江別市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月19日
(1)新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校に伴う児童生徒の学習機会の確保について/(2)外国人児童生徒の就学について/(3)公営住宅における連帯保証人制度について
2020年6月19日、江別市議会の一般質問で、齊藤佐知子議員が「新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校に伴う児童生徒の学習機会の確保について」「外国人児童生徒の就学について」「公営住宅における連帯保証人制度について」について質問し、市長 三好昇、教育長 月田健二、教育部長 萬直樹が答弁しました。
- 質問者
- 齊藤佐知子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、教育長 月田健二、教育部長 萬直樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 齊藤佐知子
議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問させていただきます。最初に、新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校に伴う児童生徒の学習機会の確保についてお伺いいたします。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除され、学校再開の動きが各地で進んでいます。当市としても、長い臨時休校からやっと通常の授業が再開されたところですが、長い臨時休校期間の児童生徒の学習機会の確保について、大きな課題が出てきたのではないかと考えるところであります。子供、保護者、教師といった学校関係者はもちろんですが、社会全体としても教育に対して不安を抱いた期間だったのではないでしょうか。当初、多くの学校では4月から再開することを見越し、プリントをつくって子供たちに渡し、自主学習を促していました。ところが、4月に緊急事態宣言が出て、状況が一変いたしました。新学期に入り、入学式や始業式はいつできるのか、子供たちは新しい学校、クラスにはなったけれども、担任がどんな先生か、新しい友達と会うこともできずに、5月いっぱいまで臨時休校が続きました。精神的な不安も大きかったのではないかと考えるところです。そういった子供の様子を見ていた保護者にとっては、学校からプリントが配付されていましたが、子供たちは、しばらくの間、頑張ったとしても、頑張り続けることは難しいという心配が出てきておりました。昨今は両親が働く家庭も多く、ひとり親家庭もふえている状況で、子供のそばに寄り添って学習を見守ることが難しくなっている状況です。学校としても、子供にプリントを配れば、しっかり勉強ができるとは思っていなかったと思いますが、現時点で学力を確保するためには、そのような方法しかなかったのが現状であります。4月の段階でオンライン授業を始めた自治体もありますが、そういったところは、子供たちに1人1台のパソコンが既に整備されており、すぐに対応できたところであります。4月16日に、文部科学省が臨時休校などを実施している1,213の自治体に対して行った調査によりますと、臨時休校中の家庭学習の指導法としては、教科書や紙の教材の活用が100%、デジタル教科書やデジタル教材の活用が29%、テレビ放送の活用が24%、教育委員会が独自に作成した授業動画の活用が10%、同時双方向型のオンライン指導が5%となっており、大変低い実施率であることがわかりました。こうした状況を見て、4月21日に、文部科学省はICTを活用した学習が有効であると全国に通知しております。通信環境などが整っていない家庭のために、学校にあるICT機器の貸し出しやパソコン教室の開放などで対応したところもあるとのことです。ここで、ICTを活用した学習の取り組み事例について御紹介いたします。青森県青森市では、5月25日から市立小・中学校の通常登校を再開しています。各校とも感染症対策を徹底していますが、青森市立東中学校は、オンラインを活用した校内遠隔授業で3密防止に取り組んでいます。各学年で分散登校を実施し、さらに教室での3密を避けるため、生徒同士の間隔を2メートル保つことを念頭にクラスを細分化し、生徒たちは、各教室に設置したモニターでオンライン授業を受けています。例えば、中学2年生の場合、全3クラス96人の生徒が、6教室に16人ずつを目安に分散しています。授業は、リアルタイムで2人一組の教師が担当します。生徒とは別の教室で1人が教科書を解説し、もう1人がビデオを撮影します。授業中は、生徒からの質問に答えることができないため、事前に質問を集め、その内容を踏まえた授業内容にするなどの工夫もしています。生徒がいる各教室には他の教師が付き添い、生徒の質問に対応するなどで理解度を深めています。また、4月には、市内62校の全小・中学校でオンライン授業が実施できるようになったとのことです。また、大阪府寝屋川市では、臨時休校中の全市立小・中学校に向けて、インターネットを使った授業動画の配信を開始いたしました。家にいる時間に、少しでも子供たちが学習できるよう、動画投稿サイトユーチューブを活用して、小学1年生から小学3年生の国語と算数の授業配信をスタートさせました。ユーチューブの授業は、企画から撮影まで、大阪府寝屋川市教育委員会の指導主事などが担当し、学校で使用する教科書に合わせて、達成目標や問題を設定しながら解説していきます。途中に、動画をとめて考えましょうといった間合いを設ける工夫もしており、1回10分程度で、市のホームページからアクセスが可能であります。中学校については、民間のオンライン学習サービスを無料で利用できる体制が既に確立されており、小学4年生から小学6年生までは、対象者が一部のみだったものを全員に拡大する方式を採用しています。パソコンで実際に授業を受けた小学2年生と小学4年生の保護者の方は、自分のペースで進められるので、親としても子供の理解度がつかめていいと語っております。また、千葉県南房総市教育委員会の取り組みでは、パソコンの定期入れかえに伴い、廃棄予定であった市内の学校のパソコン教室の端末を再セットアップし、端末がない家庭に対して貸与し、全ての子供たちにパソコンを活用した家庭学習が行えるように支援しています。東京都文京区教育委員会の取り組みでは、東京都文京区教育委員会が契約しているクラウド上に、学習や学校生活に関連する内容を配信し、オンラインによる双方向型学習支援を実施しています。校長や担任からのメッセージ、学習支援など、学校再開後、子供たちがスムーズに学校生活を送れるように配慮しています。隣の札幌市教育委員会では、学習課題サポートのための授業動画を配信するとともに、週ごとに家庭で活用できる学習教材を札幌市教育委員会のホームページで配信しています。また、保護者によるかかわり方のポイントを掲載し、家庭学習を支援しています。このように、さまざまなICTを活用した学習の取り組みがなされています。以上のことから、質問させていただきます。1点目に、臨時休校による教育現場への影響と課題についてどのようにお考えか、お伺いいたします。2点目に、臨時休校中の家庭学習の指導方法についてお伺いいたします。3点目に、オンライン授業の実施について、御見解をお伺いいたします。子供の学びを保障するため、政府は、GIGAスクール構想を今年度内に前倒しいたしました。GIGAスクール構想は、全国の小・中学生1人に1台のパソコンやタブレット端末を整え、学校内に高速・大容量の通信ネットワークを構築する計画です。端末整備の目標を4年間から今年度内へと大幅に前倒しして実施するとのことであります。端末整備に当たり、公立学校には1台当たり4万5,000円を助成し、私立学校には費用の2分の1、上限4万5,000円が補助されます。また、通信環境が整っていない家庭へのモバイルルーターの貸与や学校が使用するカメラなどの通信装置も支援します。総務省は、光ファイバー回線整備の補助事業を拡充し、回線に接続できていない学校など、地域の回線整備を加速させるとのことです。学校におけるICT環境の整備は、教育の質の向上につながると期待されており、校内での双方向型の一斉授業や子供一人一人の状況に応じた個別学習のほか、インターネットや動画を活用した授業などが可能になります。仮に、災害や感染症の発生など、緊急時の臨時休校があっても、児童生徒がタブレット端末を持ち帰り、オンライン学習もできるようになります。緊急事態宣言の全面解除後、各地で学校再開の動きは出ていますが、新型コロナウイルス感染症との闘いは長期戦が予想されており、1人1台の早急な整備が求められます。以上述べて、質問の4点目ですが、GIGAスクール構想について、市の御見解をお聞かせください。次に、外国人児童生徒の就学についてお伺いいたします。文部科学省は、2019年9月27日、外国籍の子供の就学状況について、初めての全国調査の結果を公表しました。日本に住む義務教育相当年齢の外国籍児12万4,049人のうち、15.8%に当たる1万9,654人が国公私立校や外国人学校などに在籍していない不就学の可能性があると判明しております。外国人労働者の受け入れが拡大する中、不就学児童の増加が懸念されており、就学支援や日本語教育の充実が求められています。調査は、2019年5月時点で把握している状況について、市区町村教育委員会に報告を求めたものであります。調査対象とした12万4,049人のうち、各教育委員会から11万4,214人について報告があり、そのうち10万1,399人が日本の小・中学校や外国人学校などに通っていました。残りの外国籍児のうち、実際に不就学だったのは1,000人で、教育委員会が家庭訪問などをしたが、就学を確認できなったのが8,768人とのことです。さらに9,886人については、住民基本台帳には登録されていましたが、そもそも確認の対象にしていないため、実態がつかめていないとのことです。文部科学省は、これらを合計した1万9,654人について、不就学の可能性があると判断しております。外国人の子供が公立の学校に就学を希望した場合、国際人権規約などを踏まえて入学できますが、就学の義務はなく、就学確認の対象外としている教育委員会もあるとのことです。以上のことから質問いたします。1点目に、江別市における外国人児童生徒の就学状況についてどのように把握されているのか、お伺いいたします。2点目に、外国人児童生徒に対する就学案内・手続の周知徹底についてお伺いいたします。3点目に、在住外国人の受け入れに伴い、子供の就学支援も重要となってくるものと考えますが、今後の取り組みについてお伺いいたします。次に、公営住宅における連帯保証人制度についてお伺いいたします。民間の賃貸住宅より低い家賃が設定されている公営住宅の入居条件に連帯保証人規定を残すかどうかをめぐり、各自治体の判断が分かれています。高齢化の進展を背景に、国は低所得者や身寄りのない高齢者など、住宅確保要配慮者への対応強化として、2018年3月、入居条件から連帯保証人を外すよう全国の自治体に通達しておりますが、連帯保証人規定を残すかどうかは、各自治体の判断に委ねられています。九州では、廃止方向の3県市は、いずれも人口が集中し管理戸数が多く、連帯保証人が既に健在でない場合も多いと推察され、形骸化しているとの指摘もあるとのことです。また、6月に条例を改正し、連帯保証人制度の廃止を決めた福岡県北九州市では、公営住宅の連帯保証人は、入居者の安否確認などをする身元引受人の意味合いが強いことから、福岡県福岡市を含め、3県市とも、連帯保証人のかわりに緊急連絡先の提出を求めています。また、福岡県は、連帯保証人がいる世帯と、やむを得ない事情で連帯保証人を確保できないまま例外的に入居している世帯とで県営住宅の家賃徴収率を比較した結果、どちらも約99%となっており、廃止しても影響は大きくないと判断し、その上で、滞納対策として徴収業務の委託先の変更を検討しています。国土交通省は、昨年4月の民法改正で、連帯保証人が責任を負う上限額の明示が義務化され、連帯保証人の確保がより困難になると見ており、対応がおくれると、高齢化の進行で行き場を失う人がふえるおそれがあるとしています。国立社会保障・人口問題研究所の将来推計では、世帯主が65歳以上の高齢者世帯は、2040年に2,200万世帯を超え、そのうち独居が占める割合は、全都道府県で30%を超えるとのことであります。道内市町村でも、北広島市、千歳市、小樽市、苫小牧市、函館市、帯広市、釧路市は、今年度から連帯保証人制度を廃止しております。今後、急速に進展する少子高齢化により、公営住宅の入居世帯についても高齢者世帯が増加し、労働人口の減少や連帯保証人の確保がより一層困難になることが懸念されます。以上述べて、公営住宅における連帯保証人制度の廃止について、当市の御見解をお聞かせください。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
齊藤議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、公営住宅における連帯保証人制度についてお答え申し上げます。公営住宅における連帯保証人制度の廃止については、ことし4月から施行されました民法の改正におきまして、建物の賃貸契約に係る保証人など、個人根保証契約を結ぶ際には、保証の限度となる極度額を定めなければ、その契約が無効となったところです。この改正により、北海道では道営住宅の連帯保証人を廃止したところですが、道内の自治体では、連帯保証人制度を継続しているところも、まだ多くございます。当市においては、連帯保証人が家賃滞納の抑制に一定の効果があるものと認識していることから、当面、極度額を設定した上で、連帯保証人制度を継続しているところです。なお、高齢者など入居時に連帯保証人を確保することが難しい場合は、これまでも免除申請により連帯保証人を必要としない対応も行っております。いずれにいたしましても、連帯保証人制度の廃止を含めたあり方につきましては、民法の改正が滞納状況にどのような影響が出るか調査・分析を行い、その内容を見きわめ、連帯保証人制度を廃止した他市の状況などを参考にしながら、検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、教育長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
私からは、新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校に伴う児童生徒の学習機会の確保についての御質問のうち、臨時休校による教育現場への影響と課題について御答弁申し上げます。臨時休校による教育現場への影響と課題についてでありますが、市内公立小・中学校においては、新型コロナウイルス感染症への対策として、令和2年2月27日から一斉臨時休校し、4月7日に再開したものの、4月20日から5月31日まで一斉臨時休校としたところであります。臨時休校が長期化したことによる影響としましては、児童生徒は、学校で友達と励まし合いながら勉強することができず、学習意欲が低下したり、感染症への不安によるストレスを抱えることとなりました。また、保護者は仕事との両立を図りながら子供の学習を見守る時間を十分に確保できなかったり、先生の教え方と違うのではないかという不安を抱きながら家庭学習に取り組むこととなりました。さらに、学校では家庭学習プリントを新たに作成し配付しましたが、通常の授業とは違い、学習の進捗状況が随時把握できない状態となりました。こうしたことから、子供たちと家庭にとっての課題としましては、再開した6月から、入学やクラスがえなど、新しい環境のもとで早く学校生活になれなければならないこと、おくれた学習を取り戻すこと、検温やマスクの着用など感染症対策をとらなければならないことなどが考えられます。学校にとっての課題としましては、感染症対策を徹底しながら、授業時数を確保するため、年間指導計画の見直し、運動会や修学旅行などの学校行事の再編、児童生徒の学習面だけでなく心のケアへの対応、教職員はこれまでに経験したことのない、新たな取り組みをしなければならないことなどが考えられます。いずれにいたしましても、新型コロナウイルス感染症に伴う長期の臨時休校により、児童生徒、家庭、学校及び教職員には、多くの課題が生じたものと考えております。私からは以上であります。
答弁 教育部長 萬直樹(教育部長は2021年3月まで)
私からは、新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校に伴う児童生徒の学習機会の確保についてほか1件について御答弁申し上げます。初めに、新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校に伴う児童生徒の学習機会の確保に関しまして、臨時休校中の家庭学習の指導方法についてでありますが、臨時休校期間中は、今まで以上に学校と家庭が連携しながら子供たちの成長を見守っていく必要があったことから、家庭学習については、学校で作成した家庭学習プリントをおおむね週に1回程度、保護者や児童生徒に来校してもらい、前の週の家庭学習プリントを回収するとともに、新しい家庭学習プリントを配付し、その際に、担任が家庭学習の状況を聞き取るなどの確認や学習の指導を行い、来校できない児童生徒や保護者に対しては、直接訪問して課題を届けてきたところであります。さらに、このような機会を用いて、必要な連絡事項についてもお知らせしてきたほか、希望者には図書室の本の貸し出しを行ってきたところであります。このほか、定期的な健康状態の把握や不安等の相談についても電話や家庭訪問など、各学校が工夫して、家庭の状況に合わせた支援を行ってきたところであります。次に、オンライン授業の実施についてでありますが、教育委員会では、このたびの新型コロナウイルス感染症のみならず、今後の自然災害発生等による学校の臨時休校等の緊急時に備えて、子供たちの学びを保障するため、ICT環境基盤の整備を早急に進める考えであります。その前提となる校内LAN整備を国が示しているGIGAスクール構想に基づき進めているところであり、年度内に整備が完了する予定です。御質問のオンライン授業の実施については、学習機会を確保する手段として有効であるという認識であり、ICT環境基盤の整備後の導入に向けて検討を行っているところであります。導入に当たっては、各学校の設備やセキュリティー、さらに各家庭におけるインターネット環境の整備状況などに課題があることから、教育委員会といたしましては、そのような課題の解決に向けて、他市の先進事例を参考にするなど、引き続き、検討してまいります。次に、GIGAスクール構想についてでありますが、国は、学校における高速大容量のネットワーク環境の整備を推進するとともに、全学年の児童生徒一人一人がそれぞれ端末を持ち、十分に活用できる環境の実現を目指すとしているところであります。これを踏まえ、現在、教育委員会では、国が令和元年度補正予算で措置した補助金を活用し、将来の1人1台端末の環境を見据えた校内LAN整備を全ての市内公立小・中学校で進めているところであり、今年度中に整備が完了する見込みとなっております。また、国の令和2年度第1次補正予算において、災害や感染症の発生等による学校の臨時休校等の緊急時においても、ICTの活用により、全ての子供たちの学びを保障できる環境を早急に実現するため、児童生徒1人1台端末の整備に向けて、必要な財源が措置されたところであります。教育委員会といたしましては、ICTの活用により、全ての子供たちの学びを保障できるような基盤整備が必要であるとの認識のもと、児童生徒1人1台端末整備の早期実現に向けて、準備を進めてまいりたいと考えております。次に、外国人児童生徒の就学に関しまして、初めに、江別市における外国人児童生徒の就学状況の把握についてでありますが、日本国籍を持たない子供の保護者については、就学義務は課されていませんけれども、国際人権規約及び児童の権利に関する条約を踏まえ、外国人児童生徒の就学の機会を確保する観点から、希望する場合は、公立小・中学校に就学させることが可能であると国から通知されております。本市においては、就学年齢にある外国人の転入情報は、外国人登録を担当する生活環境部戸籍住民課から教育委員会に対し、随時提供されており、転入後速やかに、全ての対象者に就学の案内を行っているところであります。また、外国人児童生徒については、就学状況を継続的に把握しており、本年6月1日現在、外国人登録されている児童生徒29名全員が就学しております。次に、外国人児童生徒に対する就学案内・手続の周知徹底についてでありますが、今ほども御答弁申し上げましたとおり、教育委員会では就学年齢にある外国人が転入した際には、速やかに就学の案内を行っております。また、在住外国人の中に就学年齢に達する子供がいる保護者には、他の新入学児と同様に就学案内を送付しているところです。今後も、全ての外国人児童生徒の保護者に対し、就学案内を確実に行ってまいります。次に、今後の取り組みについてでありますが、本市の在住外国人は年々増加傾向にあり、それに伴い外国人児童生徒数も近年ふえております。教育委員会といたしましては、市内の外国人児童生徒に対し、教育機会を確保することは重要であると認識しておりますことから、引き続き、転入時や就学年齢到達時に、適切に就学案内を行ってまいります。御質問の外国人児童生徒の就学支援については、市の国際交流員や江別国際センターなどの国際交流団体の協力を得ながら、就学時や学校生活を送る児童生徒、保護者の相談支援体制を充実させるなど、外国人児童生徒の就学の機会の確保や支援に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 齊藤佐知子
それでは、再質問と何点か要望をさせていただきます。まず、1件目の新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校に伴う児童生徒の学習機会の確保について、1項目めの臨時休校による教育現場の影響と課題について再質問させていただきます。文部科学省から示された、新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドラインでは、新型コロナウイルス感染症については、長期的な対応が求められると見込まれるところであるが、こうした中でも、持続的に児童生徒などの教育を受ける権利を保障していくため、学校における感染及び拡大のリスクを可能な限り低減した上で、学校運営を持続していく必要があるとしています。また、長期的に、新型コロナウイルス感染症とともに生きていく社会を前提とした場合、新規感染者数が限定的となった地域であっても、再度感染が拡大する可能性があるため、長丁場に備え、手洗いやせきエチケット、換気といった基本的な感染症対策に加え、感染拡大リスクが高い三つの密を徹底的に避けるために、身体的距離の確保、ソーシャルディスタンスあるいはフィジカルディスタンスといった新しい生活様式に、学校を含めた社会全体が移行することが不可欠であるとの考えが示されました。学習指導として、児童生徒に家庭学習を課す際や学習状況の把握を行う際には、ICTを最大限活用して遠隔で対応することが極めて効果的であることを踏まえ、今回が緊急時であることに鑑み、学校の設置者や各学校の平常時における一律のICT活用ルールにとらわれることなく、家庭環境やセキュリティーに留意しながら、まずは家庭のパソコンやタブレット端末、スマートフォンなどの活用、学校の端末の持ち帰りなど、あらゆる環境を最大限活用するために、各学校や学校の設置者において、家庭の通信環境について至急把握するとあります。家庭の端末などを活用することは、あくまでも緊急的な対応でありますが、子供たちの学習環境を整え、学習機会を確保することが大変重要であると考えるところです。御答弁では、今回の新型コロナウイルスの感染拡大による臨時休校が長期化したことにより、児童生徒、家庭、学校及び教職員には多くの課題が生じたとのことですが、この課題に対して今後どのように対応されるのか、お伺いいたします。次に、2件目の外国人児童生徒の就学について、3項目めの今後の取り組みについて要望させていただきます。市の国際交流員や江別国際センターなどの国際交流団体の協力を得ながら、就学時や学校生活を送る児童生徒、保護者の相談支援体制を充実させるとの御答弁をいただきました。外国人の子供たちが将来にわたって我が国に居住し、共生社会の一員として今後の日本を形成する存在であることを考え、誰一人取り残さないという発想に立ち、社会全体で支えていくことが必要と考えます。当市に居住された外国籍の子供たちが、将来の人材として成長していくための支援について、今後ともしっかり取り組んでいただくことを要望させていただきます。最後に、3件目の公営住宅における連帯保証人制度について、1項目めの公営住宅における連帯保証人制度の廃止についてですが、民法の改正が滞納状況にどのような影響が出るか見きわめ、調査分析を行うとともに、連帯保証人制度を廃止した他市の状況などを参考に検討してまいりたいとの御答弁をいただきましたので、今後の経過を見ていきたいと考え、要望とさせていただきます。以上で、2回目の再質問と要望を終了いたします。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
齊藤議員の臨時休校による教育現場への影響と課題についての再質問に御答弁申し上げます。課題に対して、今後どのように対応するかについてでありますが、学校においても新しい生活様式を取り入れ、感染症対策を徹底し、心のケアに配慮の上、児童生徒や保護者の協力を得ながら、円滑に学校教育活動を継続してまいります。特に、学習機会の確保に向けた取り組みにつきましては、土曜授業の実施や、市内で統一して、夏休みに10日間の登校日を設定するなど、校長会と協議しながら取り組みを進めてまいりました。今後も引き続き、さまざまな課題の解決に向けて、校長会や江別市PTA連合会等の関係団体と協議しながら対応してまいりたいと考えております。以上であります。