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江別市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日

(1)レジ袋の削減に向けた取組について/(2)高齢者運転免許証自主返納支援について/(3)片耳難聴の子供の支援について/(4)物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金について/(5)市立病院に対する一般会計支出について

2025年3月5日、江別市議会の一般質問で、髙柳理紗議員が「レジ袋の削減に向けた取組について」「高齢者運転免許証自主返納支援について」「片耳難聴の子供の支援について」「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金について」「市立病院に対する一般会計支出について」について質問し、市長 後藤好人、生活環境部長 近藤澄人、子ども家庭部長 金子武史が答弁しました。

質問者
髙柳理紗 議員
答弁者
市長 後藤好人、生活環境部長 近藤澄人、子ども家庭部長 金子武史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 髙柳理紗

議長に発言の許可を頂きましたので、通告に従いまして、一問一答方式にて順次質問を行わせていただきます。件名1レジ袋の削減に向けた取組について、項目1指定ごみ袋をレジ袋として活用することについて。具体的には、お隣の札幌市が実証実験中の取組が最もイメージしやすいかと思います。イラストつきなど、デザインに工夫を取り入れた指定ごみ袋を作成して、市民の皆様にレジ袋として活用していただけるような取組を行ってはいかがかという趣旨になります。私も、買物に出かけてレジ袋を忘れてしまったときには、スーパーマーケットのレジ前にばらの指定ごみ袋の取扱いがあれば、例えば10リットルのごみ袋を購入してレジ袋代わりに利用しています。数年前にばら売りの指定ごみ袋の活用法を発見したときには、いいことを思いついたと思いまして、知人や友人、家族に話してみたのですけれども、どうやら江別市の場合は、指定ごみ袋のデザインの問題で、この方法をまねするには少々気が引ける、少し抵抗があるという反応でした。なるほどと思いまして調べたところ、指定ごみ袋に工夫を取り入れてレジ袋として活用している自治体は複数ありました。江別市でも、指定ごみ袋をレジ袋として活用することについての実施を望みますが、このような取組について江別市の見解をお伺いしたいと思います。続きまして、件名2高齢者運転免許証自主返納支援について、項目1返納支援の拡充についてお伺いいたします。運転免許証自主返納の年齢に制限はなく、健康状態や生活スタイルにより異なります。ただ、75歳以上になると事故率が急激に高くなるという一部の集計データなどもあり、自らが加害者にならない、被害者をつくらないという考え方の下、国としても高齢者の運転免許証自主返納を推進しております。本市の支援の取組としても、現在、民間企業と締結を結び、購入品の無料配送などの恩恵が受けられるサービスを取り入れているほか、さっぽろ圏高齢者運転免許証自主返納支援制度が実施されていると認識しております。運転免許証返納支援についてのさらなる拡充については、市民に分かりやすい形での支援を求める声が根強く、これまでも複数の議員から質問、要望が繰り返されてきたところです。江別市においても、全く支援が行われていないというわけではございませんので、これまではさっぽろ連携中枢都市圏での支援やサービスを市民の皆様に繰り返し御紹介してきたところです。しかし、物価高騰のあおりを受け、市民生活はより厳しいものになっている中、より充実した支援をいま一度求めたいと考えております。具体的には、後期高齢者に当たる75歳以上の方を対象に、バス利用券や公共交通ICカードの贈呈といった方法を多数の自治体が行っているようですが、このような重点的な取組について江別市の御見解はいかがか、お伺いしたいと思います。件名3片耳難聴の子供の支援について、項目1補聴器購入助成制度の拡充についてお伺いいたします。片方の耳は正常な聴力だが、もう一方の耳は聞こえないか聞こえにくい状況を、片耳難聴または一側性難聴と言います。片耳難聴は国内に30万人以上該当者がいると言われていますが、実態は知られておらず、正確な人数も分からず、国の支援が遅れています。特に片耳の難聴児は、片耳でも聴力があるのだからと理解されにくいのですけれども、言語の習得期やコミュニケーション能力を育む時期に片耳の聴力が低いということは大きな弊害になります。実は、私も右耳が生まれつき耳小骨奇形、耳の中の骨が奇形という状態にありまして、重度の難聴でした。今思えば、幼少期は苦労が多かったように思います。そのときには苦労が分からなかったのですけれども、聞き返しとか聞き間違いが多くなってしまうので、どうしてもおっくうになり、コミュニケーションに消極的になっていたと思いますし、機会損失がかなりあったと思います。私自身は、手術を受けてある程度聴力が回復しているのですけれども、今も苦労はあります。江別市内のどこかで今も知らず知らずに大変な思いをしている子供がいると思うと、当事者として気持ちが分かるだけに複雑に思っています。本市でも、両耳の聴力が30デシベル以上で、身体障害者手帳交付対象外である軽度と中等度の難聴児への補聴器助成制度というのが既にあると認識しておりますが、2023年度時点では、北海道内の85の市町村がこの制度を取り入れていて、そのほとんどが両耳の聴力低下を条件としているようです。ただ、近年は、市民団体による情報発信などが功を奏しまして、片耳難聴への理解が促進されつつあるようです。今ほど御案内を申し上げました北海道内85の市町村のうち、12の市町村では、片耳難聴の子供まで支援の対象が拡大されているそうです。札幌市や石狩市、北斗市をはじめとする市町村だそうです。他市の状況を踏まえ、本市でも難聴児の補聴器助成制度の対象拡充を検討願いたいと考えますが、御見解をお伺いします。続きまして、件名4物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金について、項目1使途と公平性についてお伺いします。地政学リスクとOPECの生産量抑制により、原油価格の高止まり、再生可能エネルギーへの移行コストや為替レートの影響、気候変動による食料供給の不安定化など、改めて物価高騰の理由を並べると、ありとあらゆる要因が重なり、世界的に物価高騰が著しく、多くの世帯がその影響を受けています。そこで、国は、令和6年度の補正予算において、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の交付を決定いたしました。江別市においても、10億1,239万2,000円の交付金を令和6年度補正予算により受けております。交付金の使途については、一定程度自治体に委ねられます。江別市の使途を見ると、7つのメニューに分かれています。1つ目は物価高騰対応生活者支援給付金の6億1,000万円、2つ目は物価高騰対応生活者支援給付金の年末見舞金支給該当世帯に対する上乗せ支給分として1,950万円、3つ目は物価高騰対応生活者支援給付金の2つに係る事務費として5,050万円、4つ目は放課後児童クラブ補食費等高騰対策支援事業で133万2,000円、5つ目は子育て世帯応援ギフトカード配付事業として1億8,390万円、6つ目は江別商工会議所補助金の8,380万円、7つ目が学校給食原材料費高騰対策事業で6,336万円あり、合計10億1,239万2,000円の使途と内訳になります。このうち1及び3の事務費は低所得世帯への給付金であり国の事業、7の給食費の原料費の高騰分に当たる補助は、国の推奨枠であることから、使途については一定程度理解をしております。一方、2の物価高騰対応生活者支援給付金における年末見舞金支給世帯への上乗せ分、5の子育て世帯応援ギフトカード配付事業、6の江別商工会議所補助金は、江別市独自で使途を決定した事業になります。物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の趣旨に基づいた公平性の観点から現状を踏まえると、私は、使途に若干疑問を感じております。2の物価高騰対応生活者支援給付金における年末見舞金支給世帯への上乗せ分、5の子育て世帯応援ギフトカード配付事業、6の江別商工会議所補助金の合計は約2億8,000万円で、この部分を市内の全世帯数約6万世帯で割ると、単純計算ですけれども、1世帯当たり約4,600円が行き渡る試算となります。全世帯給付では多額の事務費が発生しますが、例えば、水道基本料金の減免など、給付方法の工夫で事務費の軽減も可能であると考えます。市長が本市の子供たちを思い、市政として子育て支援に手厚い方針を持っていることは私も賛成しているのですけれども、このたびの物価高騰対策の国費においては、全世帯に行き渡るという点において使途が適当だったのかと感じていますし、市民からも同様の趣旨の声をたくさん頂いています。中間層、中所得者以上の世帯においても、この物価高騰にはそれだけ困っているということなのかなと思います。交付金の使途が子育て世帯優先であった理由と全世帯に向けた支援になるような検討があったのか、このことをお伺いします。件名5市立病院に対する一般会計支出について、項目1市民サービスに与える影響と今後の方針についてお伺いいたします。過去の一般質問においても、今定例会においても、病院事業会計に対する質問については、複数の議員から様々な視点で繰り返されております。内容は常に病院経営の状況を問うもので、診療科目や保有病床数、医師確保等の人事や労働環境など多岐にわたります。江別市立病院事業に対する各議員の関心の高さや病院事業会計が江別市の財政全体に与える影響の大きさをとても感じております。また、今定例会の初日には、後藤市長から令和7年度の市政執行方針が語られ、福祉、健康、医療の分野において、市立病院については、経営安定化が喫緊の課題であるとの御認識をお伺いしたばかりでございます。市立病院の経営状況は大変厳しい状況にあると認識しておりますけれども、江別市にとって、地域医療を担う市立病院はなくてはならない機関であり、存続の道を皆様とともに探し、病院を守りたいと、私も議員の1人としてそう考えております。このことを先に申し述べさせていただきながら、最後の質問に移ります。今回、私からは、江別市民に最も分かりやすい形と言葉を心がけながら、至ってシンプルに、単刀直入に質問を行わせていただきたいと思います。病院関係の質問というのは専門性が高くて、ふだん難しくなり過ぎてしまう傾向があるという思いから、このようにさせていただきます。シンプルに、単刀直入に、一般会計から病院事業会計への貸付金がかさみ続けていることで、これまであらゆる市民サービスに影響はなかったのか、また、今後、影響は出ないのかという点を市長に確認させていただきたいと思います。令和6年度の病院事業会計の繰入金約15億円をもってしても約8億円の赤字となり、年度末の一時借入金は21億円の見込みです。補正予算では4億円の貸付けを予定し、不採算診療を支えるはずの繰入金は存続のための資金となり、自転車操業になっております。大変厳しい状況で、度重なる病院への支援で市民サービスに影響はなかったのか、また、今後の影響の可能性についてはいかがか、影響が出ないようにどのような方針をお持ちか、市長の認識をお伺いいたします。以上で、私の1回目の質問を終わります。

答弁 市長 後藤好人

髙柳議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、まず、物価高騰対応重点支援地方創生交付金に関しまして、使途と公平性について御答弁を申し上げます。令和6年度に総合経済対策として国で措置した補正予算では、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金が追加されておりまして、市では、この交付金を活用して、物価高騰対策としての補正予算を編成し、令和7年第1回江別市議会臨時会及び今回の定例会に提案し、議決を頂いたところであります。補正予算の編成に当たりましては、国から示された推奨メニューに基づき、実施する事業の内容や対象等について総合的に検討した上で、物価高騰の影響を受けやすいと考えられる所得の低い世帯や子育て世帯を重点的に支援することと致しました。また、市内経済を活性化するため、経済波及効果が大きい住宅リフォーム補助や江別産品の消費拡大イベントに対する補助について措置したところであります。今後につきましても、国や北海道の動向を踏まえつつ、市民生活等への影響や市内の経済状況を注視するとともに、市内経済団体等の意見を踏まえ、総合的に状況を把握しながら、必要な対策を進めてまいります。次に、市立病院に対する一般会計支出について御答弁申し上げます。市民サービスに与える影響と今後の方針についてでありますが、市の財政は、市立病院に対する繰出金の増のほか、社会保障費の増加、物価の高騰、労務単価の上昇の影響などから歳出が増加傾向にあり、予算編成における自由度や柔軟性が失われ、非常に厳しい状況にあると考えております。市では、これまでも、予算編成に当たって、市立病院に対する支援をはじめとした特定の歳出の増加が市民サービスに影響を与えることがないように、事務事業の見直しやデジタル技術の導入による経費の縮減、補助金や起債の活用などの財源確保に努め、不足する財源につきましては、各種基金を活用し対応しております。市立病院の経営再建は、市として、早急に解決しなければならない喫緊の課題であると認識しておりますことから、市と致しましては、今後におきましても、経費の縮減や必要な財源の確保に努め、市民サービスに影響を与えることがないよう、適切に対応してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの御質問につきましては、生活環境部長ほかをもって御答弁を申し上げます。

答弁 生活環境部長 近藤澄人

私から、まず、レジ袋の削減に向けた取組に関しまして、指定ごみ袋をレジ袋として活用することについて御答弁を申し上げます。国は、使い捨てプラスチック容器の削減に向け、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律に基づき、小売店等でのレジ袋の有料化を義務づけており、市では、プラスチックごみの削減を目的としてマイバッグ持参運動を進めてきたところであります。近隣市においては、今年から、指定ごみ袋のばら売りの開始や指定ごみ袋の素材見直しに合わせてデザインを変更し、取扱店の協力の下、レジ袋としての使用を進めていると承知しております。議員が御質問のイラストつき指定ごみ袋を作成してレジ袋に活用することにつきましては、プラスチックごみを削減する取組の一つであると認識しておりますが、当市の指定ごみ袋は、収集作業時に中身が容易に確認できるよう半透明としており、レジ袋として活用することは想定していないことから、レジ袋として活用するには、素材の見直しや着色の必要があり、費用がかさむ等の課題があるものと考えております。市と致しましては、循環型社会の形成に向けて、プラスチックごみを削減することは重要であると認識していることから、引き続きマイバッグ持参運動を進めてまいります。次に、高齢者運転免許証自主返納支援に関しまして、高齢者運転免許証自主返納支援の拡充について御答弁を申し上げます。市では、第11次江別市交通安全計画において、高齢化の進行に対応する取組の一つとして、自動車の運転に不安を抱える高齢者が運転免許証を返納しやすい環境の整備を図ることとしており、市ホームページや安全安心講座等において運転免許証の自主返納に関する周知を行うとともに、自主返納を支援する制度の利用促進に努めてきたところであります。具体的には、運転免許証を返納した方が購入した商品を無料で配送してもらえるように生活協同組合コープさっぽろと協定を締結したほか、北海道の高齢者運転免許自主返納サポート制度や、さっぽろ連携中枢都市圏の自主返納支援制度による電動アシスト自転車の購入代金の割引や定期預金の利率アップなど、民間事業者等から受けられる様々な特典の周知を進めてまいりました。また、制度拡充に向けて、江別商工会議所の協力を得ながら、市内事業者に対して協賛の呼びかけを行ってきているところであります。議員が御質問の自主返納者に対するバス利用券などの交通費助成につきましては、運転免許証を持たない方との公平性や財源確保等の課題があるものと考えております。いずれに致しましても、自動車の運転に不安を抱える高齢者に対し、運転免許証の自主返納を促進していくことは重要であると認識しておりますことから、引き続き自主返納に関する周知を行うとともに、江別商工会議所と連携して、自主返納を支援する制度の拡充に取り組んでまいります。以上であります。

答弁 子ども家庭部長 金子武史

私から、片耳難聴の子供の支援について御答弁を申し上げます。補聴器購入助成制度の拡充についてでありますが、国の補聴器購入助成制度では、補聴器などの補装具費の支給を受けるためには、聴覚障がいに関する身体障害者手帳が必要となります。身体障害者手帳の交付要件は、両耳共に、大きめな会話程度の音の大きさである70デシベル以上の音でなければ聞き取りにくい難聴者に限られており、片耳難聴は支給対象外となります。また、市では、国の制度において障害者手帳の交付対象外となる軽度・中等度の難聴児に対しても、北海道の自助具給付事業の補助制度を活用し補聴器購入の支援を行っておりますが、この制度も、両耳共に、ささやき声程度の音の大きさである30デシベル以上の音でなければ聞き取りにくい難聴者に限られており、片耳難聴は補助の対象外となっております。市と致しましては、国や北海道などの統一的基準に基づいた支援を行うことが基本であると考えておりますが、近年、他の自治体においては、片耳難聴に対する補聴器購入の補助を独自に実施している事例もあることから、まずは他の自治体の取組状況などについて情報収集してまいります。以上であります。

再質問 髙柳理紗

順次、再質問と要望に移ります。件名1、項目1指定ごみ袋をレジ袋として活用することについて、再質問させていただきます。この取組の効果、目的というのは、ミニマルさの観点よりも、プラスチックごみの削減を第一の目的に据えた自治体がほとんどです。もともと指定ごみ袋のばら売りを行っていなかった自治体が、ばら売りを取り入れるタイミングでイラストつきごみ袋の取組を打ち出す自治体がほとんどであると認識しています。御答弁いただいたように、本市では、既に指定ごみ袋のばら売り販売を行っていること、さらに、マイバッグの持参率が一定程度あることから、近隣市の実施の趣旨であるプラスチックごみの削減という趣旨ごと参考にすることは、高い効果を目指すという面では難しいのかもしれません。しかし、札幌市の場合だと、デザインについては市民公募を行っていて、シマエナガのかわいらしいデザインが採用されたことは、皆さんも報道で目にされ記憶に新しいのではないかと思います。デザインの公募は、市のPRや市民協働の意識づけにも効果が高いですし、また、この事業の実施には、多額の費用を要することもなかったことを札幌市に確認させていただきました。具体的には、デザインの市民公募に際し、審査委員の方にお支払いする報酬数十万円のほか、デザインしたごみ袋は小ロットの発注となるため、若干割高になることぐらいで、特別大きな財源は用意していないとのことでした。また、課題として御答弁いただきましたデザイン変更の必要性やそれに要する財源について、福岡県福岡市でも指定ごみ袋をレジ袋として使用する取組を行っており、福岡県福岡市に確認したところ、江別市と同様に半透明の袋で、素材もほぼ同じものを採用しているとのことですが、この取組には全く問題ないとのことでしたので、その辺は柔軟に考えていただけたらと思っています。いずれにしても、前提としてプラスチックごみ削減の観点は重要なのですけれども、デザインの公募や新たな取組をすること自体が市のイメージアップにもつながると思います。以上のことから、御答弁いただいた課題については一定程度クリア可能だと思いますので、今ほど申し上げた理由から、当市でも、今後の取組として取り入れることを御検討いただきたいと再度提案するのですけれども、御見解はいかがでしょうか。

答弁 生活環境部長 近藤澄人

再質問に御答弁を申し上げます。レジ袋として活用することについてでありますが、指定ごみ袋の仕様は市町村によって様々であり、近隣市においては、指定ごみ袋をレジ袋として活用するに当たり、着色するほか、破れにくい素材としているものと承知しております。先ほども御答弁を申し上げましたとおり、指定ごみ袋をレジ袋として活用するためには、着色や素材の見直しを行う必要があり、さらに、一部の仕様を変更して少量を製作する場合には、単価が割高になることから、通常に比べてより費用がかかるものと考えております。いずれに致しましても、プラスチックごみを削減することは重要であると認識していることから、マイバッグ持参運動を進めてまいります。以上であります。

再質問 髙柳理紗

御答弁いただいた課題については調べて、一定程度クリアできると思って再度提案させていただいたのですけれども、現時点において、江別市では、この取組の導入を検討する方向性にはないということを理解しました。最後になりますが、近隣市の取組や動向については注視していただいて、初日の一般質問では、特定の分野で行われた施策や支出がほかの分野にも利益をもたらす、クロスセクター・ベネフィットという考え方が示されていましたけれども、この指定ごみ袋をレジ袋として活用する事業は、まさしくこれに当たるのではないかと思います。このことはプラスチックごみの削減だけでなく、市民協働や観光振興など多角的な観点からお考えいただくことではないかと申し上げ、こちらは要望と致します。続けて、件名2高齢者運転免許証自主返納支援について、項目1高齢者運転免許証自主返納支援の拡充について、再質問させていただきます。御答弁では、支援の拡充には主に2つの課題があるとお示しを頂きました。まずは財源についてですが、こちらは言わずもがなであると理解しております。もう一つの運転免許証を持たない方との公平性について、再質問させていただきます。公平性とは、同じ状況にある人には同じ対応をするという定義があることから、異なる状況にある人に異なる支援を行うこと、これは不公平にはならないと認識しています。さらに、運転免許証の返納支援は、高齢者の交通事故の防止、移動手段の確保といった社会的問題の解決を目的としていまして、一方、運転免許証を持たない方は、これらの課題を抱えていないと一般的には考えることから、同じ支援を求める必要性が発生しません。以上のことから、公平性という点は課題に当たらないと考えますが、この点について御見解をお願いいたします。

答弁 生活環境部長 近藤澄人

再質問に御答弁を申し上げます。自主返納支援の拡充についてでありますが、運転免許証を自主返納した高齢者を対象として、バス利用券などの交通費助成を行うことにつきましては、先ほども御答弁を申し上げましたとおり、運転免許証を持たない方との間に不均衡が生じることから、公平性の課題があるものと考えております。市と致しましては、自主返納を促進するため、引き続き、関係機関と連携し、返納支援制度の充実と周知に取り組んでまいります。以上であります。

再質問 髙柳理紗

こちらについては、最後に要望とさせていただきます。再質問の通告の時点でも、公平性については特に問題が生じないのではないかという点についてお伝えをさせていただいたのですけれども、いずれに致しましても、公平性の観点というのを重視されている市の姿勢は理解いたしました。本件については、これ以上議論を深めることは難しいと判断しますので、ここで一旦締めさせていただきますけれども、運転免許証の返納と支援については、交通安全対策はもちろんのこと、江別市は交通の空白地帯が点在しているまちですから、運転免許証を返納したくてもなかなか厳しいものがあることは皆さんも周知の事実ですが、私からもお伝えさせていただきます。今後も、高齢者や地域住民の安全、福祉の向上に向けた施策がさらに充実することを期待しております。こちらは要望とさせていただきます。続けて、件名3片耳難聴の子供の支援について、項目1補聴器購入補助制度の拡充について、こちらについて再質問はございません。御答弁の中で、他市町村の取組の状況などについて情報収集をしていただけるというお答えを頂きました。ぜひともよろしくお願い申し上げます。身体的な困り事は多岐にわたりまして、もちろん聴力についてだけではありませんから、市独自で支援の拡充ということを考えたときに、必要財源の規模感にかかわらず、判断が難しいことは十分理解しております。ただ、片耳難聴については、周囲から気づかれにくく、本人も生活が何とかなってしまうので、特に子供たちなどは、何とかなったままで大事な時期を過ごしてしまいがちです。そして、認知度も低いことから、今回、皆様に片耳難聴、一側性難聴というものを共有する機会を頂けたこと、そして、江別市でも情報収集をしていただけるという答弁を頂いたことについては、大変心強く感じております。この件に関しては、今後も折を見て質疑なり提案をさせていただきたいと思いますが、本日は要望とさせていただきます。続きまして、件名4物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金について、項目1使途と公平性について、再質問をさせていただきます。国からの推奨メニューについては、使途について適正と理解しております。加えて、子育て世帯が物価高騰の影響を受けやすい理由も理解するところであります。そして、市長が、日頃から子育て支援に大変に力を入れてくださっている姿勢についても、何の異論もなく私は大賛成でございます。しかし、子育て施策は、予算の関係があるにせよ、単費で思う存分やっていただければよいと思っています。思う存分とは言いましたが、財源が足りないのは承知のことでして、そこについてお金を積み上げていく努力は必要なのですけれども、子育て世帯への手当てというのは、一般財源から手当てするチャンスが江別市はまだあると認識しています。後藤市長が就任されてからはなおのこと、その機会は増えたというふうに思っていて、私もありがたく思っていますし、市民の方からもそういう声はたくさん頂いています。しかし、市民は物価が上がって大変だから、市の単費で全世帯に何かしらの手当てをというのは、今の江別市の体力ではまず難しいと認識しています。だからこそ、今回のような国からの交付金の使途については、なるべく全世帯に公平に行き渡るように願いたいという視点が譲れないと考えています。実際に、長引く物価高騰を背景に、江別市は、低所得者や子育て世帯以外の世帯はどうでもよいのかという中間層からのダイレクトな声が上がっています。このような声はお耳に届いているのか、御理解はあるのかについて確認させていただきたいと思います。

答弁 市長 後藤好人

再質問に御答弁を申し上げます。昨今の物価高騰は、燃料や食料品をはじめとして幅広い分野に及んでおりますことから、所得の低い世帯や子育て世帯だけではなく、全ての世帯がその影響を受けているものと認識はしております。令和6年度につきましては、先ほども御答弁を申し上げましたとおり、国から示された推奨メニューに基づきまして、実施する事業の内容や対象等について、交付限度額を踏まえ総合的に検討した上で、物価高騰の影響を大きく受けることにより支援が必要な方への支援、さらには、市内経済の活性化のための事業等に重点的に予算を措置したところであります。以上であります。

再々質問 髙柳理紗

再々質問させていただきます。私からも繰り返し申し上げますが、国から示された推奨メニューの範囲に異論はございません。最後にしますけれども、当該交付金の使途決定においては、市長の子育てしやすいまちにという日頃からの政治姿勢に沿ってのことなのか、このあたりを確認させてください。

答弁 市長 後藤好人

再質問に御答弁申し上げます。令和6年度に補正予算措置した物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の使途につきましても、市政執行方針を踏まえまして、先ほど御答弁を申し上げましたとおり、国から示された推奨メニューに基づきまして、実施する事業の内容や対象について、交付限度額を勘案して総合的に検討した上で決定したものでございます。特に、物価高騰の影響を大きく受けることにより、支援が本当に必要な方への支援、さらには、市内経済の活性化のための事業等に重点的に予算措置をしたというところでございます。以上であります。

再々質問 髙柳理紗

最後は要望とさせていただきます。まず、御答弁いただいた内容については一定程度理解いたしました。事業ごとに、公平性を重視していくのか、緊急性や重点支援というのを優先するのか、その判断に難しさがあることも承知しております。ですけれども、先ほども申し上げましたとおり、自分たちはどうでもいいのかとか、江別市は子育て支援ばかりだとか、そういうダイレクトな声も長引く物価高騰の中で届いています。様々な声を踏まえて、今後、このような国からの交付金の機会には、その使途に対して適宜決定していただくよう要望を申し上げたいと思います。続きまして、件名5市立病院に対する一般会計支出について、項目1市民サービスに与える影響と今後の方針について、再質問をさせていただきます。御答弁にもありましたけれども、過去の貸付けの財源も、一般会計と各種基金の取崩しから行われております。物すごく分かりやすく言わせていただくと、一般会計が市のお財布でありまして、基金は市の貯金の部分に当たります。一般会計と基金から病院事業会計へ行われた過去の長期貸付金の内訳を調べてまいりました。平成27年度は、基金から7億5,000万円、平成30年度は、基金と一般会計から6億円、令和元年度は、基金と一般会計から13億円となっております。平成27年度に7億5,000万円貸し付けたものについては、貸付残高が2億885万4,000円まで減っておりますが、病院事業会計の資金不足から償還が難しくなり、平成30年度、令和元年度の貸付金の返済は、令和12年度以降へ償還猶予、すなわち返済の先送り措置が取られています。御答弁では、貸付金の実施において、市民サービスに影響はないとの御説明でしたけれども、一般的に考えて、貯金を崩して貸付けを行っているわけですから、そもそもこれまで実現していない、または開始が遅れた市民サービスが多いと考えられるかなと思いますし、何も影響がないという説明は苦しいのではないかなと考えます。実際に、市民からも同様の声が集まっております。様々な考え方がある中で、一定程度このような声があることを市長は認識しておられるのか、認識しているとした場合、市民の方々を前にして、市立病院への貸付けにより、これまで失われてきた市民サービスはなかったと言えるのか。これから庁舎の建て替えや老朽化した公共施設の建て替えなどを見据えていかなくてはならない中で、今後の江別市にとっても影響はないとお約束していただけるのか、御見解をお伺いします。

答弁 市長 後藤好人

再質問に御答弁を申し上げます。先ほども御答弁を申し上げましたとおり、市では、これまでも経費の縮減や財源の確保に努め、不足する財源につきましては、各種基金を活用することで、特定の歳出の増加が市民サービスに影響を与えることがないように予算編成をしてきたところであります。今後におきましても、創意工夫の上、適切に対応してまいりたいと考えております。以上であります。

再々質問 髙柳理紗

最後にしますけれども、各種基金を活用することで、特定の歳出の増加が市民サービスに影響を与えることがないようにするという御答弁を頂きましたが、基金は魔法の箱ではなくて貯金箱なのですから、その中身を使えば減っていきます。すなわち、基金を使うから市民サービスに影響はないということにはならない、私はそう認識しますし、私に声を託してくださる多くの市民の皆様も、そう考えているということはお伝えさせていただきます。もっと言いますと、財政調整基金については、今後控えている本庁舎の建て替え、ごみ処理最終処分場の建設、給食センターの更新事業、老朽化した公共施設の更新など、基金を取り崩さなければいけない案件を江別市は幾つも抱えていますから、今後については大変に危惧しております。このあたりについては、予算審査も控えておりますので、細かなことはそちらで議論が深まっていけばいいと考えております。今回の最後の質問で、私は決して市長を責め立てたかったわけではないのですが、病院事業会計が一般会計に与える影響はあまりにも大きくて、市民の皆様に現状を御理解いただくためには、単刀直入な言葉を用いなければ共有が難しいと感じたところです。二元代表制に基づいて議員として多くの市民の皆様の負託を受けた限り、私はいかなる場合も、誰に対しても忖度することなく、お預かりした市民の声を代弁する責務がございますことから、今回の質問についても御容赦いただければ幸いに思います。はっきり申し上げますけれども、私は、後藤市長が就任されるまでの江別市の16年間というのは失われた時間だとすら思っています。その分、後藤市政への期待は大きいものがございますし、後藤市長が描かれる江別市の未来像や子供たちに向けられる言葉の一つ一つに、とても好感と共感を抱いております。江別市は、今後、財政的に大変厳しくなっていきますけれども、行政と議会が同じ方向を向いて、この難局を力を合わせて乗り切っていければと心から思っています。今回の一般質問において、私に耳と時間を貸してくださった市民の皆様と携わってくださった職員の皆様にお礼を申し上げて、私からの全ての質問を終わらせていただきます。

出典:江別市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる