深川市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月6日
食育推進計画
2012年9月6日、深川市議会の一般質問で、楠理智子議員が「食育推進計画」について質問し、教育部長 平山泰樹、経済・地域振興部長 藤田正男が答弁しました。
- 質問者
- 楠理智子 議員
- 答弁者
- 教育部長 平山泰樹、経済・地域振興部長 藤田正男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 楠理智子
連日暑い日が続いており、きょうは天気予報では少し気温が下がる予定ですが、湿度が高くて、さっぱり涼しいという感じがしない、早く涼しくなることを願っております。また悲しい事件が発生しまして、札幌市において中学生がいじめによると見られる自殺をしたということが、けさ全国のニュースなどでも大きく取り上げられておりました。大津市の中学生の自殺により全国的に広がりを見せ、いろいろな取り組みがされてきていると思います。新聞報道によりますと、大津市の自殺以降13件、生徒や父兄が警察に相談に行ったり告発したりということが相次いでいるということも報道されており、また先日のニュースの中で、国が全国の中学校にスクールケースワーカーを配置するなどということが言われたばかりでありまして、まさに悲しい事件であります。やはり、今の子供たちは、大人もそうですが、ストレスにさいなまれて、なかなか自分をどうしていいかわからないという面もあるのではないかと思いますので、そういうケアも含めた対策が求められているのではないかと思います。深川市においては、そのような重大なケースは発生していないと聞いておりますが、やはりこれからに向けて力を入れて取り組んでいかなくてはならないのではないかと一言申し上げまして、通告に従い一般質問を行いたいと思います。まず初めに、食育推進計画についてです。食べ物があふれており、コンビニなどは遅い時間でもあいており、弁当や惣菜を手軽に買うことができ、スイーツブームでおいしいお菓子を手軽に食べることができる中で、栄養バランスのよい食事を3食きちんととることが軽んじられてきているのではないかと思います。好きな物だけ食べる、過剰なダイエット、体によいとの報道がされればその食品が店頭で品薄になってしまうなどのことがあります。以前は、食品を1日30品目、1週間で100品目とるとよいと言われていたこともありますが、今は死語になっている感じがあります。女性のやせ過ぎがふえ過ぎている、出生時に体重が少ない赤ちゃんの割合がふえている、出生時に低体重児は糖尿病や高血圧のリスクが高いとも言われております。食育の必要性が、今改めて問われていると思います。深川市においては、食育推進計画を策定し食育を進めてきていますが、平成24年度で5年間の計画が終わり、次期の計画の策定に向けて取り組みが進んでいると思いますので、お伺いいたします。1点目に、教育における食育推進についてです。推進計画の中で、食に関する指導を行う栄養教諭の養成を挙げ、栄養教諭の人員は1人のままですが、取り組みを充実していくとありました。今、子供の肥満だけでなく、小学生でも高血圧や糖尿病の子供がいるとも聞いております。バランスのよい食事をとることの必要性の知識を得て、みずから栄養について考えることは、将来にわたっての健康づくりにもつながります。学校における食育教育はどのようになっているか。また、今後の方向性についてもお伺いいたします。2点目に、市民に向けた食育推進についてです。前段でも申し上げましたが、特に若い女性のやせ願望での栄養の偏りを聞いたりします。妊娠出産時にも影響を与えます。人間の体は、たんぱく質とカルシウムを主体にしてできておりますので、たんぱく質とカルシウムの摂取は必要です。好きな物しか食べない、カロリーばかり気にする傾向もあると思います。高齢になると肉類をとらなくなったり食べる量が減って低栄養状態になったりします。妊婦への栄養指導、中高年への生活習慣病などの指導、高齢者の栄養指導などが実施されていると思いますが、市民に向けた食育の取り組みと今後の方向性についてお伺いいたします。3点目に、次期推進計画への課題と目標についてです。次期の食育推進計画が検討されていると思いますが、現在進められている推進計画の中での課題、目標を掲げ取り組まれていると思いますが、どう評価し引き継いでいくのかお伺いいたします。
答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)
質問のうち、1点目の教育における食育推進についてお答えいたします。初めに、学校における食育教育の実施状況ということですけれども、主な取り組みといたしましては、学校給食に係る食育推進、そして農業体験等を通じた食育体験がございます。学校給食は、児童生徒の心身の健全な発達のため、栄養バランスのよい調和のとれた食事を提供するとともに、準備、会食、後片づけを通して協力し合うこと、食事のマナーを身につけること、食べることの大切さや食べ物への感謝など食に関する生きた教材として重要な役割を担っているところでございます。また、農業体験を学ぶことは、人と自然との関係の中で、土を耕し、種をまき、命を育み、命をつなぐという人間の生きる上での最も基本的な活動を学ぶ大切なものであります。平成20年3月に策定した食育推進計画に掲げた取り組みとその実施状況につきましては、毎日の給食時間において食に関する指導としまして、学級担任等が給食の準備、食事、後片づけを通して食事の方法、マナーなどの給食指導や望ましい食習慣などの食育指導を行っております。また、深川小学校に配置しております栄養教諭につきましては、学校給食センターでの用務のほか、深川小学校を中心に学校での給食時間における給食指導のほか、食材に含まれている栄養素や体づくりに欠かせないバランスのよい食事、地産地消の大切さなど多岐にわたっての食育指導を行っているところであります。さらに、栄養教諭は、市内の各学校の学級担任や教科担任と連携して、給食時間や家庭科などの教科について専門性を生かした、例えば栄養指導や調理実習などの指導も行っており、教科担任においては、その指導に基づいた授業を実践しているところであります。実際に、児童生徒が食べる学校給食におきましては、お米を初めとする地場産の農産物を利用することにより、食材の旬や味覚等の学習に加え、地元の産業を理解し、郷土愛を育てる取り組みにもつながっていると考えているところであります。各小中学校では、田植えや稲刈りを初めとする農業の体験学習や地元の農産物を使っての豆腐づくりなどの加工体験を通じて、生産から消費までの過程を学び、自然の恵みを体験させ、農産物を粗末にしない心と自然環境を大切にする心の育成などの取り組みが、各学校において実践されているところであります。次に、取り組んできたことの評価と今後の方向性についてであります。評価につきましては、各学校におきまして食育推進計画に盛り込まれた取り組みについてはおおむね実施されていると認識しており、また、これからの取り組みを通して児童生徒の健康で健やかな心と体が育まれているものと認識しているところであります。今後の方向性につきましては、現在、次期食育推進計画の策定に向けた検討を行っている最中でありますことから、策定作業においてこれまでの取り組み内容を踏まえ、より効果が上がるような取り組みについて検討してまいりたいと考えているところであります。
答弁 経済・地域振興部長 藤田正男(経済・地域振興部長は2015年3月まで)
食育推進計画につきまして、2点目と3点目についてお答え申し上げます。初めに、市民に向けた食育の取り組みと方向性についてであります。深川市におきましては、平成20年に策定した食育推進計画に基づき、市民の皆さんへの食育の基本となる情報の提供、指導・啓発、体験や学習の機会の提供など、食に係る多様な観点に立った取り組みを総合的に推進しているところでございます。市民に向けたさまざまな食育の取り組みのうち、議員ご指摘の栄養指導に係る取り組みにつきましても、あわせて私からお答えさせていただきます。まず、妊婦の方々には、妊娠届け出で窓口に来訪されたときや、出産に係る情報の提供と妊婦同士の交流を目的とするマタニティサロンなどの機会を活用して栄養指導を行うとともに、定期的に受診する健康診査の費用を助成し、指導を受けやすい環境を整えているところでございます。次に、若年や中高年に対する生活習慣病の予防は、管理栄養士や保健師を中心に、地域の保健推進員等と連携し、地域健康教室や健康相談など、あらゆる機会を通じて調理実習も取り入れながら指導を進めているところでございます。さらに、高齢者の栄養指導は、肥満度をあらわすBMIが18.5未満のやせている方や、半年間で体重が一定程度減少している方を把握して栄養教室の参加を促すとともに、ケアプランを立てるなどの栄養改善指導を実施するほか、自身では栄養の確保が十分にできない方への給食サービスの提供や、食事づくりが課題となっている男性のための男の食工房を開催し、食の自立を支援するなどさまざまな取り組みを行っております。今後におきましても、市民の皆さんに対し家庭や学校、地域といった生活シーンに応じて、また乳・幼児期から高齢期までの生活ステージに即した方法で取り組みを進めることが重要と考えているところでございます。次に、次期推進計画への課題と目標についてでございます。現計画は、本年度で計画期間が終了することから、現在、食育を市民運動として展開するための庁内連携体制として設置しております深川市食育推進計画庁内実践委員会において、現計画の推進状況に係る最終的な評価を行っており、その中で次期計画への課題や目標を整理していく考えであります。次期計画の策定に当たりましては、最終評価で整備した課題等を踏まえることはもとより、国や道の第2次計画において、基本的な取り組み方針は第1次計画と大きく変わっていないことから、現段階においては現計画の方向性を維持しつつ、これまで以上に食育が市民の皆さんに理解され、さらに効果的な取り組みとなるよう検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、策定に当たりましては、庁内の関係セクションが連携・協力しながら全庁的に取り組むとともに、市民の皆さんや関係団体・機関の方々のご意見もいただきながら策定してまいりたいと考えております。