式検討の内容も含むべきと考えますが、いかがでしょうか。⑵使途に掲げております地域内の交通充実の目的には、このエリアに観光目的で訪れる方へのサービス向上という側面から、倶知安町との連携が欠かせないものと考えますが、どのように進める予定でしょうか。⑶上記課題の検討は、バス運転者不足問題など極めて困難な条件のもとで行うことになりますが、どのような手順で行う予定かお示しいただきたいと思います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

ただいまの高木議員のご質問にお答えいたします。⑴宿泊税の使途につきましては、地域内交通の充実ということで進めております。具体化に関しまし20ては、JR函館本線並行在来線、長万部・小樽間のバス転換の内容を含むべきという、今高木議員からのご意見でございますが、これらの宿泊税の使途においては地域内交通の充実ということでこれまでも説明し、そのように考えておりまして、町内の循環バスの充実などについて説明をし、今後とも観光客の皆さんにご不便を特におかけしている地域内の連絡循環バスやタクシーなど公共交通の拡充に使途を充当してまいりたいと考えております。並行在来線の廃止に伴うバス転換につきましては、現在宿泊税を充当するという考えは持ってございません。並行在来線の廃止に伴うバス転換につきましては、宿泊税の使途とは別に、北海道新幹線並行在来線対策協議会の中で関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。⑵倶知安町との連携が欠かせないとのご指摘でございますが、まさにこのニセコエリアは訪れる観光客の皆さんにとって町の境界とは全く関係ないことでありますので、広域的な移動について考慮するというのは大変重要だと考えております。ニセコ地域での 2 次交通の改善充実につきましては、ニセコ観光圏協議会の中での取組事項でもあり、ニセコ観光圏協議会や公共交通の各種会議を通じて、エリア全体での議論を進めてまいりたいと考えております。⑶将来のバス運転士不足につきましては、大変大きな問題・課題であるというふうに認識をしております。今後バス事業者の意見をお伺いするとともに、免許取得に向けた、例えば支援策であるとか、他からの移住を含めた運転士の確保であるとか、そういったことも幅広く検討してまいりたいと考えております。今後も北海道新幹線並行在来線対策協議会であるブロック会議や幹事会、さらには国・北海道とも協議を踏まえて、これらについて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解・ご協力をよろしくお願いをいたします。

議員の質問 3番 高木直良

それでは(1)(2)(3)と分けておりましたので、(1)に関する答弁の再質問をさせていただきます。先ほどの答弁では宿泊税を使っての検討はしないというお話だったんですが、これは宿泊税の使途っていう問題ではありますけれども、ただ計画は地域のこと全体を考えなくちゃいけないと思っています。それで住んでいる者からしますと、あるいは訪れてくる方からしても、これは宿泊税で検討している、こちらは協議会で検討している、全然ばらばらでいいんだということにはならないと思うんですね。住んでいる方、訪れている方からすれば、今現在は在来線が走っていると。先ほどおっしゃったとおり、地域における問題点があって、観光客も不便を感じているという時にですね、私は今後JRがバス転換に進んでいくに当たってのバス転換ですね、これバスを路線的に走らせるということになりますと、当然関係があるわけです。ですから、宿泊税を使ってのこの地域全体の検討に際して、当然JRのバス転換の問題も含めた地域交通の在り方、これを検討するのは当然だと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

地域交通全体を考えるっていうのはそれはもうそのとおりであります。現在のバス転換に当たっては、この並行在来線に関係するところで協議会を立ち上げて、その利便性をどうやって確保するかと議論をしています。そこにあらかじめ、我が町の宿泊税を導入しますってことを、今の段階で言うような状況では私は全くないと思っています。個別具体的には今JR北海道が廃21止するに当たって、JRとしては地域についてどういう運用をしていただけますかっていうのを、北海道で協議を進めていますし、バス事業者と個別にそれぞれ話しています。ニセコ町全体としては、全体のどうするかっていうのは、当然全体の地域交通に関わることで、それは全体像としてやりますけど、そこに最初からこの部分は宿泊税を導入しますっていうことを、あらかじめ今から進めるという考えは持っておりませんので、よろしくお願いいたします。

議員の質問 3番 高木直良

今の件につきましてもう一度聞きますけれども、私が言っているのは宿泊税の税をそこに投入するということを言っているのではなくて、検討するに当たって地域全体を考えた移動手段、観光の方も住民の方も含めた移動について、それを総称して地域公共交通の検討というふうになるんだと思うんです。ですから、具体的に例えばその検討のための委託料をそこに当てるか当てないかっていう問題を言ってるんじゃなくて、計画をつくるにあたってはそこまで見通してやらなければ、地域全体の改善にはつながらない。これは住民にとっても訪れる観光客、外から来る方も含めてですね、当然そこで宿泊税を使うにあたって分けて考えるわけではないんです。ですから、全体を最初から見通して検討すべきではないかというのが質問ですので、改めてお聞きします。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

私が言っていることと同じことをおっしゃっているように私は感じます。やっぱり地域全体のことを考えて、並行在来線のバス転換はどうあるか、あるいは倶知安町のひらふ地区との交通をどうする、山と地域どうする、それからデマンドバスも今現状では対応できていないという状況がありますから、それに代わるものとしてどういう形がいいか、それはもう絶えず全体を俯瞰しながら決めていきたいと考えておりますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

答弁 企画環境課長 黒瀧敏雄(企画環境課長は2024年3月まで)

高木議員の質問にお答えします。現在、地域公共交通計画というのをうちのほうで発注しておりまして、その作業の中には一応人口の分布、あと地域の現状、その辺の課題の整理と、当然山線の鉄路の関係とか路線バス、デマンドバス、タクシー、その他交通機関全てにおいて、一応この委託業務の中でいろんな課題を検討していきたいと考えています。そして町民の移動ということで、町民のニーズですね、この関係についてどれだけの満足度や重要度があるのかということを、今回この計画を定めた中で基本的な方針や今後どういうふうにあるべきかということを、今回はしていきたいと考えておりますので、どうぞご理解いただきたいと思います。以上です。

議員の再質問 3番 高木直良

(2)の倶知安町との連携の再質問をさせていただきます。今回答ありましたように、観光圏ということでニセコ観光圏という連携組織がございます。その下にニセコプロモーションボードが実行部隊といいますか、プラットフォームとして位置づけられています。これニセコ観光圏についてまとめている文書ございまして、そこにもプロモーションボードが位置づけられています。実際に行政として、圏域の観光協会や行政が連携して取り進めるというような文言も入っておりますけれども、このニセコプロモーションボードがこういった地域の連携、特に倶知安町、ニセコ22エリアってことで倶知安町の連携に機能するというふうに評価されてるかどうか伺います。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

プロモーションボードのミッション自体は名前のとおり、ニセコエリア全体の観光プロモーションを中心として連携をしながら、ニセコの情報発信をしていこうというような団体でございます。その中で現在、例えばスカイバスの運行をしておりますが、ニセコリゾート観光協会と倶知安観光協会との連携事業ということでやっておりまして、もちろん補助金等を導入する場合はニセコ観光圏の事業として、北海道観光機構等に提出をさせていただいております。ただ、エリア全体の地域公共交通を進めるに当たっては、やっぱり両町で設けるそういった観光圏協議会、自治体としてやっているところが調整を図るのが今はベストではないかと考えておりますので、両町で協議をしながら、できるだけ住民の足の確保、それから観光客の足の確保、そして今現在なかなか行ったり来たりができづらいような状況ありますし、将来的に新幹線の倶知安駅が開業した場合は、多くの方がそこを使われる、ニセコへのアクセスはどうするかっていうのも当然広域的に検討してないかなければならない課題でありますので、これらのことも含めて倶知安町との連携、あるいは蘭越町との協議も進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。

議員の再質問 3番 高木直良

これまでもいろいろな点で、ニセコ観光圏が三町連携しながらということで、会議も開かれているということでありますけども、実際になかなかその効力としてどうかと疑問に感じることもあります。特に先ほども紹介しましたけども、ニセコ観光圏の中にプロモーションボードは位置づけられているんですよね。だから、プロモーションということでいろいろ発信をするということで役割を担っていると思いますけども、例えばプロモーションボードのほうのホームページに、冬季間のスキー場なりの移動手段についてのページがありました。その中でニセコユナイテッドシャトルとか花園シャトル、それから比羅夫ビレッジシャトル、もう一つローカルバスっていうページもございました。このローカルバスをあけてみると、倶知安町でつくったルートで、1 ルートだけヒルトンまで来るコースも持っていました。時間も載っていました。しかしですね、今ニセコとして数年間になる冬季だけのニセコ周遊バスがございます。町内とスキー場を結ぶこういったせっかくのニセコ周遊バスについては記載がございませんでした。私は本来だったらプロモーションボードの役割として、こういった各スキー場、倶知安・ひらふ・花園、そしてニセコのほうまで全部の情報を載せるべきだったのではないかなと思っています。そういう意味で、ぜひ今後いろいろな地域交通の検討に当たって発信も含め、ぜひ改善すべきではないかと思いますので、その点についてのご意見を伺いたいと思います。

答弁 商工観光課長 阿部信幸(商工観光課長は2024年3月まで)

高木議員の質問にお答えしたいと思います。確かにプロモーションボードのホームページを確認しましたところ、ニセコ周遊バスの記載がなかったということはおっしゃるとおりでございます。こちらにつきましては、連絡調整がうまくいってなかったという部分があるやに聞いておりますので、今後プロモーションボードのほうとの連携を強化していく中で周知を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。23

議員の再質問 3番 高木直良

3 点目の再質問に移ります。最近はバス会社、道内においても、例えば経営者、幹部の方、それから整備士の方などを含めて、とにかく事務職であろうと大型 2 種免許取得をしてハンドルを握ってもらわないと運航ができないという状況が報じられているんですね。そのくらい深刻になってる。ところが 5 月 28 日の第 16 回の後志ブロック会議、これはJRからバス転換の話ですが、そこにおいてもいろいろ議論があって、今後具体化するにあたってのバス会社との協議がようやくこれから始まるという段階なんです。ただ、この協議会にお集まりの各町長からも、やっぱりドライバー不足っていうのが現実課題として厳しいんじゃないかというご意見が出されています。それを報道する側、報道する側の一部ですけども、こういう報道があります。タイトル「悩めるドライバー不足、バス以外の選択肢も視野に」。それからもう一つ、道新は「会合ではバスの運転士不足への懸念が沿線市町から相次ぎ示された」というふうに報じられております。今、並行在来線を廃止してバス転換するという具体的な協議の入り口でありますけれども、もうこの先の実際バス事業者との交渉に当たってのハードルといいますか障害について、皆さん懸念しているという状況です。昨年の 3 月はバス方式っていうのは、方向性を確認したというふうに議事録にはなっております。バス転換が決定という言葉は使われておりません。あくまでも方向性であるということで、現在ようやくバス事業者と具体的に協議を始めようという段階でありますけれども、のっけからこの運転士不足が大きな障害であるということがはっきりしてきております。こういう状況を踏まえますと、今後決定に至らないのではないかというぐらい危惧を感じていまして、そうした場合、私の思いですけども、やっぱり鉄道の存続の可能性っていうのを検討しなければいけないんじゃないか、探求すべきじゃないかと私は個人的には思っております。その点についていかがでしょうか。

答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)

今、ご質問いただきましたけど、大変高木委員おっしゃるとおり、危機的な思いは皆さん共有してるんではないかと思っています。現在都会でも、東京などでもこういった人材確保が全く困難というような状況でありますし、なかなか若い人も大型 2 種をとって、こういったものを担っていただけるような社会的な状況にないように聞いております。我々首長としては、これまでも国に対して、各関係省庁に日本国内での人材不足に関しては海外からの、働きやすい環境というものを緩和するような制度はお願いをしておりますが、今おっしゃったバス事業者との協議はこれからでありますので、その内容を我々もできるだけ早めにいただいて、検討の熟度を上げていきたいと考えております。ただ、あくまでも鉄路廃止の条件は利便性のマイナスにしないということの前提でバス転換とうたっておりますので、その辺をきちっと見極めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

議員の再々質問 3番 高木直良

再々質問ですが、先ほどご紹介ありました公共交通政策のマスタープランとなる町の地域公共交通計画の作成、今年度の仕事として明記されております。今お話になっているように、バスの運転手不足に加えてタクシーの運転士さんも本当に足りなくて、実際大変な問題になっているということで、会議も持たれているというふうに聞いております。それで、先ほどの宿泊税を24使っての地域公共交通の検討もそうですし、それも含めた地域公共交通計画を今年マスタープランとしてつくるわけですよね。それに当たって、この運転士不足の展望が開けなければ、この公共交通計画、いくら時間を増やすとか台数を増やすとかいっても、絵に描いた餅になってしまう。それで先ほど町長からもお話ありました、例えば運転士さんに移住してもらうっていうようなお話もありましたけれども、そういったことも本当に可能となる、ちょっとは可能性を見いだしてるのかどうか、その点について改めて現段階の認識をお聞きいたします。

答弁 企画環境課長 黒瀧敏雄(企画環境課長は2024年3月まで)

高木議員の再々質問にお答えしたいと思います。先ほども町長から説明があったように、何らかの支援という形をまずとりたいということと、それは 2 種免許の補助とか、こちらに家族で連れてきてバスの運転士になってもらうとか、まずそういうことの支援考えたいということを、この地域公共計画の中で委員さんからも様々なお話をいただきながら、どうしたらいいかというのを具体的にまずお示しして、皆さんにもその話をしていきたいなと思っています。タクシー事業者についても同じように、今大変不足しているということが、この辺、ニセコもそうだし倶知安もそういう状況だと聞いています。ここ数回、タクシー運転手の関係で、全国のタクシー協会、あと北海道のタクシー協会の会長も来て、どうしたらいいかということをいろいろとアドバイスをいただいています。タクシーの話だけになりますが、今考えられるのは、まずはタクシーの運転手が住むところを何とか手配できないかということで、町も今相談に乗っています。それとあと営業所を含め、どういうところに営業所を構えたらいいかというのも、町として一緒に考えていきたいという話もしている状況です。バス、タクシー、デマンドバス、あらゆる交通手段について、全て地域公共交通計画の中で委員の皆様と、今発注している委託先の事業者等を含め、特に北海道の関係機関といろいろと調整しながら、一番いい方法を考えていきたいと思っておりますので、理解いただきたいと思います。以上です。

議員の再々質問 3番 高木直良

2 つ目の質問です。ニセコ高校の学科転換の在り方について。教育長は 3 月議会の「2023 年の執行方針」報告において、ニセコ高校について「入学希望者を増やすために、農業学科から総合学科への学科転換を図る。今年度は総合学科設置に伴う系列の整理とカリキュラムの検討に入ります。また、老朽化した現在の高校寮、希望ヶ丘寮についても、遠距離からの入学希望者生徒や地域と住民が交流できる新たな視点を持つ寮の計画も進めます」と報告しております。この学科転換に関連して以下お尋ねしたいと思います。25⑴これまでの「ニセコ高等学校魅力化検討委員会」など、学科転換を検討する場に現場の教師が関わっていない状況ですが、今後「教育課程検討」などの場に参加してもらうことは重要だと思いますが、いかがでしょうか。⑵今後の転換計画では寮の建替え、寮生の増員、大学との連携による大学生が入ることも想定しております。これらについて町民の理解や連携が重要と考えますが、これをどのように進める予定でしょうか。⑶現行の「農業後継者と観光産業に係る人材の育成を目指すハイブリッド教育構想」によって「緑地観光課」をこれまで進めてまいりましたが、その教育成果や地域とのつながりをどうするか、また、農業施設、農業クラブなどの活動は今後どのような形で継承する予定かお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

高木議員のご質問にお答えいたします。1 点目のご質問についてですが、ニセコ高校魅力化検討委員会にはニセコ高校からは校長が参加しているところであり、校内の教職員の意見を踏まえていると考えております。令和 5 年度から総合学科における教育課程検討のために設置される教育課程検討専門委員会には、ニセコ高校の教務担当の教職員が直接参加するほか、今年度予定をしている先進事例の視察研修には一般の教職員も参加する予定となっております。また、ニセコ高校内に教職員有志で設置している新ニセコ高校検討委員会では、魅力化に向けた様々なアイデアを出し合っていると聞いております。一般の教職員を含め、全ての教職員が自分事として、新しい学校づくりに関わることが重要であると考えております。2 点目のご質問ですが、新しい寮の整備については、これまでもまちづくり町民講座においてワークショップを行うなど、寮に住む生徒自身の意見や町民の皆さんの意見を反映をしてきたところでございます。今年度は教育委員会において、寮整備に向けた基本計画を策定し、建設場所の選定や建物整備の方針やイメージを固めていくこととしております。基本計画策定に当たっては、寮検討専門委員会をはじめ、生徒や保護者、まちづくり町民講座での町民の皆さんからの意見聴取などを行い、基本計画に反映していきたいと考えているところでございます。3 点目のご質問ですが、ハイブリッド構想に基づく緑地観光課の設置は、農業後継者の育成や観光の担い手育成に一定の成果を上げてきたところと考えております。少子化や農業後継者の減少という時代の流れもあり、近年は定員を充足できていない状況となっていることから、新しい学びの形態である総合学科への学科転換を行いますが、これまでの教育成果を引継ぎ、発展させていきたいと考えているところでございます。農場やハウスなどの農業施設や農業クラブでの活動のノウハウは、総合学科のもとで行う地域課題探求活動に生かしていきたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。

議員の再々質問 3番 高木直良

再質問に移ります。先ほど検討委員会には校長が、一応教員の現場の声を踏まえて参加されているというお話でした。私は高校を大きく変えていくというときに、やはり現場で一番生徒と接触をして、生徒の気持ちだとか置かれてる状態などを把握されているのは、現場の教師一人一人だと思います。そういう意味で、間接的な、もちろん意見を聞きながら反映するという方法26もあるかと思うんですけれども、やはりもっと直接的に現場で感じていること、それから現場で感じている先生の気持ちであると同時に、生徒たちの思いだとか状況も、これからの新しい学科転換に当たり反映するっていうのは非常に大事だなと私は感じているところです。内部で既に有志の間で、新ニセコ高校ですか、そういったものも検討されているということなので、それはそれで大事だと思います。引き続き総合化に移行していくということは、現場でも、私この間、校長先生と現場の先生からもちょっとお話を伺ったんですけども、やっぱり現場としても今の農業を基本とした単位が制限、当然単位数が必須でありますが、ただほかのことももっとやりたいときに学科転換で選択が増えるというのは、現場の教師としても、あるいは教師を通じて感じている生徒たちの思いの中にも、今後の進路をやっていく上で、学科転換による選択の範囲が広まることについては、非常に前向きに捉えていただいているなと感じました。その上で、やはりそういう今まで接触している範囲の生徒たちの気持ち、あるいは先生の気持ちをもうちょっとよりよく反映するための場の設定、今までのものは今までのもので大事だと思いますけれども、今後いよいよ具体的なカリキュラムだとか系列を決めていかなくちゃいけないというときに大事だなと思いますので、改めてその点についてお伺いします。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

具体的に今の教育課程、今議員ご指摘のように、これまで農業学科ではアグリフードコースとグローバル観光コースというコース制でやっていたところ、総合学科にしたということで、コースのようなものが系列という名称に変わって、現在のところは 2 プラス 1 ぐらいを考えています。具体的に展開するため、先生方具体的に考えていただいている、特に教育課程そのものについては、現場の先生方あるいは生徒の実態を踏まえて、中には具体的にアンケートをとったりすることもあるかと思いますけれども、今年から校長先生が変わり、全職員との面談を行う中でそういった改革についての思いや意見を忌憚なく聞いて、具体的に進めていると把握しているところでございます。具体的に学校が考えたことを、教育委員会としても支援できるような体制を組むという意味では、先生方や生徒から直接聞く場は大切だと考えておりますので、今後ともそういったことを踏まえながら進めてまいりたいと考えております。

議員の再々質問 3番 高木直良

2 項目の再質問をさせていただきます。今までも確かに、私も参加したんですが、町民講座でこの学科転換に向けての考え方についてはその場では伝えていただきました。ただ、やはり先ほどの同僚議員の質問にもありましたように、一定の転換についての不安ですね、これまでこうやってきたのにどうしてとか、そういう思いを持つ方もいらっしゃいまして、やはりなぜ転換方向を選ぶのか、どういうことを目指しているのかということをもっともっとよく伝える必要があると思っています。今後、まちづくり講座や広報紙、こういったリーフレットのような多様な手段で、ぜひとも町民の皆さんにご理解していただき、支えていただくことが大事だと思っております。この間、校長先生とお話ししたときに「着任したばかりではございますけれども、一言で言うと地域に開かれた高校にしていきたい、学校にしていきたい」というようなことを強くおっしゃっておりました。そういった地域に開かれていくっていうのは、今までもいろんなイベントや苗の販売などいろんなことでやられてきたと思います。しかし、この転換に当たって、さらに理解をしていただくための手27法について、何かお考えがあればお聞きしたいと思います。

答弁 学校教育課長 淵野伸隆(学校教育課長は2025年3月まで)

ただいまの再質問についてお答えいたします。高校の学科転換について、これまで以上に説明を果たしていかなければいけないというのは、私たちもそのように思っていますので、まちづくり町民講座を初め、広報ですとかいろいろな機会を通じて、高校の学科転換で目指すものについてご説明をしていきたいと考えております。また、高校自身も様々な場面で学科転換、高校が変わっていくというところを皆さんに知ってもらいたいという思いを持っておりまして、今年度からいろいろなSNS、フェイスブックですとかインスタグラムですとかノートというようなものだとか、そういったものを校長先生も先頭に立たれながら情報発信の強化に努められております。また、今年度 7 月には学校祭を予定しておりますけれども、ここ数年はコロナの関係で高校の生徒だけという閉じられた学校祭であったということも含めまして、今年度からはもっともっと地域の皆さんに参加いただけるような学校祭にしていきたいということで、生徒も一緒になって町民の皆さんが楽しめるイベントを今企画していると聞いております。そういった機会を通じて、ニセコ高校のことをもっと知っていただけるよう教育委員会としても支援をしていきたいと考えているところでございます。

議員の再々質問 3番 高木直良

3 点目の再質問させていただきます。これまでのいわゆるハイブリットと言われる教育構想によって、緑地観光課ということで進めてきたと。そういう中のいろんな成果について先程ご答弁ありましたけれども、これを継承して、承継してということが、私も非常に大事だと思っております。その中でも特に地域との交流の場は結構それなりにあったと。一番私も楽しみにしていたのは苗の販売などがあります。そこで接客というほど大げさじゃないにしても、地域の皆さんとの交流の場にもなっていたなと。それから、農家さんのところに実際に行って実習をされてきたとか、そういった非常に現場に近い地域に近い形で教育されてきたことについて、非常に大きな財産だと思っております。こういった財産、科目が増えたり総合学科に転換することによって変化が起きると思いますけれども、引き続きこういった、特に地域とのかかわりを重視していくということについて、どのような新たな地域との関わりを構想されているかお聞きしたいと思います。

答弁 学校教育課長 淵野伸隆(学校教育課長は2025年3月まで)

ただいまの再質問についてお答えいたします。先ほど教育長からも答弁させていただいたとおり、ハイブリッド構想に基づく緑地観光課の中での教育成果については、これまでの蓄積を生かしていきたいと考えているところです。今後総合学科の中では、地域のことを学ぶ地域課題研究といった活動が一つの柱になってくると考えておりますので、そういった場面で地域の人材の方に教育活動の中に入っていただいたりということで、これまでの緑地観光課の中で学んできた人が、また再び高校の教育に関わっていただくですとか、そういったことも含めて今後の教育課程検討の中で検討してまいりたいと考えてございます。

議員の再々質問 3番 高木直良

今の点で改めて私として感じていることは、先ほど小さな学校だと人口の多28いところと比べれば科目が減るんじゃないかということや、それを担う担い手の人材、教師を増やすことは簡単にはできないという懸念の質問もあったと思います。その答弁の中でおっしゃっていたように、教員免許がなくても地域の方が一時的にっていいますか、限定的でありますけども教師として役割を果たすことができるようなことは紹介されました。今までは特に地元農家さんとの関係すごく強かったと思うんですが、今後学科転換によって、例えばアート系の科目を取りたいといったような要望があった場合、この地域には非常に多くの地元のアート作家さんがいらっしゃいます。それから、この地域で観光にも関わるネイチャーガイドさんといった方たちもいると思います。また、何よりも海外から来て在住されている住民の方もいらっしゃるということで、そういった新たな形での地域交流、あるいは学科編成の中での生かし方も私は可能性が高いと思いますが、どうお考えでしょうか。

答弁 教育長 片岡辰三(教育長は2026年3月まで)

議員ご指摘のように、ニセコ町においては本当に観光・農業、それからアート系など幅広い多様な人材がいらっしゃいます。そういった人材を非常勤特別講師という枠で、教員免許がなかったとしても活用していくというようなことを積極的にやって、それがニセコ高校の特色になっていくと考えています。そういう中で、やはりこれまでの蓄積を踏まえながら、そして新たな総合学科の中で新しい展開もやっていくということで、令和 8 年からの開設に向けて、今年度は特に教育の中身、教育課程をつくり上げるというときになりますので、その点は十分に配慮しながら検討しながら、できるだけ地域の人材活用、そして地域の特色・強みを生かせるような学校改革を目指していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

出典:ニセコ町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月14日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる