みんなの議会

江別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月12日

(1)行財政運営について/(2)学校給食事業について/(3)除草剤に含まれるグリホサートについて

2019年9月12日、江別市議会の一般質問で、干場芳子議員が「行財政運営について」「学校給食事業について」「除草剤に含まれるグリホサートについて」について質問し、市長 三好昇、教育部長 萬直樹、経済部長 渡部丈司、総務部長 後藤好人、生活環境部長 川上誠一が答弁しました。

質問者
干場芳子 議員
答弁者
市長 三好昇、教育部長 萬直樹、経済部長 渡部丈司、総務部長 後藤好人、生活環境部長 川上誠一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 干場芳子

早速、質問に入らせていただきます。最初に、行財政運営についてです。毎年公表される江別市財政の現状と課題の初めには、一部省略いたしますが、次のように書かれています。長引く景気低迷や少子高齢化の進展などにより、国の借金は増加が著しく、財政健全化のための地方交付税や国庫補助金の見直しなどによって地方財政は大きな影響を受けており、自主・自立の行政運営のためには、地方は、みずからの権限と責任において、健全な財政運営と的確な行政サービスの両立を図っていかなくてはならない。江別市自治基本条例では、市は、政策立案、実施及び評価の各段階における市民参加を推進し、市民の意見が適切に反映されるように努めなければならないものとし、市民と行政が一体となったまちづくりの重要性を強調している。この冊子は、江別市の財政に関する情報を市民と共有することを目的に作成し、これからの江別のまちづくりのためには、現在の市の姿を御理解いただき、今後、何をどうすべきか、一緒に考えていくことが大切だと考えていると書かれています。将来世代に過度な負担を残すことのない安定した財政運営を確保していくため、限られた財源の中で、財政の健全性を保ちながら計画的かつ効率的な財政運営を行っていくことが大切です。これを担保するためには、情報公開の徹底と説明責任の貫徹により、江別市財政の現状と課題を行政と市民が共有していくことが、今後ますます重要です。さて、平成30年度の財政の現状と課題における今後の財政見通しは、平成31年度の歳入歳出の収支差が13億6,000万円、令和2年度は11億5,000万円、令和3年度は14億6,000万円のマイナスとなる財源不足となっています。財政調整基金、減債基金は、収支不足の解消のために全て取り崩していくと、令和3年度には残高がなくなることとなり、財政は悪化します。歳出の今後の見通しは、社会保障の見直し等による扶助費の増加、投資的経費では、江別の顔づくり事業は令和元年度でおおむね終了しますが、新栄団地や保育園整備、大麻駅跨線人道橋、江別市環境クリーンセンター長寿命化、さらには市役所建てかえなどの建設事業が見込まれています。病院事業会計では、平成29年度の資金不足率が4.3%、平成30年度には10%と悪化しました。こうした中、今年度の予算編成の基本方針の一般財源所要額の5%削減要求に対し3%減にとどまり、今後、会計年度任用職員制度に伴う経費増、消費税率の引き上げに伴う対応、さらに厳しさを増す病院事業会計への繰り出し等、これまで以上に効果的・効率的かつ適正な執行がなされるよう不断の見直しが求められます。今後の江別市財政運営においては、さらなる歳出削減に取り組むとともに、江別市行政改革推進計画に基づいた財源の確保、廃止も含めた事業の見直しや行政評価外部評価制度の充実など、これまで以上に大胆な行財政改革を進めていく必要があります。そこで1点目の質問です。今後、人口減少による市税や地方交付税等の減収に加え、多様化する市民ニーズや財源不足等が生じることが予測され、厳しい状況が続くものと考えられますが、歳出削減に向けた取り組みをどのように進めてこられたのか伺います。2点目に、事務事業及び補助金の見直しについてです。三好市長が就任されて以来、事務事業及び補助金事業をどのように見直しをされてきたのか、具体的な事業数の実績を含めどのようになっているのか、また、この間に休止や廃止などを行った事業数について伺います。3点目は、補助金のあり方についてです。補助金による効果は、市民団体の育成発展に寄与することや市民によるまちづくりの促進、行政需要の多様化への対応や行政の補完的な役割などがある一方で、財政の硬直化、補助金の目的が達成され効果が薄れても、その廃止が困難であること、支出の明確な原則や基準がない場合、画一的、総花的になりやすく、また、本来、行政の責任においてなされるべき事業が、補助金の支出という形で安易になされやすいなどの問題点もあると考えられます。江別市には現在、事務事業評価表による事業が404事業、そのうち補助事業が121事業あり、補助金交付規則や補助金交付要綱などにより交付されていますが、補助事業に対する明確なルールがありません。補助金のあり方について、市の見解を伺います。4点目に、補助金のあり方に関するガイドラインの策定についてです。補助金の交付については、交付基準の明確化、補助金による成果、あるいは効果等の客観的な評価などの説明責任や第三者による補助金の見直しが必要です。これまでの財政面の視点からの一律削減や、個別の補助金の廃止という方向だけでなく、新しい公共の視点からの検討も必要です。統一した基準による補助金の見直しを図るため、ガイドラインを策定すべきと考えますが、いかがか伺います。2件目に、学校給食事業についてです。家庭における食を取り巻く状況を背景として、学校教育においても、子供たちの生活面や学習面を支える食に関する指導の充実が求められています。学習指導要領では、小学校及び中学校の学習指導要領の総則に、学校における食育の推進が位置づけられています。教育課程編成の一般方針の3、体育、健康に関する指導において、学校における食育の推進及び安全に関する指導が位置づけられ、発達の段階を考慮して、体育科の時間はもとより、家庭科、特別活動においてもそれぞれの特質に応じて適切に行うなど、学校教育活動全体として取り組むことが必要であると強調しています。これらのことからも、学校における食育は、各学校で定めている食に関する指導の全体計画に基づき各学校が自立的に考え、各教科と連携して進めています。小学校5校に5名の栄養教諭が配置されており、配置校だけではなく、市内小・中学校において、さまざまなテーマで食に関する指導を行っています。さらに、学校給食では、食と地元農家を結び、新鮮で安全安心を基本とした食材の活用を積極的に行っています。新鮮でおいしい野菜を通して体に大切なことや感謝の心を育む等、食育の一環としても大切な役割を果たしています。なお、地場産野菜使用量は全体野菜使用量の37.0%となりました。また、地場産メロン、トウモロコシ、ヤーコンなど新たな地場産品の使用拡大に努めています。給食センターだよりによれば、給食費は、消費税率が5%から8%となった2014年4月に改定して以来、据え置いていますが、主食の原材料費や加工賃、牛乳等が値上がりしており、副食費を切り詰めることで据え置いているとのことです。江別市学校給食会理事会においても道内の給食費の値上げを行った市の状況等の報告がされています。また、2017年7月に開催された江別市総合教育会議では栄養教諭から、学校での栄養指導を実施する際、受け入れ側の学校の状況によって温度差があるが、極めて限られた中で工夫を加えながら指導に取り組んでいることが理解できました。健康都市宣言を行った江別市らしい、特性を生かした学校給食のさらなる食育の取り組みが大切です。まず、2014年の改定から約5年半が経過しますが、江別市学校給食会理事会の会議録では限られた経費の中での会計の工夫が見受けられます。これまでの食材費高騰等による影響と今後の見通しについて伺います。2点目は、残食率についてです。2012年に食育についての一般質問が公明党の裏議員からあり、給食の食べ残しについての指摘がありましたが、その後の残食率の状況について伺います。また、給食は食べてこそ摂取できる必要な栄養、熱量が計算されて提供されているわけですから、残食が少ないほうが望ましいと考えます。給食を食べる児童生徒の意見を聞き、実態を把握することも重要です。給食時間が短いとの保護者の声も聞かれますが、残食率低減に向けた取り組みについて、どのように取り組んでこられたのか伺います。4点目に、栄養教諭との連携についてです。2017年の江別市総合教育会議で、栄養教諭から受け入れ側の学校現場にかなりの温度差があると指摘されていました。学習指導要領の関係から、限られた時間の中で効果的な指導ができる環境を整えるためには学校側の協力がなければ進まないと考えます。会議では、学校への協力の求めに、月田教育長からわかりましたとの答弁でしたが、栄養教諭との連携について改めてお伺いいたします。最後に、除草剤グリホサートについてです。グリホサートは、世界で最も売れている除草剤と言われています。日本におけるグリホサート系除草剤の出荷量は、この10年で1.4倍、15年前との比較では2倍以上にふえています。なぜこのように売れているかと言えば、あらゆる雑草に効くからです。1970年代にアメリカの農薬メーカーのモンサント社が特許を取得し、販売を始めた除草剤です。2000年に特許有効期限が切れたため、ジェネリック製品が次々と登場しています。2015年3月20日、WHOの専門機関である国際がん研究機関は、除草剤グリホサートを、人に対して恐らく発がん性物質という2Aのカテゴリーに指定しました。カテゴリー1は、発がん性があるの次に当たるものです。2018年には、アメリカカリフォルニア州の男性が、除草剤ラウンドアップの有効成分のグリホサートが原因でがんを発症したとモンサント社を訴え勝訴しました。発がん性以外の健康被害も露呈し始めています。大量のグリホサートが使用されているアルゼンチンの一部地域では、調査の結果、皮膚障がいや腎障がい、呼吸器系疾患、出産時の障がいの多発が明らかになっています。国際農薬監視行動ネットワークが、グリホサートに関する世界中の論文をもとにまとめ、2016年に公表された報告書には、マウスの実験において0.5PPMで男性ホルモンの働きを阻害した研究論文が紹介されています。以前からグリホサートには内分泌かく乱物質の疑いがあり、その可能性は高いと言えるでしょう。日本における大豆のグリホサート残留基準は20PPM、小麦は30PPMであり、男性ホルモンの働きを阻害した量の40倍から60倍です。日本では、逆に、2017年にグリホサートの残留農薬基準を最大で400倍緩和しました。2015年に発がん物質にランクしたことから、その後、各国で禁止や規制に向けた動きが次々と始まり、アメリカカリフォルニア州が州政府として初めて発がん性物質に指定し、さらに禁止など規制が実現した国は、フランス、イタリア、オーストラリア、スウェーデン、ドイツ、ベルギーとなっています。フランスでは、2020年までに完全に禁止すると発表。ドイツでも環境省がグリホサートを含む有害な農薬の段階的禁止を明らかにしました。アジアでは、インドのパンシャバ州が州内での販売を禁止。中国政府は、2019年末までに、残留基準値を0.2PPMに引き下げることを決定しました。日本での大豆の残留基準値は20PPMですから、100倍厳しくなります。世界各国で進む規制に比較して、日本政府の無策が目立ちます。グリホサートがプレハーベスト、収穫前農薬として使われていることも問題です。アメリカやカナダでは、収穫前の小麦に散布し、除草の手間を省き収穫しやすいようにすることが目的です。当然、小麦には残留します。日本政府が小麦を初め、多くの作物の残留基準値を緩和した背景には、プレハーベストの実態があることは否めません。グリホサートの危険性や海外における規制の動きが報道される中、日本でも販売中止や使用禁止の声が上がっています。1点目に、安心、安全な農業、環境、まちづくりを目指す江別市として、グリホサートについての認識を伺います。2点目に、学校及び公共施設における除草剤グリホサートの利用実態の状況について伺います。3点目の質問です。昨年、北海道内の農家へ農業協同組合から、大豆収穫前処理の注意事項についてのチラシが配布されました。使用すれば残留は避けられません。除草剤グリホサートは、ホームセンターや園芸店だけではなく、ドラッグストア、100円ショップでも販売され、誰でも手軽に購入でき、使用していますけれども、健康被害や環境への影響が強く懸念されるグリホサートから市民を守る対策が必要と考えますが、見解を伺います。これで1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

干場議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、行財政運営についてお答え申し上げます。まず、歳出削減の取り組みについてでありますが、市の財政は非常に厳しい状況にあるものと認識しており、次年度の予算編成に向けた具体的な対応を検討するための基礎資料として、毎年8月をめどに中期財政見通しを作成しております。中期財政見通しは、歳出削減等の具体的な対策をとらなかった場合に見込まれる収支の状況を試算したもので、本年8月に開催の総務文教常任委員会に報告した直近の数字では、令和2年度以降の3年間で、各年度10億円を超える収支不足が見込まれる状況となっております。このため、PDCAサイクルにおける事務事業の日ごろからの評価や見直しに加え、新年度予算編成に向けた庁内ヒアリング等を通じての事務事業の見直し指示のほか、厳しい財政状況を踏まえた対応として、直近の2年間では、予算編成方針において、義務的経費を除く管理可能経費を対象に、具体的な削減目標を設定したところであります。これらの事務事業の見直しにより、平成30年度では約2億1,000万円、令和元年度では約3億5,000万円の歳出削減を図ったところであります。次に、事務事業及び補助金の見直しについてでありますが、事務事業等の見直しに関しては、これまでも各部各課における不断の見直しのほか、事務事業評価や施策の外部評価などを踏まえた対応に加え、先ほど御答弁申し上げた予算編成過程における削減率の設定などにより、対応を図ってきたところであります。御質問の見直し事業数などの具体的な数字につきましては、当初予算編成時に取りまとめたもので、軽微な見直しなどを含んだものとなりますが、私が市長に就任し、最初に当初予算を編成した平成20年度からの累計では、見直し事業数は505事業で、うち補助金は110事業、休廃止事業数は30事業で、うち補助金は4事業となっております。次に、補助金のあり方についてでありますが、補助金とは、地方自治法第232条の2において、公益上必要がある場合において認められるものとされており、一般的には、特定の事業や研究等を育成、助長するために、対価なくして支出するものとされております。また、公益上必要があるかどうかの判断は、自治体の長及び議会が個々の事例に即して認定することとなりますが、全くの自由裁量行為ではないことから、客観性が求められなければならないものとされております。補助金による効果や問題点については、議員御指摘のとおりであると認識しており、一般的に補助金は、行政を補完し、公共の福祉を増進させる上で有効な役割を果たすものである一方、既得権化、恒常化しがちであるなどの問題点があるものと認識いたしております。いずれにいたしましても、補助金には公益性が求められることから、事務事業評価や予算編成過程などを通じ、補助の必要性や公平性、透明性などを常に点検、評価するとともに、各種補助金の交付規則や要綱に基づき、適切に執行されなければならないものと考えております。次に、補助金のあり方に関するガイドラインの策定についてでありますが、補助金に関する基準については、その公益性を担保するために、補助金ごとに規則や要綱等を定め、適切に執行しているところでございます。また、平成15年度からの事務事業評価制度の本格実施に当たっての前段の整理として、平成13年度には、補助金の全体的な見直しを実施し、その際には、補助金等見直し要領を策定して、対応したところであります。補助金等見直し要領では、公益性の明確化や公平性の確保、最小の経費で最大の効果を上げることを見直しの視点とし、住民満足度など効果を測定する客観的尺度を設定した上で、補助金の性格による類型ごとに基準を定め、見直しを行ったところであります。また、見直し後は、PDCAサイクルの中で、事務事業評価表とは別に補助金調書を作成し、事業効果の測定や評価を行い、その公表により透明性の確保を図ってきたところでありますが、現在は、他事業と同様に、事務事業評価表による効果測定等に一元化を図っております。いずれにいたしましても、補助金に関しては、他の事業と同様に、事務事業評価制度の中で、事務事業評価表の作成や予算編成過程などを通じ、その必要性や公平性などを点検、評価した上で、規則や要綱に基づいた適切な執行に努めておりますので、今後におきましても、そのように進めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、教育部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 教育部長 萬直樹(教育部長は2021年3月まで)

私から、学校給食事業について御答弁申し上げます。まず、食材費の高騰等による影響と今後の対応についてでありますが、学校給食に係る経費につきましては、学校給食法の規定により、食材費については、保護者が負担し、学校給食の調理などに従事する職員の人件費や施設費、設備費などは、市が負担しております。学校給食費は、毎年度、江別市学校給食会の審議を経て決定するものであり、直近の改定は平成26年度で、今年度まで5年間、据え置いてきたところであります。学校給食費は、主食費、牛乳費、副食費で構成されるもので、米及びパンなどの主食費は、北海道学校給食会と関係団体との契約に基づき決められており、改定当時から約7.1%上昇しております。また、牛乳費は、北海道農政部の入札により決められており、改定当時から約10.9%上昇しております。これらの上昇分は、副食費を切り詰めることで対応しておりますが、文部科学省が定める学校給食摂取基準の栄養量を確保するための献立の工夫も限界に達しつつあります。北海道内他市の学校給食費の改定状況としましては、平成30年度に、札幌市、旭川市、釧路市、北見市、小樽市などが、今年度は、恵庭市、苫小牧市、滝川市などが改定を行っているところであります。食材費は、消費税率改定の影響などにより、さらに上昇が見込まれる中で、当市においては、学校給食摂取基準の栄養量を確保しながら、食文化に触れ、食の楽しさを感じる給食を継続することが課題となっております。このようなことから、来年度以降の学校給食費につきましては、現在、改定も含めて、さまざまな角度から、江別市学校給食会において議論されているところであります。次に、残食率についてでありますが、残食率とは、センター調理場、対雁調理場の各担当校から、月ごとに小学校1校、中学校1校の調査対象校を選び、毎日、測定した残食量をもとに、算定したものであります。過去5年間の残食率の推移でありますが、平成26年度は19.60%、平成27年度は19.70%、平成28年度は18.46%、平成29年度は18.64%、平成30年度は19.54%となっており、ほぼ横ばいで推移しております。次に、残食率低減に向けた取り組みについてでありますが、先ほど御答弁申し上げたとおり、残食率は、平成26年度からの5年間、19%前後となっており、ほぼ横ばいで推移しておりますが、文部科学省が定める学校給食摂取基準は、給食を完食することによって満たされることから、残食率低減は重要であると認識しているところであります。残食率低減に向けた取り組みといたしましては、栄養教諭、調理員、小・中学校の給食指導担当教諭による学校給食献立会議において、残食となる原因の分析を行い、献立の検討を重ねているほか、味つけなど調理方法にも工夫を凝らしているところであります。また、栄養バランスのとれた食生活について、児童生徒に対しては、栄養教諭による食に関する指導や校内放送などにより、保護者の方々に対しては、給食だよりなどにより、啓発に努めております。各学校では、配膳下膳の工夫などにより、給食時間の確保に努めております。教育委員会といたしましては、残食率低減に向けた取り組みをさらに充実させる必要があると考えておりますので、児童生徒を対象に毎年実施している、給食の量や献立などに関するアンケートの項目に、給食時間に関する項目をつけ加えるなど、さらに原因を分析しながら、残食率低減に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。次に、栄養教諭との連携についてでありますが、江別市には5名の栄養教諭が配置されており、小・中学校において、学級担任などと連携して、食生活の重要性や発達段階に応じた食習慣などを内容とする食に関する指導を行っているほか、給食センターにおいては、学校給食の栄養管理、衛生管理などに当たっているところであります。江別市は、平成29年4月に江別市健康都市宣言をしたところであり、健康都市えべつの実現に向けた取り組みを行っております。このことを踏まえ、教育委員会では、小・中学校における健康づくりに関する施策の推進のため、食育の専門的知識を有する栄養教諭による食に関する指導の全小・中学校全学級での実施に向け、平成29年10月の校長会において、働きかけたところであります。その結果、平成30年度の小・中学校における栄養教諭による食に関する指導は、小学校は学級ごとに、中学校は学年ごとに、全小・中学校で実施しております。教育委員会といたしましては、今後におきましても、栄養教諭による食に関する指導を全小・中学校で継続的に実施してまいりたいと考えております。私からは以上であります。

答弁 経済部長 渡部丈司(経済部長は2020年3月まで)

私からは、除草剤に含まれるグリホサートに関しまして、グリホサートを含む除草剤の認識について御答弁申し上げます。グリホサートは、世界中で使用されている農薬の一つで、農業生産者や一般家庭において、広く除草剤として使用されております。国は、食生活を取り巻く環境変化に対応するため、食品安全基本法を平成15年に制定し、これに伴い、科学的知見に基づき、客観的かつ中立公正にリスク評価を行う機関として、食品安全委員会を設置しました。このグリホサートの安全性に関しては、IARC、国際がん研究機関が、平成27年7月に、人に対して恐らく発がん性があるとしたことを受け、平成28年7月、食品安全委員会では、発がん性試験及び遺伝毒性試験の結果から、発がん性及び遺伝毒性は認められなかったとの判断が示されたところであります。国内で使用される農薬は、農林水産省所管の農薬取締法に基づき、安全性を審査し、登録されたものについて、製造や販売、使用が認められており、使用の時期及び方法などの基準も定められております。こうしたことから、農薬に関しては、営農に関する指導機関である石狩農業改良普及センターから、使用時期、使用量、使用回数等の指導を受ける中で、JA道央を通じて生産者へ周知されており、グリホサートを含む除草剤についても、秋まき小麦の播種前の雑草処理や大豆の収穫期に合わせて、必要に応じて適正に使用されていると伺っているところであります。市としましては、グリホサートを含む除草剤については、国が定めた基準に基づき、適正に使用されていると認識しております。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

引き続き、除草剤に含まれるグリホサートについて御答弁申し上げます。学校及び公共施設における除草剤の利用実態についてでありますけれども、学校及び公共施設では、草刈り機等による除草を基本としておりますが、学校では、農村地域にある小学校1校で、雑草の繁茂により、雑草の種子が、周辺農地に影響を及ぼす可能性があるため、また、公共施設では、13施設において、れんが舗道の継ぎ目、建物周辺、屋上など草刈りによる除草ができない場所にグリホサートが含有される除草剤を散布しております。以上であります。

答弁 生活環境部長 川上誠一(生活環境部長は2020年3月まで)

私からは、除草剤に含まれるグリホサートに関する御質問のうち、有害な物質から市民を守る対策について御答弁申し上げます。先ほども御答弁申し上げましたとおり、グリホサートは、世界中の農業生産者、一般家庭で除草剤として広く使用されているものであります。住宅地等におきましては、市民の皆さんが注意事項を遵守し、適正に除草剤を使用しているものと認識しているところでありますが、環境省や農林水産省、北海道では、除草剤の適正な使用を周知するため、印刷して掲示できるリーフレットをホームページで公開しております。市といたしましては、国や北海道の取り組みを参考にしながら、改めて市民の皆さんに除草剤の適正使用に留意いただけるよう、除草剤の使用が始まる時期を捉えて、広報えべつやホームページ等により周知してまいりたいと考えております。

質問 干場芳子

幾つかの要望と質問をさせていただきたいと思います。まず、1件目の行財政運営についてですけれども、御答弁のありましたとおり、毎年中期的な財政見通しを示していただいております。また、市民の皆さんにも、江別市財政の現状と課題を毎年12月ごろに公表していただいていると思っております。2019年度から2023年度の江別市行政改革推進計画では、基本目標3、健全な財政と行政サービスの向上を両立させた行財政運営として六つの項目を立てて、財源の確保として、未利用市有地の計画的売却等、ふるさと納税の推進など財源確保に向けた取り組み、また、業務分析による業務等の簡素化で、事務事業評価表を用いた事業の見直し・簡素化等を進め、より優先度と実効性の高い事業へ集中できる状態にすると示されております。市の財政運営は、市が公表しているさまざまな数値からも、現状の市立病院の経営状況からも、今後ますます市の財政運営全体に影響を及ぼす可能性が高いものと認識しています。市長が諮問した江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の議論経過等を注視していきたいと思っております。事務事業と補助金の見直しについては、御答弁のとおり理解いたしました。補助金については、平成13年度に全体的な見直しを実施し、補助金等の見直し要領を策定し対応を図ったとのことですが、年数にしますと18年も前のことであり、市の財政を取り巻く環境は大きく変化していると思っております。事務事業評価表も若干形骸化しているところがあるかと思います。行政外部の専門家及び市民の視点での評価を行う江別市行政評価外部評価委員会などもこれまで傍聴してまいりましたが、厳しい意見もいただいていたと認識しています。平成21年には、江別市自治基本条例も制定されており、持続可能な行財政運営としていくためには条例に基づく市民への理解を進め、補助金のみならず事業全体を改めて見直していくことが必要だと考えております。近年、多くの自治体で補助金を含む事業全体の見直しがルールづくりとともに進められていることは、厳しい財政状況と人口減少が避けられない中で、かなり先を見通した取り組みと推測しております。こうしたときこそ、市政への市民理解、協力につなげていくチャンスと捉え、さらなる事業の見直しを図っていただくことを強く要望いたします。どうぞよろしくお願いいたします。次に、給食事業についてですけれども、保護者の皆さんから、この数年で、手続を含めて非常にわかりやすいホームページになったという声を聞いております。今、江別市学校給食会でも給食費について議論されているということですので、この辺については、その検討経過を見きわめていきたいと思っております。アンケートの項目の中に、時間のことについても盛り込んでいただけるということです。既にそういうことが聞かれているかと思ったのですが、今回、改めて盛り込んでくださるということですから、その結果を踏まえて、今はアクティブラーニングや英語など、学校の授業そのものが非常にタイトになってきているので、実際にアンケート結果が出たとしてもどこまでできるかというのもありますけれども、ぜひ可能なところで、栄養教諭や調理師、そして学校現場の皆さんの努力がこれまで以上に反映されるような形で取り組んでいただきたいと思います。3件目の除草剤に含まれるグリホサートについて再質問をさせていただきたいと思います。まず、1項目めのグリホサートを含む除草剤の認識についてですけれども、農薬については、農林水産省所管の農薬取締法に基づき基準が定められていることは承知いたしております。ですが、質問文でも触れたように、残留農薬基準の緩和とともに、今では三十数カ国で使用禁止となっている状況等であることから、人への健康影響を消費者として食の安全面から大変懸念しているところです。国会では、昨年11月21日の消費者特別委員会、さらには、ことし3月20日の農林水産委員会でも質疑されております。農薬の使用基準は農林水産省、農薬の残留基準は厚生労働省ということですが、一番大切な私たちの健康、そして、子供たちの未来を考えたときに、農林水産省と厚生労働省の両省がしっかりと議論すべきではないかという委員会での委員の質疑に対して、農林水産大臣は、重要なことだと思っているので、両省が連携をとりながらこの農薬等の課題について議論していかなければならないと答弁しているところです。改めて、こういった経過も含めて、市の見解を伺いたいと思います。

答弁 経済部長 渡部丈司(経済部長は2020年3月まで)

干場議員の再質問に御答弁申し上げます。グリホサートを含む除草剤の認識についてでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、国内で使用される農薬は、農林水産省所管の農薬取締法に基づき、安全性を審査し、登録されたものについて、製造や販売、使用が認められており、使用の時期及び方法などの基準も定められております。国では、農林水産省と厚生労働省がしっかり連携をとりながら、この農薬等の課題について議論をしていくとのことであり、市としましても、引き続き、農薬の安全性や適正使用に関する国の動向を注視してまいりたいと考えております。

質問 干場芳子

国の動向をぜひとも注視していただきたいと思います。次に、2項目めの学校及び公共施設における除草剤の利用実態についてですけれども、御答弁では、小学校1校、また、公共施設では13施設で散布しているとのことですが、学校ではもちろんのこと、ほかの公共施設も子供たちだけではなく、多くの市民が利用する施設だと思っております。私としては、こういった施設だけでも使用すべきではないと考えておりますけれども、いかがかお伺いいたします。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

再質問に御答弁申し上げます。学校や公共施設における除草剤の使用についての御質問でありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、小学校においては、雑草の種子が周辺農地に影響を及ぼす可能性があるため、また、公共施設においては、れんが舗道の継ぎ目、建物周辺、屋上など草刈りによる除草ができない場所があるため、使用量や使用方法など、使用上の注意事項を遵守し、適正に使用しているところであります。今後におきましては、散布場所、効果、持続期間、周辺環境などを考慮し、どういった対応が可能か、他市の事例を参考にしながら、検討してまいりたいと考えております。以上です。

質問 干場芳子

市内の公園では、グリホサートに限らず、農薬は一切使用せずに指定管理者が管理をしてくださっております。私は、やはり公共施設だけでも、こうしたものを使用することは控える、もしくはそれにかわるものを行政として考えるというのが、市民の安心、安全を守る上で重要だと思っております。今、検討すると言われた項目について、先ほどの質問では、すぐに中止してほしいという意図でしたが、いつごろまでにそういったことを検討して、進めていくつもりか、再度質問させていただきます。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

再々質問に御答弁申し上げます。いつをめどに検討するのかとの御質問でありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、今後におきましては、散布場所、効果、持続期間、周辺環境などを考慮し、どういった対応が可能か、他市の事例を参考にしながら、次年度の使用時期までに検討してまいりたいと考えております。以上であります。

質問 干場芳子

次年度までに検討するという御答弁でしたけれども、私は、行政としては市民の安心、安全が最優先であるという視点に立ったときに、次年度までという対応はどうなのかと思いますが、検討をしていただけるということですので、ぜひ早急にそのあたりの検討を進めていただきたいということを申し上げたいと思います。次に、3項目めの有害な物質から市民を守る対策についてです。国の方針から申し上げますと、使用を中止するというのは現状ではなかなか難しいと思っております。先ほど、質問の前段でも申し上げましたけれども、日本は余りにも世界の流れに逆行していると思っております。自治体として公共施設では使用しない、そして、予防原則に基づいて、江別のより一層の安心、安全な農業、まちづくりに取り組んでいくために、自粛などを求めていくべきではないかと思いますが、その点についてのお考えをお伺いいたします。

答弁 生活環境部長 川上誠一(生活環境部長は2020年3月まで)

再質問に御答弁申し上げます。グリホサートを含む除草剤の使用の自粛などを求めていくべきとのことでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、グリホサートは、世界中の農業生産者、一般家庭で除草剤として広く使用されております。市としましては、国や北海道の取り組みを参考にしながら、市民の皆さんに除草剤の適正使用に留意いただけるよう、広報えべつやホームページ等により周知してまいりたいと考えております。以上であります。

質問 干場芳子

今、国が進めている、17の目標と169のターゲットを定めたSDGsでは、目標3、健康な生活というところで、その中のターゲット9に、有害化学物質による大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させるということを目指しています。環境と人体への影響を考えて、こうした懸念されるものについては、やはり削減するという努力をしていくべきだと思っておりますので、自治体として、国の基準によらずに進めていくことはなかなか難しい面もあるかと思いますけれども、そういったいろいろな流れを踏まえながら、これからの安心、安全なまちづくりとして、化学物質の削減に向けて取り組んでいただきたいと思っております。以上で、私の質問を終わります。

出典:江別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月12日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる