深川市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月4日
認知症高齢者対策
2012年9月4日、深川市議会の一般質問で、北畑透議員が「認知症高齢者対策」について質問し、市民福祉部長 瀬川慎が答弁しました。
- 質問者
- 北畑透 議員
- 答弁者
- 市民福祉部長 瀬川慎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 北畑透
次に、5点目、認知症高齢者対策について伺います。国は、10年前の平成14年、要介護認定を受けた人に占める認知症の人の割合から、介護を必要とする認知症の高齢者の数を推計しました。その結果、平成22年に全国で208万人、27年には250万人、32年に289万人、37年に323万人と推計され、これに基づいて認知症対策を進めてまいりました。介護を必要とする認知症の高齢者の数が全国で300万人を超えたことが厚生労働省の推計でわかったと、先日報道されました。前回、平成14年の推計より、およそ10年も早く300万人に達したことになり、さらに5年後の平成29年には370万人、いわゆる団塊の世代が75歳以上になる37年には、400万人台に達する見通しとされております。このことを受けて、国は来年度から5カ年計画で認知症本人や家族の支援体制を整備していくこととしております。計画では、認知症の高齢者を受け入れる施設が足りなくなっていることも予想されることから、専門家チームが高齢者の自宅を訪問し、早期の診断や治療につなげたり、診療の拠点となる医療機関の整備を進めたりして、認知症になっても地域で暮らし続けられる対策に重点を置くこととしております。そこで、本市における認知症の予防、ケア、在宅支援の総合的な取り組みが喫緊の課題と思いますが、その取り組みについて伺います。
答弁 市民福祉部長 瀬川慎(市民福祉部長は2013年3月まで)
認知症高齢者対策につきまして質問いただきましたのでお答えさせていただきたいと思います。本市における認知症高齢者の支援、対策につきましては、本年3月に策定いたしました第六次深川市高齢者福祉計画並びに第五次深川市介護保険事業計画の2本の計画をもとにしまして、認知症予防の普及啓発、認知症ケアの向上、さらには在宅生活の支援、この三つの視点をもとにしながら事業を取り進めていくことにしており、この計画実施の初年度となる今年度につきましては、4月からその事業の取り組みの準備を始めておりまして、現在、具体的な事業に着手しているところであります。それぞれ、主な三つの視点に従っての具体的な事業についてご説明させていただきますけれども、まず1点目の視点であります認知症予防の普及啓発についてであります。これは、認知症に対する市民の理解度をもっともっと深めていただこうということで、職場や学校、それから町内会、さらには地域の集まり、こういった場を活用いたしまして、認知症に関する学習会を開催する。地域において、この認知症に対する理解者、支援者となっていただける認知症サポーターを3年間で1,500人養成しましょうという目標を設定しまして、具体的な事業に今、取り組んでいるところであります。今申し上げました認知症サポーターの養成につきましては、これはキャラバンメイトと称される市民ボランティアが講師となり進めることになりますが、これまで札幌等の養成講座で資格を取得されたキャラバンメイトが市内には十数人おり、この方たちがことし6月に深川市認知症キャラバンメイトの会というものを設立いたしまして、実際に8月から市職員を対象に認知症サポーター養成講座を開いていただいております。これは、8月23日と8月30日に実施しておりまして、総勢で143人の市職員が受けたと。これを皮切りに、講師活動を順次していただこうということになっております。さらに、8月29日には、やはりキャラバンメイトの講師の方をもっとふやしたいということから、キャラバンメイト養成講座を開催させていただきまして、病院や介護施設、さらには介護ボランティア団体などから45人が参加していただき、うち42人が新規にキャラバンメイトの登録をしたところであります。次に、二つ目の視点、これは認知症ケアの向上についてでありますけれども、これは医療と介護の連携によって、認知症の予防、さらには早期発見・対応を図っていこうということで事業を展開するものでありまして、昨年11月、これは医師会、保健所、それから介護支援専門員連絡協議会、こういった認知症のケアに係る団体の方たちで深川市認知症ケア研究会というものが設立されております。深川市としては、この研究会が行う研究、研修活動をしっかりと支援していき、そのことによって地域全体の認知症ケアの向上を図っていこうと考えております。今年度における具体的な事業は、6月28日、「物忘れ散歩ができるまち」をキャッチフレーズに、先進的な取り組みをされている本別町から講師を招き、研修会を開催させていただきました。それから二つ目は、7月20日に、国立長寿医療研究センターから、認知症の第一人者といってもよろしいかと思うのですが、遠藤英俊先生をお招きしまして、認知症の診断方法や最新治療の状況、さらには認知症患者を支える地域づくりの進め方までを学ぶ研修会を開催させていただきまして、いずれの研修会におきましても140人を超える参加者を得たところであります。それから最後に、三つ目の視点であります認知症高齢者の在宅生活の支援についてです。これにつきましては、グループホームや小規模多機能型居宅介護事業所などの地域密着型サービスをしっかりと充実させていくとともに、これまで申し上げてきた認知症サポーター、あるいは生活介護支援サポーター、さらには市民後見人の養成講座を修了した方々を我々は地域支え合い活動の担い手と呼んでおりますが、こういう担い手の方たちと連携をとって、そして認知症高齢者見守り事業に取り組むこととしております。この事業の具体的な中身について、今年度におきましては11月に計画しておりますけれども、認知症ケア研究会と納内地区の関係する団体との連携によりまして、徘回高齢者の捜索模擬訓練の実施を計画しております。その結果を踏まえまして、徘回高齢者見守りSOSネットワークづくりに反映させていきたいと、今、考えております。ただいま申しましたように、三つの視点、それから二つの計画から本市の認知症高齢者の対策支援を行っているわけですが、今後におきましても横断的、総合的にしっかりとこの支援対策を取り進めてまいりたいと考えております。