みんなの議会

江別市議会 令和2年第1回定例会 2020年3月6日

(1)訪問診療等に使用する車両の駐車について/(2)江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申について

2020年3月6日、江別市議会の一般質問で、佐々木聖子議員が「訪問診療等に使用する車両の駐車について」「江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申について」について質問し、市長 三好昇、健康福祉部長 佐藤貴史、病院事務長 白石陽一郎が答弁しました。

質問者
佐々木聖子 議員
答弁者
市長 三好昇、健康福祉部長 佐藤貴史、病院事務長 白石陽一郎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 佐々木聖子

初めに、件名1の訪問診療等に使用する車両の駐車について、項目1の各事業所における駐車許可証の活用状況の確認と関係機関への周知の要請についてです。訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーション、訪問介護等に使用する車両が、訪問先に駐車場がないために駐車禁止場所に駐車せざるを得ない場合、状況に応じて警察署長の駐車許可を受けることが可能となっており、また、一つの駐車許可で、一定の期間、複数の場所に対応できるようになっています。平成26年2月に駐車許可事務の簡素合理化を図り、申請者の負担軽減に努めて、駐車許可制度の内容や簡素合理化に関する取り組みを行う中、いまだに国民や訪問診療等に従事する医療、介護関係者等へ十分に周知されていないのではないかとの意見、要望等がなされ、こうした状況を踏まえ、警察庁は平成31年2月に厚生労働省に対し、医療、介護関係機関への駐車許可制度及び簡素合理化の内容に関する周知を依頼し、これを受けて厚生労働省は、一般社団法人全国訪問看護事業協会等の関係者へ周知しています。しかし、1年を経過した現在、当市のサービス利用者みずから駐車場確保に奔走したり、事業所によって利用しているところもあれば、知らなかったという事業所もありました。そこで、1点目の質問として、訪問診療等に使用する車両に係る駐車許可について、市としてどのように周知したのか、また、制度の活用状況を把握しているのかについてお伺いします。次に、項目2の冬期間における駐車場確保の支援についてです。実際、夏場は何とか対応可能な場合でも、冬期間の積雪により、自宅前の駐車スペースでは対応不可能となり、隣近所に個人的にお願いしていたのが困難となり、大変苦労して確保されていました。介護をされながら、介護サービスを利用するためにさらに苦労を重ね、大変な負担を強いられていました。事業所が駐車許可をとった場合でも、特に冬期間の積雪によっては、駐車場の確保が難しい場合も当然考えられます。2点目の質問としては、介護サービスの提供を支援するため、市が指定管理者や自治会に対し、指定管理者が管理する公共施設及び自治会が管理する自治会館の駐車場を事業者が使用できるよう働きかけるべきではないかと考えますが、市長のお考えをお伺いいたします。次に、2件目、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申についてです。昨年8月に設置された、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会は、6回にわたる委員会と3回の専門委員会での議論を経て、本年2月5日の第7回江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会にて答申がなされました。困難な課題について、真摯に精力的な議論を積み重ね、貴重な提言をされた委員各位の御努力に対し、心より敬意を表します。その内容は、経営再建に向けた中期戦略として、1点目に一部診療科の縮小、廃止を含めた市立病院が担う医療の重点化、2点目に医師の招聘体制強化を中心とした診療体制の確立、3点目にガバナンス強化による経営体制の構築、4点目に一般会計による公費負担の適正化などを示され、そのための方策として、令和2年度から令和4年度までの3年間を集中改革期間と位置づけ、令和5年度での収支均衡を実現することとしています。市立病院は、これまで江別市及び近隣市町村における地域医療の中心的医療機関として、重要な役割を果たしてきましたが、一方で厳しい経営状態が常態化し、市の一般会計からの繰り入れと長期借入金の増大が続いてきました。平成18年度にも、有識者による江別市立病院のあり方検討委員会からの答申を受けて、経営改善に努めてきましたが、医師の確保を初めとした諸課題の解決には至らず、近年は深刻な経営危機を迎えております。一般会計に及ぼす影響も甚大であり、こうした状況に至った市当局の責任は極めて大きく、議会もまたその責任を共有すべきものと考えます。前回の答申以降の経過を十分に踏まえた上で、今回の江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の答申を、地域医療体制の確保と市立病院の経営改善の最後の機会と捉え、市立病院一部門のみの政策課題とすることなく、市政全体の最重点課題として全庁的に取り組むことが必要です。答申においては、方向性と概要が示されました。その着実な実行のためには、より具体的な計画が早期に求められます。さらに、情報を提供し、丁寧な市民への説明によって理解と協力を得ることにより、市、議会、市民が一体となり、初めて計画が達成されます。市長、病院長におかれましては、そのリーダーシップを十分に発揮されますようお願い申し上げ、質問に入らせていただきます。項目1の看護師の働き方改革の取り組みについてです。看護部による働き方改革の取り組みから始まった、西3病棟での選択制による2交代制の試行について、この間、2回にわたり行われたアンケート調査の結果をお伺いします。財政的メリットはないが、病棟運営の効率化と深夜シフトの支障解消のため、全面実施の答申を受けたところですけれども、夜間の交通費の負担がなくなり、申し送り回数が減ることによる伝達ミス発生のリスクの解消がメリットと言われています。夜間看護等手当の単価が改善によりアップされることで、人事院規則では、準夜勤で3,100円、深夜勤で3,550円、2交代制で7,300円となり準夜勤、深夜勤の合計額を上回ります。また、職員の健康管理、労働環境へのサポートが必要となります。そもそも、1日24時間を3勤務帯に分ける3交代制が、なるべくから原則となり、週休2日制の導入と看護師等の人材確保の促進に関する法律の成立により、望ましいが2交代制の勤務があっても差し支えないとなり、複数夜勤体制と夜勤回数の要件を満たす場合、2交代制と夜勤専従看護職員が位置づけられました。そして、働きやすい勤務体制の検討として、変則3交代制、2交代制が検討され、病棟の実情に応じて、3交代または2交代の体制をとることは差し支えないとなり、人数も2人夜勤、3人夜勤の規定に加え、4人夜勤体制での要件も定められました。実はこのとき、大きな病院以外の有床診療所や病床数の少ない国民健康保険病院の多くが、交代制ではなく当直制をとっていました。当直勤務として許可される業務は、ほとんど労働する必要がない業務のみであり、病室の定時巡回や少数の要注意患者の検脈、検温等の軽度または短時間の業務に限るとなっています。つまり、本来業務はしないとなっており、そのため夜勤と違い週の勤務時間にはカウントされません。しかし、現実には、日勤を終えた後、引き続き明朝までの24時間拘束され、仕事内容も本来業務を行っていました。この劣悪な労働環境を改善するため、3交代制より手当を厚くする誘導策で当直より2交代制への流れができた経過があります。夜勤にはベストはないが、ベターはあると言われています。できる限り看護師の健康が守られ、生活に支障なく安全に勤務が遂行できるよう、管理者とスタッフのコミュニケーションを十分にとることが対策となります。働く看護師にも独身の人、子供がいる人、親の介護が必要な人など、働きやすいシフトは、人それぞれです。さまざまな働く環境は一律とは言えず、さらに病院などでは大勢のスタッフが働いているため、全員同じシフト勤務というのは難しくなってきています。勤務を選択制にできるなど、ある程度自分でスケジュールを立てられるような体制ができれば、今よりも働きやすい環境になるのではないでしょうか。一方的に2交代制勤務がベストだと、経営者側からの判断ではなく、働き方改革の面からも、実施に当たっては選択制を残すべきと思いますが、お考えをお伺いします。2項目め、夜間の長時間勤務が身体に及ぼす影響についてです。社会の24時間化に伴って、夜に働く人がふえています。皆さんに共通することではありますが、今回は看護師に特化させていただきます。看護師の仕事の中で一番つらいことは何かと問われたときに、夜勤と答える人は多いのではないでしょうか。医療現場では1日24時間、365日切れ目のない医療サービスの提供が行われ、それを支える大きな役割を看護職が担っています。交代制勤務では、日中の勤務と同様に夜間勤務が行われています。通常、人は夜に寝て、朝起きるという生活を送っています。睡眠と覚醒のリズムを、体内時計によって1日の周期で調整しています。これをサーカディアンリズムといいます。夜間は、深部体温が低下し、眠くなるのは生理的に当然のことなのです。同じ働く時間でも日中とは違うという、夜間勤務に対する認識と働く環境整備が重要で求められています。公益社団法人日本看護協会が示す、夜勤、交代制勤務がもたらす三つのリスクとして、1点目は、安全性のリスクとして、サーカディアンリズムに反する夜間の活動により、心身に多面的な影響が及び、注意力が低下することで、事故の発生リスクが高まる。2点目は、健康リスクとして、夜勤・交代制勤務従事者は、短期、中期、長期的な健康上の問題が生じるリスクが高まる。夜間交代勤務で働いている人は、昼間のみ働く人と比べ、女性では乳がん、直腸がん、子宮内膜がんに、男性では前立腺がんへの発がんリスクが、また、メタボリック症候群のリスクが高くなっているという研究もあります。睡眠薬の服用率も3交代より2交代の方が多く、睡眠障害が起こることは、交代勤務睡眠障害、SWDとして定義されています。3点目は、生活性のリスクで、生活のリズムが大幅にずれることで、通常の社会的な役割を十分に果たせなくなったり、社会生活上の不利益をこうむる。また、生じたずれを調整するために、本人や家族の負担が高まるとされています。看護師の勤務や夜勤のあり方については、国際労働機関ILOで締結された条約や勧告があります。1977年の看護職員の雇用、労働条件及び生活状態に関する条約、ILO第149号、1990年の夜業に関する条約、ILO第171号と、それらを補足する勧告も出されています。しかし、残念なことに日本は、多くの看護職や公益社団法人日本看護協会が批准を求めても、これらの条約を批准していません。どれだけ労働者がないがしろにされ、軽く思われていることか、看護職員の雇用、労働条件及び生活状態に関する条約の制定から43年、既に夜勤の法的規制を整えるべき十分な時間が経過したというべきでしょう。国際基準であるILO条約は、1日の超過勤務を含む労働時間は最長12時間、公益社団法人日本看護協会の夜勤・交代制勤務に関するガイドラインでは、勤務の拘束時間は13時間以内とするとしています。あわせて、夜勤専従勤務者の勤務時間は、公益社団法人日本看護協会は月の所定労働時間を、休憩を含めて144時間以内としており、当市においては市立病院の救急診療室と夜間急病センターに配置されていますが、一般職員と同じ月155時間となっています。他の自治体では、一般職との差を職務に専念する義務の特例、例外として対応されているところもあります。夜間、特に長時間となる夜間勤務に対する配慮が必要かと思いますが、お考えをお伺いします。3項目め、夜間の勤務体制についてです。夜間の看護体制は、古くは昭和40年の1人夜勤廃止を求めたもので、いわゆる2-8判定が長く基本となっていました。これは複数で、3交代制で月8回というものです。その後、診療報酬上で看護体制に関する変遷を経て、3交代制では2人体制で月8回以内、または3人体制で月9回以内、2交代制では16時間夜勤で月4回以内となり、4人体制では月9回以内が追加されました。近年の病棟夜勤体制は、多様な夜勤形態に合わせ、夜勤回数から夜勤時間に変更され、さらに夜勤で受け持つ患者数で評価されています。病棟ごとに看護職員2人を最低基準とし、夜勤従事者の月平均夜勤時間数を72時間以内とし、あとは1人で受け持つ患者数により、10対1、13対1、15対1などとなっており、どんな看護を提供するかによって報酬、収益が変わってきます。今回の答申では、精神科病棟と地域包括ケア病棟が2人体制へ変更と提案されています。急性期や慢性期など、看護度によって違う体制を取得することは理解しますが、看護度に応じて必要な人材を当てることは当然と考えます。24時間患者さんを目の前にしており、症状の安定していない急性期には、長時間にわたって緊張が強いられます。安定した慢性期でも認知症との合併も多く、夜間せん妄、徘回等に患者さんの安全を守るために相当の対応が求められています。一般的な処置だけではなく、お話を聞く、見守ることも大事な看護です。一律した体制でなく、その病棟の特性や看護必要度に応じた患者さんの安全を第一に考えた体制が必要と考えます。本来患者さんの急変時には、その患者さんを責任を持って受け持ち、主体的に処置、指示を出す人、周りの環境を整えてサポートする人、他への連絡や他の患者さんの対応をする人など、3人一組が必要と考えます。また、夜間の休憩についても2人体制になった場合、一方が休憩している間は1人での対応となります。1人での対応には当事者の不安も多くあります。患者さんにとって、最良で安全な医療、看護を提供するために、必要な看護体制についての考えと、2交代制の休憩について、労働基準法上は、8時間以上の労働に対しては1時間以上の休憩を与えるよう定められているため、しっかり1時間確保されていれば、法的には問題はありませんが、公益社団法人日本看護協会では16時間夜勤の場合、二、三時間の休憩時間が望ましいとしています。そのため、16時間勤務を取り入れている病院では、2時間ほど仮眠がとれるようにしているところが多いようです。ただし、この仮眠時間は休憩時間ではなく、手のあいている労働時間内に行うもので、急変した患者さんが出た場合には、対応する必要があります。ただし、環境としては、休憩・仮眠場所は、病棟から離れた場所への設置が求められます。環境づくりも含めて、休憩・仮眠時間についての考えもお伺いします。4項目めの看護職員の適正配置についてです。適正な配置については、職員動向からの分析も重要で、年齢構成もバランスが必要です。年次計画に沿った採用が望ましいと思いますが、直近3年間の、正職員、非常勤職員の助産師、看護師、准看護師、看護助手等の、本年3月末退職見込みと4月採用予定も含む、退職と採用の状況をお伺いします。また、2018年10月に1病棟の休止に合わせ、10人の看護師が、市長事務部局に配置されました。この間、看護部においては、常に看護職員の募集が行われていたと思いますけれども、途中採用は急な退職による配置基準のカバーのためなのか、助産師などは出産受け入れ態勢の強化などで理解できますが、看護師については、新しい採用ではなく、市長事務部局との相談により市立病院へ戻す方法はなかったのか、お伺いいたします。以上、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

佐々木議員の一般質問にお答え申し上げます。江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申に関しまして、まず、看護師の働き方改革の取り組みについてでございますが、市立病院では、看護職員の勤務時間について、平成27年度より、看護職員みずからによる夜勤シフトの検討が始まり、その経過を受けまして、平成30年10月には、関係する条例等の改正を行い、職員組合と協議の上、令和元年6月より病棟に勤務する看護職員の2交代制を試行してきたところでございます。2交代制の試行に当たりましては、対象を西3病棟に限定しまして、職員の希望に基づく選択制により、従前の3交代制との混合で行っているものです。試行におきまして、2交代制を選択した職員のうち、昨年の8月と本年1月に実施したアンケートでは、2交代制を継続する、または、どちらでもよいとする回答は、約82%となっております。次に、夜勤におけます選択制の導入についてでございますが、江別市立病院の経営問題に対する市議会、市民からの意見を受けて設置いたしました、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会では、医療や公共政策等の専門家や市民の立場から、市立病院のあり方や経営改善について、あらゆる観点から御議論をいただいたところでございます。看護職員の勤務については、民間医療機関の動向に合わせて2交代制へ転換することが、人材確保の上で有利になることや深夜帯の交代がなくなることで、仕事と育児等の両立につながる等の論議がありまして、答申では、病棟運営と深夜シフト編成の支障解消のため、2交代制を全面実施すべきとの提言をいただいたところでございます。市としましては、市立病院の経営再建のため、提言の趣旨を踏まえまして、2交代制の実施につきまして、職員組合と協議を行ってまいりたいと考えております。次に、夜間の長時間勤務が身体に及ぼす影響についてでございますが、市立病院職員の勤務につきましては、江別市立病院職員の勤務時間等に関する規程に基づきまして、午前8時30分から午後5時まで、休憩時間を除いた1日当たりの勤務時間は、7時間45分を基本としまして、交代勤務を要する職場や救急診療勤務者については、それぞれ従事する勤務に応じた時間帯や休憩時間を定めております。このうち、病棟に勤務する看護職員、また、救急診療に従事する看護職員につきましては、午後4時30分から翌日の午前9時まで、休憩時間を除いた勤務時間は、15時間30分とする時間帯を設けて、運用しているところでございます。このように、長時間勤務の従事に当たりましては、保険診療上の規定であります、夜勤時間の上限規制を遵守するとともに、勤務終了から次の勤務までのインターバルを十分あけるなど、職員の身体的影響を低減するよう、従前より勤務シフトなどについて配慮してきたところでございます。看護職員の勤務につきましては、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会から、病棟運営と深夜シフト編成の支障解消のため、2交代制を全面実施すべきとの答申をいただいておりますことから、提言の実現に向けまして、職員組合と協議を行ってまいりたいと考えております。次に、夜間の勤務体制についてでございますが、2月5日に提出いただきました、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の答申では、病棟運営と深夜シフト編成の支障解消のため、2交代制を全面実施すべきとの提言のほか、病棟機能や患者数に応じた、職員配置、夜勤体制の最適化を図る必要があるとの提言をいただいたところでございます。病棟におけます夜勤帯の看護職員配置数は、保険診療制度におきまして、病棟の機能に応じた基準が定められております。市立病院では、従前より全ての病棟におきまして、夜勤帯の看護師は、1病棟当たり3人としていることから、一部の病棟につきましては、保険診療制度上の基準以上の配置となっております。また、夜間の勤務における休憩、仮眠時間につきましては、市立病院の看護職員の2交代制に係る勤務時間に関しまして、江別市立病院職員の勤務時間等に関する規程において、午後4時30分から翌日の午前9時までの勤務のうち、1時間を休憩時間と定めているところでございます。市立病院では、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの提言を受けまして、保険診療制度に適応した人員配置の見直しや2交代制の実施に向けて取り組むこととしており、先ほども御答弁申し上げましたとおり、その内容については、職員組合と協議を行ってまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)

私から、訪問診療等に使用する車両の駐車について御答弁申し上げます。初めに、各事業所における駐車許可証の活用状況の確認と関係機関への周知の要請についてでありますが、訪問診療等に使用する車両の駐車許可の制度とは、事業者が訪問先に駐車場所がないために、駐車禁止場所に駐車せざるを得ない場合、状況に応じて警察署長の駐車許可を受けられるものでございます。これまで、当制度については、医療、介護関係者に十分認知されていなかったことから、平成31年2月に警察庁から厚生労働省を通じて、一般社団法人全国訪問看護事業協会などの医療、介護関係機関等へ周知されたところでございます。これに合わせ、訪問診療等の医療系サービスや訪問介護等の事業所に対しては所管する北海道から、また、地域密着型サービス等の事業所に対しましては所管する市から、それぞれ文書により周知したところでございます。なお、江別警察署における駐車許可証の発行状況につきましては、本年3月3日時点で、3事業所の車両、計16台に対して交付されているとお聞きしております。いずれにいたしましても、市といたしましては、今後とも必要に応じ、制度の周知に努めてまいります。次に、冬期間における駐車場確保の支援についてでありますが、公共施設などの駐車場は、施設ごとに利用状況や駐車スペース等が異なるほか、特に冬期間は、積雪などにより駐車スペースが減少するため、施設利用者以外の利用によって、施設利用者が駐車できなくなることも懸念されます。こうしたことから、市が施設管理者に対し、介護サービス事業者の駐車場利用について働きかけることにつきましては、今後、事業者から具体的な問い合わせがあった際に、個別に施設管理者と相談してまいります。私からは、以上でございます。

答弁 病院事務長 白石陽一郎(病院事務長は2025年2月まで)

私からは、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申についての御質問のうち、看護職員の適正配置について御答弁申し上げます。市立病院では、診療科の構成や病床規模などを踏まえ、医師を初めとして、薬剤師や医療技術職など、医療提供のために必要な医療職の確保に努めてきているところであります。御質問の、助産師、看護師、准看護師、看護助手の採用者数と退職者数でありますが、まず、助産師につきましては、平成29年度の採用人数は、正職員が2名、非常勤職員が1名、退職人数は、正職員、非常勤職員ともにございません。平成30年度は、助産師の採用はなく、退職人数は、正職員が1名、非常勤職員が2名であります。令和元年度の採用人数は、正職員、非常勤職員がそれぞれ2名であり、退職者は、正職員が2名となる見込みであります。次に、看護師につきましては、平成29年度の採用人数は、正職員が17名、非常勤職員が12名、退職人数は、正職員が14名、非常勤職員が7名であります。平成30年度の採用人数は、正職員が11名、非常勤職員が2名、退職人数は、正職員が21名、非常勤職員が9名であります。令和元年度の採用人数は、正職員が7名、非常勤職員が10名であり、退職人数は、正職員が12名、非常勤職員が10名の見込みであります。次に、准看護師につきましては、平成29年度は、正職員、非常勤職員ともに採用はなく、退職人数は、正職員が1名、非常勤職員が3名であります。平成30年度の採用人数は、非常勤職員が1名のみで、退職人数は、正職員が1名であります。令和元年度の採用人数は、非常勤職員が1名のみであり、退職人数は、正職員、非常勤職員がそれぞれ1名の見込みであります。次に、看護助手につきましては、全て非常勤職員で、平成29年度の採用人数は4名、退職人数は8名、平成30年度の採用人数は2名、退職人数は7名、令和元年度の採用人数は6名、退職人数は8名の見込みであります。次に、令和2年4月の採用人数につきましては、正職員の看護師が7名、会計年度任用職員の看護師が1名を予定しております。次に、平成30年度の病棟再編に関する看護職員の配置についてでありますが、市立病院では、平成30年10月1日から1病棟を休止したことで、一時的に看護職員配置数24名分が過大となったことから、看護職員10名を市立病院以外の部署へ配置転換するとともに、採用抑制を10月から行った結果、翌年3月までに、21名の退職があったことから、病棟休止による人員調整は、完了することとなりました。このことから、病院機能の維持に必要な職員体制を確保するため、採用を再開することとなったものであります。なお、病棟休止に合わせて、市立病院以外の部署へ配置転換した看護職員につきましては、市民の健康づくりや医療的ケア児の就学支援など、新たな行政需要に対応するため、医療の専門知識を有する人材を必要とする部署へ配置したものであります。このため、配置転換した看護職員を市立病院へ再配置するに当たっては、市立病院のみならず、こうした配置転換先の人員確保と合わせて、検討する必要があるものと考えております。いずれにいたしましても、病院の運営に当たっては、看護職員の確保が不可欠でありますことから、引き続き、市立病院が提供する医療に応じて、適正な人員配置に努めてまいります。以上であります。

再質問 佐々木聖子

要望及び再質問をさせていただきます。まず、訪問診療等に使用する車両の駐車については要望です。制度の周知について、必要に応じ、周知に努めていただけるとのことでしたので、まだまだ市内の医療機関で取得していない事業所や、知っていて意識的に利用しないところもあるのかは不明ではありますが、業務をスムーズに遂行するには役立つ制度だと思いますので、文書以外にも、問い合わせ等に対してや、機会があるごとに制度があることを、ぜひ広めていただきたいと思います。駐車場確保の支援については、本来の利用者が優先されるのは当然のことです。ただ、最悪の場合に、事業者にとってもスムーズな提供を、利用者の方も介護サービスをスムーズに受けられるよう、ぜひ、求められたときには、近くに依頼できる場所があった場合、顔つなぎをよろしくお願い申し上げます。次に、件名2の江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申については、それぞれ要望、再質問をさせていただきます。項目1の看護師の働き方改革については再質問です。アンケート結果について、1回目と2回目に分けて、それぞれ示された選択肢の、2交代制、3交代制、どちらでもよいので数字をお伺いします。項目2の夜間の長時間勤務が身体に及ぼす影響については要望です。職員の現行の勤務時間についてお答えいただきましたが、時間の設定は変更可能なことだと思いますし、保険診療上の夜勤時間の上限を遵守するとのことですが、診療報酬は最低基準を定めているもので、どれをとるかは選択制であり、遵守するものではないと思います。批准していないとはいえ、国際基準や、公益社団法人日本看護協会の看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドラインでは、横行している16時間勤務や専従勤務者の勤務時間を少しでも短くしようとしています。患者さんも朝起きたときに、疲れ切った看護師に安心して任せられるでしょうか。身体への影響やリスク等については御理解いただいていると理解しますが、さらに少しでも短くなるように、病棟においては変則4交代など、シフトの工夫などの検討も含め、現場の声を聞きながら取り組まれることを要望いたします。項目3の夜間の勤務体制については要望です。一部の病棟について、保険診療制度の基準以上の配置となっているとのことでしたが、基準は基準であり、どう配置するのかは、病棟の特殊性を考慮し、看護度に応じて必要な人材を当てることにより、より報酬がアップするように選択するものと考えます。また、2人夜勤体制については、患者さんの安全面に対する職場の不安に対して、どのように対応されるのか、不幸にして問題が発生した場合に看護の責任は誰がどのようにとるのか、さらに緊急時や不測時のバックアップ体制等についても、医療・看護を受ける側としても心配するところです。患者さんが安心して、医療・看護を受けられる体制をしっかりとつくっていただくよう、要望いたします。項目4の看護職員の適正配置については再質問です。細かな数字は、非常勤職員の採用においてはそれぞれの働き方によって、短時間の場合もあり、一人工との判断が難しいため、精査が必要だと思います。病棟休止にかかわる人員調整は、完了されたということでしたが、看護師を一般部局へ配置したのだから、市立病院で欠員となった場合、戻せばよいと思うのが一般的な見方だと思います。看護師として必要な配置ということで、今後も現在の事業が終了しない限り、看護師の配置は続くとの理解でよいかお伺いいたします。以上、2点について再質問させていただきます。

答弁 病院事務長 白石陽一郎(病院事務長は2025年2月まで)

佐々木議員の再質問に御答弁申し上げます。初めに、看護師の働き方改革の取り組みについての御質問に関しまして、アンケート結果の内訳についてでありますが、2交代制の試行に関するアンケートのうち、昨年8月の結果では、2交代制を選択した職員10名のうち、2交代制を継続するとの回答は9名、どちらでもよいとの回答は1名、3交代制を希望するとの回答はなかったところであります。また、本年1月の結果では、2交代制を選択した職員7名のうち、2交代制を継続するとの回答は4名、どちらでもよいとの回答は1名、3交代制を希望するとの回答は1名、判断できないとの回答が1名となっております。次に、看護職員の適正配置についての御質問に関しまして、市立病院の病棟休止に伴い、市立病院以外の部署へ配置転換した看護職員を市立病院へ戻すことについてでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、平成30年10月1日からの1病棟休止に伴う看護職員配置につきましては、退職不補充により適正化を図るとともに、看護職員10名を、医療の専門知識を有する人材を必要とする、市立病院以外の部署へ配置がえを行ったところであります。配置がえを行った部署については、市民の健康づくりや医療的ケア児の就学支援などの業務を行っており、継続的な看護職員の配置が必要であると聞いております。看護職員の配置については、市立病院を含めた、市全体として配置対象の部署を定め、必要な職員数を調整の上、人事異動の中で対応するものと確認しております。以上であります。

再質問 佐々木聖子

それでは、それぞれ要望を述べさせていただきます。看護師の働き方改革について要望です。アンケート結果は、2交代制を選択した方限定での結果となっています。試行の希望が一番多かった西3病棟で実施されました。病棟には、20数名の看護師が配置されています。そのうち、当初10名が希望され、その後7名となっていること。さらに、その7名のうち、2交代制を継続するとした方は4名となっています。当初、病棟単位でのアンケートでは、2交代制、3交代制の希望者と、どちらでもよいとの割合は、おおよそ3分の1ずつだったと記憶しております。その後、2交代制を選択した方が減ってきた要因の一つには、病棟の特性である出産の需要が高まり、業務が忙しくなってきたこともあるかと思います。詳細の分析、評価はお任せいたしますが、これは急性期病棟においては、厳しいものがあると考えます。それと同時に一定程度の希望者も存在します。2交代制へ転換することが、人材確保の上で有利になることや、深夜帯の交代がなくなることで、仕事と育児等の両立につながるなどの議論があり、病棟運営と深夜シフト編成の支障解消のため、2交代制を全面実施すべきとの提言をいただいたとのことですが、働く看護師の中には、子育てをしている人、単身の人、親の介護が必要な人もいます。働きやすいシフトは、人それぞれで、働く環境は一律ではなく、そもそも看護部が多様な働き方を考え、働き方改革の取り組みとしてスタートした試行です。逆に、勤務を選択できれば、今よりも働きやすい環境となり、人材確保の面で有利になると考えます。また、200床以上の多くの公立病院においても、2交代制の導入は、精神科や慢性期病棟では行われていますが、急性期を抱えて全面的に実施しているところは、ほぼないと思います。財政面での効果に影響しないのであれば、看護師の働き方改革の面からも、一律ではなく選択制が有利だと思います。現場の多様な声をしっかりと聞いて取り組まれることを要望いたします。看護職員の適正な配置についての要望です。必要な人材を、必要な部署へ、市全体として配置するということで理解いたしました。この間、病棟の休止や医師の退職等により、退職者数が読めない状況もあったかと思います。特に女性の多い職場なので出産、育児等の関係で安心して、産み育てられる環境づくりが少子高齢社会にとっても必要なことです。国内でも少子化で若年層が少なく、若い担い手の育成と確保が、どの職種でも問題となっています。一方、高齢者には働き手としての需要が高まっています。定年延長の課題やその働き方もあわせて検討しなくてはなりません。魅力ある職場づくり、勤務時間、休暇制度、給与はもちろん、研修体制や、お互いに多様性を認め合える、誰もが生き生きとして自分らしく働ける環境が求められます。欠員に対して、すぐに補充対応するのは、当然のことではありますが、人材育成のためにも、長いスパンでの年齢、経験値のバランスを考えた採用を改めて要望させていただきます。全体を通して、労働環境に関する点については、職員組合との協議について答弁いただいております。お互いに真摯に協議を行い、理解と合意をもって協力し合い、一丸となってこの難局を乗り越えられますよう期待しております。答申においては、市立病院という医療資源を失う事態に至ることは、市民が地域で安心して暮らし続けていくことにとって、非常に大きな損失であるとされています。その医療資源を守るための、抜本的な経営再建には医師確保にかかっていると、何をおいても早急に、今まで以上に、強固な医師確保に向けた対策に取り組まれることを要望し、終わりといたします。

出典:江別市議会 令和2年第1回定例会 2020年3月6日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる