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深川市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月5日

農業基盤整備事業

2013年3月5日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「農業基盤整備事業」について質問し、経済・地域振興部長 藤田正男が答弁しました。

質問者
辻本智 議員
答弁者
経済・地域振興部長 藤田正男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 辻本智

次は、農業基盤整備事業についてであります。たしか、先月の北海道新聞の報道によりますと、現状で道内における耕作放棄地が1万979ヘクタールあるということであります。幸い本市においては、農業委員会を初めとする各種団体、関係機関の努力によって、耕作放棄地は存在しないと聞いております。いずれにしても、今後において、少数の担い手が多くの面積を管理し、しかもその中で農業生産力を上げていくことになれば、区画整理や暗渠排水の施工、農業用水利施設の更新などは、今まで以上に必要な事業となってくると思われます。そこでお伺いします。まず1点目、本市における土地改良事業の推移をお示しいただきたいのと、今後の事業見通しについてどのような把握をされているのか。次に、平成25年度の事業予定内容とその時期について、どのようなものになっているかお示しください。3点目として、現状の基盤整備事業での課題となるわけでありますが、昨年度、空知総合振興局北部耕地出張所が発注した400ヘクタールほどの秋施工の暗渠排水事業のうち、100ヘクタールほどが積雪までに工事が完了できなかったと仄聞しております。私の手元にも、北空知管内にある土地改良区理事長の皆さんが関係機関に出した要望書の写しがありますが、昨年の月別施工可能日は雨などで圃場に入れなかった日を除いて、実際に機械、重機などを稼働させることができた日数が、昨年10月は31日間のうち7日間、11月は3日間しかありませんでした。一昨年も同じような日数であります。さらに、こうした悪条件の中で工事を進めたことによって、受益者、農家の皆さんからのアンケートもありますが、水田ないし畑を工事前の状態に戻すのに苦労した、または暗渠工事をしたがために適期に作業ができず農作物収量が減収したということが示されております。施工する業者の側にとっても、本来は天候や作業機械の効率的な稼働あるいは従業員の安定した雇用を考えれば、1年間で最もよい条件で仕事をすることを望んでいるわけでありますし、それでなくとも秋ということになれば、地元自治体が発注する各種災害復旧工事など、ほかの公共工事とも工期が重なり、結果、各方面に負担をかけることとなってきております。では、こうした工事がなぜ条件の悪い秋や農作業をおくらせることにつながる春に集中せざるを得ないかということでありますけれども、今の国の経営所得安定対策のもとでは、受益者である農家にとっては、作物をつくることが所得を保障する前提条件となっているといったことが挙げられます。このことから、雪解けから作付までのわずかな期間もしくは収穫後の不安定な秋工事を選択することになるわけであります。以上のような現状を踏まえて、やはり国土の保全と国内農業生産力の基盤強化というのは、国全体の財産となるといった農業基盤整備事業の公共的な性格に鑑みれば、行政としても、農業政策の制度設計段階での改善要望などの働きかけを国や道に対して行っていく必要性があるものと考えます。また、仮に現状のままで春と秋に工事を行う場合であっても、近隣自治体に見られるような地域農業再生会議等での取り組みを参考に、関係機関とも連携をとりながら、何らかの対策を打つべきではないかと考えますが、見解をお聞かせください。

答弁 経済・地域振興部長 藤田正男(経済・地域振興部長は2015年3月まで)

農業基盤整備事業についてお答え申し上げます。初めに、1点目の本市における土地改良事業量の推移と今後の見通しについてお答え申し上げます。土地改良事業量の年度ごとの推移については、第3期パワーアップ事業の平成18年度から22年度の5年間は、年間約20億円の事業規模で行われ、第4期パワーアップ事業の23年度は、3事業5地区において事業費の合計が15億7,300万円実施され、24年度は2事業4地区において2億3,500万円の実施見込みとなっており、全ての工事が完了したところです。次に、今後の事業見通しについては、毎年、深川市が北海道及び関係土地改良区と十分に協議した上で、農業農村整備事業管理計画を策定しており、現在のところ、平成25年度は2事業4地区において8億1,500万円、26年度は3事業7地区において11億9,000万円、27年度は4事業11地区において20億1,600万円を予定しており、今後、事業地区、事業費ともに増加傾向にあります。次に、2点目の平成25年度の施工希望内容量と施工時期についてでございますが、25年度の事業費については、先ほど申し上げましたとおり8億1,500万円を予定しており、この内訳としては、当初予算分が7億2,700万円、今回の国の補正予算分が8,800万円となっており、施工内容については、道営経営体育成基盤整備事業により、25年度完了予定の内園地区が暗渠排水・用排水路整備、25年度新規着工地区の神竜秩父別地区と日向地区が調査測量設計、さらに道営中山間地域総合整備事業により、25年度新規着工地区の南多度志地区が調査測量設計と計画されており、施工時期については、事業主体の北海道と関係土地改良区が十分な協議をする中で進めると伺っています。次に、3点目の通年施工に向けた課題についてですが、平成24年度においては、深川市を含む北部耕地出張所管内の暗渠排水工事は、7割が水稲刈り取り後の秋期施工でありましたが、本格的な降雪時期の前に工事が集中することとなり、建設機械の確保が困難となったり、建設資材の注文が集中したことによる納品の遅延、長雨による工事のおくれが散見されたところです。このため、本市としては、施工時期が集中することによる弊害として、工事の仕上がり状況や収量の減少など、土地改良事業の受益者間による不公平を解消することは重要なことと考えており、議員のご指摘にありました通年施工については、事業主体となる道や関係土地改良区と連携をとりながら検討を行うとともに、今後の農業農村整備事業を効率的、効果的に進めるために必要な措置について、道や国に強く働きかけてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる