みんなの議会

江別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月10日

(1)江別市交通バリアフリー基本構想について/(2)看護職の働き方改革について/(3)江別市立病院経営再建計画の策定について

2020年9月10日、江別市議会の一般質問で、佐々木聖子議員が「江別市交通バリアフリー基本構想について」「看護職の働き方改革について」「江別市立病院経営再建計画の策定について」について質問し、市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、病院事務長 白石陽一郎が答弁しました。

質問者
佐々木聖子 議員
答弁者
市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、病院事務長 白石陽一郎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 佐々木聖子

まだまだ新型コロナウイルスの感染が続いています。北海道の新しい生活習慣に、三つの密の回避と適正なマスクの使用、そして、しっかりとした手洗い、皆さんで一生懸命これを守って頑張りましょう。それでは、1件目、江別市交通バリアフリー基本構想についてです。高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律において、国が定める基本方針に基づき、平成17年に作成された江別市交通バリアフリー基本構想と都度改正される法律に従い、旅客施設を中心とする地区や高齢者、障がい者等が利用する施設が集まった地区について整備が行われ、誰もが暮らしやすいまちづくりが進められています。今回は、この中で、視覚障がい者誘導用ブロックについて質問をさせていただきます。1点目は、視覚障がい者誘導用ブロックの設置基準についてです。一部分において、視覚障がい者誘導用ブロックのすぐ脇に、電柱やごみ箱などが設置されている箇所があります。歩行訓練を受けた方が視覚障がい者誘導用ブロックを使用する場合、自分が次に曲がる側のブロックの横に立ち、つえでブロックを確認しながら歩行されますので危険だと思いますが、継続的直線歩行を案内している場合の設置基準についてお伺いいたします。2点目は、視覚障がい者誘導用ブロックの設置要望への対応についてです。整備は、JR駅周辺や公共施設間、バス停から施設間等を中心に行われているものですが、日常生活において交差点で横断歩道を渡るときに、注意喚起・警告ブロックがあると安心できる箇所があるとの要望があります。新しく設置することが可能なのか、また、要望等に対する相談窓口はどこなのか、お伺いいたします。次に、3点目、視覚障がい者誘導用ブロックの維持・管理における点検方法と交換基準についてです。今年度は、2番通り沿いの公益社団法人江別市シルバー人材センター前で、視覚障がい者誘導用ブロックの交換が行われましたが、設置以降、常に安全に安心して使用できるように、道路とともに維持・管理は大切な業務ですけれども、ブロックにつえが挟まってしまうのではないかと心配な箇所も見られます。点検の方法とブロックの交換基準及び歩道への草木の侵食により、歩行しづらい箇所も見受けられますが、点検の中に周辺の環境チェックも含まれているのか、また、その対応についてもお伺いいたします。2件目の看護職の働き方改革についてです。看護師の働き方改革については、令和2年第1回定例会で、夜間の長時間労働が体に及ぼすリスク等について、いろいろと説明させていただき、労働条件については、職員組合と協議を行っていくとの御答弁をいただいております。詳細については、十分御承知と思われますので、今回は、前回答弁が得られなかったそれぞれの考え方、見解について、とりわけ多くの問題点を抱えている看護部からお伺いしたいと思います。公益社団法人日本看護協会は、保健師、助産師、看護師、准看護師の看護職の資格を持つ個人が自主的に参加し運営する日本最大の看護職能団体です。法人会員の47都道府県看護協会と連携して活動する全国組織で、現在、約76万人の看護職が加入しており、個人の力だけでは解決できない看護を取り巻く課題を組織の力で解決し、看護を発展させ、社会に貢献されております。公益社団法人日本看護協会は、人々の人間としての尊厳を維持し、健康で幸福でありたいという普遍的なニーズに応え、人々の健康な生活の実現に貢献する。そのために、一つ、教育と研さんに根差した専門性に基づき、看護の質の向上を図る。一つ、看護職が生涯を通して安心して働き続けられる環境づくりを推進する。一つ、人々のニーズに応える看護領域の開発・展開を図る。このことを使命として活動されています。江別市立病院においても、看護部の取り組みにより、大多数の看護職が加盟し役員を担うなど、その運営に積極的にかかわっておられます。日々の活動におかれましても、その取り組みを参考にされていることと思いますので、次の2点についてお伺いします。1点目は、日本看護協会が目指す働き方改革及び市立病院看護部の取り組み状況についてです。公益社団法人日本看護協会が目指す働き方改革とその目標、及び市立病院看護部の働き方改革と内閣府の一人一人がやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会である、ワーク・ライフ・バランスの取り組み状況についてお伺いいたします。2点目は、日本看護協会の夜勤・交代制勤務に関する原則・提言等と市立病院看護部の長時間労働に対する見解についてです。公益社団法人日本看護協会の夜勤・交代制勤務に関する原則・提言等と市立病院看護部の長時間労働に対する見解について、基本の考え方と現状に鑑みてのお考えがあれば、両方についてお伺いいたします。次に、3件目、江別市立病院経営再建計画の策定についてですが、江別市立病院は、1951年4月に、前身の国立札幌病院診療所の経営不振から江別町立病院として開設され、市制移行にあわせ市立江別総合病院に、新築に際し江別市立病院として名称変更を行い、現在に至っています。この間、2006年には、内科医の一斉退職などにより、幾度となく経営問題を検討してきました。2006年に、有識者による江別市立病院あり方検討委員会を設置して、市立病院が担うべき役割や民間医療機関との役割分担、連携、経営改善の方向について答申を受け、2009年に江別市立病院経営改革プラン、2011年、2014年に江別市立病院経営健全化計画を策定するなど、病院経営の健全化に取り組んできました。しかし、残念ながら、この間に受けた答申や提言が実効を上げることなく、また、実行に移されることなく、医師の確保を初めとする諸問題の解決には至らず、今日、深刻な経営危機を迎えており、一般会計に及ぼす影響は甚大です。昨年、市長の諮問機関である江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会が設置され、ことし2月の第1次答申では、市立病院という医療資源を失う事態に至ることは、市民が地域で安心して暮らし続けていくことにとって非常に大きな損失であるとし、過去の答申と比べ、江別市立病院が実現すべき医療ビジョンや経営理念が示され、市立病院が担うべき医療の重点化、診療体制の確立、経営体制の構築、一般会計による公費負担の適正化など、経営再建に向けた中期戦略にも踏み込んだ内容となっており、特に経営再建の実効性を確保する方策では、3年間の集中改革期間で経営を再建し、2023年での収支均衡を実現する。経営再建に向けた進捗管理のため、第三者による評価・点検を受ける。さらに、6月の第2次答申では、継続検討課題となっていた経営形態のあり方について、その方向性が示されました。市は、答申を受けて、現在、数値目標の目安として、行動プランである市立病院の経営再建に向けたロードマップを作成し取り組まれております。今回、市では、来年3月までに地域において必要とされる医療を持続的に提供できる体制を確保しつつ、市立病院の経営再建を着実に推進するために、江別市立病院経営評価委員会からの助言やパブリックコメントを実施し、江別市立病院経営再建計画を策定することとしていますが、1点目として、江別市立病院経営再建計画の策定に向けた基本的な考え方についてお伺いします。今回の江別市立病院経営再建計画は、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申を受けての江別市の考え方を示すものでしょうか。さらに、策定において、経営再建計画策定委員会で議論・検討するとともに、庁内関係部署と連携するとしていますが、今までの各プランや計画策定時の手法と違いがあるのか、また、計画期間が2021年度から2023年度までの3年間としていますが、答申では、経営再建と2023年度での収支均衡実現に向け、2020年度から2022年度までの3年間を集中改革期間と位置づけています。この1年間のずれについての考えをお伺いいたします。2点目は、江別市立病院新公立病院改革プランとの整合性についてです。現行の国の新公立病院改革ガイドラインに基づき策定された、江別市立病院新公立病院改革プランの対象期間が令和3年3月までとなっています。新型コロナウイルス感染症対応のため、おくれているようですが、終了後、国は、感染症対策を追加した改定版の策定を予定されています。今回の江別市立病院経営再建計画の策定は、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の答申及び市立病院の経営再建に向けたロードマップを踏まえ、北海道地域医療構想との整合性を図りつつ、策定に当たっては、新型コロナウイルス感染症等への対応について配慮するほか、国の新公立病院改革ガイドラインの対象期間が令和2年度までとなっていることから、改定の動向も注視するとしていますが、江別市立病院経営再建計画と江別市立病院新公立病院改革プランの改定版は別に策定するものなのか、伺います。また、そもそも、現行の江別市立病院新公立病院改革プランでは、経営改善が進まないことから、諮問機関を設置し答申を受けたので、当然、答申が中心となるものと考えますが、江別市立病院経営再建計画の策定の内容が北海道地域医療構想を踏まえた役割の明確化や公立病院の再編・ネットワ―ク化とあります。答申の内容が優先されるのか、この改定版策定との整合性についていかがお考えか、お伺いいたします。以上です。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

佐々木議員の一般質問にお答え申し上げます。江別市立病院経営再建計画の策定に関しまして、その基本的な考え方についてでございますが、市立病院では、国の新公立病院改革ガイドラインに基づき、平成29年3月に策定した、江別市立病院新公立病院改革プランの計画期間は、令和2年度で終了することから、国の新公立病院改革ガイドラインの改定の動向を注視しつつ、令和3年度以降の計画策定に向けた準備を進めているところでございます。また、市立病院では、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申を受け、経営再建の道筋を示す、市立病院の経営再建に向けたロードマップを作成し、地方公営企業法全部適用に向けた検討も進めているところでございます。今回、策定を進めております江別市立病院経営再建計画は、江別市立病院新公立病院改革プランの後継計画であり、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申及び市立病院の経営再建に向けたロードマップを踏まえつつ、市としての経営再建に向けた考え方を一体的に示すものでございます。次に、江別市立病院経営再建計画の策定手法につきましては、新たに設置いたしました江別市立病院経営評価委員会からの助言を得ることとしているほか、市立病院の経営問題を市全体の課題として捉まえ、市立病院だけではなく、庁内の関係する部局も、江別市立病院経営評価委員会に参加する中で、実効性のある計画を策定してまいりたいと考えております。また、市立病院の経営再建に向けたロードマップの集中改革期間と江別市立病院経営再建計画の計画期間が異なっているとの点につきましては、市立病院の経営再建に向けたロードマップは令和2年度から、江別市立病院経営再建計画は令和3年度からのスタートとなりますが、いずれの計画も収支均衡実現の目標年度を令和5年度としているものであり、これらは一体的な計画として進めていく考えでございます。次に、江別市立病院新公立病院改革プランとの整合性についてでございますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、江別市立病院経営再建計画は、計画期間を平成28年度から令和2年度までとした、江別市立病院新公立病院改革プランの後継計画として策定するものでございます。また、市立病院においては、総合内科医の退職により、平成29年度以降、経営状況が急速に悪化したことを踏まえ、令和元年8月に、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会を設置し、同委員会からの答申を受け、市立病院の経営再建に向けたロードマップを作成し、令和2年度から経営再建の取り組みを進めているものでございます。江別市立病院経営再建計画は、江別市立病院新公立病院改革プランの後継計画として、次期公立病院改革プランに位置づけるとともに、令和5年度での収支均衡を目指す市立病院の経営再建に向けたロードマップと一体的なものとして策定を進めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、建設部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 建設部長 佐藤民雄(建設部長は2025年2月まで)

私からは、江別市交通バリアフリー基本構想について御答弁申し上げます。まず、視覚障がい者誘導用ブロックの設置基準についてでありますが、市では、JR主要駅周辺地区における市民の移動の利便性、安全性が向上するよう、平成17年度に江別市交通バリアフリー基本構想を策定し、この整備方針に基づき、JR江別駅、JR野幌駅、JR大麻駅の周辺で、多数の高齢者、障がい者等が通常徒歩で移動すると考えられる道路につきまして、視覚障がい者誘導用ブロックを設置するなど、バリアフリー化を順次進めてきたところであります。御質問の視覚障がい者誘導用ブロックで、継続的直線歩行を案内している場合の設置基準につきましては、国が定める視覚障害者誘導用ブロック設置指針により、視覚障がい者の利便性の向上を図るために、歩行上必要な位置に、現地での確認が容易で覚えやすい方法で設置することを基本的な考え方として、原則、歩道内の民地側から60センチメートル程度の位置に設置するものとされております。今後におきましても、新たに設置する際には、設置基準に基づき、現地の状況を踏まえながら、視覚障がい者誘導用ブロックの機能が確保されるよう、適切な位置に設置してまいります。なお、視覚障がい者誘導用ブロックの設置後に、ごみ箱等が置かれ、視覚障がい者の歩行に支障が生ずる場合は、現地を確認し、適切な場所に移動するなどの指導を行ってまいりたいと考えております。次に、視覚障がい者誘導用ブロックの設置要望への対応についてでありますが、市ではこれまで、市役所本庁舎など公共施設周辺の道路のほか、江別市交通バリアフリー基本構想の整備方針に基づき、江別、野幌、大麻の各JR駅周辺の道路におきまして、計画的に視覚障がい者誘導用ブロックの設置を進めてきたところであります。御質問の視覚障がい者誘導用ブロックの設置要望につきましては、まずは建設部が窓口となり、庁内関係部署と連携し、必要に応じて、関係機関や関係団体と調整の上、視覚障がい者の利用実態や現地の状況、既存計画との整合などを踏まえながら、設置について判断してまいりたいと考えております。次に、視覚障がい者誘導用ブロックの維持・管理における点検方法と交換基準についてでありますが、まず、市が管理する道路における視覚障がい者誘導用ブロックの設置状況につきましては、市内各JR駅周辺のほか、市立病院や福祉施設などの周辺に延べ約10キロメートル設置されております。御質問の点検方法と交換基準でありますが、点検については、雪解け後に除雪や凍上等による破損、欠損等について点検しているほか、日常の道路パトロールにおいては、目視による破損確認のほか、草や木の枝など歩道上の支障物について、周辺の環境を確認しております。また、破損や支障物を発見した場合の対応につきましては、速やかに補修や支障物の除去を行っているところであります。なお、破損欠損等の延長が長く広範囲にわたる場合は、再整備工事として視覚障がい者誘導用ブロックの交換を実施しており、本年度におきましては、2番通りほか1路線について、延長約445メートルの再整備工事を実施しております。今後におきましても、パトロールや点検を実施し、視覚障がい者誘導用ブロックの維持・管理に努めてまいります。以上であります。

答弁 病院事務長 白石陽一郎(病院事務長は2025年2月まで)

私からは、看護職の働き方改革について御答弁申し上げます。まず、日本看護協会が目指す働き方改革及び市立病院看護部の取り組み状況についてでありますが、公益社団法人日本看護協会では、看護職が働き続けられる職場づくりを目指して、ワーク・ライフ・バランスの実現など、看護職の働き方改革を推進しており、こうした取り組みは、人材の育成や定着のための有効な取り組みであると認識しております。市立病院におきましても、国が推進するワーク・ライフ・バランスの実現の趣旨を踏まえ、平成26年11月から、看護部内にワークライフバランス・ワーキングを立ち上げており、公益社団法人日本看護協会が作成した看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドラインなどを参考に、おおむね月1回のペースで、超過勤務削減の取り組みや勤務シフトの時間を段階的に遅くする正循環勤務などについて検討を行っているところであります。また、平成30年度の診療報酬改定において、病院勤務医及び看護職員の負担軽減等の対応が求められたことから、同年8月に、江別市立病院医師・看護職員等の負担軽減検討会議を設置し、業務の効率化や負担軽減等を図るための計画を毎年度策定し、これまで、手術室や人工透析室における業務シフトや看護補助者の配置推進など、看護職員の負担を軽減するために継続して取り組んでいるところであります。市立病院といたしましては、こうした取り組みが人材の育成や定着を図り、病院の経営改善と安全で質の高いサービスにつながるものと考えておりますことから、ワーク・ライフ・バランスを推進する取り組みを継続してまいりたいと考えております。次に、日本看護協会の夜勤・交代制勤務に関する原則・提言等と市立病院看護部の長時間労働に対する見解についてでありますが、公益社団法人日本看護協会では、夜勤・交代制勤務に関する原則・提言等として、看護職の健康及び生活のリスクを軽減させることや医療安全の観点から、看護職の夜勤・交代制勤務について一定の規制を設けることが必要であると提言しており、基本理念として、看護職が生涯を通して安心して働き続けられる環境づくりを掲げております。その一環として、公益社団法人日本看護協会は、先ほど御紹介した看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドラインを作成しており、このガイドラインの中では、夜勤・交代制勤務の勤務編成の基準として、勤務と勤務の間を11時間以上あけることや拘束時間は13時間以内とするなど、11項目の提案がなされております。市立病院では、夜勤・交代制勤務については、各関係法令や保険診療上の規定の遵守を基本とし、公益社団法人日本看護協会の看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン等も参考に、夜勤時間の上限規制の順守や、勤務終了から次の勤務までの十分なインターバルの確保など、職員の身体的負担を低減するため、勤務シフトなどについて配慮してきたところであります。また、看護職員の夜勤・交代制勤務につきましては、従前より病院内協議を進めてきたほか、検討課題に応じて、職員組合とも協議を行ってきたところであります。市立病院といたしましては、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申を受け、看護体制の2交代制への移行を検討しているところであり、夜間勤務や交代制勤務には、負担軽減に配慮した対応が重要であると認識しておりますことから、引き続き、病院内において長時間勤務における休憩や仮眠時間の確保、夜間の看護管理の応援体制などの取り組みについて、検討を進めてまいります。以上であります。

再質問 佐々木聖子

それでは、項目に沿って、要望、再質問をさせていただきます。まず、1件目、江別市交通バリアフリー基本構想の3点につきましては、それぞれ要望とさせていただきます。1点目、設置基準につきましては、原則、民地側から60センチメートルの配置基準があり、ごみ箱などは生活に密着していますので、利便性等もあるのでしょうが、視覚障がい者誘導用ブロックは使用する側にとって、安全・安心、命がかかわっており、危険があればしっかりと移動も含め指導を行うとのことでしたので、よろしくお願いいたします。2点目の設置要望への対応については、まず、相談窓口について、初めの一声は社会福祉法人江別市社会福祉協議会や各相談窓口でも構わないのでしょうが、そこからいろいろと関係部署に回されていきますので、設置等については建設部が、設置後の維持管理については建設部土木事務所が窓口とのことでしたので、了解いたしました。設置は計画的に進められている中、単発的な設置要望については難しい面があるようですが、対象の使用者が少ないかもしれませんけれども、日常生活において、安心・安全には必要なものです。車通りが多くなるなど環境の変化等もあります。また、使用者にとっては、特に交差点において、車道へ出る際に注意喚起の警告ブロックが設置されているととても安心できるそうです。使用者の声を聞いて現地調査等を行い、ぜひ検討いただければと要望を申し上げます。3点目は、設置後の点検等について、長く目的に沿って安全に使用し続けるためには、日常の点検が重要です。第1段階の車中からの目視では見逃してしまうこともあり、今後は、より細やかに点検の強化を図りたいとのことでしたので、健常者の方がこのぐらいなら大丈夫と思うことでも、使用者の立場に立った配慮を忘れずに、引き続き、よろしくお願いいたします。以上、要望で1件目は終わらせていただきます。次に、2件目、看護職の働き方改革についての1点目、日本看護協会が目指す働き方改革及び市立病院看護部の取り組み状況については要望といたします。公益社団法人日本看護協会では、看護職が働き続けられる職場づくりを目指して、ワーク・ライフ・バランスの実現など、看護職の働き方改革を推進しており、こうした取り組みは、人材の育成や定着のための有効な取り組みであると認識され、看護部内にワークライフバランス・ワーキングを立ち上げ、公益社団法人日本看護協会が作成した看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドラインなどを参考に、看護職員の負担を軽減するために継続して取り組んでおり、こうした取り組みが人材の育成や定着を図り、病院の経営改善と安全で質の高いサービスにつながるものと考えているとのことでした。引き続き、一人一人がやりがいや充実感を感じながら働くことができ、仕事上の責任が果たせるとともに、家庭や地域生活などにおいても、今後の少子高齢社会に向けて、子育て期・中高年期など、人生の各段階に応じて、多様な生き方が選択・実現できる社会をつくるため、取り組み続けていただくことを要望いたします。2点目の日本看護協会の夜勤・交代制勤務に関する原則・提言等と市立病院看護部の長時間労働に対する見解については、再質問させていただきます。看護職の長時間労働に対する見解についてですが、公益社団法人日本看護協会では、看護職の健康及び生活のリスクを軽減させることや医療安全の観点から、看護職の夜勤・交代制勤務について、一定の規制を設けることが必要であると提言し、基本理念として、看護職が生涯を通して安心して働き続けられる環境づくりを挙げています。そして、看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドラインの中では、夜勤・交代制勤務の勤務編成の基準として、勤務と勤務の間を11時間以上あけることや拘束時間は13時間以内とするなど、11項目の提案がなされており、各関係法令や保険診療上の規定の遵守を基本とし、看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン等も参考に、職員の身体的負担を低減するため、勤務シフトなどについて配慮してきたとのことでした。市立病院としては、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申を受け、看護体制の2交代制への移行を検討しているところであり、夜間勤務や交代制勤務には、負担軽減に配慮した対応が重要と認識していることから、引き続き、夜間の看護管理の応援体制などの取り組みについて検討を進めていくとの御答弁でした。長時間、とりわけ夜間の長時間勤務に対しての考え方は、看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン等からも、身体に対するリスク等を十分承知しつつも、答申の全面2交代制への移行を進めることは、多くの矛盾を覚えます。答申は、何が何でも正しく優先されるものなのでしょうか。世の中の大きな時短への流れの中、なぜ看護職だけがその対象とならず、逆に市立病院においては、その看護度、疾病の重症度など全く考慮なく、全病棟に対して2交代制導入との意向は、看護職いじめとしか捉えることができません。まず、看護職は、昔は3Kのきつい、汚い、危険と言われる代表的な職業として位置づけられていました。年月を経て改善されたかと思いきや、現在はさらに帰れない、これは休暇がとれないも入ります。厳しい、給料が安いが追加され6K、さらには、いろいろと言われているようですが、化粧がのらない、薬に頼って生きている、婚期が遅いなどの9Kの代表職業と言われています。そんな看護職の働く労働条件を改善していくためには、とりわけ、公的な大きな病院がその環境づくりをリードしていかなければ、看護職全体の労働環境の底上げはできません。民間は、多くの病院で2交代制が導入されているとのことですが、経営者側からの考えのみで、本当に効率的なのかはわかりませんけれども、効率的な面からだけしか考えられていないのではないでしょうか。また、3交代制を経験した方が少ないとも思われます。若い子育て世代は1回に長時間働き、次の日の明けに長く子供とかかわることを選ぶ方もいるでしょう。しかし、16時間から17時間もの間、子供と会えないことにより、不安を感じる人もいます。民間医療機関の動向に合わせることが人材確保に有利との考えも伺いましたが、夜間専門の非正規看護職を集めることは難しいですけれども、そもそも公的な病院で正規職員という立場、さらに市立病院のように、卒後教育やフォロー体制、研修メニュー等が充実しているため、集まらないことはなかったと思います。職員の平均年齢が高く、人件費に及ぼす影響が時々取り上げられますが、民間の平均年齢と比べると、民間の年齢が若いのは、若いときしか働けず、途中で退職されていることもあるのではないでしょうか。公的な病院は、本来の定年退職まで、生き生きと元気に働くことができる環境をつくられているからではないでしょうか。これからは少子化で働き手が不足し、70歳、75歳まで働く環境をつくるよう求められます。また、残念なことに、北海道内の自治体病院においても、一部に2交代制が導入されてきていますが、全病棟一律ではありません。症状、看護度が慢性期の病棟においてであり、手術後の管理や重症度の高い病棟においては行われていません。逆に、2交代制ではなく、変則の4交代制など短時間勤務に取り組んでいる病院もあります。本来は慢性期においても、高齢化の中、認知症の対応が全ての科において求められており、患者さんの安全を考えた場合、対応できる職員をふやす必要があると思います。市立病院のように、拘束16時間30分から17時間、実働15時間30分から16時間の働き方が、患者さんにとっても利点があるのでしょうか。高度医療化の中、精密な各種機器・機械を目の前にして、約16時間働き続けることが、本当に患者さんにとってよいことなのか、夕方は元気な顔の看護職の人が、朝を迎え、疲れ果てた顔で対応されていることで安心を得られるのでしょうか。また、市立病院では、勤務間の申し送りは以前より廃止されています。現状は、勤務時間より早く出勤して、時間外に、各種書類と患者さんの巡回によって事前に情報収集し、また、注射、処置、薬等の準備を行っているのが常態です。2交代制を導入するのなら、勤務時間の短縮や十分な休息、休憩、仮眠のためには、人数を3名から4名に増員することも必要でしょう。夜勤手当も3交代制より高額となります。安易な全病棟への導入は、安全への担保がない中、基本的な長時間労働は認められません。一方で、ワーク・ライフ・バランスにおいて、さまざまな働き方があります。一定程度2交代制を希望する方もいますので、その対応も必要です。看護部がことし1月に行った夜勤要員の看護職107名を対象とした夜勤形態意向調査の結果は、重複回答もあるようですが、2交代制の希望者が17%、3交代制の希望者が48%、どちらでもいいが16%、その他が18%となっています。この状況の中、単に答申を受けたとの理由だけで進めてよいものでしょうか。江別市立病院経営評価委員会の委員長が1回目の会議において、それぞれの病院の状況、環境は違い、何が何でもよいというものではない、働く職員と十分に協議をしながら、働く者にとっても、患者さんにとっても、そして財政にとっても、3者にとってよい方法を考えてほしいと発言されました。長時間、特に夜間の長時間勤務に対する市長のお考えをお伺いいたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

佐々木議員の再質問にお答え申し上げます。夜間の長時間勤務に対する見解についてでございますが、市立病院では、私もそうですけれども、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申を重く受けとめ、答申の内容を踏まえた市立病院の経営再建に向けたロードマップを作成し、経営再建に取り組んでいるところでございます。答申内容には、看護体制の抜本的な見直しとして、病棟運営の効率化と深夜シフトの支障解消のため、2交代制を全面実施すべきと提言されており、現在、2交代制への移行に向け検討を進めているところでございます。先ほど、病院事務長からも答弁しておりますけれども、夜間勤務や交代制勤務には、負担軽減に配慮した対応が重要であると認識しておりますことから、市立病院といたしましては、2交代制への移行に当たり、病院内において、長時間勤務における休息や仮眠時間の確保、夜間の看護管理の応援体制などのほか、各病棟職員への説明と聞き取りを行い、個々の事情にも配慮するなどして、具体の検討を進めているところでございます。以上でございます。

再質問 佐々木聖子

市長の考え方はわかりました。私は長時間、さらに夜間に長時間働く労働者に対して、寄り添う姿勢・言葉が欲しかったので、とても残念です。江別市としては、とにかく答申されたので進めるとのことだけでした。大きく変えようとしている労働条件に対して、みずから検証することなく、答申に沿って進めますとの姿勢で、どこまで職員が一丸となれるのでしょうか。病院の職員は、日々、重症者はいなくても疑似患者さんの対応など、新型コロナウイルス感染症対策をして、日々、クラスターの発生が起きないよう頑張っていただいております。管理職員以上の給与削減とはいえ、江別市職員の給与の臨時特例に関する条例が制定されたりしています。2交代制導入は、フォローとして看護管理体制の見直しも考えられているようですが、結局、各看護師長がフォローに当たるとしたら、病棟に看護師長不在日が定期的に生ずることになり、結局、看護師長を初め、看護師の労働強化を生みます。希望調査の結果も考慮せず、一方的な全面的導入は、職員の我慢を強いる労働強化の何ものでもありません。現行のままの体制では、2交代制への移行は無理だと思います。人員の増や手当の改正などを考えると、財政にとって、費用が逆に増大するのではないでしょうか。財政に影響のない看護体制の改悪が、第1位の医師招聘に次いで、2番目に今取り組まなければならない問題なのでしょうか。最後に改めて、江別市立病院経営評価委員会の委員長がおっしゃっていた、それぞれの病院の状況に応じ、働く職員と十分協議を行い、患者さんにとっても、職員にとっても、財政にとってもよい方法を考えていただきますよう再考をお願いし、要望といたします。次に、江別市立病院経営再建計画の策定について、1点目の江別市立病院経営再建計画の策定に向けた基本的な考え方について要望します。現行の江別市立病院新公立病院改革プランの期間が令和2年度で終了するため、国の新公立病院改革ガイドラインの改定の動向を注視しつつ、令和3年度以降の計画策定に向けた準備を進めており、江別市立病院経営再建計画の位置づけは、現行の江別市立病院新公立病院改革プランの後継計画であり、答申を踏まえつつ、江別市としての経営再建に向けた考え方を一体的に示したものであるとのことでしたが、経営改善に向けた計画なので、どちらが先ということはなく、同じ目標に向かっているので変わりはないのかもしれませんけれども、並行している国の動向を注視しつつも、まずは最後のチャンスと考えられる江別市立病院経営再建計画は、答申を受けてみずから打ち出す計画であってほしかったと思います。江別市立病院経営再建計画の策定方法については、新たに設置した江別市立病院経営評価委員会からの助言を得るほか、経営問題を江別市全体の課題として捉まえ、市立病院だけでなく、庁内の関係する部局も江別市立病院経営評価委員会に参加する中で策定するとしています。その中で、市立病院に、新たに部長職の病院経営推進監や病院顧問を設置するなど、体制の強化も図られています。今までよりは本気度が感じられます。あとは、市全体の問題としてしっかりと市民に対して理解を求め、一緒に考えていただけるよう、丁寧な説明と情報の発信を要望いたします。答申の令和2年度から3年間の集中改革期間と、令和3年度から3年間の江別市立病院経営再建計画の1年間のずれについては、答申の令和5年度に収支均衡を実現するとなっていることから、そごはなく、一体的に進めるということですので了解いたしました。2件目の江別市立病院新公立病院改革プランとの整合性については、再質問させていただきます。今ほどありました江別市立病院経営再建計画は、江別市立病院新公立病院改革プランの後継計画として、次期公立病院改革プランに位置づけるとともに、令和5年度での収支均衡を目指す答申と一体的なものとして策定を進めるとのお考えでしたが、江別市立病院新公立病院改革プランは、国の指針や地域医療構想との整合性を図るとしています。診療報酬の改定や医療圏域の中での医療環境も、そして、人口の増減や民間病院の閉院・開院など、地域の状況変化から求められる姿も変わる可能性はあります。しかし、今回、諮問機関を設置し、役割についても答申を受けています。それがほごにされることのないよう、この計画期間は、答申の市立病院という医療資源を失う事態に至ることは、市民が地域で安心して暮らし続けていくことにとって大きな損失であり、地域の医療をつなぎ、地域に密着した医療を提供し、地域の発展に貢献する病院を目指して、しっかりと取り組むべきと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

佐々木議員の再質問にお答え申し上げます。市立病院の経営再建に向けた取り組みに対する考え方でありますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申を踏まえ、市立病院の経営再建に向けたロードマップに基づく、江別市立病院経営再建計画を策定し、その計画を着実に進めてまいりたいと考えております。江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申では、地域医療確保のために、市立病院が果たすべき役割は非常に大きいと言われており、その提言を受けております。私といたしましては、市立病院の経営再建に向けたロードマップを着実に推進するとともに、一般社団法人江別医師会などの関係機関と連携し、市立病院の役割について、市民の皆様の理解と協力を得ながら、職員が一丸となって、市立病院の経営再建に取り組んでまいりたいと考えております。そのため、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申に基づき、市立病院としての再建を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 佐々木聖子

最後に要望させていただきます。ぜひ、そのように取り組んでいただきたいのですが、市民の理解、協力を得ながら、職員一丸となってとのことですけれども、今の現状を考えると、あまり響いてきません。市民、職員に、本当に正しく病院問題が理解されているのでしょうか。職員の方々に聞いてみたところ、残念ながら、市長の思い、指示は十分に伝わっていないようです。言葉だけが先行し、踊ることなく、市民そして職員に対して上意下達ではない、市長の生の声をしっかりと発信し、多くの人が理解し納得でき、本当に一丸となれるよう、取り組んでいただけますよう御要望を申し上げ、私の一般質問を終わらせていただきます。

出典:江別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる