江別市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月13日
(1)市長の政治姿勢について/(2)困難な問題を抱える女性への支援に関する法律について/(3)HPVワクチンについて
2023年6月13日、江別市議会の一般質問で、干場芳子議員が「市長の政治姿勢について」「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律について」「HPVワクチンについて」について質問し、市長 後藤好人、総務部長 萬直樹、健康福祉部長 白崎敬浩、生活環境部長 金子武史、副市長 川上誠一が答弁しました。
- 質問者
- 干場芳子 議員
- 答弁者
- 市長 後藤好人、総務部長 萬直樹、健康福祉部長 白崎敬浩、生活環境部長 金子武史、副市長 川上誠一
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会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 干場芳子
まず最初に、市長の政治姿勢についてお伺いを致します。新市長である後藤市長に、今後、市長が描く新たな市政運営についてお伺いを致します。人にも企業にも選ばれる、笑顔あふれるまちを目標にされると話され、江別市に住む方も、江別市を訪れる方も、そして、大人も子供も、健康で心豊かに過ごせるまち、江別市に住んでよかった、江別市に住んでみたいと思われるまち、人々の笑顔があふれ、企業からも魅力的に映るまち、そのようなまちを目指していくとしています。江別市自治基本条例に基づき、市民が主役のまちづくりを着実に進めていくことを期待いたします。しかしながら、社会全体の様々な変化とともに、人口減少、少子高齢化の進行、災害への対応等に加え、新型コロナウイルス感染症のような、ともすれば予測しにくい事態も起こり得る可能性があることも、心積もりをしておかなければなりません。コロナ禍によって、これまで既にあった問題、課題が顕在化したとも言えます。江別らしいまちづくりに取り組みながら、一つ一つ課題を解決していかなければなりません。暮らしの中の様々な問題を、他人任せにせず、対話を通して解決していくことも大切です。経済のグローバル化、情報化が進んでも、自分らしく生きる、暮らすという確かな営みが地域になければ、新しい社会システムは育っていきません。これからのまちづくりは、行政と市民が知恵と力を出し合い、市民自治のまちづくりを進めていくことが重要です。今後の市政運営の方向性についてお尋ねを致します。1点目に、第7次江別市総合計画の策定に向けた考え方について伺います。来年4月からスタートする第7次江別市総合計画策定作業を、江別市行政審議会で議論を進めています。第6回目の江別市行政審議会では、市長自ら新総合計画についての考えを述べられ、三好市政での計画案を引き継ぐと致しました。えべつ未来戦略の将来都市像では、幸せが未来へ続くまち、江別とし、協働を基盤とし5つの戦略を掲げていますが、市長としての独自色を、戦略のどこにおいて進めていきたいとお考えなのか、お伺いを致します。2点目に、行財政運営についてです。厳しい財政状況の中、限られた資源を活用し、総合計画の実現を図るため、成果や効果などを重視した資源配分を行っていくことが必要です。抜本的な事業の見直しを図り、新たな財源を確保していくことが急務と考えますが、今後、どのように取り組んでいくおつもりか、お伺いを致します。3点目は、市民力を生かしたまちづくりについてです。まちづくりは、既に行政だけでは担えなくなっており、民間やNPO、市民団体、市民の力等が必要です。労働者協同組合法が制定され、昨年10月に施行されました。利益追求とは違う価値観を持ち、労使という対立関係ではなく、みんながやりがいを持って平等に働くというスタイルを進めていくことが必要ですがどのようにお考えか、お伺いいたします。4点目は、職員の人材育成についてです。近年、新たな事業や国の給付金事業等も相まって、兼務することが多くなり、多忙化しています。こうしたことから、目の前の仕事をこなすことに追われるという仕事のスタイルが常態化しています。ともすればモチベーションが下がり、保てない状況を懸念いたします。住民目線で政策を実現していくためには、さらなる研修の充実とともに、人を育てる職場環境をつくることが重要ですが、いかがお考えか、お伺いを致します。5点目は、多様な市民の居場所についてです。今、江別には、子供たちや生きづらさを抱えた若者たちの居場所がありません。子供の居場所は、家や学校だけではありません。児童センターの対象年齢は18歳としながらも、開設時間は午後5時までであり、公民館ロビー等で過ごすには、環境整備も不十分なままです。地区センターや自治会館も同様です。こうした場所は、既に求められており、持続可能な居場所づくりのためには、支援を必要とする者が悩みを吐露できたり、誰かに相談できたりする環境を構築する必要があります。市長のお考えを伺います。6点目は、子どもの権利条例の制定についてです。子供をまちづくりの一員として位置づけ、子供の意見を尊重及び最善の利益のため子供の権利条例を制定することについてどのような見解をお持ちか、お伺いを致します。2件目は、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律についてです。日本の女性の人権状況は、ジェンダーギャップ指数が116位にとどまり、家父長制度をベースとした税制、社会保障制度となっています。劣位の原因は、まさしく労働の格差と政治格差と言えます。さらに、女性の人権状況を最も尖鋭に表現する暴力被害の実態があります。47都道府県別による北海道のジェンダーギャップ指数は、教育、行政は47位、経済は45位、政治分野では12位となっています。シングルマザーの2人に1人は非正規雇用であり、子供の教育の機会にまで影響を及ぼしています。コロナ禍で女性、児童の自殺者は増加し、18歳以下の少年少女の自殺は世界一です。働く女性は増えたものの、その約7割が非正規雇用。コロナ禍で解雇、雇い止めにあった女性の約33%が再就職できない状況となっていると言われています。2022年5月19日、通常国会において、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律、略称、女性支援法が成立を致しました。施行は2024年4月1日となっています。日本の婦人保健事業は、1956年に制定された売春防止法を根拠として、性行または環境に照らして売春を行うおそれのある女子、つまり要保護女子の保護更生を図る事業として始まりました。2001年に初のジェンダー立法として、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律が制定され、婦人保健事業の専門機関である婦人相談所にDVセンターの看板がかけられ、DV被害者の支援が加わりました。その後、ストーカー行為等の規制等に関する法律による被害者支援のほか、性暴力、性犯罪被害者、人身取引被害者などが対象に加わり、家庭関係の破綻や生活困窮など、様々な困難を抱える女性たちが婦人保健事業の支援対象者となっています。67年前に制定された売春防止法は、抜本的な見直しがなされず現在に至っています。売春防止法によって売春業者が逮捕され、女性が救出される場合がありますが、逮捕されるのは、性虐待や貧困が原因で行き場を失った10代や障がいのある女性などです。逮捕や補導処分を恐れて、最も困難に直面している女性がSOSを出せないのが実情です。性暴力被害にあった若い女性やアダルトビデオ出演被害、JKビジネスなど、支援ニーズの多様化に対して、売春防止法を根拠とするこれまでの取組では、制度的限界であることは明らかです。支援の必要な女性たちに適切な支援を提供できないどころか、婦人相談所は35%、婦人保護施設は20%しか利用されていないという現実があり、支援力の劣化と支援格差の拡大が女性たちの命を左右するまでになっています。売春防止法から補導処分、保護更生を切り離して廃止し、人権の擁護、男女平等実現を明記し、女性相談支援センターの設置、女性相談員の配置、女性自立支援施設の設置等を規定しました。約20年の様々な取組が結実し成立した新たな女性支援法は、日本の女性支援の枠組みが大きく転換するチャンスとも言えます。1点目に、法に対する認識について伺います。2点目に、自治体としての取組についてです。女性支援法は、財政支援の根拠を初めて明記し、国と自治体に、1教育・啓発、2調査研究の推進、3人材の確保、4民間団体援助の面からも支援に取り組む責務があるとしています。市町村は努めるとされていますが、既存の事業の拡充を進め、基本計画の策定にも取り組んでいくべきと考えますが、見解をお伺いいたします。最後に、HPVワクチンについてです。昨年、市民団体が主催したHPVワクチン学習会では、接種後重篤な副反応により、10年経過した現在も回復せず、治療法も確立されないまま苦しみ続ける当事者の声を聞き、さらに、ワクチンそのものの課題等について知る機会を得ました。積極的勧奨が中止となった2013年以降も幾度か副反応等について質問してまいりましたが、定期接種にHPVワクチンであるシルガード9が追加されたことを懸念することから、質問を致します。このワクチン被害は、人ごとではありません。副反応のリスクが高いことに着眼し、接種するかどうかを適切な情報提供等により、一人一人が慎重に判断することが重要です。2013年6月、HPVワクチンは、接種後に副反応被害が相次いで発生する事態となり、安全性に課題等があることから、積極的勧奨はしないという措置が取られました。2022年4月から積極的勧奨が再開し、さらに、積極的勧奨が中止されていた期間に接種する機会を逃した年代の人たちに、キャッチアップ接種として接種を勧めるための措置も行われることになりました。今年の4月から、新たにHPVワクチンシルガード9が定期接種に加わり、受けることができるようにもなりました。ワクチンの添付文書によりますと、シルガード9は、これまでの4価のHPVワクチンガーダシルの成分を約2倍に増量したものとなっています。これまでのワクチンは、15種類あると言われる発がん型ウイルスのうち、2つの型にしか対応していませんでした。シルガード9は、それに5つの型をプラスし、7つの型に対応するものとなっています。そもそも、これまで接種されてきたHPVワクチンは、はしかや風疹など他の定期接種12種類の平均値に比べて、入院が必要とされるレベルの重篤な副反応報告が8.8倍にも上るもので、極めて副反応疑いの頻度が高いワクチンです。厚生労働省のパンフレットを見ますと、従来型のHPVワクチン重篤副反応疑い報告は、接種1万人当たり5人であるのに対し、シルガード9は約7人と明記されています。厚生労働省も、副反応のリスクが高いことを知りながら、接種を勧めているという状況です。そこで、1点目は、定期接種に9価HPVワクチンが追加されたことについてです。2023年4月から、シルガード9が定期接種に追加されました。その際、対象者へのお知らせなどについてどのようにされてきたのか、お伺いを致します。2点目に、HPVワクチンを男性に接種することについてです。海外では、男性への接種を勧めている国がありますが、女性と同じように被害が出ており、裁判が行われている状況です。国内では、主に小学6年生から高校1年生までを対象に、4価ワクチンのガーダシル接種の公費助成を行っている自治体が出始めました。性交渉を通して感染するとされていること、さらに肛門がんに有効としていますが、まだ世界的にも確実にがんを減らしたというデータはありません。肛門がんは極めて希ながんであり、全悪性腫瘍の0.1%と報告されています。今後、男性への接種が進むことを懸念しますが、進めるべきではないと考えます。市の見解を伺います。これで、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 後藤好人
干場議員の一般質問にお答え申し上げます。私の政治姿勢に関しまして、まず、第7次江別市総合計画の策定に向けた考え方についてでありますが、先ほどの岡議員の一般質問で御答弁申し上げましたとおり、現在、市では、令和6年度の開始に向けて、次期の第7次江別市総合計画の策定作業を行っておりまして、その体系は、現行計画と同様に、10年間のまちづくりの方向性を示すえべつまちづくり未来構想と、前半5年間で重点的、集中的に取り組むえべつ未来戦略の2本柱で構成することとしております。また、策定作業は、令和3年度から行われており、柱の一つであるえべつまちづくり未来構想の案については、これまでに市民参加の様々な取組によって得られた多くの御意見を踏まえ、全庁的な作業によってつくり上げられたものであります。さらに、昨年設置された20人の委員から成る江別市行政審議会では、これまでに延べ10回に及ぶ審議が行われ、学識経験者や関係機関の代表、また、幅広い年齢層の公募市民の委員から様々な御意見を頂き、調整されてきたものであります。これらの過程を経てつくられたえべつまちづくり未来構想の内容は、私の考えるまちづくりの方向性と一致していることから、これまでの案のとおり策定作業を進めることと致しました。一方で、えべつ未来戦略については、まちの魅力を高めながら、課題の解決につながるテーマを掲げ、重点的、集中的に取り組むものであるため、私の市長就任後に検討を行い、戦略のテーマの案を5つとしたところであります。そのテーマは、1点目に、子供が主役のまちをつくる、2点目に、幸せに歳を重ねられる暮らしを届ける、3点目に、みんなの働きがいと、元気な経済をつくる、4点目に、地域から地球温暖化防止に挑む、そして、5点目は、デジタル技術で住みよい明日を切り開くであります。テーマの設定に当たっては、変化の激しい社会経済情勢に対応できるよう、バランスを重視したほか、全ての戦略の実践が人口減少対策にもつながるよう留意したところであります。今後におきましては、さらに全庁的な作業を行い、引き続き、江別市行政審議会の御意見を伺いながらつくり上げてまいりたいと考えております。次に、市民力を生かしたまちづくりについてでありますが、少子高齢化の進展など社会経済構造が変化し、市民のニーズが多様化することにより、行政だけでは地域の課題解決の全てを担うことが難しくなってきていることから、まちづくりにおいては、市民や団体、行政などの相互の連携協力が重要であると考えております。江別市自治基本条例では、市民参加・協働によるまちづくりの推進を市民自治の基本理念としており、第6次江別市総合計画においても、協働のまちづくりを基本理念の根幹とし、これまでも、自治会やNPO、市民活動団体、企業などと協力してまちづくりを進めてまいりました。また、昨年10月に施行された労働者協同組合法に基づき、出資した組合員が主体的に経営に参加し、地域のニーズに応えた仕事をする労働者協同組合については、新たな協働のまちづくりの担い手として期待されるところであり、市では、生活困窮者自立支援事業において労働者協同組合に業務を委託するなど、連携を図っているところであります。今後におきましても、江別市自治基本条例の理念に基づき、様々な主体による市民の力を活用した協働のまちづくりを推進してまいりたいと考えております。次に、子供の権利条例の制定についてでありますが、子どもの権利条約に基づき、令和5年4月に、子供施策を社会全体で総合的かつ強力に実施していくための包括的な基本法として、こども基本法が施行され、子供の権利を保障することや子供の意見を政策に反映するために必要な措置を講ずること等が定められました。また、同時に、子供施策の展開方針であるこども大綱の策定が進められております。そのような中、市では、児童虐待やいじめなど、子供の権利の保障に対応するための相談員を配置するなど、子供の権利を守るための施策の充実に努めているところであります。議員御指摘の子供がまちづくりの一員として参加することについてでありますが、具体的な取組と致しましては、現在、第7次江別市総合計画の策定作業を進める中で、子供の意見を把握するため、えべつの未来づくりミーティングにおいて、中学生、高校生のヒアリングを複数回行っております。また、小学4年生を対象に、まちづくりの基本理念である協働について、未来のまちづくりの担い手である子供たちに知ってもらうため、クイズ形式によるミニ講座を実施するなどの機会を設けているところであります。市と致しましては、まずは、こども基本法に基づき、子供の権利を守るための施策の充実を図ることが必要であると考えておりますことから、子供の権利条例の制定の必要性については、江別市子ども・子育て会議において、国の取組等について必要な情報を提供しながら、御意見をお聞きし、判断してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 総務部長 萬直樹(総務部長は2024年3月まで)
私からは、市長の政治姿勢についてのうち、行財政運営についてほか1件について御答弁申し上げます。少子高齢化や人口減少の進行が予想される中、様々な行政課題に対応していくためには、財政状況を健全に保つとともに、効率的な財政運営に努める必要があります。市では、これまでも、事務事業評価や行政外部評価を基に施策の成果や費用対効果を検証しており、毎年度の予算は、これらの検証結果を踏まえて、事業の見直しや統廃合などを検討しながら編成しているところであります。また、財源に関しましては、国や北海道の補助金のほか、民間の補助制度や企業広告など様々な手法で収入確保に努めており、近年は、市有地の売却が基金の積み増しに結びついております。次期江別市総合計画の推進に向けては、事業の見直しなどによる経費削減に引き続き努めるとともに、少子化対策や環境政策などに係る国の動向を注視し、新たな補助制度等を積極的に利用するほか、未利用地の活用による企業誘致やふるさと納税の拡充など、財源確保に向けた取組を一層進めてまいりたいと考えております。次に、職員の人材育成についてでありますが、市では、平成29年3月に改定した江別市人材育成基本方針に基づき、意欲ある人材の育成を目指す人事制度、職務上必要となる知識や能力等を習得するための研修、人を育てるための土台となる職場づくりの3要素を連動させ、それらの相乗効果によって人材育成を進めてきたところであります。議員が御質問の住民目線で政策を実現していくためには、人材育成は極めて重要であると認識しております。市と致しましては、引き続き、職員研修の充実や職場環境の改善に努めるとともに、今後、国から地方公務員の育成指針や地方公務員の在り方に関する研究報告などが示される予定であることから、今年度策定予定の次期江別市人材育成基本方針に反映し、職員の人材育成を図ってまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、市長の政治姿勢についてのうち、多様な市民の居場所についての御質問に御答弁申し上げます。国は、全ての子供が安全で安心して過ごし、様々な学びや体験の機会に触れ、幸せな状態でいることができる居場所づくりを推進するため、令和4年度にこどもの居場所づくりに関する調査を行ったところであります。令和5年3月には、この調査の分析結果が、居場所づくりにおける理念や求められる要素、課題などについて整理され、報告書として取りまとめられております。この報告書を踏まえ、よりよい居場所づくりを進めていくため、令和5年4月に設置されたこども家庭庁が、年内にこどもの居場所づくりに関する指針を策定すべく検討を進めているところであります。議員の御質問にありますとおり、本市においては、子供の年齢や生活環境に応じ、児童センターや放課後児童クラブのほか、公民館や子供食堂などが子供の遊び場や学習スペース等として有意義に活用されているものと認識しております。市と致しましては、子供にとって、家庭でも学校でもない、安心して過ごすことができる居場所の確保は大切であると考えておりますことから、今後策定される国の指針を踏まえながら、どのような居場所や機能を求めているのか、まずは、子供の声を聞くなど、ニーズの把握に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 生活環境部長 金子武史(生活環境部長は2023年6月まで)
私から、困難な問題を抱える女性への支援に関する法律について御答弁申し上げます。まず、法に対する認識についてでありますが、この法律は、性的な被害、家庭の状況、地域社会との関係性などにより、困難な問題を抱えた女性への公的支援を強化することを目的とし、令和4年5月に制定され、令和6年4月から施行されるものであります。また、この法律では、目的・基本理念として、女性の福祉、人権の尊重や擁護、男女平等といった視点を明確にし、基本方針や都道府県の基本計画の策定、女性相談支援センター、女性相談支援員、女性自立支援施設などにおける女性への支援などについて規定しております。本年3月には、国から基本方針が示されており、法律の基本理念の考え方や支援の内容、対象者及び国や地方自治体の役割などを明記し、女性相談支援センター等の支援の中核となる機関との連携や民間団体や関係機関との連携体制などについて定めております。女性をめぐる課題は、コロナ禍により、生活困窮、性的犯罪、家庭関係の破綻など複雑多様化していることが顕在化し、孤独・孤立といった新たな視点も含め、女性への支援強化が喫緊の課題となっていることから、市と致しましても、官民一体となって、困難な問題を抱えている女性たちの自立を包括的に支援する必要があると認識しているところであります。次に、自治体としての取組についてでありますが、この法律では、都道府県、市町村、民間団体や専門機関などが連携して、包括的かつ切れ目のない支援体制や必要十分な支援を受けられる体制を整備していくことを基本理念としており、国の基本方針においても、国と地方自治体との連携や女性支援センターなどとの連携、民間団体との協働による支援などが求められております。また、法律に基づき、市町村は、国の基本方針と都道府県の基本計画を勘案し、市町村基本計画の策定に努めることとされております。市では、これまで、江別市子ども・子育て支援事業計画や江別市地域福祉計画に基づき、独り親世帯や生活困窮者への支援を行うほか、くらしサポートセンターえべつや江別まちなか仕事プラザなどの関係団体と連携し、困難な問題を抱える女性への支援を行ってまいりました。市と致しましては、今後、北海道の動向を注視しながら、必要な対応に向けて検討してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、HPVワクチンについて御答弁申し上げます。まず、定期接種に9価HPVワクチンが追加されたことについてでありますが、9価HPVワクチンは、国の審議会において、昨年11月に定期接種化について了承され、厚生労働省令により、令和5年度から定期の予防接種に追加されたところであります。このことを受け、市では、令和5年度に、定期接種の対象となる方に加え、積極的な接種勧奨を差し控えたことにより接種機会を逃したキャッチアップ接種の対象者を含め、接種歴のない方に対しても、個別に接種案内をお送りしたところであります。その際には、対象者が接種を受けるかどうかの判断をするため、ワクチンの効果や副反応の頻度などについて、国が作成したリーフレットのほか、対象者が最新の情報を入手できるよう、QRコードを記載した説明文を同封するなどの工夫をしております。なお、これらの内容については、市ホームページに掲載するなど、周知を行っているところであります。次に、HPVワクチンを男性に接種することについてでありますが、男性に対するHPVワクチンの接種は、令和2年12月の国の薬事・食品衛生審議会において、4価HPVワクチンについて薬事承認され、令和4年8月の厚生科学審議会において、定期接種に位置づけるかどうかの議論が始まったところであります。御質問の男性に対するHPVワクチンの接種についてでありますが、市と致しましては、今後、国において、科学的知見等に基づいて有効性や安全性について議論されていくものと認識しておりますことから、その動向を注視してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
それでは、2回目の質問をさせていただきたいと思います。まず、市長の政治姿勢についてということで、全般的な印象として、市長選の前に三好市長が様々な場面で答弁されていたことと、あまり変わらないのかなという印象なのですけれども、市長に御就任されましたので、改めてお伺いをしてまいりたいと思っております。1件目の市長の政治姿勢についての1点目、第7次江別市総合計画の策定に向けた考え方についてお伺いをしたいと思います。先般開催された江別市行政審議会に市長が参加されておりまして、委員のほうから、5つの戦略について、どこに力点を置かれたいのかというような質問があったというふうに思っております。市長は、子供が主役のまちをつくるというところに、子育て支援と教育というようなお話をされていたかと思っております。その子供が主役のまちづくりという私なりのイメージから、子育て支援と教育というところについて、もう少しお伺いしたいと思っております。これまで要職に就かれて、副市長もされて、市の状況はおおむね把握されてきたはずというふうに認識をしております。市長として担う市総合計画における任期の4年は、非常に重要な4年間だというふうに思っておりますので、それを踏まえまして、改めて、市長として、具体的にどのようなことに取り組んでいきたいというふうにお考えなのか、お伺いをしたいと思います。
答弁 市長 後藤好人
干場議員の再質問に御答弁申し上げます。第7次江別市総合計画の期間における具体的な取組についてでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、戦略テーマの案を基に、さらに全庁的な作業を行いまして、引き続き江別市行政審議会の御意見などを伺いながらつくりあげてまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 干場芳子
そうした作業でより具体化させていくということだとは思いますけれども、これまで、どちらかというと、子育て支援というような表現が多かったというふうに思います。そうした意味で、子供が主役のまちをつくるというような表現がありましたので、もう一歩、何か具体的なお考えを述べていただけるのかなという期待を持ちまして御質問しましたけれども、今後、様々な場面で、またお伺いをしていきたいと思いますので、この点については終わりにしたいと思います。2点目の行財政運営についてですけれども、財政が厳しいからこそ、優先順位を明確にしていかなければならないというふうに思っております。事業の見直しというのは、廃止、一時凍結、そして、休止等も視野に入れて検討していくということなのか、その点についてお伺いを致します。
答弁 総務部長 萬直樹(総務部長は2024年3月まで)
干場議員の再質問に御答弁申し上げます。行財政運営に関して、事業の見直しは、廃止や休止等も視野に入れて検討するのかという御質問でありますが、事務事業評価等により、成果や費用対効果の向上の余地が少ないと判断した場合には、廃止や休止等も含めて見直すこととしております。以上であります。
再質問 干場芳子
2017年の報告書をもって終了した江別市行政評価外部評価委員会は、江別市自治基本条例に基づく取組として実施してきたものですけれども、分かりやすく公表するということにおいては、その目的が果たせているというふうに評価できると思います。江別市自治基本条例第15条の行政評価では、効果的かつ効率的な行財政運営を図るとしていますけれども、その効果が発揮されているとは、なかなか言い難いというふうに思っております。以前実施していた行政評価委員会では、税の使い方、そして、事業自体にも触れるなど、大変厳しい意見も出ていたというふうに思っております。答弁にあった、行政自らの事務事業評価による判断には限界があるのではないかというふうに私は認識をしております。さらに踏み込んで、事業の見直しを目的とした第三者的な外部の検討委員会を設置することを視野に入れていくべきではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。
答弁 副市長 川上誠一
再質問に御答弁申し上げます。行財政運営に関して、事業の見直しを目的とした第三者的な外部委員会の設置を検討すべきとの御質問でありますが、市では、学識経験者や公募市民等で構成される江別市行政改革推進委員会での行政外部評価において、事務事業評価の検証のほか、事業の改善等に係る様々な提案を頂いているところであります。市と致しましては、内部評価の質の向上や事業の効果的な見直しにつながるよう、こうした行政外部評価の適切な実施に一層努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
これまで以上に効果的な見直しを図っていくということですので、その点についても、これから注視をさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。3点目の市民力を生かしたまちづくりについてお伺いいたします。今後のまちづくりには、これまで以上に市民や団体等と行政の連携協力が重要というふうに認識されているとのことでした。税の振り向け方にも関わることなので、しっかりと江別市自治基本条例の理念を職員に再認識をしていただきたいと思っております。そのためには、市民への情報の公開の徹底、分かりやすい情報の提供、政策決定のプロセスもそうですけれども、その辺の情報の公開をしっかりと進めていただきたいと思います。そこで、お伺いいたしますが、労働者協同組合法は成立いたしましたけれども、広く市民等への情報提供、啓発等が進んでいないように思われるのです。市としての今後の取組等が必要と考えますが、お伺いを致します。
答弁 市長 後藤好人
労働者協同組合に関する再質問に御答弁申し上げます。労働者協同組合に関する事務につきましては、北海道が所管となっておりますが、今後、北海道から情報提供や啓発について依頼があった際には、協力して実施してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 干場芳子
北海道の所管であることは理解いたしますけれども、これからの担い手、地域のまちづくりの担い手として非常に大切ですので、具体的には、今、市長のほうから御答弁いただきましたけれども、経済部商工労働課とも連携をしながら取り組んでいっていただきたいというふうに思っております。続きまして、多様な市民の居場所についてですけれども、答弁を頂いたのは、私が申し上げたのとうまくマッチしていないところもあったと感じていますが、国の方針というのが、学校、家庭以外の子供・若者の過ごす場所については、当市はあまりにも遅れているのかなと思っております。福祉的な観点からも問題だというふうに、私は思っております。市内では、様々に生きづらさを抱える若者やその親に寄り添う常設的な場所の必要性について考える話合いや動きが既に出ております。国の動向は理解しますが、質問の、まずは既存の施設を見直して、子供たちも過ごしやすい公民館等の環境整備や児童館の開設時間の拡充についてという点に触れて申し上げているのですけれども、こども家庭庁の居場所の指針が示されないとなかなか進められないということなのか、この点について再度お伺いを致します。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。多様な市民の居場所づくりについて、国の指針策定を前提とすることの必要性についてでありますが、市と致しましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり、子供の居場所づくりについては、国の指針を踏まえるとともに、まずは子供の意見や希望を聴いて、ニーズの把握に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
この点については、度々触れさせていただきましたけれども、いろいろな市の事情、考え方もあろうかと思いますが、不登校児童生徒も含めて、若者や子供たちの誰もが学校でも家でもない場所が必要だというふうに思っております。本来は、既に自治体として取り組んでいなければならないものと、私としては認識しております。スピード感を持って進めていただきたいと思います。国では、内閣官房こども家庭庁設立準備室による、本年3月、こどもの居場所づくりに関する調査研究の報告書が出されましたけれども、この内容は大変中身が濃くて、充実している報告書だというふうに思っております。ぜひこうしたことも参考にしながら、着実に居場所づくりについて進めていただきたいというふうに思います。引き続きまして、6点目の子どもの権利条例の制定についてです。これまで、条例制定については度々取り上げさせていただきました。文部科学省の生徒指導提要に子どもの権利条約が示されたことも、併せて前回も質問させていただきました。子育て支援は、あくまで親支援だというふうに思います。ですので、権利の主体としての子どもの権利条例は、やはり必要だというふうに思っております。子供施策を推進していく上でも大変重要です。必要性について、江別市子ども・子育て会議に意見を聴くということですけれども、案とはいえ、新総合計画の戦略テーマに子供が主役のまちをつくると掲げている中で、必要性を聞くというのではなくて、市としてしっかりと考え方、市の姿勢を示して意見を聴くべきであり、そのような時期に来ているのではないかと考えますけれどもいかがか、お伺いを致します。
答弁 市長 後藤好人
再質問に御答弁申し上げます。子どもの権利条例について、市が条例を制定する姿勢を示した上で、江別市子ども・子育て会議の意見を聴くことについてでありますが、令和5年4月1日に施行されたこども基本法は、国や地方公共団体に対して、基本理念にのっとり子供施策を策定、実施する義務を課すものであります。市と致しましては、今後策定される国のこども大綱に基づきまして、子供の権利を守るための施策の充実を図ることが必要であると考えておりますことから、江別市子ども・子育て会議に国や市の取組について情報提供しながら、子どもの権利条例の制定の必要性について御意見をお聴きし、判断してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
江別市子ども・子育て会議に必要性を聞くということですけれども、意見の聴き方とか情報提供の在り方や進め方などがとても大事だというふうに思っておりますので、様々な意見があっても、最終的には市長が決断するということと理解いたしますが、いつ頃を目途に判断するとお考えか、再度お伺いを致します。
答弁 市長 後藤好人
再質問に御答弁申し上げます。子どもの権利条例の制定について判断を行う時期でありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、今年度開催予定の江別市子ども・子育て会議で御意見をお伺いしながら、適切に判断してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。2件目の困難な問題を抱える女性への支援に関する法律についての2点目の自治体としての取組についてお伺いを致します。北海道の動向を注視しながら、必要な対応に向けて検討していきたいとの御答弁については理解いたしますけれども、法の概要、枠組みから見ますと、市町村の役割が大変重要だというふうに見て取れると思います。2022年度江別市まちづくりアンケート結果のDV及びハラスメントでは、暴力、ハラスメントを受けた人の半分以上が相談をしていなかった。行政、民間の相談は約5%、相談できなかった理由として、相談しても無駄だと思った、恥ずかしくて誰にも言えない、自分さえ我慢すれば何とかなるなどが71%にも及んでいます。声を上げやすい、相談しやすい体制が整っているとは、江別市としては、今の状況ではそういう体制が整っているとは言い難いというふうに思います。さらに、江別市家庭児童対策地域協議会の事業の虐待を含めたDV相談件数は、減少もしておりません。市として、支援を含め、取組等を行っているとの説明は理解いたしますけれども、実効性については十分とは言えず、さらなる効果的な取組が必要だと考えますが、必要な取組についての検討は、今後、具体的にどのような場、メンバーで決定されていくおつもりか、見解をお伺いいたします。
答弁 生活環境部長 金子武史(生活環境部長は2023年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。自治体としての取組についての再質問でありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、市では、これまで、江別市子ども・子育て支援事業計画や江別市地域福祉計画に基づき、独り親世帯や生活困窮者への支援を行うほか、くらしサポートセンターえべつや江別まちなか仕事プラザなどの関係団体と連携し、困難な問題を抱える女性への支援を行ってまいりました。今後におきましても、引き続き女性の支援を行いながら、今回の法律に基づく具体的な取組につきましては、今後、北海道が基本計画の策定に着手していくと考えられることから、北海道の動向を注視しながら、必要な対応に向けて検討してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
答弁はお聞きしましたということにしたいと思います。あくまでも北海道の動向等を注視するということのようですけれども、法に基づく計画策定について、行政が判断する際には、併せて、識者もいる審議会等の意見も聴きながら判断するという姿勢も必要ではないかというふうに考えますので、今後よろしくお願いいたします。また、今月、6月23日から29日までは男女共同参画週間となっておりますので、自治体によっては、ホームページにこういう支援法が成立したことを掲載したりとか、そんなふうに取り組んでいるまちもありますので、そういったところを敏感に捉えながら、所管として、周知も含め、今後取り組んでいただきたいと思います。最後の3件目、HPVワクチンについての1点目ですけれども、定期接種に9価HPVワクチンが追加されたことについて再質問を致します。対象者へのお知らせについては承知いたしましたけれども、昨年の4月からの接種の積極的勧奨再開に際して、国は、医療機関や学校との連携が必要としています。このたび新たに9価ワクチンが追加されたことについても、学校での担任や養護教諭への追加の情報提供も必要と考えますけれども、いかがかお伺いを致します。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。学校の担任や養護教諭への情報提供についてでありますが、本年4月に、9価HPVワクチンが定期の予防接種に追加されたことについて、北海道教育庁が、道立学校長、市町村教育委員会、市町村立学校長に対して通知をしております。この通知では、本年4月から9価HPVワクチンが定期接種に追加となったことのほか、児童生徒や保護者から、接種に関連した副反応による症状や学校生活などについて相談があった場合には、北海道の相談窓口を勧めるなど、引き続き適切な対応を行うよう記載されております。以上であります。
再々質問 干場芳子
3回目の質問ですけれども、9価HPVワクチンがスタートし、リーフレットや市のホームページに厚生労働省へのアクセスの案内などがされております。データなどを読み取ることが非常に難しいというふうに私は思っております。厚生労働省のデータから、9価HPVワクチンが従来の定期接種ワクチンに比べて重篤な副反応が高いことや、ガーダシルよりも副反応が多いことを、ホームページや接種案内のパンフレットに記載することができないのかどうか、見解を伺います。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
再質問に御答弁申し上げます。9価HPVワクチンの副反応が他のワクチンより頻度が高いことを、市ホームページや接種案内のパンフレットに記載することについてでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、市では、接種の対象者に個別に接種案内をお送りする際に、ワクチンの効果や副反応頻度などについて、国が作成したリーフレットに加えて、最新の情報を入手できるよう、QRコードを記載した説明文を同封するなどの工夫をしているところであります。以上であります。
再々質問 干場芳子
ありがとうございます。一応お聞きを致しました。最後に少し述べさせていただきながら、質問を終わりたいと思いますけれども、2020年から積極的勧奨が再開されてから、一般医師から協力医療機関に送られる患者の数が急増しております。明らかに副反応が増えていることを現しているのだと思っております。厚生労働省のホームページのデータから傾向等を含めて、先ほども申し上げましたように、一般の方が読み取るというのは大変難しいというふうに思っております。そうした現状から、従来のワクチン接種の重篤を含めて副反応が多いこと、さらに、シルガード9の添付文書の、効能または効果に関する注意には、9種類のウイルス以外のHPVワクチンに起因する子宮頸がんまたはその前駆病変等の予防効果は確認されていないこと、また、接種時に感染が成立している、つまり性交渉があるという意味ですけれども、HPVウイルスの排除及び既に生じているHPVウイルスの関連の病変の進行予防効果は期待できない、そういうふうに記載されています。さらに、本剤の予防効果の継続期間は確立していないとも記載されています。国内でワクチンでがんが防げたというデータは、まだ得られてはおりません。また、国の研究費を使った論文では、前がん病変に対するHPVワクチンの有効性を統計的優位さを持って示さなかったと報告もしております。しかし、こうしたことは厚生労働省のリーフレットには記載がありません。偏った情報とも言えるのではないかと思っております。江別市では、今年4月20日に、中学1年生相当の女子に469人、同月27日には、中学2年生から高校1年生相当の女子に1,257人、そして、高校2年生、キャッチアップ対象を含めて2,802人に接種のお知らせを実施しました。まだ接種後の通知が届いておりませんので、どのぐらい接種したかという人数は把握できていないのですけれども、重篤を含めた副反応者の発生の実態というのは、人口規模に関わらないというふうになっております。定期接種であっても、接種する、しないはあくまで任意です。裁判を起こしているワクチン副反応等の皆さんは、接種する前に、もっと具体的な分かりやすい情報が提供されていたらと話されています。自治事務を担う基礎自治体には、判断するための分かりやすい情報の提供が不可欠であることを強く申し上げたいというふうに思います。また、今後、接種状況等も含め、注視をしていきたいと思っております。男性への接種についてでありますけれども、海外では、女子と同じような接種被害が出てきておりまして、裁判も行われているという状況があることを申し添えまして、私の質問を終わりたいと思います。以上です。