みんなの議会

江別市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月9日

(1)学校における生理の貧困への対応について/(2)子供の人権の視点で校則を見直すことについて/(3)コロナ禍における大学生等への支援について

2021年9月9日、江別市議会の一般質問で、吉本和子議員が「学校における生理の貧困への対応について」「子供の人権の視点で校則を見直すことについて」「コロナ禍における大学生等への支援について」について質問し、市長 三好昇、教育長 黒川淳司、企画政策部長 川上誠一が答弁しました。

質問者
吉本和子 議員
答弁者
市長 三好昇、教育長 黒川淳司、企画政策部長 川上誠一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 吉本和子

議長から発言の許可を頂きましたので、通告に従って順次質問をさせていただきます。初めに、件名1、学校における生理の貧困への対応について、項目1、社会問題化している生理の貧困に対する認識についてお伺いいたします。貧困と格差の拡大にコロナ禍が加わって、経済的な理由で女性が生理用品を十分買えない問題が表面化し、全国的な社会問題となっています。毎月の生活必需品である生理用品を購入することができずに、交換の回数を控える、トイレットペーパーを代用するなどの実態が報告されています。同時に、この問題はジェンダー平等の観点からも見なければならないと言われます。生理用品がなければ学校にも行けない、仕事もできない、日常生活ですらまともに営むことができません。女性の生理は人類が子孫を残すための必要不可欠な生理現象にもかかわらず、日本社会にはいまだに、生理は恥ずかしいことという誤った認識が定着しているように思われます。ジェンダー平等はSDGsの目標5に掲げられていますが、このジェンダー平等を実現するために、女性の生理現象におけるあらゆる負担をみんなで共有し、理解し合い、ともに考えることが必要と考えます。また、生理用品が購入できないということは生活全体が困窮し、困難を抱えているということと受け止め、支援が求められます。今、社会問題化している生理の貧困に対する認識について、お伺いを致します。次に、件名1の項目2、児童生徒間での生理の貧困に対する課題について、どのようにお考えか、お伺いいたします。コロナ禍における失業、収入の減少、また保護者による養育の放棄、配偶者等からのDVなどの事情から生理用品の購入が困難になるといった状況が広がり、そのことが子供の間にも生理の貧困として広がっています。生理用品は健康な生活を送るための必需品であるにもかかわらず、不衛生な状態に置かれ、経血で服や椅子を汚すことが心配で登校できなくなる児童生徒がいると言われています。児童生徒が安心して通学でき、健康で衛生的な学校生活を送れるように、学校においても必要なとき、必要な分の生理用品を使えることが求められます。ほとんどの学校は保健室に生理用品を置き、必要になった児童生徒がそこで返却することを前提に借りて使用する、あるいは返却不要で使用するということが一般的とのことですが、当市の場合はいかがでしょうか。保健室で借りるということが、毎月だと行きづらくなる、保健室にほかの生徒がいれば恥ずかしくて言えない、返しに行く惨めさがあるなど子供の自尊心を傷つけることになるのでは、また、家庭の状況を知られることの拒否感などから、むしろ足を遠のかせるという指摘もあります。このように子供たちは生理用品が足りないという非常にデリケートなことを抱え、悩んでいることが分かります。学校における児童生徒間での生理の貧困に対する課題についてどのようにお考えか、お伺いいたします。次に件名1、項目3、学校のトイレに生理用品を常備することについて、お考えをお伺いいたします。学校において、必要な生理用品を入手することは児童生徒一人一人の尊厳を保ち、教育機会を保障するために重要な課題と言えます。学校のトイレに生理用品を無償設置することで、生理用品を入手することが困難な児童生徒も手に入れることができますし、生理がある人のプライバシーを確保することにもつながります。また、経血が漏れたり急な生理への対処が必要になったとき、トイレに生理用品があることですぐに手当てができ、安心して学校生活を送れます。トイレにトイレットペーパーがあるように生理用品も無償設置を、の運動が今、全国的にも広がっていると言われています。江別市内の小・中学校のトイレに生理用品を常備することについて、どのようにお考えか、お伺いいたします。次に件名2、子供の人権の視点で校則を見直すことについて、項目1、全国的に校則の見直しが進められていることに対する認識についてお伺いを致します。2017年9月、大阪府立高校で頭髪の黒染めを強要され深刻な被害にあった女子高校生が裁判を起こしたということが社会に大きな波紋を広げ、その後いわゆるブラック校則とやゆされるような実態が報道機関によって次々取り上げられました。そもそも校則とは、学校が教育目標を達成するために必要なものであり、合理的な範囲において定められるものとされ、一方ブラック校則と呼ばれる不適切な校則の多くは合理的な説明ができないであろうルールで定められているものと言えます。その後、民間団体によるブラック校則なくそうプロジェクトが立ち上がり、ツイッター上で地毛が茶色いのに黒染めの強要をされた、あるいは下着の色を白と決められチェックされるなど、校則への訴えが増え、大阪府立高校の事件は氷山の一角であり、水面下では中高生の不満が蓄積していたということが分かると言われてきました。このように、頭髪や下着の色の規制などプライバシーや人権に関わる不合理な校則が問題化する中、文部科学省は社会の常識、時代の進展などに応じて絶えず校則の見直しをするよう求める通知をし、各地の改善事例なども併せて紹介しています。全国的に校則見直しが進められていることに対し、どのような認識をお持ちかお伺いいたします。件名2、項目の2市内公立小・中学校における校則の課題について、どのようにお考えかお伺いいたします。2020年3月、日本共産党都議会議員が東京都議会で髪型のツーブロック禁止校則を取り上げ、禁止の理由を質問した動画の再生回数が650万回を越えたとのこと。この動画を見た市内の中学生の保護者の方から、うちの中学校もツーブロック禁止だけど理由はやっぱり事故に巻き込まれないためなのかとメールを頂きました。650万回の再生回数は、全国の中高生や保護者等の強い共感があったのだろうと想像できますし、江別市の中学生の保護者の共感も呼んだと思われます。校則は教育活動の一つでありながら、子供の人権問題に直結していると言われます。例えば、子供の髪型や服装などのライフスタイルを規制する場合、ライフスタイルはその人の基本的人権なので人権に抵触することになります。その人のライフスタイルはその人のもので、本来は自由の領域。それなのに頭髪や服装など細かく決められ、そのとおりにしているかどうかを点検される。ライフスタイルへの執拗な点検はその人を人間としておとしめ傷つける、このような指摘もされています。そして今、全国的に実際に多くの子供たちの髪型や服装の校則に対する切実な訴えが聞かれています。子供の人権を守るという見地でこの問題を考えることが必要と考えます。このような中で、市内の公立小・中学校における校則の課題については、どのようにお考えかお伺いを致します。件名の2、項目の3、市内公立小・中学校の校則を見直すことについて、どのようにお考えかお伺いを致します。校則問題を考える上で重要な点は、校則の内容が日本国憲法や子どもの権利条約からみてどうかという点だと言われています。日本国憲法第13条(個人の尊厳、幸福追求権)には頭髪や服装、身じまいなどのライフスタイルを自ら決めていく自己決定権が含まれ、当然子供たちにも適用されているとのこと。また、子どもの権利条約は第13条の表現の自由、第14条は思想、良心、宗教の自由、第15条は結社、集会の自由、そして第16条は私生活の自由など大人が享受している自由と同じ自由を子供の権利として規定しています。こうしたことから、子供の頭髪や服装の自由は日本国憲法や子どもの権利条約によって保護されている子供の基本的人権に属すると言われます。一方、校則は教育活動であることから、その見直しには児童生徒、保護者、教職員、地域住民等による丁寧な議論と、そして納得と合意形成が必要だと言われています。社会全体に多様な個性を尊重する流れが今、増している中で校則の見直しをすることについてどのようにお考えかお伺いを致します。次に件名3、コロナ禍における大学生等への支援について、項目1、大学生等の生活困窮に対する認識についてお伺いを致します。長期化するコロナ危機の中で、営業自粛による中小業者の経営危機や労働者の解雇などが広がり、専門家からは戦後最悪の不況だとの指摘も聞かれます。収入が減ったことから1日1食に切り詰めるなど、食べたくても食べられない人たちが増え続けていると報道され、命が守られない深刻な事態が各地で起きていると感じます。今、全国で取り組まれている食料支援の取組であるフードバンクでは、そんな方々に食料を配布し、とても喜ばれているということです。この取組は、江別市内では大学生等に対し、若者中心の団体も含む複数の市民の団体が実施をし、食料品といった物資等の調達や提供依頼、収集から配布のほか、生活の困り事などの相談を受けているとのことです。少なくない大学生等は、アルバイトで家賃や生活費を賄っていると言われ、もともと厳しい経済状況にアルバイトがなくなることで、初めに食費を削らざるを得なくなるといいます。コロナ禍はマスクや消毒液の購入費用といった特別の負担を負わせた上、学業と生活両方に深刻な影響を与えることから、この間、国は学生支援緊急給付金の支給や授業料等の減免などを実施しています。同じく江別市も市独自の給付金の上乗せ支給なども実施していますが、一時的な対策で終わってしまっています。昨年8月に、江別市での若者中心の団体が行った食料支援、フードバンクでの新型コロナ青年実態調査では、アルバイトができなくなり、親からの仕送りもないので二、三日飯抜きも普通だったという声があったと聞いておりましたが、今年行ったフードバンクでも1日2食しか食事が取れないという声があったとのこと。いまだに少なくない大学生等が日々の食事もままならない状況にあるのではと危惧するものです。コロナ禍の下、大学生等の生活困窮についてどのような認識をお持ちかお伺いを致します。件名3、項目2、大学等と協力して生活実態調査を実施することについて、お考えをお伺いいたします。食料支援を知り、その場に食料を受け取りに来る大学生等は全体からみれば、ごく一部といえ、その場でのアンケートなどの声も全体を反映しているとは言えません。コロナ禍の下で、少なくない大学生等はアルバイトが減る、なくなる、親の収入が減り仕送りが減る、なくなるなどの経済的な困難、オンライン授業が大変、学業の日程が中止になる、あるいは延期になるなど、学業への困難、マスクや感染対策がつらい、友達ができない、就職が決まらないなど社会的、精神的な困難を抱えていると指摘されています。これらの困難を軽減させ、大学生等が学業に専念できる環境を整えることは、自治体の役割の一つと考えます。当市において、大学生等にコロナ禍がどのような困難を与えているのか、この間の国や市の公的支援制度の活用状況も含め、生活実態を把握することが必要と考えます。大学等と協力し、広く大学生の生活実態調査を実施することについて、お考えをお伺いいたします。件名3、項目3、民間団体等が実施している食料支援事業への公的支援についてお考えをお伺いいたします。全国的に行われている大学生等への食料支援であるフードバンクの主催者からは、コロナ禍が長期化し事業の回数を重ねるごとに学生からの声が深刻化していると聞きました。先ほど申し上げましたように、少なくない大学生は食事の回数を減らさざるを得ない状況にあると言えます。二、三日に1回の食事から1日1食、1日2食になったとしても、1日3食の食事が取れないという深刻な状況にあることには変わりありません。当市で若者中心に行われている若者中心の団体が行っている食料支援であるフードバンク事業の財源は全てカンパで賄われているとのこと。カンパや物資提供を呼びかけるビラを地域に配布し、様々な民間団体等へも協力を求めているとのことですが、徐々に、食料等の確保が厳しくなってきていると聞いております。そもそも、食料支援であるフードバンク事業は、食品企業や小売業、農家や市民からの寄附に頼っている活動ですが、アメリカ合衆国やフランスと違い、公的支援がないのは日本だけだということです。例えば、アメリカ合衆国は昨年、余剰になった農畜産物を買い上げて、生活困窮者への食料支援に提供し、今年も食料配布補助など支援政策を強化していると聞いています。日本では、農林水産省が食育の範囲で政府備蓄米を子供食堂に無償提供しているとのことですが、微々たる量に限られ、コロナ禍で苦しむ多くの人々を救済することにはなっていないということです。本来、国の責任で行き場を失った米をはじめ、農産物を困窮する国民に提供する食料支援政策を実施することを国に対して強く求めるべきです。国が実施するまでの間、実施団体に市としての様々な公的支援を行い、困窮する大学生等への食料支援事業を支えることが必要と考えますが、いかがかお考えをお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

吉本議員の一般質問にお答え申し上げます。学校におけます生理の貧困の対応に関しまして、まず社会問題化している生理の貧困に対する認識についてでございますが、生理の貧困とは、経済的な理由などで、生理用品を十分に購入できない状況を指しまして、コロナ禍が長引きまして、経済的に困窮する女性が増えたことにより、顕在化した問題でございます。6月に国が示しました女性活躍・男女共同参画の重点方針2021では、女性に向けたコロナ対策の一つとしまして生理の貧困への支援を掲げております。また、経済的な側面以外にも、体調不良で仕事ができない、ネグレクトにより生理用品を手にすることができず子供が学校に行けないなど、ジェンダー平等の視点からも女性が活躍する上で、様々な支障を来していることから、市と致しましても、江別市男女共同参画を推進する条例の前文に掲げる、性別による不平等をなくし自分の能力を発揮し、自分らしく生きることのできる社会の実現を目指す上で解決しなければならない課題であると認識をしております。次に、コロナ禍におけます大学生等への支援に関しまして、まず大学生等の生活困窮に対する認識についてでございますが、昨年2月に北海道における新型コロナウイルス緊急事態宣言が発出されてから、人々は今までに経験をしたことのない生活を強いられ、大学生においても家庭から自立してアルバイト等で学費を賄っている学生などは、就学継続が難しい状況に陥ったものと認識をしております。このような状況を受けまして、国では授業料の減免や給付型奨学金の支給範囲を拡充し、大学におきましては、授業料減免、延納、分納やオンライン授業に必要な通信用設備に要する費用を支給するなど、大学生が就学を継続できるための支援が行われてきたところでございます。市におきましては、独自の施策としまして、困窮学生に対しまして5万円を支給する江別市学生臨時特別給付金や大学生のアルバイト雇用の場を広げるために学生アルバイトを雇用した事業所や農業者に給付金を支給する江別市大学生アルバイト新規雇用事業者給付金や江別市学生アルバイト雇用農業者給付金などの事業を行い、大学生への支援を行ったところでございます。その後も市におきましては緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が発出され、大学からは今年度においても、国における給付型奨学金や授業料等減免の制度を利用する学生が2割弱いると伺っており、一部の学生においては依然、厳しい学生生活を強いられているものと考えております。次に、民間団体等が実施している食料支援事業への公的支援についてでございますが、現在、市内においては、民間団体や一部の大学が、大学構内や大麻地区に所在する施設を活用し、大学生等に対して食料等の支援を行っているところでございます。生活困窮している大学生に対しまして、食料の支援を行うことは、就学継続を支援するための一つの方策として有効であると考えておりますが、大学生からは食料支援を必要とする一方で必要としない方、いずれの意見があるとも大学側から伺っているところでございます。市におきましては、これまで協力要請があった際には食料支援事業に賛同する企業の紹介や、防災備蓄用食料の提供を行ったこともありまして、今後も学生の生活実態につきまして把握した上で、必要に応じ、その対応について、大学側と相談をしてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、教育長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 教育長 黒川淳司

私から、学校における生理の貧困への対応についての御質問に関しまして、2点御答弁申し上げます。初めに、児童生徒間での生理の貧困に関する課題についてでありますが、市内の小・中学校では、養護教諭が児童生徒との面談を通じて、心身の健康状態や家庭環境などの課題を把握することが極めて重要と考えておりますことから、保健室に生理用品を常備し、必要とする児童生徒に直接渡し、併せて個々の状況に応じ、保健教育や健康相談を行っております。また、多くの学校において渡した生理用品については、返却を要しないこととしております。教育委員会と致しましては、このような対応を行う中で、児童生徒が相談しやすい環境づくりに努めるとともに、学校が養護教諭や学級担任による聞き取り等で、保健室に来ることができない児童生徒の状況についても把握する必要があると考えております。次に、学校のトイレに生理用品を常備することについてでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、児童生徒への保健教育や健康相談の機会を確保するためには、保健室に生理用品を常備し、養護教諭から直接渡すことが有効であると考えております。御質問の学校のトイレに生理用品を常備することにつきましては、児童生徒が必要なときに利用することができる一方、養護教諭が児童生徒との面談を通じて、心身の健康状態や家庭環境などの課題を把握する機会を失うことも懸念されます。このため、教育委員会と致しましては、児童生徒が相談しやすい環境づくりに努め、生理用品は保健室に常備して、引き続き養護教諭から直接渡してまいりたいと考えております。次に、子供の人権の視点で校則を見直すことについて御答弁申し上げます。初めに、全国的に校則の見直しが進められていることに対する認識についてでありますが、校則は集団生活の場である学校において、児童生徒が健全な学校生活を営み、よりよく成長していくための行動の指針となるほか、社会規範の遵守について適切な指導を行うことによる教育的意義を有するものであり、必要かつ合理的な範囲内において校長が定めるものとされております。本年6月、文部科学省は校則の見直し等に関する取組事例についての通知の中で、校則の内容は児童生徒の実情、保護者の考え方、地域の状況、社会の常識、時代の進展などを踏まえたものになっているか、絶えず積極的に見直さなければならないとしたところであります。教育委員会と致しましては、児童生徒に対して社会規範の指導等を行うことは極めて重要なことであり、特に中学校においては、校則が持つ教育的意義は大きいものと考えておりますことから、学校を取り巻く社会環境や児童生徒の状況の変化に合わせて、校則の見直しを行うことは必要であるものと認識しております。次に、市内公立小・中学校における校則の課題についてでありますが、市内小・中学校においては、学校が教育目的を達成するために必要かつ合理的な範囲内において、校則を運用しており、また、その内容や必要性については、児童生徒や保護者と共通理解を持つことができるよう努めております。文部科学省の通知を受け、改めて確認をしたところ、下着や頭髪の色まで細かく定めるような内容はなかったことから、教育委員会と致しましては、各小・中学校の校則は学校の実情に応じて、おおむね適切に運用されているものと認識しております。今後におきましても、校則が地域の状況や社会常識、時代の進展などを踏まえたものになるよう、必要に応じて見直しを行っていくことが課題であると考えております。次に、市内公立小・中学校の校則を見直すことについてでありますが、校則は学校教育において社会規範の遵守に関する指導を行うための極めて重要な意義を有しているものであると考えております。これまで、市内の小・中学校においては、国や北海道教育委員会からの通知を受けて、各校を取り巻く環境の変化に応じた見直しを行ってきているところであります。また、見直しに当たっては北海道教育委員会の通知において、児童生徒が話し合う機会を設けたり、保護者から意見を聴取したりするなど児童生徒や保護者が参加した上で決定することが望ましいとされており、市内においてもアンケートを実施する学校も出てきております。近年、様々な場面において多様な個性の尊重が求められる中、教育委員会と致しましては、北海道教育委員会の通知を参考にするとともに、児童生徒の人権に配慮しながら、継続的に校則の見直しを行うことが必要であると考えております。以上であります。

答弁 企画政策部長 川上誠一(企画政策部長は2023年3月まで)

私から、コロナ禍における大学生等への支援についてのうち、大学等と協力して生活実態調査を実施することについて御答弁申し上げます。各大学におきましては、国や大学が実施する経済支援制度等の紹介や募集を行う中で、個別に学生の実態を把握しているところであります。また、学生に対する個別の相談窓口を設けたり、学内ポータル等を活用することで、積極的に情報配信を行い、さらに学生からの意見も容易に入手可能となったことから、経済的な面だけではなく、学生生活の多方面にわたり個人の状況に寄り添った対応を取っております。市におきましては、各大学と連絡を取り合う中で学生の生活実態について報告を受けているところであり、その中では健康面や精神面に関することのほか、制約のある現在の対面授業、実習、クラブ活動、サークル活動に関することなどに多くの意見が寄せられていると伺っております。今後におきましても、各大学との情報連携を密に図り、学生の生活実態の把握に努めてまいりたいと考えております。以上であります。

再質問 吉本和子

2回目の質問と併せて要望もさせていただきます。件名ごとに質問をさせていただきます。件名1、学校における生理の貧困への対応についてですけれども、項目2の児童生徒間での生理の貧困に関する課題についてでは、要望として申し上げさせていただきたいと思います。御答弁では、保健室に生理用品を常備して、必要とする児童生徒に直接渡して、健康相談や保健教育を行う機会にしているとお伺いを致しました。生理用品が有償か無償か気になっているところでしたけれども、ほぼ無償であるということで、この点についても確認をさせていただきました。さらに御答弁では、保健室に来ることができない児童生徒の状況把握についても御答弁の中で触れておられましたので、潜在化している生理の貧困という問題についても課題として捉えていらっしゃって対応を検討されておられるのだと理解を致しました。保健室で生理用品を渡すという養護教諭の方々が本当に大変な努力をされて色々な実態把握をされたり、御相談に乗っているということは、かねてから伺っておりますけれども、御答弁にあったように来られない子供たちも実際にはいるという辺りでは、そういう子供たちへの対応をこれからも進めていただきたいと要望として申し上げさせていただきます。同じく生理の貧困に関してですけれども、項目3、学校のトイレに生理用品を常備することについては、2回目の質問をさせていただきたいと思います。先ほど申し上げましたように、保健室に置いておくことの効果というのは十分に理解を致します。そういう機会をつくることは非常に大事であるということもよく分かりますけれども、来られない子供もいるということから考えますと、そういう子供たちがどういうふうにしたら、必要な生理用品を手に入れることができるのか、学校のどこに置けば、入手することができるのかを考えますと、保健室に来られないということであれば、やはりトイレに常備することが一番有効な手だてではないのかと考えますけれども、再度お考えをお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 黒川淳司

吉本議員の再質問に御答弁を申し上げます。学校のトイレに生理用品を常備することについてでありますが、市内の小・中学校では、児童生徒への保健教育や健康相談の機会を確保するため、生理用品は保健室に常備し、養護教諭から直接渡すことが重要と考えております。養護教諭が児童生徒と面談を行う際には、心身の健康状態や家庭環境などの課題を把握し、安心して学校生活を送ることができるよう生理用品に限らず、様々な悩みの解消に向けた支援につなげてまいりたいと考えております。以上であります。

再質問 吉本和子

その点については、十分理解するところです。全国的な調査でも、保健室に置いている割合が高いという調査結果も聞いております。ただ、私はトイレに生理用品を置くことは、貧困対策だけではなくジェンダーフリーや子供たちの人権を守るという視点からも、意味のあることではないのかと思っております。トイレに生理用品を常備するということの目的や効果、それを含めて御検討していただければと要望しておきたいと思います。続いて、件名2で要望を1件申し上げさせていただきたいと思います。校則の関係です。項目3の市立公立小・中学校の校則を見直すことについてですけれども、御答弁では、かなり子供たちの意見を集めたり、保護者の御意見のほか、聞くところによると地域住民の御意見を伺っている学校もあるように聞いておりますし、既に生徒会などで校則について話し合ったりして、学校と交渉したというところも子供たちから聞いたこともありますので、実態は北海道教育委員会や国からの通知を受けてということもあるのでしょうけれども、早くに手だてを取っているとお聞きを致しました。多様な個性が尊重されるというふうに、先ほど社会規範を守るということがありましたけれども、社会規範も時代の流れで随分と変わっていくということもありますので、その点も含めて校則の見直しをしていただきたいと思っておりますので、要望とさせていただきます。続きまして、件名3、コロナ禍における大学生等への支援について、2件の再質問をさせていただきたいと思います。最初は、項目2、大学等と協力して生活実態調査を実施することについて、もう一度お伺いさせていただきたいと思います。大学が多くの学生へ必要な情報配信など、本当に努力されていらっしゃることは、委員会等でもお聞きしておりますので、十分に理解をしていることを前提にもう一度お聞きしたいと思います。コロナ禍が続く中で、国や大学の学生への支援、江別市の支援などというのも、一時的なところで終わっているのではないのかという気が致しますし、仮にそれがあったとしても、フードバンクでの声を間接的に伺うところでは、やはり厳しい生活が続いているという実態ではないかと理解を致しましたので、今回このような質問をさせていただいておりますけれども、こういうような制度を使ってもなお、学生の生活がどのような状況なのかという辺りは、もう一度生活実態調査というのが必要ではないのかと考えるのですけれども、その点いかがか再度お伺いしたいと思います。

答弁 企画政策部長 川上誠一(企画政策部長は2023年3月まで)

学生の生活実態調査の必要性についての再質問に御答弁申し上げます。これまでも、学生の生活実態につきましては、各大学と情報連携を密に図る中で、経済面に限らず広く学生生活全般について、情報を得ているところであります。大学におきましては、コロナ禍に対応するため専用の学生相談窓口を開設したほか、既存の相談窓口において専任スタッフの増員やオンラインでの対応も可能とするなど、学生へのケアも行いながら、個別の意見も伺っております。市におきましても、約1,000人の大学生に対して江別市学生臨時特別給付金を支給した際、支給前後の学生の実態について、実際に申請のあった学生から話を伺ったほか、大学から報告も受けていたところであります。いずれに致しましても、市と大学が連携していくことは重要であると考えていることから、その連携の中で、実施された支援制度の成果や活用実績等も含め、学生の生活実態の把握に努めてまいります。以上であります。

再質問 吉本和子

市としての引き続きの実態調査をしてまいりたいということでしたので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。それでは続いて、同じく大学生等への支援について、項目3です。民間団体等が実施している食料支援事業への公的支援について、もう一度お伺いをさせていただきたいと思います。御答弁でも触れておられましたけれども、食料支援事業は就学継続を支援するために重要な方策だとお考えになっていらっしゃるとお聞きを致しました。本当にそうだと思います。本来の学業を継続できるということが大学生にとっては本当に大事なことだと思っております。国の食料支援の考え方を批判させていただきましたけれども、江別市としてはどう考えるかということがやはり問われると思います。具体的に企業への紹介や防災備蓄の食料の提供といった具体的なことをお伺いいたしましたけれども、このような支援というのは、今、実際に市内で食料支援事業を実施している民間の団体ですけれども、そういうような団体も含めて広く対応していくというお考えなのかどうか、その辺について少し伺っておきたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

民間団体等が実施している食料支援事業への市の支援についての再質問でございますが、賛同企業の紹介と防災備蓄用品の提供のうち賛同企業の紹介につきましては、企業の現況等もございますので全てが紹介できるわけではないと思いますが、可能な限り協力をしてまいりたいと考えております。もう一方の、市の防災備蓄用の食料につきましては、防災訓練等を通じまして提供しているところでございまして、対応可能なものにつきましては、適宜、協力してまいりたいと考えております。いずれに致しましても、市におきましては学生の生活実態、大学の方から様々な形で報告を受けておりますので、その実態を把握した上で、必要に応じ、対応について引き続き検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 吉本和子

この件に関して、食料支援事業への公的支援について、最後は要望とさせていただきたいと思います。御答弁とてもうれしく受け止めました。公的支援の一つだと受け止めております。もう一つは、学生の生活実態の把握についてですが、大学等でかなり詳細な実態把握をされていることは、よく理解を致しました。ただ、実際に食料支援事業などを行っているフードバンクや食料支援を行っている会場での学生の生の声というのも生活実態を把握している重要なことかと思いますので、ぜひこのようなことを実施している民間団体とも連携して実態把握の一助とすることができればと思っておりますので、ぜひこの点について要望させていただきたいと思います。以上で終わります。

出典:江別市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる