江別市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月4日
市立病院の目指す姿について
2025年3月4日、江別市議会の一般質問で、芳賀理己議員が「市立病院の目指す姿について」質問し、病院事業管理者 長谷部直幸が答弁しました。
- 質問者
- 芳賀理己 議員
- 答弁者
- 病院事業管理者 長谷部直幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 芳賀理己
ただいま議長に発言の許可を頂きましたので、通告に従いまして順次質問させていただきます。市長は、令和7年度の市政執行方針において、当市にとって喫緊の課題は市立病院の経営安定化であります。また、将来の市民のためにも、長期的な視点に立って地域医療を確保していくことが重要と考えておりますと述べられました。医療を遂行するためには、当たり前ですが、そこで働く人々の存在が不可欠です。病院で働くということは、医師、看護師、検査技師、セラピスト、薬剤師、管理栄養士、事務職員など、様々な職種で構成された多くのスタッフとともに、組織の中で患者様に対して診療を行うという目的を共有しながら働くということだと思います。一方、患者は、様々な病気や悩みを抱えて医療機関を受診しますが、医療従事者は、厳しい医療経営環境の中では、職員同士がお互いの気持ちを酌み取る余裕を失ってしまうこともあり、職場の雰囲気に影響することもしばしばあります。このような中でも、職場の環境は気持ちよく楽しいことが大切であり、やりがいを感じられることが必要であると思います。そこで、1項目めとして、働く環境について伺います。様々な職業や働く現場で働き方改革と言われている昨今ではありますが、医師をはじめとする医療職の労働時間の見直しや、介護現場においても生産性向上推進体制加算が策定されるなど、医療分野や介護分野での改革も進められております。医師の働き方改革を進めるに当たっては、医師・看護師等の医療専門職から、看護補助者や医療事務作業補助者のような医療専門職支援人材へのタスクシフト、タスクシェアが重要であるとされています。令和元年の第4回定例会で、医師の負担を軽減し、働き続けていただくための対策について質問したときの御答弁では、短時間勤務や医師事務作業補助者の登用など、働きやすい環境の整備に努めていくとのことでした。現在も対策は講じていると思われますが、なかなか医師招聘は進んでいません。医師の役割は、病気の診察、治療、処方をすることですので、その役割を全うするためには、チームとして看護師やコメディカルスタッフの存在は欠かすことはできません。そのため、医師同士の相互理解や看護師・コメディカルスタッフとの良好な関係性も働く環境として大切な要素であると思われます。一方、看護師の役割は、診療の補助と療養上の世話とされています。2002年3月の法改正により看護婦から看護師に呼称が統一されました。これにより看護師という職業は、性別に関係なく、専門知識とスキルを持ち、業務を遂行するケアのプロフェッショナルであることが強調されました。診療の補助とは、決して医師の仕事の片腕となることではなく、あくまでも看護師として役割を実行することにあります。医師の指示により、診療の補助業務が多忙になることで、本当にやりたい看護、やらなければいけない看護が後回しになってしまうことになりかねません。そのような場合は、ここでは自分の理想とする看護ができないと感じてしまう可能性があります。また、療養上の世話とは、人が当たり前に行う日常生活の全ての行為において制約や制限が生じている方、それぞれに応じた援助をすることなのですが、様々な病気を持つ人に寄り添い、その人らしい生活が実行されるべく行うこととされています。この療養上の世話と称される行為が、看護師として、仕事に対する達成感や満足感を得る最も重要な要素であると思います。看護師は、目の前のその人に寄り添い、尊厳を守り、その人らしく生きていくお手伝いをしたいと願っています。そういった願いが、例えば今初めて会った方に対しても適切に対処できるスキルを身につける原動力となります。それぞれの職種の役割を最大限に発揮できる職場は、モチベーションの促進につながり、全体が活気ある元気な病院になるでしょう。ひいては、患者満足に寄与することになるのではないでしょうか。病院は命に関わる現場です。使命感に燃え緊張感のある現場ではありますが、笑顔で明るく働き続けられる環境は重要です。そのためには、それぞれの資質の向上も大切であり、一般的な課題としては、Z世代と呼ばれる若い世代の看護師の特徴を知ること、彼らのストレス耐性を高める手法を取り入れることや承認欲求とモチベーションの管理に努めること、キャリアミッションの構築などが挙げられています。以上を踏まえて、今後さらに市民に評価してもらえる病院になるための医師、看護師、コメディカルスタッフほか職員を含む働く環境についての御見解を伺います。2項目めに、患者ファーストへの対策についてです。一番に考えるということを強調して、ファーストと表現する傾向にありますが、ここでは患者あっての病院という意味で、患者ファーストと表現していきます。外来を受診または入院する方は、どんな気持ちで来られるでしょうか。再診や定期通院の方は多少慣れていることもあるでしょうが、たとえふだん病院に勤務している職員であったとしても、不安な気持ちになるのではないでしょうか。あるアンケート調査では、あなたは病院の待合室・診察室にいるとき、どんな気分で過ごしていますかの問いに、「不安な」とした回答が半数余りあることが示されています。また、待合室の朝のイメージを、「さわがしい」、「あわただしい」と感じる一方で、「静かな」、「落ち着いた」を理想的なイメージとする傾向になっています。なかなか静かで落ち着いた雰囲気をつくることは難しいと思いますが、外来に訪れる方は、市立病院を選んだ理由があると思います。例えば、待ち時間が長いと怒り出す方がいたら、どのように対応するでしょうか。怒るからといって先に診察するでしょうか。この場合の患者ファーストは、その人の言っていることをそのままかなえるのではなく、不安を最小限にして、安心して待っていられる環境をつくることだと思います。慌ただしく騒がしい場所であったとしても、それぞれの症状やここに来た理由、思いに寄り添い、情報を伝え続けることで解消されるものと思われます。1項目めでも述べましたように、看護師は、目の前のその人に寄り添い、尊厳を守り、その人らしく生きていくお手伝いをしたいと願っていて、その願いが、今初めて会った方にも適切に対処できるスキルを身につける原動力となっていきますし、何よりも理想の看護であると思っているでしょう。求められていることを追求し、求められる理想の看護を提供できれば、外来患者や入院患者に気持ちよく過ごしていただくことができ、また何かあったらここにかかりたいとか、知人に勧めたいと思うのではないでしょうか。しかし、それを実現するには、マンパワーが必要です。どこの病院でも試行錯誤しながら取り組んでいる案件であると思いますが、もし今後の動向により、病床編成で病床数の調整が実現するとしたら、職員のモチベーションを維持しながら、患者ファーストとしてのおもてなしを強化することができるように思います。病院の評価を向上させることは、患者ファーストの実現により、もしかしたら意外と容易にできるのかもしれません。何より、トップの思いを周知し、一致団結しての努力は必ず報われるものです。患者ファーストのおもてなし対策は、純粋に患者確保に寄与し、収益につながることと思われます。市内の中規模病院と連携しながら満床を目指すことも夢ではないと思います。以上を述べさせていただき、患者ファーストへの対策についてどのようにお考えか、伺います。次に、3項目めとして、人材確保に対する考え方について伺います。高齢者人口の増加によって医療ニーズは高まっており、地方を中心に、医師や看護師といった医療従事者の人手不足は深刻化していますが、実態として、医師・看護師共に就業者数は増加しています。厚生労働省によると、2020年における医師数は約33万9,000人、看護師数は約173万4,000人であり、近年は右肩上がりに就業者数の増加が見られている状況です。しかし、医療従事者の人数が増えることが、そのまま地域医療における医療従事者の不足を解消するとは限りません。多くの医師、看護師は、条件がよい都市部の医療機関に勤めていて、医療従事者の地域偏在が大きな課題として存在していることが明らかとなっています。当たり前のことですが、病院は医師がいなければ成り立ちませんので、このような情勢の中、江別市独自の特徴を踏まえた地域医療を提供していくことの追求は必要不可欠であると考えます。このまちに生まれ育ち、医師になっている方はどのくらいいるのでしょうか。郷土愛・地元愛があって、江別市で働き、このまちに貢献したいと思っている方に来ていただけるよう発信することで、何か希望的な要素は見つからないでしょうか。課題は多く、診療科の重複を少なくすることでの効果的な地域連携医療、急性期、回復期、慢性期医療の円滑なすみ分け、市立病院の20年後、30年後のビジョンとその実現など、解決すべき問題を抱えながら、明確なイメージを持って必要な医療を提供できる人材の確保と育成をするべきであると思います。ここ数年の動きでは、本当に医師が確保できるのかどうか、定着してくれるのかどうか分からない、漠然とした不安を感じずにはいられません。さきにも述べましたように、医師があっての診療であり、ここに地元を大切に思う気持ち、地元に住む方を大切に思う気持ちが加わることのメリットは大きいと思われます。以上を述べさせていただき、今後の医師招聘に関わる人材確保に対する考え方について伺います。以上で、1回目の質問を終了いたします。
答弁 病院事業管理者 長谷部直幸
私から、市立病院の目指す姿についてお答え申し上げます。まず、働く環境についてでありますが、老年人口の増加や少子化に伴い、医療ニーズの変化や医療の高度化、担い手の減少が進む中、医師をはじめとする医療従事者の柔軟な働き方に対応する観点から、市立病院では、医師や看護師等の業務を他職種へ移管するタスクシフトに取り組み、チーム医療を推進しているほか、内科救急輪番制の構築、医師事務補助者や看護補助者の配置により、医療従事者の負担軽減に努めております。また、元気が出る職場づくりを目指し、令和6年度には、おはようとありがとうの響き合う病院にと、YESと応えて最高の病院にという2つのスローガンを掲げ、それをよく実践している職員をリレー形式でつなぎ、対象職員をたたえる取組を実施しているほか、職員のメンタルヘルス等への対策として、令和4年度から産業保健師を配置し、新人研修での助言・指導や日常的な相談に対応しております。さらに、患者様のために、病院のためにという職員の思いに応えるため、元気アップ・プロジェクトを展開しており、職員のスキルアップに資するよう、学会発表に関する費用や資格取得費用等の助成を行っております。このような取組により、市立病院では、職員の意欲を高め、能力を発揮できるよう、良好な職場環境づくりを推進しているところです。議員が御指摘のとおり、職員が元気に働き続けることができる環境の整備や医療従事者の負担軽減に努めることは、医療の質の向上につながり、患者満足に寄与するものと考えておりますことから、今後におきましても、働く環境を充実し、市民、患者の皆様に信頼される病院づくりを進めてまいります。次に、患者ファーストへの対策についてでありますが、市立病院が掲げております病院理念には、市民の健康の増進と福祉の向上のため、いたわりの心をもって患者本位の医療を提供するという記載がなされており、このことは、まさに患者ファーストの考えであり、医療従事者としての基本であるべきものと考えております。先ほどの答弁の中で御紹介した、YESと応えて最高の病院にというスローガンは、職員への公募により決定したもので、その意味は、まずは相手の思いや考えを受け止め、誠意をもって接遇することで、最高の病院を目指そうとの考えによるものです。スローガンの趣旨は、私が提唱しております断らない医療の実践であり、現在、これを職員一丸となって進めておりまして、どのような患者でも受け入れる姿勢を持ち、やむを得ず市立病院で対応できない場合は、丁寧な説明をもって他の医療機関へつなぐよう努めているところであります。議員が御指摘のとおり、病院が評価され信頼を得るためには、患者が安心して外来や入院での治療を受けられるよう、患者ファーストの実践に努めることが重要であり、そのためには、職員のきめ細やかな配慮や丁寧な対応が必要になるものと認識しております。今後も、断らない医療を実践し、いたわりの心をもって患者本位の医療を提供するための職場づくりを進めることで、市民、患者の皆様に信頼される病院づくりを進めてまいります。次に、人材確保に対する考え方についてでありますが、医師の人材確保に関し、市立病院におきましては、平成18年の内科医の一斉退職後、内科診療体制の再構築に苦慮しており、医師招聘は最重要課題となっております。内科診療体制の再構築に向けては、医育大学からの専門医の派遣が重要でありますことから、長期的な視点での医育大学との関係強化に向け、令和5年度には、北海道大学呼吸器内科学教室や札幌医科大学消化器内科学講座との共同研究を開始しました。また、民間の人材紹介会社の積極的な活用、北海道が行う地域医療支援センターによる医師派遣等の依頼、北海道医師会東京事務所への求人登録、ネットワークを生かしたスカウト等、様々な手段により医師招聘を進めているところであります。この結果、令和4年度以降、4人の常勤医師が着任し、診療体制の強化につながっております。御質問の今後の医師招聘に関わる人材確保に対する考え方についてでありますが、これまで、市立病院では、採用活動において、江別市の魅力や特色についても紹介し、チームの一員として地域医療を支えていただける方を募集してきたところであります。今後におきましても、これらの取組を継続しながら、議員が御指摘の地元愛を持ち江別市で働きたいという人材を含めて、医師招聘の手法について幅広く検討してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 芳賀理己
それでは、順番に再質問と要望を述べさせていただきます。まず、1項目めの働く環境について再質問いたします。市民、患者の皆様に信頼される病院づくりを進め、職場環境の充実に努められているということですので、さらに進めていただきたいと思います。御答弁に、元気が出る職場づくりを目指し、令和6年度に、おはようとありがとうの響き合う病院にと、YESと応えて最高の病院にという2つのスローガンを掲げ、それを実践している職員をリレー形式でつなぎ、対象職員をたたえる取組を実施しているとありました。公募で決められたとても耳触りのよいキャッチフレーズであると感じますし、すばらしい取組であると思いました。これについて、周知の状況や実践内容と、褒められることでモチベーション向上につながると思われますが、褒められた職員からの職場環境への影響やよくなった点について、具体的に教えていただきたいと思います。また、看護師の仕事は多岐にわたり煩雑であるために、やりたい看護ができないことによるフラストレーションに対して、看護師の役割を最大限に発揮できるような取組として現在行っていること、または、今後実施可能なことについて何かお考えがあるのかどうか、再度お聞きいたします。次に、患者ファーストへの対策についても再質問いたします。現在も患者ファーストの精神で取り組んでいることは理解いたしました。しかし、少なからず御意見や御要望もあろうかと思います。患者からのそうした内容に対しては、どのように対処し、結果の公表などは行っているのでしょうか。また、患者と職員双方の満足度を高めるおもてなしについては、どのようなことが実行できるとお考えでしょうか、再度、具体的に教えていただきたいと思います。3項目めの人材確保に対する考え方については、要望と致します。病院事業管理者のお力添えも大きく、確実に貢献できる医師の確保ができているものと理解いたしました。これまでの医師招聘の歴史から、大都市である札幌市の近郊であっても、なかなか難しいこととは思います。医師に選ばれる病院とは、医師としての醍醐味が体験できる病院、自分の目指す医療ができる場所であることは結構重要な要素であると思います。そこに郷土愛や地元愛がプラスされることによる患者へのメリットについて、いま一度御考察いただき、人材確保について積極的に進められることを期待いたします。以上、2回目の質問と要望と致します。
答弁 病院事業管理者 長谷部直幸
芳賀議員の再質問に御答弁を申し上げます。まず、働く環境についての御質問に関しまして、スローガンをよく実践できている職員をリレーでつなぐ取組は、その職員の顔写真とコメントを病院内のグループウェアで紹介してたたえるほか、推薦を受けた職員は引き継いだバトンを職場内に飾り、次の職員は異なる職種から推薦することをルールとすることで、幅広い展開を継続しております。この取組は、チーム医療の強化、顔の見える風通しのよい職場づくり、職員個人の意欲向上といった効果につながっており、院内全体に波及しているものと認識しております。また、看護師がその役割を最大限発揮できるような取組の例として看護補助者を配置しているほか、現在、1つの病室を複数の看護師が担当し、互いの業務を補い合うセル看護提供方式を試行しており、看護業務の効率化を図ることで、これまで以上に患者に寄り添うことができるよう取り組んでおります。市立病院と致しましては、今後も様々な取組で職場環境の充実に努めてまいります。次に、患者ファーストへの対策についてでありますが、まず、患者から寄せられる意見や要望は、毎週開催する患者サポート会議で集約し、グループウェアを活用して、関係する部署と情報を共有しながら、迅速な対応に努めており、特に要望、苦言については、御意見を頂いた当事者に回答するとともに、その結果を院内関係者で共有し、院内に掲示、周知しております。次に、患者と職員双方の満足度を高めるおもてなしについては、先ほど御答弁いたしましたとおり、スローガンの共有や断らない医療を実践し、患者に寄り添う姿勢を徹底することで、患者満足度の向上に努めております。また、職員につきましては、看護補助者の配置やセル看護提供体制の構築といった負担軽減の取組を継続するほか、看護部において、職員一人一人の頑張りが承認され、互いに感謝を伝え合うサンクスカードの取組を実施しております。市立病院では、患者と職員双方が満足できる取組を継続することで、患者ファーストにつなげ、市民、患者の皆様に信頼される病院づくりを進めてまいります。以上であります。
再質問 芳賀理己
1項目めの働き方について、再度、質問させてください。リレーでつなぐ取組についてはよく理解できましたし、皆さんのモチベーションが上がる取組であると実感いたしました。看護補助者の配置やセル看護提供方式の構築、看護独自や看護部全体での取組についてはよく分かりました。先ほどもお伝えしたように、看護師という呼称に変化してから、専門知識とスキルを持ったケアのプロフェッショナルであることが強調されております。看護師以外の他職種も同様の考え方ができるのではないかと思いますが、業務が多岐にわたる看護師とそれ以外の職種との連携や取組について、再度確認させてください。次に、2項目めの患者ファーストへの対策については、要望と致します。市民、患者の皆様に信頼される病院づくりを進めてまいりますと御答弁がありました。言葉で言うのは簡単ですけれども、信頼されるための要素は、具体的にはなかなか示されていないのではないかなと思いました。全体にアナウンスすることは、一方通行であります。伝えたことが職員個々に伝わったかどうかの評価や、医療者のどのような医療提供姿勢の併用によって患者の受け止め方が変わっていくのか、そこまで掘り下げていって考えて実行しなければ、変化についての評価は難しいのではないかと思います。今後の江別市立病院経営評価委員会からの御意見も真摯に受け止めながら、より実施可能なアクションプランを求めさせていただきます。以上で、3回目の質問と要望と致します。
答弁 病院事業管理者 長谷部直幸
芳賀議員の働く環境についての3回目の質問に御答弁を申し上げます。看護師と医師・コメディカルスタッフ等の多職種が連携する取組につきましては、一例として、令和5年度に、看護部の発案により、効率的な救急受入れの態勢を多職種で構築するプロジェクトチーム、プロジェクトQQのシステムを立ち上げました。このプロジェクトでは、医師、臨床検査技師・診療放射線技師・薬剤師等のコメディカルスタッフ、事務職などを含めた多職種の職員がグループワークに参加し、救急患者が到着して入院するまでの役割や介入のタイミングを明確化し、迅速化することで、効率的な受入れ態勢を構築いたしました。また、看護師から他職種へのタスクシフトでは、毎年度見直しを検討する場を設けており、これまで、臨床検査技師による採血の実施や栄養士による入院患者への食物アレルギー情報の事前聴取など、それぞれの職種の専門性を生かして、互いに連携し補完し合うチーム医療を実践しております。さらに、チーム医療を推進し、看護師がその役割を一層発揮するため、各種カテーテルの挿入、抜去など、高度かつ専門的な知識・技能と実践的な能力が必要とされる38の医療行為について、看護師が医師に代わって行うことができる特定行為研修制度による研修修了者が当院でも随時増加しており、皆が誇りを持って主体的に医療に取り組み、医療環境の活性化につながっております。市立病院では、今後におきましても、これらの取組を継続し、職員が専門性を発揮し、それぞれの役割を果たすことができる環境づくりを進めてまいります。以上であります。
再質問 芳賀理己
もう質問は致しませんが、要望で終わらせていただきます。御答弁により、様々な職員が専門性を発揮し、それぞれの役割を果たすことができる環境づくりを進めていただけることと理解いたしました。職員が笑顔で気持ちよく働き、患者満足度が向上することで、おのずと経済に効果が生まれるものと確信いたします。数字を追うことも大切ですが、患者ファーストの精神でおもてなしの医療の実現を期待いたしまして、私からの質問を終了いたします。